2004年12月30日木曜日

TOKYOブローカー 1

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TOKYOブローカー 1 (1)
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楠 みちはる
講談社 (2004/12/27)
売り上げランキング: 5,876
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元地上げ屋で今は中古外車のブローカーの寺田、彼の仕事仲間でありブローカーでもある元ホストで、JB(Sex machine)の異名をもっていた、ダッヂ・バイパーを乗り回す仕黒の二人に、ノブが出会ったことにより、彼は二人からクルマとオンナ、そしてブローカーという存在を通して「大事なこと」を教えられていく、そんな物語だったりします。
まぁ、なんていうんですかね、湾岸ミッドナイトがクルマと人生というフレームだったら、こっちはクルマはあまり表に出ず、オンナとブローカー(経済)と人生っていうようなフレームで物事を語るところは相変わらずです。(とはいえSEXシーンなんてほんの数コマで、大半はそれまでにいたる能書きとその後の能書きに費やされるわけなのですがw)

「ちゃんと考えろ、考えるのはタダなんだから。それっきりの一度きりと、二度めもある一度きり・・・その意味は全然ちがうよな」(P148)

含蓄あるなぁ(w ほかにも色々ありますが、というわけで、オススメで。いや、それよりも湾岸のほうを勧めてもらいたいっーところもあるんですけどね。

HELLSING 第7巻

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HELLSING 7 (7)
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平野 耕太
少年画報社 (2004/12/27)
売り上げランキング: 38
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おすすめ度の平均: 5
5 最高の出来栄え


"少佐"に率いられて吸血鬼化した最終大隊がロンドンを阿鼻叫喚の地獄絵図に染め上げ、英国の守り手であるヘルシング(王立国教騎士団)本部を襲うゾーリン率いる中隊相手に傭兵隊長ベルナドットが斃れ、セラスは彼の血を吸い、本物の吸血鬼と成り果てる。インテグラの執事であったウォルターが敵の手に堕ち、一方のヴァチカンの騎士団もまた混乱に乗じてロンドンに乗り込み、ヘルシング=アーカード/セラス、"中佐"=ナチスSS、マクスウェル大司教=ヴァチカンの三つ巴の決戦が始まろうとしていた・・・というわけで、待ったなぁ。ようやくですよ、今回はもうベルナドット隊長で決まりではないかと。もうこれで話が進めばいいのですがね(w

2004年の最後に(2)

CA20041230

本の溜め込みすぎだー。

というわけで目下最大全速で読みふけり中。いや、コミックはいいんだが・・・小説が。「万物理論」と「戦争の法」がネックか。他にも再読本もあるしなー。ともかく目下もりもり読書中。ああ、夕方からはちょっと恒例の旅に出かける予定なのだが。

というわけで、読書の真っ最中。ああ、頼まれていたDVDへのデータも焼かないと!、意外とやることが多い年の瀬です、はい。

2004年の最後に(1)

こういう話はブログでは相応しくないと理解しているが、どうか赦してほしい。

この文章を読んで不快になられた方がいたとしたらことさら平身低頭するしかない。


ちょっとした記録として、の話です。長いのでご了承を。


 


ようやく雪もなくなった春先の話だ。

その電話を受けたのは、出張先からで、なおかつ間が悪いことに納品間際だった。


その時はまだPHSだったので、同行していた社員の携帯だった。職場からで、
父親の入院先の病院から危篤の知らせだった。慌てて病院に電話すると、看護婦から父親が亡くなったことを告げられた。
えらく現実感のない展開にさほど混乱せず、同行した社員に半ば言われるがまま、最低限のセットアップだけ済ませて、
JRに飛び乗って札幌までとんぼ返りする羽目になった。



父親は北海道の東部、帯広地方の片田舎の出身だった。次男坊であることからそうそうに独り立ちすることを迫られたためか、
北海道人の親族によくありがちな選択、つまり、自衛隊に職を選んだ。十勝沖地震の時の救援に赴いたことをよく酒の席で語っていたし、
M2ブローニング機関銃を扱う分隊にいたようで(詳しくは聞くことはなかったが)、当事は結構ムチャをしていたらしい。
最終的には札幌に新たに創設されたばかりの第11師団の偵察隊が最終配属先だったようだ。
部隊の立ち上がりまではいたと以前話をしていたのを思い出す。今、HPでその偵察隊を調べると第11偵察隊のようだ。

幼少の頃はちょくちょく真駒内の駐屯地に電話をかけては、
まだ部隊にいる知人と電話をとっていたことを思い出す。



父親は、よく言えば豪放だったし、悪く言えばアバウトで後先考えない人物だった。ついでに見栄っ張りなところもあった。
また思い込みと自分に対する根拠のない自信からか、まともに人生設計を考えていたとは考えられず、
決して人付き合いもいいタイプではなかった。真っ当に考えれば自衛隊にいればよかったはずと思うのだが、
そうすればおそらく自分は居なかったのか。ともかく、事実母親のぼやきも大抵は老後の心配すらしていない父親に向けられていた。



自衛隊を辞したあと、運送業に転職したため、事故品扱いになったガラクタを持ち込んではそのままにしっぱなしという、
北海道の田舎人らしいいい加減さがあった。ゴミを始末するのにさえ金がかかる。と言ってもあまり深刻ぶっていなかったし、
母親と自分はそのおかげで頭を抱えることが二度三度とあった。



また定期的といっていい割合で交通事故関係のトラブルに巻き込まれるのも家人としては閉口していた。
まともに本社づとめをしていればよかったものの、何を思ったのか、
トラックを個人で購入したために稼ぎの大半を車検やなにかと取られたことを考えると、本当にアバウトすぎて何を考えていたのかと、
今でも思うのだが。また、自家用車については自分がほとんど購入したり、保険に入ったり、車検などの手続きをしたり、本当だったら、
これって・・・と思うこともないわけではなかったのだか。


とはいえ、小学生時代、夏休みとなると自分をそのトラックに乗せて、
田舎やあちこちへと連れていってくれたのを思い出す。ニコチンの匂いに満ちたトラックの後部にある寝台スペースに横になり、
車酔いに戦っていたのもいい思い出だ。別に車の旅は苦にならなず、どちらかといえば深夜に移動しがちなのはこのせいかと思わないでもない。


酷評をつづけているが、父親は息子である自分には甘かった、と思う。
佐藤大輔風に言うことを赦してもらえれば、子供の教育に金をケチるような下卑た人物ではなかった(出来が悪いのは自分の問題であるが)。
80年代に自分が親戚に連れられてみた映画「TRON」にハマってパソコンに興味を示したときに、父親がNECのPC-6001(いや、
mk2が出る寸前だったか後だったか。ならmk2買ってくれればいいものを、
そこらへんはやっぱりアバウトだったのだ)を自分に買い与えていなければ、今、自分がこの職についている可能性もなかっただろう。


また、おおよそ、タバコ以外のことに関して、
特に酒方面は自分が幼少の頃から教え込むところがあり小学生のころから妙に酒に強くなってしまったことも父親の一因のはずだ。もう一人、
ガキの自分に酒の味を教えさせた
叔父曰く、自分の父親から悪いことを教わったから、
そのお返しとして、自分にあれこれと教えているのだ。と言っていたのだが。酒についてはたった一つ、
酔っ払っても醜態は見せるなと告げられたことを思い出す。今でもそれを守っているのだが。


また、中学から高校進学するにあたって、進路をどうするかは自分が決めた。
三者懇談の時に担任教師から散々止められたが、興味のある電子科へ進むことを選んだが、
流石に滑り止めの私学を選択するときには二の足を踏んだ。当事、自分の中ではかなりの確立で私学へ行くことも覚悟していたのだが、
両親に学費の負担をかけさせることは躊躇ったのだが、そのことを告げると父親は「かまわんさ」と一言言ったきりだった。まぁ、
大方の予想を覆して自分がまんまと最初の志望校へ合格してしまったので、実のところ胸をなでおろしていたかはしらない。



