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2012年3月12日月曜日

丁寧に作られ過ぎているスペースオペラ、「モーレツ宇宙海賊」

見ていますか、「モーレツ宇宙海賊」?

ニコニコアニメチャンネルでも放送されていますので、見られている方は多いかもしれません。
あのももクロZが歌う中毒性のあるOP&EDとか、今時なんだよ、そのタイトルは(失笑)。あとあまり悪く言うつもりではないですが、決して今の最新トレンドとはいえないキャラデザ。

いくら原作が「ARIEL」の笹本祐一氏とはいえ、正直、ハズすんじゃね。とか、私は思っていましたよ。っていうか、実は原作も読んでませんでした...。


ところが、あたりから面白いという話しを聞いて、何気なく、5話あたりを見てから印象激変。あわてて原作を購入して読むとですね...。


すいません(平謝り)。
これは面白いです。原作も、アニメも。


いや、まとめてみると面白いのよ。ほんと。SF好きなら見ていて損はない出来。

もはや伝統芸能の域に達しつつある私掠船免状持ちの海賊。なぜなら、もう私掠船免状の延長や交代はあっても再発効はありえないため、その数は減っていく一方。もっとも海賊といっても常に荒事ばかりではなく、契約に基づいた出来レース的な芝居も多い。とはいえ、準軍事組織として地方政府としてはありがたい側面もある。そのため公に出来ない汚れ仕事も加わる場合があるようで。
(あまり物語では触れられていませんが、作品世界は各自治星系政府+軍の上位に銀河帝国政府及び軍があるという設定で、まんまARIELの世界観のような...)

そこへ亡くなった艦長の代わりに忘れ形見?というか血筋を受け継ぐ女子高生が跡目を継ぐのか...という話になるわけです。

ハッキングや高度な電子戦のやり取り。丁々発止のハッタリの賭け具合。必要なときは荒事を辞さないけれど、それまでにちゃんと勝負のケリがつくようにあの手この手で画策する。
今時少ない、登場人物が「マジめに頭のいい」作品だと思います。

主人公の茉莉香は、高校生なんだけどその状況判断能力は格別。百戦錬磨の海賊たちの頭となって、小気味いい判断と指示を行う。後々にとんでもなさを発揮するグリューエルもそう。

丁寧に作られた原作小説を、これまたアニメは丁寧に追いかけています。

主人公茉莉香が海賊になることを決断するためになんと6話を費やすという2クールアニメでなきゃできない丁寧さで描いたあとに、海賊稼業の様子を描き、そして海賊モノとしては定番の幽霊船追跡話を盛り込む。これまたあの手この手のトラブルを描いています。このあと、オリジナルエピソードを挟んで、原作3巻話を描くのでしょうか(物語的に一番キリが良いですからね)。

現在ニコニコ動画で見れる最新話では、茉莉香の指揮によって弁天丸による艦隊遭遇-突破戦が描かれていますが、まぁ、こちらも丁寧ですよ。包囲をかけようとする艦隊の一番脆弱な部分の中央を突破(相撃ちを恐れて砲撃させないため)、しかるのちにレーザー撹乱膜(チャフ)をばら撒いてとんずらというシーンがぞくぞくきますね。

そうそうアニメのほうは茉莉香役の小松未可子さんが若手なのですが、その脇を経験豊富な声優陣が支え、なによりナレーションが小山力也さん(ジャック・バウワー役のあの人です)が渋いんだよなぁ。そういう意味でもお勧めです。


そんな感じで最近、アニメを見つつ原作も読んでいたのですが、ほんと笹本先生らしい作品だなぁと思って読んでいましたが...若干問題というか、物足りなさも感じてもいます。

登場人物の誰も彼もが頭が良すぎるんですよね、この作品。

セカイ系というかゼロ年代作品にありがちな情緒不安定さを表現することがキャラの内面を描いているとカンチガイしているような演出はまったくといっていいほど無くて、不条理な振る舞いをする人はいない。

