2006年1月27日金曜日

軍事関係時事ネタとして。

ヤマハ重工のUAV中国輸出問題とか、中SAM情報漏えい問題とか、グローバルホーク購入とかあるんですけど、
注目しているのは↓のお話。


陸自版AH-64D、AH-64DJPがファーストフライトしたようですね。

「富士重、戦闘ヘリコプターの初飛行に成功」

"http://response.jp/issue/2006/0126/article78699_1.html">http://response.jp/issue/2006/0126/article78699_1.html


俗にいう「ロングボウ・アパッチ」ですね。正式に導入されると、AH-64DJになるのかな?

配備スピードがなぁ。正直、重戦車すぎるんだが、AH-1も行き着くとこまでいっているからこれしかないのか。複雑ではある。

一応、空対空スティンガー搭載。ロングボゥ(回転翼直上のセンサー)は三菱で作っているというので、
AH-1ではできなかった国産ミサイルが搭載される・・・かどうかは不明。

しかし、あちこちのblogでも書いているが、この迷彩はビミョー。




「次期輸送機(C-X)及び次期固定翼哨戒機(P-X)」

"http://www.geocities.co.jp/Technopolis-Mars/9578/index.html">http://www.geocities.co.jp/Technopolis-Mars/9578/index.html

うわー、エグーっと思ったのは自分だけか。ちなみにC-XもP-Xも日本の航空機産業が今シャカリキになってとりかかっているプラン。
C-XとP-Xの機体一部を共用化して生産性を高めようというプラン。紆余曲折、ゲル長官の横槍とかいろいろあったが、
ようやく形になりつつある。



が、驚くのはP-Xの翼下。



あー、なんですか、そのパイロン(ミサイル発射ランチ)は!?

リンク先でも書いてますが、ここに8発のASM(対艦ミサイル)を搭載するってか…で、これが最終的に80機配備(の予定)。
ジェットで4発なので、たぶんP-3Cに比べれば足が速いわ遠いわで非常にたちの悪い相手となるでしょうね・・・仮想敵国(wには。


…なんだなー、伝統墨守の旧海軍の子孫らしいまんま96式陸攻なスタイルな哨戒機(攻撃機)だなと思ったのは自分だけ?




 



2006年1月23日月曜日

A君(17)の戦争9 われらがすばらしきとき/豪屋 大介

A君(17)の戦争9 われらがすばらしきときA君(17)の戦争9 われらがすばらしきとき
豪屋 大介

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首都ワルキュア目前まで攻め込まれた魔族たち。防衛にあたる兵士達の士気は崩壊寸前にいたる中、剛士はついに作戦<ヤヌス>を開始するのだが・・・。とはいえ、それらの背後の動きも複雑になっていた・・・。

手に取った方は一様にこう思うのではないかと。

「薄っ!」

いや、ほんと、頼みますよ。こういう盛り上がってきたところで止められるのが一番いただけない。
続きですよ、続き。早いところ頼みますよ~。
というわけで紹介までに。

上達の法則―効率のよい努力を科学する/岡本 浩一

上達の法則―効率のよい努力を科学する上達の法則―効率のよい努力を科学する
岡本 浩一

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まったくもって私事ではあるのだが、今年、ちょっと自分にとって挑戦じみたことをやろうとしている。そういったこともあってタイトルに惹かれて年初に購入した本ではあるのだが、ようやく読んだのでメモとして。

さて、「努力は楽するためにするものだ」と自分は思うのだけれど、そうはいっても上達するためには積み重ねが必要だと思う。どうせ積み重ねが必要なら最短ルートで。と思うのは人情。
とはいえ、周囲を見渡すと一芸に秀でた人は大抵何やらかしてもいい塩梅にいくことはないですか? そういう疑問にこの本は答えてくれました。

手っ取り早くいうと、上達するためのスキーマ(IT系では良く聞くフレーズですが、枠組みとか道筋とかそういう曖昧で複雑な要素を一括りにしたようなものと捕らえてください)があるので、転用がきく。というわけです。
たとえば、Windowsのあるアプリに慣れている人は違うアプリを触っても、さほど?ということにはならないはずです。ヘルプを見る方法も知っているでし、画面をみるだけで曖昧ではあるけれども勘所がわかるはずですから。そういうのが「スキーマ」による把握のようなものだと思ってください。攻殻風にいえば、ゴーストが囁くんですよ(かなりちがう)。