最初の職を選んだものの、
家を離れた自分が病気に倒れたときには後々母親が語るのを聞けば父親は自分に無理を強いたのではないかと後悔していたという。
確かに家を離れるにあたり、「さっさと独り立ちできるようになるくんだな」と送られたが、そう言われるとあの時病院から父親にかけた電話で、
何かを言い出しかねていた父親のことを思い出す。その件に関しては特に改めて聞くこともなかったが。


実家に戻って札幌で今の職についてから、
正月となるとあれこれ卓を囲んで二人きりで酒を酌み交わしつつあれこれと話をするのが毎年の恒例となっていた。
最近は、定年まであとわずかということだったが、運送業の担当が替わり、
中々の激務だとこぼしていたが、あと数年の辛抱だよと話しをしていたが、その時はもう病魔が確実に蝕んでいたのだろう。
えらく痩せてきていると気がついたのは、体の異変を訴え始めてからだった。腹が張り、
傷みが止まらないといわれて触ると筋肉のこわばりがあった。自分が小説やなにやらで仕入れた医学知識が頭の中で駆け巡り、
尋常ではないことに気がついたが、車に乗せて緊急病院へ駆け込むことがその終わりの始まりだった。


緊急病院の診察では、極度の便秘で硬い便が腸に固まっている状態だ。といわれたが、
それにしては傷みが続きすぎると思い、渋る父親をせきたてて次の日に近くの消化器科病院へ行き、簡単なレントゲンを取ったところ、
医師がいささか険しい表情を見せていたのに気がついた。リスキーな状態で、癌かと思ったが、その時はその時だとあまり深くも考えずに、父親に明るい口調で、「でどうするさ、
癌なら告知アリにする?」と聞いたところ「かまわん」の一言で、告知の書類にサインをした。次の検査日には自分が来るまでもないと思い、
母親に連れてってもらうように手配をしたが、これは自分の最大の手落ちだったと今では思っている。



病院から出してもらったクスリである程度は傷みが取れたらしいが、それでも体調が悪いという。間が悪くて仕事の納期が近づいており、
おまけに周囲の手際のせいでトラブル三昧だったため、自分のほうもバタバタしていたが、言い訳にはならない。流石に様子がおかしいので、
病院の宿直医に話を通して、仮入院という扱いにしてもらい、納品日当日未明に病院へと連れていった。



今でも思い出すのは、支度をしている自分をじっと見ていた父親の姿だ。視線に気がついたものの、あの時父親は何を言いたかったのか、
どうして言わなかったのか。そして自分もどうして言わなかったのか。

病院へ連れて行き、空き病室のベッドに寝かされた段階で、父親に、「まぁ、出張だけど日帰りだから、あとでな」と言って、「ああ」
と答えたのが最後のやり取りになってしまった。

帰り間際、宿直医に呼び止められ、胃カメラの写真を見せられた。どう考えても尋常ではない瘤のようなものが見えた。いささか考えたあとに
「癌の腫瘍ですか?」と聞くと「はい」という答えだった。「今すぐどうこうというシビアな状況ですか?」「それは大丈夫です」
というやり取りを母親に伝え、動揺しないように告げ、仕事が終わったら速攻で戻ると話をして、病院を出た。



そして冒頭のやり取りに戻る。結果的に自分の判断は大間違いだった。

病院に戻って、医長から事の次第を聞く。「進行性の胃癌で、ステージ4で」と言われるが、難解すぎる言い方をするのに頭がきて、
「それってスキルスですね」と聞くとコクリと頷く。スキルスであれば完治は難しく、手術も難しい。化学療法か放射線治療しかなく、
余命をいくばくか伸ばすぐらいのものだ。頭の中でいらない知識だけがグルグル駆け巡る。





父親の死に目に会えなかったのは、自分が今後生涯に負わねばならない咎だ、と思う。





それからバタバタと葬儀の手続きをこなす羽目になった。驚くべきことに父親が数日前にしたためていたという手帳には、
自分を手間取らせないためか、親族の連絡先が書かれてあり、
こんなところで用意周到さをだすなら日ごろの健康に気をまわしておけばいいのにと思うが、正直ありがたかった。

葬儀事態は
無神経な親族の言い方にも腹を立てたが、
ありがたいことに葬儀は駆けつけてくれた中学時代の友人・・・数ヶ月前に自分の祖父の葬儀を取り仕切った友人と、
金銭面の計算に明るい友人のおかげもあって、収支も正常に、親族もある程度は満足させる形で終わった。



父親が後悔のない人生を送ったかは判らない。満足していかとも尋ねることはなかった。何故なら、
そんなことを考えるにはまだいささかなりとて早いと自分の中では決めつけていたのだから。





だが、そうではないと今では考えている。




葬儀の最中、どちらにしても父親は亡くなったことは事実であり、大切なのはこれからであり、優先順位を決して見誤るな。
と何度も自分に言い聞かせた。これからもそれは変わらない。

��月に交通事故で車が横転していても奇跡的に怪我一つなかったことは何かの幸運であったとしても、
人生はいついかなるときでも終止符をうつときがある。それは誰にもわからないのだ。

生きたいと願い、死んでいく人もいれば、そうではない人もいる。不意に訪れた何かにより死ぬ人もいれば、そうではない人もいる。
死にたいと軽々しく口にするぐらいならばさっさと死んでしまえと今でも思う。しかし、それでも・・・この世には、
そういう人に対してさえ生きていてほしいと願う人もいるのだということを忘れてほしくはないが。



すくなくとも生きていくことを願うのであれば、人生を楽しみ、真摯に生きていこう。そうであることを願い、実行していこうと今は思う。




 



絶望に効くクスリ 3―ONE ON ONE (3)

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山田 玲司
小学館 (2004/12/27)
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いいペースで出ている「絶望に効くクスリ」。うん、今回の話はいままで一番面白い人達が出ている。
無論作者の言い分を100%受け入れることはできないことはあるが(現状の世界と個の関係が今いちはっきりしないところがあるので)、それでも、インタビューの「おおっ」という言葉や考え方が、作者のフィルター越しに伺えるのが面白い。
個人的に面白かったのは絵本作家の五味太郎氏、「原則的に心の平和なんて求めちゃダメだよ。神様は無能なんだから」とか、禅僧の玄侑宗久氏の「渡り鳥が旅に出るときに話し合いしてますか? なんとなく旅立つんですよ。人生はコントロールできないからすごいんですよ」とかいうくだりが最高だったりする。
他にも同性愛者のエイズ予防に携わる医師とか、そりゃもう目から鱗の話とかがでてきたりするわけだ。必読だと思います。はい。

本当に読めるのか?(年末読書本一気一言コメント)その一。星界の戦旗(4)

調子にのってここ最近、年末に読む本を、という名目で色々と購入しつづけていたが、ふと思うと、これって読みきれないのじゃないかと思う量を買ったということに気がつく今日この頃。大体、ほかにもやること山ほどあるじゃん! 

というわけで、いままで読んだ本を一気に紹介しようかと。

星界の戦旗 (4)
星界の戦旗 (4)
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森岡 浩之
早川書房 (2004/12)
売り上げランキング: 39
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おすすめ度の平均: 3.8
5 予定はどうなる
2 期待したわりには今ひとつ
4 星界の戦旗 4 (4)




待たせたなぁ・・・(苦笑)。えーっと、ラフィールとジントがあまり表に出ていませんな。長い長いブランクを埋め合わせるように世界をもう一度再構築して、もう一度、というのが実際のところでしょうか。
正直登場人物のイメージを思い出すのに苦労しました。時間があれば、1巻から再度読みたいのだけれど難しいかも。次はこんなに待たせることはないというらしいのですが、せめて三ヶ月内あたりに出てくれるといいのだけれどねえぇぇ。

2004年12月28日火曜日

あの島は一体どうなった?