みな、何がしか目的意識と能力を持って物語世界で"立って"いる。...それがファンタジーといえば一番のファンタジーかもしれませんが。そこが物足りないというか、成長の余地がないというか、主人公が一枚皮がむけるような突破のカタルシスが見当たらないという物足りなさはあります。
無論、そういうビルドゥング的要素を求めるような作品ではありませんが、葛藤と解決が欲しいかなぁ。ということは確かにありますね。
(ただ、よく"なろう"小説にありがちな主人公チート発揮というわけではないので、それもまた独特な立ち位置な作品だと思います...笹本先生の作品は)

とはいえ、総じて最近の作品にはない丁寧さで描かれたスペースオペラです。やっぱり宇宙活劇はこうでなきゃね。

見ていない方は是非。ニコニコアニメチャンネルでどうぞ。まじめにBDを購入しようか悩んでいます。また。原作もお勧めです。

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2012年1月23日月曜日

アニメ・アイドルマスターに見る歴史の積み上げ。

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アニメ・アイドルマスター(以後、アニマス)、今日(1/15)日にニコニコ動画でも完走しました。
最終話はライブ話なので、話的には24話のあとがき的要素な話でしたがいい話でした。「終わるけど、終わらない物語」がそこにあります。

個人としては、物語としては「ちゃんと終われるか否か」を重視しているのは確かなのですが、アイマスは息の長いコンテンツで、正直自分も心情的なベクトルが大きく振れたり、触れなかったりとしていましたが、アニメが放送されている間、かなり強いベクトルで接することができました。

アイマスって、ほんとアーケード版、Xbox360、PSP、DS、そしてアイマス2の大混乱と困惑から、アニメ版で、本当にアイマス好きなスタッフに恵まれて、色々な新規プロデューサー(ファン)たちも獲得しつつ、従来のプロデューサーも納得する、プラスアルファの匙加減が効いていました。
散々酷評されたジュピターも、いまとなっては受け入れられてCDバカ売れですよ。あの騒動をリアルで体験していた人は信じられますか?

まぁ、ゲームというプラットフォームで見れば結構難ありなシロモノではあるんですが、そこはそれ、いみじくも最古参の声優さんらが語るように、もう携わって8年以上。おそらく、一番古い中村先生、ミンゴスあたりだと2002年のプロジェクト立ち上げのころからですから、10年に達しているわけです。息長いし、釘宮さんほど売れては...まぁ、ミンゴスはシュタゲもあったし、智秋さん...はべつの方向で売れている?からwまぁいいか...いないので、声優さんたちがかなりコミットできたというのもあるかもしれません。

で、アイマスのBDの話ですよ。基本、ニコニコ動画とかの放送を何度も見ている立場としてはもう基本的にBDはお布施というか寄付というか、そういうニュアンスも強いのですが、それでも購入したら一度はコメンタリーで声優さんたちのある意味gdgdなトークを聞きながら見るのですが、いやね、3巻は色々な意味で面白かった。

7話、高槻やよいを中心にした話(やよい回)があるんですが、そこに絡むのは伊織と響。改めて見てどうしてこの面子?と思ったけど、ああ、なるほど、実はこの三人、兄弟がいる設定なんですよね。しかも心憎いことにやよいは長女、伊織と響は末っ子(だよね?)の設定。で、描かれるのは高槻家の兄弟模様。キラメキラリと共に描かれる、高槻家兄弟たちの面倒を見る伊織と響。
そして、途中でイジけて行方をくらましてしまう次男坊の複雑な心境を解きほぐすのは伊織というポジション話なんでいい話なんですよ。
で、コメンタリーに参加している釘宮さん(伊織役)が、「今度は水瀬家の兄弟話を描いてほしい」とオーダーするわけです。コメンタリーに参加している仁後さん(やよい役)、若林さん(律子)の二人もそれに乗っかって、アレコレと設定を組むわけですよ。
「たしか三人兄弟っていたから、二人のお兄さんとお父さんはメガネで」
「家族全員お互いのことを好きだけど素直になれないでいるカンジかな」
「そうそう。だから、伊織は『兄さんたちを見返してやる』って言うんだよね(つまり、好きだから認めてほしいという気持ちの表れ)」
とかね。