それはそうと、上達するためにははて「上達するとはなんだろう?」という疑問もあるのだけれど、こちらもこれに答えてくれる。

五感を通して入った情報は、生情報のままアイコニックメモリ(感覚記憶)と呼ばれる仮メモリ領域にはいる。ところがこの領域は数百msec.で揮発してしまう難儀な場所で、そこからさらに上位のワーキングメモリ(作動記憶)へと記憶は移される。
このワーキングメモリではチャンク(行動や意識、記憶などの連続体の単位)にして7~9チャンクほど蓄えられる。ここでの記憶の持続時間は概ね数秒程度。このワーキングメモリ内で幾度か「リハーサル」と呼ばれる反復的な書き込みが行われると、長期的記憶にライティングされるというわけだ。
チャンクという考え方だけれど、車に乗っている方は判りやすいかも。例えば縦列駐車、坂道発進。すべてが複数の動作、情報の判断が押し寄せてきますが、常時クルマに乗っている方であれば、ほとんど無意識のうちにこれらをサクっとこなすはずです。つまり、教習所ではぶつ切りだった動作や判断処理(つまり複数チャンクに分かれている)が、一連の動作と判断処理(つくり1チャンクに集約される)で行えるようになっているはずです。

一般に記憶の持続時間のピークは、24時間(7割)、72時間(2~3割)、6から7日間(それ以下)というスパンで減退していく。じゃ、毎日勉強か。というとそうでもないようで、毎日行っていても中断が発生してしまうと急激な忘却がはじまってしまうのだという。

さて、以上のほかにこの本では、上級者と中級者の差やスランプに陥った場合、どのように対応すべきかなど色々と示唆に富むくだりが多かったです。

さーて、この本を読んで終わりにするのではなくて、次のステップにいかないと・・・。

2006年1月21日土曜日

「絶対可憐チルドレン」(1)~(3)/椎名 高志

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と、言うわけで週間連載で追いかけていた作品を3巻が出たのにあわせて一気に購入。
いやぁ、こちらも高値安定です。「GS美神」以降、面白かったんですけどあまり長期連載に結びつかなかった椎名氏の作品ですが、こちらは大丈夫かな? 「破壊の女王」というネタも最初に提示したことで、そこまでどういう展開になるのか、十分気を持たせていますからね。

というわけで、面白かったです。はい。

まぁ、Officeもお国柄ですか?

いつか書こうと思っていたネタを今、サクと書いてみようかと。


MicrosoftのOffice。使っている方は多いかと思います。Excel、Word、Powerpoint、
あとはDBとしてAccessですか。

で、プレゼンでPowerPointを見ているとよくクリップアートを見ますよね。イラストとか写真とか。
自分もよくシステムのプレゼンなどで使いますが、追加のクリップアートは、Microsoftの"http://office.microsoft.com/ja-jp/default.aspx">Office
Onlice
で入手することができます。結構まめに追加されてますので、写真とかのイメージに使うのには助かります・・・が。


ある日のこと、航空機の画像がほしくてクリップアートの検索をしていたのですが、F-15のクリップアート写真が・・・おや、
と思ってキーワードをあれこれと入力。出てくる出てくる軍事系のイラストやら写真が・・・。


とりあえず、写真で探したところ、F-15、F-16ぐらいですが、これ、日本版のせいで、
アメリカ本国のサイト(画面下のOffice ワールドワイドをクリックしてください)で、キーワードにMilitaryと入力すると、
イラストや写真だけでも結構な量が・・・。ちょっと、それ、マイナーすぎないか、という代物まで。とりあえず、C-130、B-2、
V-22オスプレイとか、空母とか、ハンヴィーとかいろいろとイラストや写真もあります。
そうそうアーリントン墓地とかのイメージ画像とかもありました。


以前、国防総省では作戦の説明もPowerPointでやっているとかいう話を読んだことがありますが、なるほど。というネタでした。
まぁ、こんな話もあるよ、ぐらいでお暇なときに試してみてはどうでしょうか。ちょっと使えるのもあるかもしれませんよ?


 


 



第15話「就任式(後編)」INAUGURATION PART2 OVER THERE

前編からの引き続き、就任式の前日までのドタバタ騒ぎを描いたこの後編。

大統領の派兵への決断、国防総省の内部抗争によるリーク問題、そして宣誓式に使う聖書。
すったんもんだして落ち着く場所に落ち着いたのはさすがといえるでしょう。一番受けたのは、タクシーに乗り込んでドナを迎えにいった面々。
そしてさすがTWWと思わせたのが、ウィルの大統領スタッフ就任のくだりですかね。


今回、重箱の隅ネタは前回と続きますのでありません(苦笑)。国防総省の内部抗争ってのはありがちなネタなのかな。
よく話に聞くのはイラク戦争でも明らかになったように国防総省と国務省との軋轢だったり(占領政策をどっちがリードするかで、
誰もババを引きたくなかったためにグダグダな展開になってしまったという話)、
通商産業担当との対立だったり(日本のF-2(FSX)計画が巻き込まれたり)、いろいろあるわけですが、まぁ、組織である以上、
ありがちなケースといえばありがちですわな(w