スマトラ沖の地震による津波はインド洋沿岸諸国で被害をもたらしているが、ニュースを見ていて・・・
インドあたりまで被害が出ているってことは、はてディエゴ・ガルシアはどうなってんだろう?という疑問が生まれた。



ディエゴ・ガルシアはインド洋の小さな環礁の島なのだが(正確にはここは英国インド領)、結構あくどい手を使って(まぁ、
イギリス人らしいって言えばそうなのだが)島の島民を追い出したため、今、ここは米国と英国の軍施設しかない。
という形になっている(なにしろ、"http://www.dg.navy.mil/">米軍のホームページもあるぐらい)。ちなみに"http://members.tripod.com/~cartoonlife/diegoinfo.html">島の形はこんな感じだ。


イラン革命で中東の足場を失った米軍にとってみれば、このインド洋に浮かぶど辺鄙な島は恐ろしく戦略的な価値がある。
アメリカの恒久的な軍事施設は、インド洋ではここでしかなく、アメリカ本国・ハワイ・日本・フィリピンときて、
中東へと続くSLOC(海上交通路)の重要なポイントでもあり、航空機の燃料補給にも重要なポイントとなる。

事実、湾岸戦争、アフガン侵攻、イラク戦争と三度にわたる戦いではこの地からB-52などの爆撃機が飛んでいたりする。もっと言えば、
この場所は米軍の事前集積所ともなっていて、
師団規模の軍事車両を格納したままのAOE(高速輸送艦)が停泊しているとかしていないとか(この洒落にならない米軍の兵站能力については最近の軍事研究での連載が詳しい。
いつかまとまらないものかと待ち望んでいるのだが)。


2chの軍事板でもスレッドが立っているぐらいだが、あんな小島、大変だろうなぁとか思ってこのコンテンツを書いていたら、
極東ブログの作者の方が開いている"http://d.hatena.ne.jp/finalvent/">はてなダイアリーのほうで早速ニュースのピックアップがあった。


"http://www.abc.net.au/news/newsitems/200412/s1273118.htm">Deigo
Garcia military base unaffected by tsunamis
」(ABC)。まぁ、
タイトルだけ見ればおおよそわかるかと。



英語でもtsunamisって言うんだ。つーのは語源が日本からだから、らしい。台風もそうだっけか。

ともかく、今回の地震による津波だが、歴史上最大規模は520m(!)。
初めて読んだときは52mのタイプミスかと思ったがそうではないらしい。詳しくは、「ARTIFACT -人工事実-」さんのコンテンツ
"http://artifact-jp.com/mt/archives/200409/tsunami520.html">津波の世界記録は520m
」でどうぞ。



と、タマには珍しく時事ネタ+トリビア?ネタで終わったようでなにより。年末にかけて読書とか今年の総括をまとめている最中です。ではでは。



2004年12月25日土曜日

ubicast Bloggerによる投稿テストだったり。

いちいちココログにアップするのにサイトにつないで・・・というのが億劫になってきたので、あるサイトで"http://blog.ubicast.com/">ubicastBloggerの存在をしって早速インストールの上、
テストしてみたりする。


おおう、これは楽かもしれぬ。第一にココログのあのエディタには時々腹立たしいことがあった。

(もう一つ言うなら、ThinkPadの要らぬ機能でInternetの進む/戻るがキー登録されているため、
折角書いたコンテンツがパァになったことも一度や二度ではなかったりするし・・・)。



まだ色々とテスト中ですが、使い勝手が良かったら次からはこれにしよう。size="5">なによりフォントの変更が割に楽だし(w



2004年12月22日水曜日

カウボーイビバップ ベストCD

COWBOY BEBOP TANK!THE!BEST!
COWBOY BEBOP TANK!THE!BEST!
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アニメ主題歌 シートベルツ 菅野よう子 Reynada Hill RaJu Ramayya Ilaria Graziano 山根麻衣 ティム・ジェンセン
ビクターエンタテインメント (2004/12/22)
売り上げランキング: 9
通常24時間以内に発送
おすすめ度の平均: 4.33
5 ベストです。
4 安とは思うけど
4 ベスト盤と同時に、ベーシック盤。


商売上手だな!(w
おまけにこの期に及んでまだ新曲を三曲追加かよ・・・orz. 
この手のコレクターアイテムは買わないように(買うとキリがないので)しているのに、むらむらと購入欲が・・・。

年末でも金がないのだけれど、買いにいこうかな・・・というわけでメモとして。

2004年12月20日月曜日

神はサイコロを振らない/大石 英司

神はサイコロを振らない
大石 英司
中央公論新社 (2004/12)
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10年前、東京沖で消息を絶ったYS-11が、量子力学の悪戯か、時を越えて羽田空港に着陸してきた。
乗り込んでいた人々にとって、そして残された人々にとっての10年間。そして、残された時間。
父親を殺すために飛行機に乗り込んだ若者。前途あるテニスプレイヤーの卵、美貌のソリスト、新進気鋭の物理学者、様々な者達と、取り残された人々、そして彼らをサポートする人々。人々の生き方をつむぐ、そんな物語です。

まぁ、なんですな、確かにどこかで聞いた話といわば聞いた話なんですが、大石英司氏が纏めると、自衛隊も(US-1も、F-15DJも出てくるしさ)、公安も、警察も、そしてオタク(今回はコミケを泣く泣く諦めた婦警さんだ!(w)も出てくる・・・なのに、どうして、こんな泣ける物語になるんだ、ヲィ。
この作品は大石英司作品の中でも極めて一般ウケしやすい作品だと思います。
クライマックスの様々なシーンの挿入はもう何でもアリ感漂っていましたが、いつもの軽妙なノリはそのままだったりします。しかし、川崎市役所の職員二人、いい味出してるなぁ・・・。

と、いうわけで大石英司氏初(一応"ジャパンカード"はあるけど)の、オリジナル・ハードカバー。オススメです。
しかし、札幌のコーチャンフォー・ミュンヘン大橋店。あっさり新作平台に乗せているわりに、PC検索に登録されていないのはすっかり騙されるところだったぞ・・・。

2004年12月17日金曜日

物欲の日々。

福野礼一郎の宇宙 (甲)
福野 礼一郎
双葉社 (2004/12)
売り上げランキング: 6,849
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おすすめ度の平均: 5
5 福野礼一郎の宇宙
5 最近読んだ中で最もおもしろいエッセイ集(って感じ)

福野礼一郎の宇宙 (乙)
福野 礼一郎
双葉社 (2004/12)
売り上げランキング: 1,552
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no image
遥かな町へ
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谷口 ジロー
小学館 (2004/11/30)
売り上げランキング: 21,220
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他にも買ったけれど、とりあえず。出だしだけちらりと読んだだけだけど、福野さんの本は相変わらず縦横無尽に該博な知識とそのスタンスで読ませてくれる。何がどうして、市井では「自動車評論家」で通っている氏が冒頭からスホーイ15でそこまで熱く語れるのか(w あげくに50年代60年代の冷戦期のジェット戦闘機がたどった技術的ブレイクスルーを書きながら、氏の直筆(!)のコメント&デザイン付き(いや、これが上手いんですわ。構造をちゃんと捕まえているからなんだろうか)。
結局はスホーイ15のあの野暮ったいデザインは、単なるデザイン感覚から発生したものじゃなくて、当時の技術状況とか運用思想から導きだされたのだよ、というわけで、結局は工業製品たる車もそうなんだよ、というわけで、他にも縦横無尽にあれこれと色々なモノを取り上げているようなので、これからが楽しみ。
すべて読みきったら、もう一度書評で取り上げます。年末読書は山ほどあるぞー(w

谷口ジロー氏の作品は、前から気に入っててコミックになるのを待っていた作品。
これも今日に改めて取り上げる予定です。

2004年12月14日火曜日

ライトノベル完全読本 Vol.2

ライトノベル完全読本 Vol.2

日経BP社 (2004/12/04)
売り上げランキング: 617
通常24時間以内に発送


新海誠氏の作品を見るまで、時間つぶしに見てました。
ショックだったのは、野田"宇宙軍大元帥"昌宏御大が大腸癌を患われていたこと。本人が残り余命1年ぐらいかなぁ。とか書いているのは凄いショックでした。ああ、貴方の書かれた「スペースオペラの書き方」は今でも自分が小説を書く時の原典ですよ! 是非、ご健勝であられることを!