で、その流れは8話にも続きます。なんだか声優さんのわりに露出度の高いグラビアでたり、PV出したりしているたかはし智秋(ちあKing=あずさ役)、平田さん(真役)、長谷川さん(美希役)が出るわけですが、アイマスの長い歴史の中での逸話をアレコレはさみながら、ちあKingのわりとてきぱきとした仕切り能力(いや、ミンゴスの影に隠れているけど結構ね、上手いよね。ボケてもOK、仕切らせてもOK)で、話はてきぱきと進むのですが、アイドルマスターの中でもかなりのネタ、あずささんのエア友達(w)といわれる友美さん話で盛り上がるわけです。
この友美さん、ゲーム版でもイベントでかなり重要なパーソンになるんですけど、(グラフィック)姿がない。アニメ版でも同様で、いよいよちあkingに、「友美って実はあずさの想像、エア友達じゃないの?」みたいなツッコミまで受けるわけですが、ここでじゃあ友美はどんな性格かという話しに。
「きっと、あのおっとりしたあずさに付き合うからチャキチャキした娘じゃない?」
「ああ、それってひょっとして智秋みたいなの?」
「あー、こんなカンジ?」と、あずさの声、ちあkingの素の声による絡み。残りの二人大笑い。
「友美を出すときは私が声やるよー」とちあkingが言うわけで、ノリが良いアイマス製作スタッフならきっと本当にそうなるんじゃないかなぁ。

これら二つのコメンタリーで語られた話は、いつかちゃんと取上げられるかもしれませんね。

アイマスのコンテンツって、ほんと色々な設定がスタッフ、声優、そして受け手からバックされて、それが奇妙に積み重なっていくわけです。最初は無個性だと散々揶揄された春香がいつの間にやら春閣下扱い。そのあと、中の人的あざとさとか色々言われているけど、本質はアニメ版でちゃんと描かれて、みんながそれを受け入れる。
千早もそう。アイマスメンバーきっての歌姫という設定なのに、なにがなにやら胸の小ささがあちらこちらでネタになる。アニメも同様。貴音も同様。中の人の大食いっぷりが反映されていつの間にやらラーメン好き。響も中の人のポジションが反映されてどうにもこうにも不憫な役どころに決定。

ちゃんと色々な方面からのフィードバックを受けて物語の骨格が強化されていく。実に今風の物語構造になってきたとおもいませんか?

でもそんなに敷居も高くもありません。アイマスを知らない人、ニコマスでしか見たことがなくてゲームもプレイしたことがない人などはお気軽にアニメ・アイドルマスターを見て、その世界に堪能してほしいものです。1クール目はアイドルマスター世界とアイドルたちの話にフューチャーしながら2クール目は、そのアイマスがいままで積み重ねていた色々なものをちゃんと取りあげ、もう一度リボンを付け直し、そして次の物語へとバトンを受け渡しています。

いい話ですよ、本当に。見ていない人は是非。


※ちょっとゴニョゴニョ話。アニメ連動企画で行われた「No Make!」。これ、アニメ版のサイドストーリーで、何気に重要な話が語られたり、その演出はそのためだったのか!?と驚愕なネタまで投入されたりするんですけど、このご時勢にスマートフォンで聴けないとか、舐めた展開もとい、かなり不満のある企画だったんですが、ニコニコ動画を探すとあるかもしれないよー、と。まぁ、BD/DVDの特典につくとは思うんですがね。例えば千早がクリスマス回の最中、奇跡を願ってお母さんの千種さんに電話するエピソードとか、律子回で伊織と亜美の対面にあった皿とかは誰が食べてたの?とか明かされる意外な話とか、ほんと、おいおいそこはちゃんとシーン用意しとけよ。と思うようなネタがあるんですよ、これがまた。


2011年10月11日火曜日

映画『はやぶさ』短評的感想

映画『はやぶさ』公式サイト


10日が映画1000円ということもあり、時間をつぶすこともあり何を見ようかうつらと考えたあげくこの作品をチョイス。Twitterの宇宙系TLでわりと評判も良いのも後押し。本当は「とある飛行士の追憶」「モテキ」「探偵はBARにいる」と色々となやんだのだけれどね。