次週は、久しぶりにサムが出てくるお話。さて、どうなることやら。



魔法先生ネギま! (13)/赤松 健

魔法先生ネギま! (13)魔法先生ネギま! (13)
赤松 健

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現在連載中。3巻費やした武道会もようやく終了。いや、これはこれで面白かった。安心して読める作品ではあると思う。まぁ、思うにエッジさをこの作品に求めるのはちょっと筋が違うが、最大公約数的な面白みはこの中にある・・・とは思う。以前にも取り上げた「ネギまで遊ぶ!」での作者のインタビューを読むとよくわかるが、作者が結構計算づくな一面があるので、そこらへん勘ぐりながらも読んでしまうのは悪い癖か。

安心して読めるクオリティが高い作品と言ってもいいんじゃないかと。

で、週刊連載のほうは現在、2chの某スレでプチ祭り状態と化した、和泉 亜子編!(w 自分も読んだときは「そーくるかー」と面白がっている始末。てっきり、ザジか村上夏美でくると思ったのに!?(w

2006年1月18日水曜日

「のだめカンタービレ」14巻/二ノ宮 知子

のだめカンタービレ #14 (14)のだめカンタービレ #14 (14)
二ノ宮 知子

講談社 2006-01-13
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高値安定作品。だがしかし、出版社、アレコレと売ろうと満々でちょっと鼻につくかなー。まぁ、いいんですが。
話もどことなく小休止。どうする? いい加減アクション起こしたほうがよくないかなー?

「よみがえる空 RESCUE WINGS」を観て。

航空自衛隊の航空救難隊を舞台にした「よみがえる空 RESCUE WINGS」を観ました。

で、遅まきながら第二話が始まる前にざっと感想を。



観たカンジ、リアルなんだろーが掴みがなーっ。と思う。まったりしすぎ。1クールもののようだが、で、
あるなら掴みであるシーンは主人公が小牧につくシーンからではなくて、救難シーンからスタートしたほうが良かったんじゃないかな。
そこからフラッシュバックのように、着任シーンに舞い戻ってもいいかもしれない。



延々と1話をつかってUH-60Jが飛ばないんじゃ、掴みがなさ杉ですよ。主人公のファイターパイロットに慣れなかった未練のくだりも、
自分なら上官が主人公の訓練担当であった同期に電話で聞きだすシーン(の背後に、
主人公の同期でF-15乗りになった奴と小牧に来たばかりの主人公の会話シーンを入れれば、もうそれで一発。
何も二つのシーンを別個に行う意味はないし)で事が足りる。で、上官ともう一人の上官である救難隊長との会話シーンを入れれば占められる。


「そうか――、当人はイーグル・ドライバー志望だったのか。そりゃ、航空救難隊配属じゃ覇気もない面構えになるのは無理ないな。
腕はいいんだろ? ああ、わかっている。お前は腕は俺より悪いが、人を育てるのは俺より上手いからな。じゃあ、今度小牧に来たら連絡をくれ。
飲みにいこう」

「そうですか――そういう事情が。彼をどうします?」

「どうもこうもありませんよ、隊長。航空救難隊に配属されたからにはさっさと一人前にさせます。救難は待ってはくれません。
厳しくいきますよ」

こんなシーンだけで、10分近いエピソードを纏められるんじゃないかなー。引越しのくだりも冗長すぎるし。演出としてどうかな。
まずは救難とは何たることかを絵面で示す必要があると思いますが。
もしくはスタッフのほうでリアルな志向に針を向けすぎたきらいがあるような気もします。



ああ、遠距離恋愛の彼女はどう作品に絡めるつもりなんだろうか。よもや1話だけからむとかそういう落ちなんだろうか。



ともかく、色々書いてはいますが、今期のアニメで期待している作品なので、新兵器のHDDプレイヤーの肥やし決定ですよ。最初はザ・
ホワイトハウスなんですが(笑)


それから、この作品のスピンオフ小説がでることになったようで、作者はこの手の作品を書かせれば逸品の"http://homepage1.nifty.com/issui/">小川一水氏に、挿絵が貴方、
自分の一押しサークルである「"http://www.zephyr.dti.ne.jp/%7Eivanhoe/">ゲリラスタントスタジオ
の山本 七式氏が書いているんですよ。そりゃアンタ、絶対買うだろと(w



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"http://babyloncafe.cocolog-nifty.com/babylon_cafe//media/img_20060117T233804201.jpg"
align="baseline"
border="0" />




ファイナルシーカー レスキューウイングスファイナルシーカー レスキューウイングス
小川 一水 山本 七式

メディアファクトリー 2006-01-25
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2006年1月11日水曜日