スペース・オペラの書き方―宇宙SF冒険大活劇への試み
野田 昌宏
早川書房 (1994/10)
売り上げランキング: 83,422
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おすすめ度の平均: 3
3 本当にハウツーものとして読む人がいるのかは、疑問?


あとは、"散歩男爵"こと稀代の衒学家新城カズマ氏と賀東招二氏のライトノベルをとりまく状況の対談とか面白かったですよ、はい。

ツレヅレ

��15年来の友人たちと忘年会、ドイツ料理で舌鼓。
「でもやっぱりドイツだよね、料理にバリエーションがない」
「基本的に蛮族だし」
「保存食だし」
「イギリス料理も酷い(友人はロシア-北欧-イギリスと行った経験もあるので)が、ドイツ料理もなぁ」
とまぁ、そんなことをいいつつ、ビール飲んだりワイン飲んだり。二次会はうってかわって日本の場末ちっく漂う居酒屋でハイボールを痛飲する羽目に。おかげで月曜日の午前中まで酒が残る始末。あー、ふらふら。

��「雲の向こう、約束の場所」ネットであれこれと感想を読む。
んー、確かにセカイ系(自己と世界の間に社会がなく、ぶっちゃけ言えば、好きな彼女や彼氏と世界の「重さ(重要性)」がイコールになってしまうこと。実は自作の小説もこの問題にぶち当たってさっぱりキーが進みません!)ではあるのだけれど、それで作品を貶めることにはならんわなぁ。と思います。
ただ、主人公の年齢はそれぞれ+3にして、高校→大学生のほうが良かったと思うね。正直、東京のシーンで勘違いに気がついたし(あれ、冒頭は高校生じゃなかったの?と)。中学生でバイトで自作飛行機ってのはいくらなんでも、ねぇ。
難癖つけてるけど、それだけ評価してます。DVDでたらきっと買う。あと、新海さんには30分の尺で作品を作るか、いい脚本か、脚本家、もしくはサポートチームが居ればもっといい作品になるのではないかと。

��「ハチクロ」アニメ化かぁ。微妙だなぁ。
ちなみに自分はハチクロ読んだ女性陣にすべからく評判が悪い真山が大好きだったりするので(w
(いいぢゃんよ、ストーカーでも(w)真山がどういうことになるのか、ビビリが入っているのですけれど。

��Thinkpad復旧。
忘年会でもこの話題。どうかなぁ、Thinkpadもこれでおしまいかなぁ。あまり合併先のメーカーもいい評判聞かないんだよなぁ。大和研究所だけでも独立しませんかねぇ。Thinkpadのフィロソフィー、質の高い作りとサポートは続いてほしいなぁ。ちなみに自分のThinkpadT41も見事に復旧。バッテリーがイカれていただけでした。よかった。

2004年12月13日月曜日

「雲のむこう、約束の場所」

雲のむこう、約束の場所」を見ました。

「ほしのこえ」の新海誠氏が総指揮をとって作った新作アニメーション映画ですが、ほぼ一人で作りあげた前作とは違って、今回はコンベンショナルな制作体制で作った作品となっており、どうなるか不安半分でみたんですけど、これは映画を見たファーストインプレということで(そのまま忘年会に突入したのでアルコールで頭が回っている一面きがあるので)、そのままの感想を。

新海誠氏の可能性と限界を垣間見えた作品だと思いますね。
予告編のシーンにあって本編でなかったシーンがあったようなので、カットしたシーンがあれば、もう一度見たいな、とは思いますが、90分弱という作品の上映時間の中で、いささか冗長に過ぎる展開があり、脚本的な粗も多々ある。ましてや90分という尺の中で、もう少しヒロキ、タクヤ、サユリの葛藤に力点を置いて描けば(冗長に過ぎるそれまでの光景演出を除いて、ですが)、もっと面白かったかもしれない。いや、3年後の三人の境遇にもう少し・・・というのもある。

それでも、新海誠氏のその巧みな演出、冬の凍てつく光景、春の息吹、夏のもえる夏草と太陽、そして泉の匂いは氏でしか成しえない領域だと思うし、それは日本のアニメーションの中では、(自分達にとっての)リアルな日本の光景を写していると思う。宮崎監督作品が、主にヨーロッパの光景を描くのと違い、新海作品はその大半がリアルな自分達の光景を映し出している。特に自分にとっては、ヒロキ達の学校と同じぐらいボロな学校出なので、特にその印象が強い。そういった強みは、氏の作品だけが持つ鮮烈なほどの輝きだと思う。

それでもなお苦言を呈せば、作品の中身がまんまガイナックスのたどった道筋、つくり、トップを狙えから(ナディアをすっ飛ばしてあれだけれど)エヴァにいったような形もあり、その点はどうかとは思う。ただ、エヴァとは違って、あのエンディングの後、三人の境遇に思いをはせれば、どうなるか。という点も気がかりではあるのだけれど・・・。

難癖をつけているようだけれど、きっとDVDが出たら買うだろうなぁと思いますね。それだけのハイクオリティな作品でした。

作品世界中、MBT(主力戦車)を鉄道輸送しているけれど、広軌なのかなぁとか、F-22がSu-27系にまんまとやられるのかよ、とか、そんな細かい突っ込みはナシにして(極々些細な話なので)、アニメ好きなら見るべきだし、今の日本アニメーションの極北には、ハウルではなく、この作品だってあるんだ、そう思います。

2004年12月10日金曜日

メモ

カウボーイヒデブ
ttp://www.geocities.jp/gifbin/hidebu/
(一応某所に配慮してます)

いや、笑った。噴出すかと思ったよ。メモとして。

Communication on Wired.

��MSNに登録してみた。一応、barserga@hotmail.co.jpで。

メッセかぁ。とか思いつつ、友人とあれこれと早速試しながら、ああ、自分ってばチャットとかのために
カナ打ち覚えたんだっけ。とか思ってみたり。今でも 思考→直のキーボード打ち が出来るなぁとか。

大体自分がネットに接続したのは、300bpsの頃、まだパソコン通信ってなにそれ?の時代だった。
草の根BBSとかが全盛で、ニフティ(凋落著しいが)はおろか、アスキーのネットもまだのころ。
大体、当時のパソ通雑誌(NETWORKERだったかな)には、「ゲームセンターあらし」でおなじみの すがやみつる さんが寄稿していたはず。夢の1200bpsだとか・・・。

で、300bpsとか、1200bpsとか何? とか聞かれそうなので今のうちに話しておくと、300 bits per second。つまり、1秒間に300ビット送れますよ。というわけで、300ビットってなにさ、って言われると情報処理の基礎で、1バイト=8ビットだから、37.5バイトってところか。ちなみに今はあまり見かけなくなったISDNで128Kbps(これでも出たときは夢の速度だったのだが)、一般的なLANで100M、GigaBitEthernetもあるから隔世の感がある。

なに? 昔話はよせって?(笑)