さてさて、基本的にあちこちで言われていることなんだけど、糸川教授のペンシルロケットからの系譜、「のぞみ」の苦闘とその結末、そして「はやぶさ」(MUSES-C)の長期にわたるプロジェクトに携わる科学者、エンジニアの人生をうまくまとめていると思う。

悪戦苦闘っぷりの中のエピソードをかなり整理しているので、個人的な激燃えエピソードである、「イトカワへのランディングをシミュレート&操作するためのソフトを極僅かな期間で作った凄腕企業スタッフ」とか、「フライホイールも1つだけ。スラスター推力もない。そこで三軸制御するのに太陽光を使ったアクロバティック姿勢制御」とか、「蓄電するためのエンジニアとの協議」とかそういうくだりは整理。まぁ、素人さん向けとか何がすごいか説明するのが大変なのでまぁ、いいんじゃないかなぁ。マニア向けならなんとかなるしさ。そこらへんはスルーでいいかな、と。

小ネタも色々あって、例えば、M-V打ち上げまでの漁業関係者との酒飲み話とか、中和神社のくだりとか、プロジェクトを存続させるための川口プロマネ、もとい、川淵プロマネ(佐野史郎がクリソツすぎてもう!)のトリックというか希望的位置づけとか、ポットにお湯を注ぐシーンとか、リポD山積みとか、まぁ、ウマく話を整理しているなーと。あと、退職される教授、亡くなられる関係者のエピソードもちゃんと挿入しているので、宇宙開発が息の長いプロジェクトだってことがよくわかるんじゃないかなぁ。

あと登場人物も名前を一部変えてるんだけど、極力似た俳優さんをあててるので「うわ、似てる!」とか思いつつニヤニヤしつつ見てました。

ただ、目についてアイタタタと思ったのは、登場人物、とくに竹内結子の眼鏡っ子スタイル...じゃなくて! 彼女演じる主人公(水沢恵)のオタ系コミュニケーション能力の演技。もうね、ありがち系オタ系コミュ障害を思わせるような仕草で、痛い、痛すぎるよ!と思いつつ見てもいたり。

正直、ラストの教育とか命云々の高説は蛇足だよねー。あそこは博士になった水沢ら若手のスタッフたちが新しいプロジェクト、はやぶさ2でもはやぶさMk2でもいいんだけど、それに携わっていくんだ。というシーンがはいってくれたほうが個人的には好みかな。

まぁ、あとはですね、パラボナアンテナLOVEでもありThinkpadラブな映画でした(笑) なので個人的にはかなり満足です。



2011年8月1日月曜日

トランスフォーマー/ダークサイド・ムーンを見る。

マイケル・ベイ監督もほんと、莫迦だなwwww というのが見終わったあとの感想。

今回、初めての体験ということもあってIMAXシアターで3Dとしたんですが、確かにIMAXシアターだと視界いっぱいに立体画像になるので、没入(投入?)感は中々のものでした。

ただ、自分だけかなぁ、最初の30分ぐらいは3Dだねぇ。奥行きあるねぇ。だったんだけど、話が進むにみれて毎度おなじみベイ監督らしいド派手演出連続で、あれ、3Dだったのあれ?見たいな感覚が...見終わって思い出してみると、ああ、シカゴの市街戦はちゃんと3Dだったかも。っていうのはあるんですが、ベイ監督らしいカメラワークだとあまり奥行き感じられない撮影なんだよねwww。
3Dは見慣れると違和感なくなるのか、それともベイ監督が3Dを意識していないのか、どっちなんだろ。

リアルなほうで舌禍事件を起こしてヒロイン役交代というのもあったし、色々とトラブル三昧だったけれど、なんていうかあいかわらずのベイ監督らしい、「お前ら派手なのが好きだろ、どやっ!」見たいなシーン満載でしたね。ああ、そうそうWikipediaの、
2作目で若干過剰気味であった下ネタ要素は今回では封印するという

は、ウソですから!w 全然封印してないよ!