第14話 「就任式(前編)」INAUGURATION PART 1

大統領の就任演説の六日前から始まる物語。というわけで、今回は二部構成となっている模様。


まぁ、演説のくだりもさることながら相変わらず軽妙なやり取りの中で結構深刻なトラブルも発生している模様。
ドナの立場としてはつらいかもしれないが、このあと大問題に発展していくと予感されますね。


さて、重箱の隅ネタ。

まず一つ目は、今回も出た大統領の非軍隊経験ネタ。どうしてもアメリカというのは大統領に兵役の有無を問いたがるところがありますね。
スーパーパワーである軍事力を扱うには軍隊経験者でなければいけない。という厄介な偏見があるようです。
このTWWのモデルはクリントン政権時代でもあるので、当然、兵役経験のなったクリントン大統領は結構軍から軽視されていたとかいないとか。


全うに考えれば、正しい資質をもった補佐役たる軍人が横にいれば(たとえばフィッツウォレス統合参謀本部議長や、
パパ=ブッシュ大統領にとってのパウエル議長など)、アマとプロは互いを尊重して仕事は出来るはずなのですが、
なかなかそうはいかないところもあるのでしょう。



アフリカの赤道クンドゥー共和国は当然架空の話ではあるのですが、以前"http://babyloncafe.cocolog-nifty.com/babylon_cafe/2006/01/post_750e.html">
「ロード・オブ・ウォー」のエントリ
でも触れた、"http://wiki.fdiary.net/sudan/">スーダン・
ダルフール問題
のように非常にありがちで厄介な問題でもあります(時間的にはモデルとしているのか微妙ではあり、
おそらく後述のソマリアあたりがモデルだと思いますが)。

部族間の衝突ですが、その一方では宗教の衝突でもあります。さらにさかのぼれば宗主国たる旧大陸の諸国が統治のために部族間対立を煽ったり、
まあイロイロと頭の痛い問題もあるわけです。作品では婉曲的な言い回しではないですが、民族浄化問題とはいえますね。

しかしこの手の問題、軍事力の行使はなかなか難しく(そもそも誰が敵か味方か、
ましてや理想論の通じない場所での出来事でもあり)クリントン政権でも、ソマリア内戦に介入では手痛い失敗をしてしまいます。まぁ、映画
「ブラックホーク・ダウン」で有名になってしまった「"http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%82%AC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%81%AE%E6%88%A6%E9%97%98">
モガデシュの戦い
」なんですが、これも国連のPKO活動ではラチがあかないので米軍単独でやったわりには、
主に政治的な問題で十分な装備(戦車、
もしくはガンシップがあればああまで酷い話にはならなかったのでしょう)をもたずして送り込んだ兵士に多大な犠牲を強いるはめになってしまいました。
確かにさほど国益の生じないところに世界平和のために軍事力を送り込むというのもなかなか理解されがたい側面がありますからね。


まぁ、そんなわけでこの就任式をめぐる問題は来週も続くとのこと。楽しみにまちましょう。


※追伸・前回のTWW、「父の時計」ですが不覚にも半分見過ごしてしまいました。原題、「THE LONG GOODBYE」ですが、
あのチャンドラーの名作ハードボイルド小説「長いお別れ」からとっているのでしょうね。「父の時計」の邦題も悪くはないのですが・・・。



2006年1月10日火曜日

勝利よりも何よりも。

延長後半7分。
幾度も攻め込まれたチームは、なんとかセカンドボールを拾って前を向く。相手チームの中盤がプレスを仕掛けようとするが、はずすようにその選手は自分の右背後から駆け寄ってきた選手へパス。そのまま、タッチライン際を駆け上がる。その選手の背後から駆け寄った選手はパスの出し手にワンタッチでリターン。プレスを仕掛けようとした相手選手は完全に背後にボールを出されて反応が遅れる。