いやいや、まだ本当にあるのだ。文字通りリアル厨房からネットに接続した自分は、幸せなのか不幸なのか、パソ通に接続するような人として周囲には大人しかいなかった。その中での子供ということで随分バカをやったし、バカを受け入れてもらえたし、悪い(w遊びも教えてもらった。多分人格形成のけっこうな部分を今は疎遠になってしまったけれど、あの人たちに形作られたのだと思う。
今思えば、あの大人たちは自覚しているか、無自覚だったのか、ともかく自分たちは先駆者だというか、酔狂だ。という自覚があっために、非常にモラルが高かったんじゃないかと思う。つまり、そのあと、草の根BBSから従量課金の全国BBSに風潮が変わっていく中で、全体の人口が増えればさまざまな人たちが入ってきて、いろんな嫌な面を見ることとなる(見せていたと思う)。人、金、男女間のもつれ、色々だった。

あらゆるものは変化していくし、それは当然なんだ。ネットの世界だけが特別じゃないんだよ。とその時に(バカバカしいが、はじめて)思い至ったのだ。ネットバトルも興味がない。コストがかかるだけで、得るものはとるにたらない満足感だけ。同じ土俵にたった上での意見交換を出来る人はやっぱり稀有だった。なんだ、やっぱり友達づきあいと変わらないじゃんか。と当時思ったものだった。

ホームページを開いている今もそれは変わらない。blogになっても同様に。以前にホームページを閉鎖した女性の人が最後に「ネットでなら自分を正直にできた」と書いていたが、多分身近にいたらそんなことはない。と言っていただろうと思う(げんに日記に書いたけれど)。ネットで出来ることはリアルでも出来る。リアルで出来ることはネットでだって出来る。ネットだってリアルなのだ。ネットで知り合った人が結婚したのを知っているし、リアルでの親子関係が海外出張で離れ離れになってもネットのおかげでつながりが保てているのもしっている。

何かの言い訳にネットだの技術だのを持ち出してしまうことだけはしたくない。

まぁ、そんなことを思ったある日の一日でした。

いつか来た路かよ。

結局自衛隊の削減はそれぞれの面子を立てたしょうもない結果に。
ただ、あくまでも計画なのでこれがどうなるかは今後の情勢次第というべきか。
新防衛大綱 武器輸出3原則も緩和」(産経新聞)

自分はMDみたいな金をドブに捨てる行為をする前にもっとするべきことがあると思う口だし、F-22は流石に国を左前にしてまで配備するのはどうかと思うし、AH-64は流石にいらんだろうと思う(OH-1の改良でなんとか・・・)。MLRSの改良は進めるべきだし(反対した公明党め・・・)、お蔵入りになったXASM-3(ステルス対艦/対レーダーミサイル)の開発は復活させるべきだと思うし、欲を言えば海上自衛隊と保安庁の関係を整理したほうがいいと思うし、イギリス海軍のように艦を大型化すべきだと思うし、(まだまだ言いたいことはあるのだが)そういう意味ではきっと右派と見られるのだけれど、この問題については財務省の片山主計官にはさっさと配置換えしていただきたいと願うところだ。

以下、「」内は上の記事からの引用。片山女史の発言とのことだ。

「防衛予算も無駄を許さない『納税者の視点』が大事です」
女性の社会進出については自分はとやかく言わない。だが、一番腹立たしいのは財務省主計局主計官というある種の責務の特権(国家防衛の戦略にまで口を出すのだからな・・・嫌味ですが)をもちながら、さも自分が一納税者、市井に住む人と同じであると言っている点である。

「国の土台となるようなスキーム(枠組み)をつくりたい」
だからさ、貴方は官僚なのだ。官僚がすべきことはたとえ本質がどうであれ国民が選んだ国会議員の選択した国策についてその運営に全力を挙げることであって、一官僚が国家のスキームを作るなんてことをしたいのならさっさと国会議員になってくれ、と言いたい。

繰り返していうが、真っ当な国家戦略がないのに枠を決めるがためにその内容を専門外の官僚が口を出すというその行為(なおかつ、その当事者はその政策についての責任を国民に対して負わないだろう?)というのが、いつか来た路じゃないのかと激しく思うのだ。

2004年12月8日水曜日

「ザ・ホワイトハウス」について

最近、感想とかアップしてないけど、正直ツマンナイから。というのがあって、いや、局所局所は面白いんだけれど、1st、2ndであったような考えさせるような話ではなく、大筋として大統領の病名隠蔽疑惑があるものだから、さっぱり物語にダイナミックさが掛けているような気がしている。

1stのクリフハンガーのあと、2ndで銃弾に倒れた大統領と次席補佐官、そのドタバタ騒ぎの中で副大統領の身柄を確保したり、シチュエーション・ルームが立ち上がる出来事が発生したり、統合参謀本部議長がフィリピンから戻らせるなどといった出来事のさなかに、今のスタッフ達を集めるシーンがインサートされる・・・といった鮮やかな手並みではなくて、査問委員会の間であれこれと疑惑や猜疑心が出るものだから、いまいち見ていて面白くない・・・まぁ、どうみても大統領は信任されるだろうし、次回の一般教書演説で支持率は上向くだろうな。という予想が立ってしまうのがその一因かもしれない。

しかし、今回のネタで微妙だったのは、17世紀シナイ半島地図をプレゼントされて喜ぶ大統領(は、敬虔なクリスチャンという設定なのです)。オーバルルーム(執務室)に額に入れて収めようとするが、各スタッフ、主席補佐官にまで反対される始末。一様に、
「一部のユダヤ人が反対するからです。イスラエルが描かれていません」
と繰り返し言うものだから、大統領逆ギレのくだりは大笑いしてみていたけれど・・・。
(日本でいうと、首相が江戸時代の古地図を張り出そうとしたら、「日本海と書かれています。東海と書かれていないと、某国の一部の人々が反対するからです」と言っているようなものですね)

ともかく、早いところこの大統領の疑惑を譴責決議でクリアしてダイナミックさがほしいのですよ。本当に期待しているんだから・・・。

下北GLORY DAYS 2巻

no image
下北GLORY DAYS 2 (2)
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大谷 じろう
小学館 (2004/12/03)
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非常にベタな話なんだけど、絵柄が好みなので購入し続けています。まぁ、記録として。
面白くなるかは微妙・・・かもね(苦笑

Thunderbird 1.0RC

Mozila系列のメーラー、Thunderbirdがようやくのことで1.0化(まだRCだけど)したことと、有志による日本語化パックが揃ったので、0.8の日本語環境から以降。簡単に出来た。
ちょっとインターフェイスが変更になっている他は、あまり変更がなし。元々はアウトルックからの移行がメインなのだろうけれど、自分みたいにフリー/シェア系の移行もある程度は簡単だ(AL-Mailだと、文字コードを変更しなきゃならないのだけれど)。

まぁ、正直RSSとかは使わないだろうけれど、マルチ・アカウントでメールアドレスを持っているような人は必要に応じて一括管理、もしくは別々で管理できる(ちょっと設定がややこしいけれど)ので、オススメできる。

無論、欠点はある。設定画面は煩雑で、最初からHTML文書で送付するという設定もどうかとは思う(海の向こうではそれが売りらしいのだが)。特に設定の煩雑は中々のもので、アカウント単位でSMTPサーバーを指定する場合など、直感的にはいかないだろう。まぁ、その点のかゆい処はこれから、といったところだろうか。

アイシールド21 11巻

アイシールド21 11 (11)
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稲垣 理一郎 村田 雄介
集英社 (2004/12/03)
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おすすめ度の平均: 5
5 おもしろい!