あと、自分が楽しみにしているベイ監督の軍ネタ満載シーンですが、今回は1のような、A-10とかAC-130の攻撃、2の海兵隊上陸戦うはははというシーンがあったわけですが、3はねー、なんていうかねー、ちょっと残念だったねー。というのが正直な感想(ネタバレ回避しています)。

話としても相変わらずの伏線なにそれ(一応がんばってますが)、唐突なシーンの満載、どうにもこうにも莫迦っぽさ全開ですが、ベイ監督にそういうの望むのがどうかしているというのが自分の意見ですので、もう、極端なこというと、

「3Dで見れない場合はDVD落ちまで待つのがいいです」

としか言いようがない(w

しかし、オートボットとかに対する攻撃が、歩兵の場合肉薄して頭部の攻撃、あるいは、遠距離から頭部への狙撃で目潰し食らわしたあと、脚部の破壊を狙うっていうしかないってしょっぱいなぁ。っていうか、アサルトライフルで有効な打撃を与えられるなら、もう少し個人用携帯火器を増強したほうが...。いや、一応映画でもバンバン、ジャベリンとか怪しげなロケット弾とか撃っているのですがね。

そんなわけで一応記録として。


2011年3月2日水曜日

マクロスF劇場版 サヨナラノツバサ

あまり興味がない...はずだったのだが、なぜか見に行く気になって、公開二日目に行くことに。

...結果で言えば、非常に良かった。マクロスファンとしてニヤニヤしてしまうシーンがあったり(VF-1、ファイアーボンバーコスプレとか、あのSMS、統合軍の先頭にたつあの人とか!)したが、それはそれでおいといて、なんていうか、映画として再構成はどうなるのだろうかと思っていたら、ちゃんと再構成して二時間弱の尺にまとめきったこと。

前編のほうが「むむー」となったけど、通してみれば「これなら面白い」と言える出来だと思う。
キャラ配置も、世界設定も若干の微調整をして、TV版とはまた違った結末。でも、見終わったあとには、映画のほうがいいような気がしてくるこの不思議さ。

小説版もちらちら読んでも思ったけど、結構TV版で触れていなかった設定とか勿体無い使い方だなぁと思っていたら、映画版はちゃんと消化していたのに驚いた。最初からこの使い方してくれよ! これならアルトの歌舞伎設定も生かせているしさ。あとあのサーフィン・シーンはバカバカすぎてクスリと笑ってしまったけどね!

これでもか、これでもかとインサートされるシェリルとランカの曲。
菅野さんの能力全開だわ、CGとセルのダンスパートもすごいわ、もうね、面白いわ曲も聞いてみたいは、何回もインサートされるから中だるみしかねないけど、そんなことなく最後まで突っ走ったなぁ。

ランカの描き方もいいが、やはりシェリルがいい女すぎる。
物語の結末として三角関係は...確かに解決を見たかもしれないけど、これは解決なのかー。まぁ、続きはないとしてみるのがいいかな。うん。

見終わって映画館出るころには、もうCDもBDも買う気になっていましたよ。
マクロスが好きならぜひ見るべき。そんな作品でした。

劇場版マクロスF サヨナラノツバサ netabare album the end of劇場版マクロスF サヨナラノツバサ netabare album the end of"triangle"
シェリル・ノーム starring May'n&ランカ・リー=中島愛 produced by 菅野よう子

曲名リスト
1. 禁断のエリクシア
2. the isle of mayan
3. 虹いろ□クマクマ
4. 恋はドッグファイト (FIRST LIVE in アトランティスドーム)
5. アイ君と私
6. 星間飛行 (LIVE in アルカトラズ)
7. Get in on~光速クライmax
8. ねじれトラウマ
9. 島アイモ
10. 放課後オーバーフロウ
11. ワイルダーズ
12. 娘々Final Attack フロンティア グレイテスト☆ヒッツ!
13. サヨナラノツバサ~the end of triangle
14. ホシキラ
15. dシュディスタb
16. F refrain
17. ダイアモンド クレバス~thank you,Frontier