リターンされたボールを受けた選手は、ルックアップ。あわてずに低い弾道で一発のサイドチェンジのパスを逆サイドに送り込む。スタジアムの観客がどよめき、TV解説者の元日本代表選手だったFWとドリブラーすら唸る綺麗なパスだった。ジャストの位置で、試合前半からサイドを切りきざんでいた快速ドリブラーの足元へと届いた。
ドリブラーは即座にたくみなステップワークで中央へと切り込んでいく。
そのアクションで、選手たちは得点への最後のピクチャーを共有したかのように猛然と動き出した。
中央へドリブルすることで相手チームのDF達の視線を釘付けにしたそのドリブラーは、チームの特徴でもあるヒールパスでボールを背後へ送る。その背後には中盤から駆け上がってきた司令塔がいた。司令塔は、さらに自分の背後からドリブラーが空けた右サイドのエリアへと駆け上がるボランチへDFの間を通すスルーパスを送る。
ボールをトラップする必要もない、計ったような、これ以上はないというほどの位置へ。ボランチはその司令塔の意図を汲んで、ルックアップ。そこには前線の選手三人が最後のチャンスへ向けてゴールへと突進していた。完全に取り残される相手DFとGKの間を縫うように送り込まれたラスト・スルーパスのボールは、途中交代で入ったスーパーサブのFWの足元へと吸い込まれ、そしてゴールへと突き刺さった。
パーフェクト。
これ以上はない、ワンタッチ、一発サイドチェンジ、ドリブル、スルーパス、そしてゴール前へと突進するFW。ここ数年高校サッカーではなかなかお目にかかれないブラジルかアルゼンチンか、というような綺麗な崩しと意図をもったスキルフルなゴール。
TV中継とはいえ、その鮮やかなゴールシーンにため息がでました。

いや、本当に高校サッカー大会決勝戦、野洲高校のサッカーはすばらしかった。戦前からガチガチのスピード&フィジカルで押し込む鹿児島実業がプチドイツなら、ボール支配(ボールポゼッション)を重要し、個人戦術を重要視する野洲はプチブラジルのような形となるだろう。苦戦は免れないかもといわれていましたが、蓋をあけてみれば、野洲のDFの忠実なチェイス&チェックとクレバーなディフェンスで、終始押され気味だったとはいえ鹿児島実業にゴールを割らせることなく対抗することが出来ました。鹿児島実業の中盤での鬼のようなプレスも、野洲の中盤の選手は、一発で相手選手に触れない位置へとボールを置くトラップや、二軸動作の賜物のような華麗なターンやステップ、そしてドリブルワークとフォローで掻い潜ることに成功していました。一発のロング・フィードも取り入れて、うまいことプレスをはがすことに成功していましたし(前半は、ですが)。いや、お見事。

強いFWをそろえ、ガチガチなロングフィード一発に頼る、そんなサッカーが横行していた高校サッカーにまさしく風穴を開けるようなスタイルをもった野洲高校にサッカーの神様がツキをもたらした。というカンジでした。

高校サッカーを見るたび、高校サッカーを舞台にしたあの作品を思い出します。
我らの流儀 1 (1)
我らの流儀 1 (1)大武 ユキ

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この「我らの流儀」でも、主人公達はパスサッカーを標榜して高校サッカー予選を勝ち進みます。進学校ゆえのトラブル、選手たちの軋轢、主人公の理想や現実への対応。そのどれもが名作です。
※まぁ、大学進学以後の主人公のその後を別作品で知ったときは驚きでしたが(笑)

フィジカルやロング・フィードに頼らない、高い個人技術をベースとした、個人戦術優位なサッカースタイルは、確かに「見た人がもう一度見たくなる」サッカーでした。
来年もまた選手権に出て欲しいものです。

野洲高校サッカー部、選手一同&スタッフ一同、優勝おめでとう。いいサッカーを堪能させていただきました。

2006年1月9日月曜日

本の大整理敢行中(そのいち)

じつは年の瀬に溢れかえった本を見て途方にくれており、大掃除も躊躇うほど。

で、以前にも「gekka blog」のマサトクさんが紹介していた、「私本管理plus」+「バーコードリーダー」の組み合わせが、「第弐齋藤 土踏まず日記」さんのところでも取り上げられており、もうやるしか!と一念発起、Amazonから購入。

で、今週末バーコードリーダーが届いたので整理をスタートしましたよ。ほぼ半日。
まぁ、その、なんですか、とりあえず半日かけて500冊ほど登録。下はその作業途中の光景。映っている作品には突っ込みはなしで(笑)


060108_21330001

俺はどうしてこう節操がない本の購入をしているんだろう?(苦笑)

大体、この本の山にしても本棚から溢れかえっている本のうち、コミックの1/2程度だから、コミックをまず処理して、しかるのち小説、実用書、経済書その他もろもろ整理して、で、手持ちのケースに完結して思いいれのあるコミックを退避させて、スペースの再配置を行って、足りなければケースを購入しないとなぁ。

ちょっと登録させている間、面白い傾向があったので、その話は整理が一段落ついてから・・・にしたいです。いや、何時終わるのか。という疑問はあるのですが。

2006年1月6日金曜日

今日の買い物

ソフトウェアの達人たち―認知科学からのアプローチソフトウェアの達人たち―認知科学からのアプローチ
テリー ウィノグラード Terry Winograd 瀧口 範子

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リンダ シガー Linda Seger フィルム メディア研究所