なんつーか、表現は悪いが、これでもか!と言わんばかりに震えを煽る話が満載だったりする。
ヒル魔、栗田、ムサシの誓いのTVに、新生デビルバッツのメンバーの寄せ書きが加えられていたり、サブキャラ達にも焦点を合わせたり。セナの父親がセナに向かって言う言葉もいい。極めつけは秋の大会開催式の会長のお言葉。スポーツマンシップなんてクソ食らえ!みたいな台詞をしゃあしゃあと言ってのけるあたり、なんともはや。

作画の腕よし、ストーリー性よし、高い次元で安定した作品だと思います、はい。

2004年12月7日火曜日

あらら。

Thinkpadのバッテリー充電ランプが点滅したまま止まらず、サポートセンターにMailで問い合わせる羽目に。
こういう日に限って持ち歩く用事がぶつかるのはマーフィーの法則かよ。結局IBMサポートに電話して保証を適用。換えのバッテリーパックを送ってもらって、本体かバッテリか、どちらに問題をあるかを確認することに。うーん、本体引き上げだったら、あれとら、これとら異動しないとな。

2004年12月5日日曜日

不幸だよ。

・IBMがThinkpadを含むPC事業の売却を検討。
うーむ。Thinkpadって儲からない作りだからなぁ。最近では怪しいとはいえ、タフで信頼性のある作り、部品やマニュアルを一般ユーザーに公開しており、万が一の時は"自己責任"でパーツ交換が可能。なんて、哲学(フィロソフィー)が、売却先の企業に受け継がれるかはわからない。
ともかく、9月の交通事故で横転した社内に置いていても、平気に動いてくれたThinkpadT41は壊れるまで・・・と思ったら、バッテリーを過放電状態にしてしまった(>_<)。今、充電中だけど、死んじゃったら購入かぁ。金が無いのに・・・。

若さって言う意味での過ちは18まで赦されるの?
あるサイトで若いなぁ、という日記を読む。日記をblogで掲載しているからには、自分の痛さも公開されるとわかってあのイタさならいいのだが・・・。プロフィールはないが、記述を追いかけるかぎり、(1)高校生で卒業間際。(2)さっさと家を出たいが、高校時代の仲間とは別れたくない。特にあの女の子とは(でも付き合ってはいないらしい。単なる片思い中)。(3)親とは折り合いが悪い。何かというと理屈くさいと罵られる。死にたい。(4)FLCLは好きらしい(w
・・・それで死にたいとネットで公言するのだからどうしたものかと思うが、これは自分もつまらない大人になった証しなのだろうか、と思うのだけれど(苦笑)、アレだなぁ。公開されるblogで死にたいとか若さ(イタさ)溌剌っぷりを見ているとさっさと回線切って、盗んだバイクで走り出すとか、親元からさっさと出るとか、もうちょいアクティブに生きろ、と言いたくなる。このままじゃあ、リアルで「NHKにようこそ!」の世界へ行くぞ、いや、ありゃそれでもファンタジーだが・・・。
キミがいる世界はキミ考えている以上にツマラナイし狭い。とはいえ、それでも広いし面白い。大切なことは自分で何かを生み出そうとしないかぎり、周囲には認められないだろうし、もっと面白いものを探しに言ってもいい。FLCLを楽しむのは、人生にもうちょっと疲れて、色々なお約束を知ってからでいいぞ(wと言いたいなぁ。さすがにコメントは書かなかったけれどね・・・。

きな臭い話とか。

アクセスカウントが上がっているのはきっと片山女史のネタがトラックバックされたせいなんだろうなぁ。

さて、財務省と防衛庁との争いは12/9にははっきりしそうではあるらしい。これからどうなるかは注意していくのがいいのではないか。とはいえ、さらに厄介な話があるらしい。

中国は弾道ミサイル原子力潜水艦(SSBN-Type094)を完成していた」(極東ブログ)

SSBNかぁ。確かに厄介だなぁ。まぁ、事実はどうかはわからないにしても、ね。弾道ミサイルを乗せた潜水艦はその隠匿性からも、非常にタチが悪い。日本の領海を侵犯した漢級の場合、港を出港時から衛星で察知、おそらく米軍かもしくは自衛隊の潜水艦が追っかけていたかもしれないけれど、こんなの増えたら非常に洒落にならないだろう。
まぁ、ここで嫌味を言えば、本当か嘘かは知らないが、潜水艦のどこが時代遅れだよ、と言いたいのだが(苦笑)。

極東ブログで書かれているように、中国の意図が台湾問題でアメリカを排除したいという側面があるのだとして、じゃあ日本はどう考える? ということがある。政治上では冷淡な関係だけど、経済では中国は日本にとって切れない仲だし、それは中国だってそうでしょ? とか考える方もいるが、歴史はそうであっても戦争は起きてしまうこと(WW2の日本がアメリカとの貿易が必須だったのにも係わらず開戦したしね)し、中国のここ最近の膨張主義を見ていると、早晩衝突するだろう、それもスプラトリーではなく、台湾海峡で、と思う。
じゃあ、その時、日本にとって台湾、引いては台湾海峡を守るべき価値はあるのか。という議論で出てくるだろう。

ここまで考えると、じゃあ今、米軍のトランスフォーメーションとかどうするのよ。とかあるから、頭が痛いんだよなぁ。
ちょっと脳内検討はここまでで、時を改めて書きたいと思います、はい。

2004年12月4日土曜日

昔は軍部、今は外務省と財務省

ようやく新聞でもあれこれと取り上げられている防衛費削減問題だけど、うわさの財務省主計官、片山さつき女史があれこれとクローズアップされている。
この人なかなかにトンデモ系な人なんだけど、もうこの人の話はあれこれと先達の人が取り上げられているので、完全に出足を失ったなぁ、しくじった。ともかく、どういう人で困ったちゃんな人なのかは、「週刊オブィエクト」で取り上げれているので、そちらを良く読んでいただくとして、

---------------------
▽主計官の決意

「曽祖父は旧陸軍の軍人で、日露戦争では騎兵。二十世紀初めに、もはや大砲や騎兵の時代ではないと言って、いち早く退役した。その子孫の私が、大砲は古いと言って縮減を迫っているのには因縁を感じます」。

財務省の防衛担当、片山さつき主計官は三十一日昼の主計官会議で、装備費削減に強い決意をのぞかせた。
---------------------
(装備費削減めぐり過熱/攻める財務省、守る防衛庁 [2004/08/31 東奥新報]より抜粋)

もうこれだけで何を言わんかと、また軍事評論家に意見を聞いたというが、その軍事評論家はどんな人物でどのような評価を下したかもわからない。
一応、2chの軍事スレで財務省のホームページから、防衛費の根拠となる資料を見ることが出来たが、結局は(1)ロシア軍の兵力削減、(2)わが国の財政状況、(3)わが国の少子化問題。という観点からしか述べられていない。
まぁ、これは難しい点もあって、よもや朝鮮半島問題(そのスジの人に言わせるとK半島有事)だとか、中国の北京オリンピック後に予想される台湾問題再燃化の可能性とかを触れるわけにはいかない妙な国内事情もあるだろうなぁ。

ただ忘れてはいけないのは、財務状況にって防衛費を圧縮せざるを得ないのは致し方ないかもしれないとは言え、財務省官僚がやれ「潜水艦は要りません」「MDで航空機も打ち落とせばいいじゃない」など妄言を吐いて、航空機の配備数や艦船数まで口を出すのはお門違いであり、国の戦略やその他もろもろを鑑みずに一省庁がその権力をもとに壟断しているのは増長に過ぎる。たとえこの主計局との予算の復活折衝などでは大臣折衝が建前で本当は省庁間の官僚諸氏の水面下の根回し等で予算が本決まりになるとはいえ→、建前は予算は国民が選出した国会議員であることを忘れてはいけない。
まったく、第一次世界大戦直後の日本か、と思うぞ、この展開は。昔は陸海軍の中堅士官達が国の行く末を誤らせる一因となったが、今は外務省と財務省かと・・・。

「浮力が強い」とは。

ネットをさすらうと新しい表現とかに出会うなぁと思う。タイトルがソレ。(「すこやか日記」より ARTIFACT@ハテナ系経由)

つまり、「浮力が強い」というのはどういうことをさすかというと・・・。

「浮力の強い女子は、基本的に”場の空気が読めない”ために浮いてくるわけで、
時として、”厚かましい"と形容される場合もあります。」


うひゃひゃひゃ(ヘンに自虐的な笑い)。

安心してください、男でも浮力が強い男はいます。まぁ、「げんしけん」でいうところのクッチーだよね。大野さんとか荻上さんも割に仮面かけられそうだし(現に大野さん、咲さんに明かされるまでは一応・・・だったしね。まぁ、カミングアウトしちゃったけど)。

