2013年6月18日火曜日

徒然ネタ

#徒然その一
twitterでちらほらつぶやいたのですが、ちょっとしたミリネタ。
ちょっと前に韓国でF-15Kがマンホールの蓋踏みぬいたとか、視察できた将官が緊急脱出操作しちゃったとかイロイロあったり、KF-16の稼働率が...という話はまぁ、わりとミリオタなら知っている韓国ネタでもあったのですが、最近状況は変わっているようです。

韓国政府とボーイング社がF-15のPBL契約】 / MILスペックモニタリングサービス


��月に米国ボーイング社は韓国空軍のF-15K(スラムイーグル)戦闘機の運用・維持のために3億ドルのPBL契約を締結したと発表した。5年契約は、韓国空軍が保有する約60機のボーイング社製F-15Kの長期的な存続を保証するもの。
(中略)
アジアン・ロジスティクスの世界でTier2( ティアツー )国である韓国は既に指導的な立場にある。韓国のロジスティクス・システムは米国を中心としたNATOシステムと統合化されており、あらゆる装備品は共有化され運用されている。
(中略)
海外のマスコミ報道によれば米国にとっては現在同盟国である日本よりも韓国のほうが実務的であるとさえいっているのである。
(中略)
沖縄嘉手納基地に配備された54機すべてのF-15戦闘機の整備は全面的に韓国プサンの大韓航空によって持続管理・整備が図られることになる。わが国の嘉手納基地に米空軍が配備するF-15はわが国防空、制空の重要な一翼を担っており、韓国民間企業による維持管理・整備契約はわが国のロジスティクス体勢の立ち遅れを象徴する衝撃的な出来事である。


いさくさんのTwitterで、嘉手納のF-15だけじゃなくてF/A-18も今や韓国で...という話があり、「へっ?」と思って調べてみたら、極東アメリカ軍航空機は今や韓国の大韓航空によるPBL(維持整備に係る民間企業への業務委託)契約のもと、整備が行われています。
もう、F-15Kの整備のためにロッキードから技術者を呼ぶ必要も(一応は)ないんですね。
現在のKF-16の稼働率は知りませんが、これにより韓国産業全般に及ぼす影響もあるのでしょう。
ちなみにF-35の極東アジア地域PBLは三菱重工が請け負うような話がありますが、これもはてさて。という感じですかね。

#徒然その二
艦これでも、とうとう正式に「海上護衛」という掛け軸が公式アイテム化するほど局所で引用される大井篤氏。大井篤氏といえば海上護衛戦、で、その海上護衛戦の様子とは。

船舶喪失と海上護衛参謀の回想。

読めば読むほど、「これはアカン」という気分にさせてくれること請け合いです。何より自分がびっくりしたのは以下の下り。
昭和19年(1944)3月、海軍省教育局が徴用船員向けの小冊子「船員ニ告グ」である。 大和魂・武士道精神の発揮。 金剛精神の発揮が輸送効率につながる。また「心眼で見張れ」と述べている。 


...し、心眼ですか。1944年の段階で...。こんなこと書いたやつは自分がマグロ漁船に乗って哨戒ラインを航行する任務に就けばいいんですがね。

わりと知られていませんが、日本の敗戦後に日本海軍に並々ならぬ不信感を抱いた人たちに徴用されてすり減らされた船員のほか、マグロ漁船の漁民たちもいまいした。彼らも徴用されて哨戒任務についたのですが、非武装同然ですから被害続出なわけです。いろいろとげんなりするエピソード満載ですよ...海上護衛ってシロモノは。

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実は学研で復刻された「海上護衛戦」、こちらももう絶版みたいですね...こういうのはKindle版でもいいから出してくれないかなぁ(学研さん、ちらちら)。
信じられねぇなぁ、もう。というわけで、お手元にある方は是非とも大事に保管しておく必要があるようですよ。
それと、防衛庁防衛研修所戦史室の書籍も電子書籍になっていいころあいじゃないかなぁ。


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