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2011年2月16日水曜日

ガンダム00全話一気見時空より帰還

話は年初の友人達との会話。
「ガンダム00見たか?」
「見てないんだよね。俺の中ではガンダムはアクシズが分離したところで終わったような...」
「食わず嫌いはよくないぞ。そうやって詰まんない原理主義的ガンオタになっていくんだ」
「むむ...しかし、ガンダムなのか、あれ? 映画版じゃ宇宙生命体まで登場しただろ?」
「あれはガンダムものとして捉えるんだ。ロボットじゃなくて、ガンダムもの。そう考えればいいだろう?」
「う、うーむ...」

というわけで、見ましたとも。一週間かけて1st、2ndシーズンとも!

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以下、徒然と。

・ガンダムという象徴、イコン。ロボット、ではなくガンダムという存在へ。
 正直、最初は刹那が「俺がガンダムだ」とか言い出したあたりで、失笑していたんだけど1stシーズン最後あたりでは、ああそうだな。戦争終結というか、彼にとっての神の具現がガンダムであり、それに準えている、あるいは捉えているところからああいう台詞なのか。と納得できてからは肯定してました。はい。

・ガンダムである理由とはなんだろう。ビジネスの欲求として以外のテーマはあるのか? 
 バンダイの生々しい理由はともかくとして、ガンダムの底辺に流れる人の革新ってどうなるんだろうと思ったら、2ndシーズンも中盤であれま、と出てきましたね。なるほど、そうきたか。
 
 
・戦争と世界というテーマに大上段に切りかかりすぎるきらいがある。
 正直、これについては描いていないなぁ。2ndシーズン、4クールで描くなら、どこかで戦争の周辺を描けばいいのに...と残念ではある。刹那たちの活動の背後には命を失う人々がいて、その彼らにも戦争するだけの理由が、復讐の連鎖とか、そういう戦争が日常と化していて平和がなんであるかわからないとか、そういうのを描けばいいのになぁ。と、折角少年兵上がりという刹那の立ち位置を重視しているのだから、彼と同じスタート位置からまったく違った生き方を選んだゲストを用意するとか、世界の複雑さを表現すれば深みが出るんじゃないのかな。
 ガンダム・マイスターの面々たちがみな戦争やテロの犠牲者ではあるが、救済されているんだよね、立場として。でも、その立場にはなれない人々たちとの対比が欲しかったね。
 (1stガンダムでいうところのククルス・ドアンや、時限爆弾を仕掛けた若い兵士たちのようなインサートとかのように)

・ソレスタル・ビーイング(CB)にしてもそうで組織暗部が書かれていないのではないだろうか。
 およそ二世紀にわたって活動していたのだから、組織内抗争があってしかるべきだし、どうも1stの終わりで唐突に現れたのでびっくり。というようなカンジを受ける。

・2ndでの反地球連邦組織の活動がちょっと...。
 もう少し欲しかったなぁ。なんだかいきなり宇宙規模で軍勢を組織できるぐらいなんだから、普段どこに潜んでいるんだ? っていう疑問がある。

と、色々ツッコミとか文句を書いてみたけれど、総じて「ガンダム」というレーベルをはずせば佳品一定レベルを超えていると思う。ただ、結局のところ、ガンダムがガンダムである理由。をとことん追求してしまうと、人の革新というテーマにぶつかるだろう。
 そうでなければどこまでいっても重箱の隅的な作品となっていくし、そういう意味では一年戦争から続く1stからのガンダムサーガとその世界観という枠組みがあるのは楽だよね、カイ・シデンのレポートシリーズとかいい作品もある...。

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でもそんな中で果敢にチャレンジしたのはいいんじゃないかな。
劇場版も見たくなりましたよ。うん。

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2010年9月25日土曜日

ストライクウィッチーズ 最終話 「天空(ここ)より永遠に」 他

・ああ、これで「501」の物語、宮藤の物語は終わってしまうのか。とため息。
 >疑問なのが魔力を使い果たしたというのが、充填されることはあるのか。ということ。(定量性なのか?)
>多分、4話のミーナが言ったように、ある一定以上魔力を使い果たすと能力を失う、ということかな。 
・1期でいみじくも坂本少佐が語ったように、宮藤が皆の先頭にたつとはなぁ。
・EMT。っていうか、バルクホルンおねぇちゃんの妹バカっぷりにはなんというかw