ひょっとすると、いや、多分に自分も他人から見ればそう思われる箇所があるかも。とは思うけど、本当にイタい人物は色々とお目にかかったことがあるなぁ。出会ってしまうと、非常にいたたまれない気持ちになりますよ。もう、例えていうなら映画やドラマで恥ずかしい失敗のシーンを見てしまうと、途端にチャンネル変えたくなる、みたいな。

女の子の場合だと、色々な条件があったりするんですけど(危険すぎてここでは書けないよ! リンクをたどってみてくださいな)、野郎の場合ではどうだろう。
二日前に遭遇したヤシもそうだったけど、もう、場の空気が本当に読めない。まだ黙っていればいいのだけれど、黙ることすら出来ない。自分が有能であると信じているから性質が悪い。よりややこしく言うと、自分が有能であると信じてしまう自分が無能だと信じることが出来ない。もう、なんつーか、自分の仕事絡みで遭遇するとアレですね、殺意が芽生えますよ。いや、マジで

とはいいつつ、最近職場で大量雇用したアルバイトたちの半分がこの手の浮力が強めの人々ばかりで、五時を過ぎるや否やヘッドフォンで耳塞いで仕事しているしなぁ。はぁ。

2004年12月3日金曜日

空の中

空の中
空の中
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有川 浩
メディアワークス (2004/10/30)
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通常4~6週間以内に発送
おすすめ度の平均: 4.5
5 良くまとまっています
4 おもしろい!


買ったが値段の割には分厚いなぁ。年末、ゆっくり読みます。はい。ただいま年末年始の読書本揃え中。次は不得手な経済と金融ねただなぁ・・・。

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない
桜庭 一樹
富士見書房 (2004/11)
売り上げランキング: 1,203
通常24時間以内に発送
おすすめ度の平均: 5
5 戦う少女


もうあちこちのWeb書評サイトでも取り上げられていますが、自分も読みましたよ。
もう、結末は冒頭で明らかになってしまっているから、ページが進まないこと、進まないこと。面白いもので、面白いさを期待していると進まないけれど、それはそういうものだと思えば進むし・・・なんだかな、多分に自分には合わないな、という反面、冷静な目で読んでいたな、というのが正直。
なんだなぁ、多分に暗黒系?という話らしいが、確かにジュヴナイルとしてみればアリな話だろうな、とは思う。大なり小なり、こういう衝撃を食らわせてくれる作品が必要なのだと思う。

結論から言えば、コレっぽっちたりとて救いの無い閉塞の物語。現実を見ることが突破であるかは知らないけれど。
読み終わってカタルシスも、達成感も感じない作品もタマにはいいかもしれませんよ。読み手は選ぶのは事実かもしれません。ただ、だからといって読まないでいるには損な作品ではあります。

2004年12月2日木曜日

CCCDに思う。

コピーコントロールCDを徹底的に総括する」(Tentative Name.より)
CCCDにまつわる問題についてよく纏められていると思うのでメモ。

ぶつちゃけ、自分はCCCDが導入決定したあとで、好きなアーティストでもCCCDだったら買わないことを選択したし、この点では記事で書かれているように、「静かに市場から離れた」部類だなぁ。ノーラ・ジョーンズのCDだって、国内版がCCCDだと知った途端にAmazonからアメリカ版を購入したし。

CCCDを筆頭に海外輸入CDの問題、はては曲使用に関する問題など、音楽業界がデジタルなデバイスに対して神経過敏になって、まるで既得権益の保護を優先にしているのが気に食わないといえば気にくわない。
結局はデジタル・コンテンツ・サービスに行くためにCCCDを無しにしようというのもミエミエではある。

法によってすべてをコントロールできるわけがない。法は法を遵守しようとすべき人がいて初めて成立できるのだ。だれかの利益をまもるがために一方的に不利益を発生させることを是とするのはいいのだろうか。まったく。

オタクという名の信者

に遭遇する羽目になった。

オタクの中でも、ディレッタンティストの成分が含まれていれば会話は弾むのだが、完全に知識のみで世界が構築できると信じている、スペックを記憶し、ひけらかすことがこの世の黄金律だと信じて疑わない頭の良いバカ(なまじ頭が良いくせに使い方を知らないのだから、タチが悪い)に出会う。
頭が痛いのは、客先で自分とこの商品導入を蹴っ飛ばしかけてくれているのがコヤツだということで、建前上は穏当な口調で話す羽目になってしまう――しかし、なんですね、今まで色々と面白い人には出会ったけれど、これほど困ったチャンで、社会人としての常識をどこか果てに置いた人物に遭遇したのは生涯で二度目です。
良くこれで社会人として通用できるもんだと思うけれど、地方だとこういうのでも淘汰されないのだろうなぁ。周囲の人々はみな困っているとは聞き及びましたけど。

SEであれ、エンジニアであれ、まっとうな、一流の、ある程度経験を積んだ技術者は何がしかの哲学があります。
畢竟、プロフェッショナルな技術者とは、技術のほかに哲学や規範をもつ人のことをさすのだと思います。
無論、プロフェッショナルな人々は自らの技術に自信を抱いています。とはいえ、一部のプロな技術者と言えども、避けられない悪癖があったりします。それは、一つの製品やものに対する信仰です。信用し、信頼するのは構いませんが、信仰だけはしてはいけないのだと自分は思っています。技術や製品はあくまでツールなので、エンドユーザーやクライアントにとって最善なツールやシステムを提供するためには、***(例えばそれが、VBだとかCだとか今ならjavaか)でなければいけない。ということはないのです。ところが、得てして、それが発生してしまう。
自分としては、ユーザーにとって望むもの、最善なもの、維持しやすいもの、そういったプロダクトを提供したいと思いますが、いかんせん、知識だけに囚われるとなまじな高性能さばかりに目を向けがちになってしまう。
(もっとも、そういう要望は要望で実現化の方向へ向かっていかねばならないと自戒してますが)

オタクであればそれで飯を食べているわけではありません。全うなオタクであれば、自らの知識と現実が乖離していることを知っているものですが、これが妙なところで現実社会と接点を持ってしまうと、この乖離しているということを意識しない場合がおおい。それを埋めるのがソフトやシステムであり、それらを作るエンジニアやメーカーであるということを考えようともしない。
アマチュアとプロは共存できますが、マニアとプロは共存できません。それは現実を知らない側面で理想だけを語るからです。生半可な知識が世界のすべてを律すると信じているからですが。無論そうではないオタクの人々もいますので念のため。
知識では世界は動きません。カタログスペックがどれだけすばらしくとも、それが決するのはしっかり練られた運用面でのアプローチがあって初めて成立するのです。ところが、何も定まっていない架空の仕様(おそらくは違う業者の言いなりというか、そういうものにどっぷりハマってしまっているのだとは思うのだけれど)が最善だと信じてしまうところに話のややこしさがあります。

いやもう、本当にイタいオタクでしたよ! もう!(噴飯もの)。自戒をこめてこれを書いておこう。

2004年12月1日水曜日

素人のように考え、玄人として実行する

素人のように考え、玄人として実行する―問題解決のメタ技術
金出 武雄
PHP研究所 (2004/11)
売り上げランキング: 15,514
通常24時間以内に発送


サイエンスライターの森山さんのところで触れられていたこともあり、興味を持っていたので病院に行く前に隣の本屋で購入。
待合時間でフムフムと読みふけってしまった。作者はアメリカにわたって活躍している博士で、色々と思考方法やその実践方法、プレゼン方法など多岐にわたってアレコレと縦横無尽に取り上げている。