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両方ともAmazonから。新年一発目の購入品。同時に買ったブツと合わせて購入。「ソフトウェアの達人たち」は、ちょっと自分が手がけているシステムの勉強になるかと思って前からカートにいれてたもの。「ハリウッド・・・」は、Annexのアレの関係でちょっと(苦笑)煮詰まったため。

NYPD No.1ネゴシエーター最強の交渉術NYPD No.1ネゴシエーター最強の交渉術
ドミニク・J. ミシーノ ジム デフェリス Dominick J. Misino

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上達の法則―効率のよい努力を科学する上達の法則―効率のよい努力を科学する
岡本 浩一

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上の二つは紀伊国屋書店札幌店より。「情報考学 Passion For The Future」の書評で興味があったので、新年に手をとってみました。ネゴシエーターのほうは違う件で興味があっため。上達の法則は、この春に挑戦しようと思っているある事のために。

2006年1月4日水曜日

「ロード・オブ・ウォー 史上最強の武器商人と呼ばれた男」

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工場で作られた7.62mmの弾丸が木箱に詰められ、港から海を渡り、アフリカの某国へたどり着き、これまた現地のゲリラとおぼしき連中の手に渡り、マガジンにこめられ、そして少年の頭へとたどり着く・・・というオープニングで幕が上がる映画。

主人公はロシア系移民としてアメリカの底辺にいるが、ある日マフィアの抗争に出くわし、武器取引の道を切り開いていく。最初はイスラエル製サブマシンガンを売りさばくだけで、武器商人からも相手にされない。だが、彼の才覚は目覚しく、アフリカ、アフガンと武器密売で財を成していく・・・が、その途中で共に商売を始めた弟は麻薬に逃避し、厚生施設送りとなってしまうが。
初恋の女性にアレコレと手を回して結婚まで漕ぎ付け(当然自分の商売は明かさない)、冷戦終結によるマーケット拡大にいち早く乗り、 "事業"を拡張していく・・・主人公。彼を狙うインターポールの捜査官もいるのだが、あくまで合法的に処理を進めていく主人公を捕まえきれない。というのがストーリーの前半部分。



半ば自嘲的に軍オタとか書いている自分としては観る前から果てしもなく陰惨かつ陰鬱かつどうしようもない結末になるだろうと思っていたが案の定そうだった。
しかし、観なきゃなるまいし、観ておいて損はないと思ったし、事実観ても納得している。これがドキュメンタリーなら目も当てられないが、映画という一線があることでまだ観れる形となっているというべきか。観てみるべきの映画です。観終わったあと、どっと疲れるとは思いますが。

作中で出てくるカラシニコフAK47はコピーも多い。アフリカでは作中でも言われているように恐ろしいほど安い金額で手に入る。日本円で500円とかいう話も読んだことがある。中国産のものなら66ドルらしい。まぁ、これでも高いほうだろう。フィリピンあたりなら米軍のM-16で3万円程度という話も聞いたことがある。(ちなみに日本の陸自で使われている89式小銃で33万円。べらぼうに高いと思われるが、日本国内のみだから生産数によるコスト軽減が発生しないため)

では武器商人は悪徳な奴なのか。いや、そうではあるまい。結局のところ、その影響は微々たるもので、どっちにしたってアフリカや中東、中央アジア、ヘタすれば東南アジアでも虐殺や民族浄化や宗教紛争は発生するし、しているのが実情だ。小火器が圧制者の手にわたるのか、抵抗者の手に渡るのか、もしくはテロリストの手にわたるのかの違いだけだ。

武器商人の商談が成立するということは政治的、経済的対立が発生し、なおかつ武器を購入するだけの財力が発生するということで、その裏には作中でも語られるように国連常任理事国の国々の思惑があったりする(だって、利益がないなら金が生まれないし、武器も購入できないでしょう?)。

たとえば、あまり日本のマスコミでは報じられることが小さい、一昨年から続く過去にないジェノサイド、その犠牲者数30万人!?とかも言われるスーダン・ダルフール問題の裏ではどうも石油利権があって中国がくらいつき、中国市場をマーケットにしたいフランス(TGVやら軍需産業やら色々と売りたいものがあるので)はこれの尻馬に乗っており、イラク問題でそれどころではないアメリカはダンマリというか及び腰であり、日本はこともあろうに当事者であり虐殺を行っているスーダン政府に対する凍結していたODAの解除を行うことを考えていたようだ。気になって外務省のスーダン概況を見る限り行われてはいないようでホッとしたが。

溜息が出るが、これも世界の現実の一つだったりするのだ。

そして、こういう国々で武装解除を行うというのがどれだけ厄介かもわかるだろう。もう、有体に言えば理想論や建前ではなく現金ちらつかせ、頬を殴り飛ばしてでも取り上げる気構えとコミットメントする勇気が必要になる。とはいえ、そんなことをしたところで利益が出るわけでもないから、あまりやる気にならないのが常任理事国や先進国の本音ではあるのだが。
というわけで参考まで以前取り上げた本を。

武装解除 -紛争屋が見た世界
武装解除  -紛争屋が見た世界伊勢崎 賢治

講談社 2004-12-18
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おすすめ平均 star
star驚くべき内容
star秀逸-今こそ
star現実的、刺激的な一冊

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2006年1月3日火曜日

年の瀬の買い物

B000CPGYX0装甲騎兵ボトムズ アクティックギア ベルゼルガ AG-V06

タカラ
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というわけで、上のブツを買いました。めちゃくちゃ出来が良くて、コストパフォーマンス(ビックカメラで1400円程度)がいいフィギュアです、これに比べれば例のアレとかなんて比べるのもおこがましい。
買って速攻で組み立ててご満悦(年の瀬になにやってたんだか・・・)。



何より次はダイビングビートル!(吐血)。スコタコのバリシーションでマーシィドッグも出るだろうから、クメン編ですよ、もう!(何がなにやら)。

で、ついでに下のも購入しました。合わせて3kとちょっと。いい買い物でしたよ。
AG-V05 アクティックギア スコープドッグ レッドショルダーカスタムAG-V05 アクティックギア スコープドッグ レッドショルダーカスタム

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湾岸MIDNIGHT 33/楠 みちはる

湾岸MIDNIGHT 33 (33)湾岸MIDNIGHT 33 (33)
楠 みちはる

講談社 2005-12-26
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マコト編の終了とチューナー山本とその腹違いの弟の新シリーズスタートの巻。
どちらかというと、マコト編がベストチョイスではないクルマとわかっていながら使うチューナー山下の話ではあるんですが、ブラックバード(ポルシェ911)だって正しくはないんだ。というオチもあったり。

大体、新しい新シリーズはポルシェをメッサーシュミットBf109にたとえ、日本車を零戦に例えています。まぁ、軍オタ気質の自分からすると、陸軍機はスルーかよ! とか、地上発着の航続距離の短い戦術戦闘機と、空母に乗せる艦載機とではオーダーが違うからなぁ、とか(方や航続距離670km!と零戦の2470kmじゃ・・・ね)、いや、確かに栄エンジンの非力さがすべての原因なんだよなぁ(陸軍機の疾風も誉エンジンのせいで稼働率に泣かされ、五式戦は三式戦の液冷エンジンのあまりの稼働率の低さに空冷エンジンに挿げ替えたシロモノだし)。
あるいは、P-51マスタングだってアリスン・エンジンじゃ目も当てられず、マーリン・エンジン積んで傑作戦闘機になったし、改良という観点でいえばスピットファイアだって中々のものだぜ?ってのもあるんですが、それはともかく!

この作品、<悪魔のZ>アキオより、<ブラックバード>と他のチューナー達みたいなやりとりになってきましたな(笑)それはそれでいいんですが、読むたびに体面的な速さではない、内面的葛藤がテーマであることを思い知らされます。それはそうと、今回の新シリーズ、やっぱりGT-Rをもってくるのかな?

2006年1月2日月曜日

Landreaall 7/おがき ちか

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おがき ちか

一迅社 2005-12-24
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4巻から始まった学園編での最初の山、DXの王位継承問題に待つわる事件が解決する。いや、お見事。としか言いようの無い伏線の後片付けっぷり。そして、次の問題への伏線張り。

この物語が正直どこへ向かうか判らないけれど、作品世界で1を語って10を想像させる手際はなんともはや、ファンタジーの王道というべきかと。

良質な作品。としか言い様がない。続きが楽しみな連載作品の一つです。ああ、これで刊行スピードが速ければ・・・。

2006年1月1日日曜日

「トスカのキス」/森雅裕

オペラ『トスカ』公演のために日本に戻ってきたオペラ歌手、草凪環。
彼女は欧州でコンクール荒らしを行うほどの技量をもった一級の歌手だが、
今回はダブルキャストのためのセコンダドンナ(プリマドンナの二人目)としての役割だった。
帰国するやいなや環の古くからの友人であった作曲家鍋島倫子がこの時世に餓死で亡くなったことを知る。環が調べると、彼女が『トスカ』
の演出を行う神尾新市に対して抗議を行う為の覚悟の上の自殺であったという。
そのためにわざわざ餓死という緩慢な自殺を選んだことに対して疑問を抱く環。そしてその裏では『ウィザード』
なる組織があることを彼女は知る。