簡単に手柄話として捕らえてしまうのではなくて、どうして手柄となったのか、裏の事情を考えると色々と深いコンテンツがまぎれている。それはチーム・リーダーとしての部下に対する士気の鼓舞もはいっていたり、手がけた仕事が頓挫しかけたときの対処方法だったりする。そしてなにより、エンジニアが陥りやすい罠を端的に示していたりする。

色々と取り上げたいけれど、何から手をつけていいのかわからない。そんな内容盛りだくさんの良書です。文庫落ちなので、是非。短いコンテンツばかりなので、手が空いたときにぱらぱらと読めるのもいいですよ。

アカイチゴシロイチゴ

アカイチゴシロイチゴ
宇仁田 ゆみ
祥伝社 (2004/07/08)
売り上げランキング: 11,306
通常24時間以内に発送
おすすめ度の平均: 5
5 どれを読んでも楽しめる短編集です!
5 面白さがぎゅっ!と詰まって大満足な短編集
5 「マニマニ」好きにオススメ


宇仁田 ゆみ作品で買い逃していたので購入。この人は短編も連載も面白い。
以前の「マニマニ」でのサブキャラが今回の主人公だったりするのが今回。チェックということで、ここはひとつ。

その後

病院へ行った。五年以上前に厄介になった整形外科ではなぜだか知らないが顔は覚えられていたらしい。
診察の結果、手足のしびれもないので、ちょっとした寝違いに似たものだろうと言われる。
これまた太い注射を打たれ、マッサージを受けると回復。やれやれ。

その後会社に顔をだし、何かあったら自宅にメールを送ってくれるよう頼んで自宅に戻ってあれこれと本を読む。

うーむ・・・まだ、背中が痛いせいか横になれないなぁ。

PCを前に、書き止っていた小説などを書いて一日が過ぎていく。まぁ、こんな日もいいでしょ、きっと。

2004年11月30日火曜日

アイタタタ

結局札幌市内は一日にして積雪17cm。ギャース! 真っ白ですよ、雪下ろしセットとか、冬用ワイパー換えてないですよ。とか思って泣きながら予定を蹴っ飛ばして帰宅するが、問題は帰ってから。

「んっ?」

車を駐車スペースに入れようとしたら、背中に感じた違和感がいきなり傷みとなった。アイタタっ!
ひょっとしてアレですか、朝、不自然な体勢で信号見たときに感じた違和感が今頃になって現れましたか!

バンテリンを塗るがさほど効果なし。ベッドに寝るのも一苦労。寝返りなんてうてやしない。アイタタタ。
朝起きて痛みも引かないし、仕事も緊急性が高いのはないから、さっさと休むことに決定。
思えば有休なんてここんとこ消化してなかったし、まぁ、明日の出張は電話で打ち合わせしておこう。会社には顔を出すことにしてとか思いながら、今これを打っている。正座している分にはいいんだが、背中の筋肉を使うすべての動作に傷みが伴うのでは、おちおち身動きもとれん。椅子にも寄りかかれない。orz.

年末読書予定ということで。

万物理論
万物理論
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グレッグ・イーガン 山岸 真
東京創元社 (2004/10/28)
売り上げランキング: 634
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おすすめ度の平均: 5
5 現時点(2004/11/11)でイーガン作品で一番好きです


購入してみた。最近、とみにSF力(ちから)が減退ぎみだし! しかし、これを読むのにも体力がいるなぁ。
というわけで、年末まで積読です。はい。

真っ白。

新しく届いたKeiは、燃料計が1/4切ると警告灯がつく。それでも4リッター程度はゲージ上はあるので40kmぐらいは乗れるのだが、あんまり意味ないなぁ。早期に注意を促しているんだろうか。
そんなわけで、昨日、ガソリンを入れるが・・・うーん、まだ高いなぁ。この間、「泥酔論説委員の日経の読み方」で下り坂になっているのを見たんだが、WTIとかまだ高いのかな(11/20の記事参照のこと)。まぁ、この手の市場原則はまだよくわからない。今年の年末年始はちょっとこの点についての本を読もうかな、とメモしてみよう。ともかく、ガソリンを入れて洗車を頼んで綺麗さっぱりになった。ボディを黒にしたから汚れが目立つんだよなぁ。でも寒い中洗車なんかしてられないし。とか思うのは自分の軟弱さか。ともかく。

夜中にエビス/エビス黒を飲んでいい塩梅に酔った頭であれこれと考えつつベッドに入って寝たはずが、地震で起こされる羽目に。いやぁ、長かった。一応、家屋倒壊の場合を除いて助かるようベッド周りには自分の頭より高いものは一切置いてないし、対面もPCとTVがあるぐらいである程度距離をとっているので、大丈夫なんだが・・・と思いつつ酔った頭でふらふらとまた寝る。

起きて窓から外をのぞくと、雪がちらほら。路面も真っ白。なんてこったい。こんなことなら・・・とは思うがともかく、出社しますよ、ええ、もう。
一応、人気のない道路でKeiのABSとスタッドレスの磨耗具合(今年が3シーズン目でおおよそラストなので)をチェックしなきゃなぁ。

2004年11月29日月曜日

デブラ・ウィンガーを探して

デブラ・ウィンガーを探して
ポニーキャニオン (2004/02/18)
売り上げランキング: 3,587
通常24時間以内に発送
おすすめ度の平均: 4
3 それぞれのライフスタイル
5 女というもの。
4 男が観るべし!


ひょんなことから、DVDでレンタルした。何しろ100円だし。「僕はラジオ」などで映画に復帰したデヴラ・ウィンガーだが、この作品が公開された2001年当事はまだ隠遁中の頃で、彼女を探るといった中でロザンナ・アークエットがハリウッド女優達、それも40代の女優達に、ハリウッドで女優でいるということ、母親でいること、妻でいること、そして女性でいること、老いの問題、エイジング(整形)の問題。それぞれの意味を、自分の生き方を聞いて尋ねていく――という話。
正直、職業が違いすぎると、自分はまずもって男であって、そして30代であるため、ここで出てくる女優達の苦悩も何もかもがわからない。判りそうなこともあるが、それは自分での立場であって、彼女たちの立場ではない。
作中、40代になって面白くなってきた、今が最高の時だ。とメグ・ライアン達は言うが、そうかぁ?という疑問もある。

しかし、作中でハリウッドの問題に触れられているが、今ハリウッドがターゲットにしているの若年、それも10代であり、求める女性像が違うのだ。それこそ、アンジェリーナ・ジョリーのような――敵をなぎ倒すような相手が求められているのだ。と言っているが、今じゃハリウッドでは10代どころではなく、アンダー10+両親を狙ったアニメーション作品だって多くなってきているし、さらに拍車がかかっているだろう。
日本ではこれが10代+20代+30代の女性が映画のメインターゲットであるかのようなノリだ。ハウルだってどうもメイン・ターゲットがそっち方面のような気がしてならない――いや、未見なのでこれは論評をさけたいところだが、どうも広告の打ち方がそれを感じさせるのは自分だけだろうか?(宮崎監督はもう、ノーテンキに飛行機や戦車でドンパチやってればいいのだと自分は倣岸にも思うのだ。ロリ×ンだってもう周囲はわかってんだし)。
それが正しいのかどうかわからない。ただ、ちゃんと何回でも見たい映画はあるし、それに出てくる俳優たちはやっぱり素晴らしいのだと思う。それは年齢に関係はないのだとも思う。

最後に。一つ胸に響いた言葉がある。「大切なのは情熱なのだ」「情熱が無ければいい仕事はできない」「情熱をもって仕事を出来なければ家賃も払えない」と複数の女優達は言う。そして、タイトルにある、デヴラ・ウィンガーは言う。「情熱は心を溶かすもの。心をソフトにし、溶かすもの。それを追い続けなければいけない」という。ちょっとメモしておこう。


まぁ、そういったわけで、たまにはこういう作品も見るぞ、ということで書いておきました。