疑惑と義憤をはらんだままオペラ『トスカ』の公演初日を環らスタッフが迎えようとしていたその日、
舞台となるオペラタワーのが武装集団により占拠されてしまう――。そして、そのリーダーは予想外の人物だった。要求の中には『トスカ』の公演も含まれていた。そう、実際に人が殺められる、惨劇が。血と硝煙にまみれ、鮮血の舞台の幕が上がる――。そして環はその中にいた――。


 


と、いう訳で森雅裕氏の未発表作品「トスカのキス」。"http://from1985.pekori.to/morimasahiro/">有志の皆様によってようやく発刊の運びとなり(限定150部だそうですから、
手に入った方はラッキーでした!)、新年の元旦に読みましたよ。いや、面白い! 「椿姫を見ませんか」
で登場した鮎村尋深とはまた一風違って深みを増したオペラ歌手草凪環の予想外の経歴(確かに伏線はあったのだが・・・
)に筆頭されるキャラ造詣。事件に応対する危機管理のスタッフ達や、自衛隊員たちのやり取りなど、
森雅裕氏の作品である証拠といえるでしょうね。
今回は謎解き+テロリストによる劇場乗っ取り+官僚主義が横行する中でのSATなどのカウンター・アタック、そして自衛隊の描写など、
まぁ大盤振る舞いです。習志野の空挺が『第一狂ッテル団』と呼ばれるとか、軍オタネタもあることはあるのですが、
平成十四年当時の自衛隊の状況を旨く描いています(最後の文章にあるように、
あれから三年で自衛隊の対テロ装備や法整備はすごい勢いで進んでいます。軍オタも吃驚ですよ。
二十年単位で動くようなことがわずか三年あまり。次の通常国会で防衛庁が防衛省になるかもしれないという勢いですからね)。また、
ちゃんと考えられているなと思いますね。確かにあの立地条件ならHAHO(高高度降下高高度開傘)だな。と読んでお見事!と思いましたから。


どうしてオペラと犯罪とSATや自衛隊が絡んでどういう結末を迎えるのか――それはちょっと秘しておいておくとして、
森雅裕氏の作品はやっぱり面白いと認識したわけですよ。
作中の鍋島倫子氏の死に絡んでネットのファンたちの言動にちょっと心が痛かったのですが(自分にもそういう対応していた部分もあったので)、
いい作品はもっと多数の人に知ってもらいたい。



こうしてネットの有志の方々の力もあれば、こういう本という形で手に入ることも出来る――哀しいかな、
手に入るのは同じようにネットに接続できる人達だけなのですが。今はまだネットに繋がる人達だけかもしれませんが、こうやって、
商業主義をバイパスできる仕組みも出来上がりつつあります。つまり、
緩やかなパトロン=クリエイター達のつながりが形成されていくんではないかと数年前から自分は思っていますが(まぁ、
今の同人誌即売みたいなイメージですが)、そうであってほしい。
グーテンベルクの印刷技術によってあまねく人々に知識が行き渡るようになりましたが、より深く、細分化しても届けられてほしいものです。
ああ、日本の出版業界のお寒い話はおいといて、ですが。


リボンをつけたいほどにいい作品とはあるものです。そして、今年一年の最初にそのような、この作品が読めたことにたいして、
まず作者に感謝を。そして有志の方々に感謝を。最後に、自分と同様に森雅裕氏を好きでいてくれる人に感謝を。そう呟くにたる作品でした。


あとはですね、未発表作品「雙」、鮎村尋深・守泉音彦コンビの続編「愛の妙薬もう少し…」「雪の炎」。を読んでみたい。
あとは絶版になってしまった名作「歩くと星がこわれる」の復刊などなど・・・まだまだ欲はあるのですが(笑)



あけましておめでとうございます。

遅まきながら、ご挨拶を。


かような零細なblogですが、
どうもアクセスログを見ていると定期的に見に来てらっしゃる方(はてなアンテナやRSSもあればなかなかの数かな?)がいらっしゃるようでして管理人としては感謝の言葉もありません。
なんか有名どころのサイトにリンクがあったりして冷や汗をかいたのが二度三度あるんですが、まぁ、それはそれとして?


昨年は本や映像作品の紹介以外にらしくなく?あれこれと時勢ネタも書いていたりもしていましたが、今年はどうなることやら。
別館のほうのアレも手付かずで実は冷や汗が出ているのですが、放り投げたわけではありませんので今しばらくお待ちしていただければ幸いです。


本当は昨年を振り返ってベスト本のチョイスをしてやろうかとか色々考えていたのですが、ちょっと見送りです。随時、
リターンして取り上げさせてください。


誰かにとって、違う発見がこのサイトでもたらすことが出来ればされが最上の結果です。新しい出会いと発見。それこそがイノベーション、
革新の兆しだと思いますし、どこかの誰かの手伝いが出来れば、と思います。


では今年も皆様、よろしく。