総じて話がもったいないなぁと思いつつ見てもいたり。えーっと、自分が心の中で思い描いていた話はこんなカンジw
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ヴェネチア上空のネウロイに対して連合国艦隊は突入を決意。切り札は戦艦大和に搭載された魔導弾。ネウロイ・コアを魔力で封じたもので、これを敵ネウロイ核へと叩き込む。
501は大和直援、他の戦艦部隊により護衛のもとネウロイ・ハイブに突入を行おうとするが無数の小型ネウロイが襲来。501もさすがに多勢に無勢かと思われた矢先、"魔王"西沢と若本徹子率いる508が地中海まで援護に。三号爆弾で小型ネウロイを一網打尽にして、501らの突入を助ける。ネウロイはなお一層数を増して、次第と落伍していく戦艦部隊。大和の魔導弾を放つまで持たないと思われたとき、再編途中の504のメンバーも戦場へ突入。501と大和のための血路を開く。敵ネウロイへ砲撃を行おうとしたとき大和へもビームが着弾し、大破。二番砲塔が沈黙するものの残りの砲から放たれた弾頭は敵ネウロイのコアを露出させることに成功する。が、あと一歩の攻撃力が足りない。再生が行われるコアへあと一撃。大和艦長は二番砲塔に格納されたままの魔道弾を誘爆させてコアの撃破をたくらむが、それは大和乗組員を道連れにする行為にほかならない。坂本少佐が烈風斬を放とうとしたとき、ネウロイのビームが襲い負傷、さぁ...501のウィッチたちの最後の攻撃が始まる...。
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大和の沖縄特攻ばりに損害に構わず突進するシーンとか燃えるのは自分...だけだろうなぁ...まぁ、ともかく、そういう胸熱展開を期待していたんだけど、まぁ、ちょっとすかされたかなぁ(苦笑)


色々話の展開については言いたいことはあるけど、まぁいいや。自分としてはEDに挿入されたワールド・ウィッチーズたちで物語が広がってくれるといいな。と期待。OVAでもいいな。
是非、フミカネ氏がTwitterで書いていた502の話が見てみたいなぁ。いや、ロスマン先生が動くところとか見てみたいんですよ...。

で、この最終話に合わせて色々読んでいたのでその話。

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1期、2期をつなぐ物語。各国に散らばった501の面々たちの物語が語られるわけで、それと同時にいままで設定だけはあったワールド・ウィッチーズが続々登場という話の展開。
前々からいやに人気の高い、"ついてないカタヤイネン"、ニパも出てくれば、アフリカの魔女も参戦するし、最強ナイト・ウィッチとされるハイデマリーも登場すると。彼女はサーニャと絡ませてくれるとうれしかったが、まぁいいやw 坂本少佐と絡む黒江綾香さんがP-51C乗りなのは、きっと元ネタの黒江保彦氏が対戦中、鹵獲したP-51Cを乗って全国の飛行隊で訓練していた逸話からだろうなぁ。

他にもデザインが上がっているので動くのを見てみたいウィッチは、ロスマン先生、"魔王"こと西沢義子、あとデザイン画も上がっていないが、見てみたいウィッチは、扶桑最強エースといわれる若本徹子、あとはサーニャと夜間交信したという"ドラゴンスレイヤー"、"オーク"といわれる扶桑のナイトウィッチ(おそらく、B-29撃墜で名を馳せた屠竜乗りの樫出勇氏がネタ元だろう)かなぁ。

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この手のアンソロジー本は以外とがっかりな出来が多くてあまり期待してなかったのだけれど、前半のストーリーものが結構面白い。"アフリカの魔女"、マルセイユは当然同人誌版の野上武志さんが描いていて、同人誌版2話を違う側面から書いている。あーそーいや、陸戦ウイッチってあまり話に出なかったけど、あれですか、ヴィットマンとかバルクマン、カリウスとかいるんですかね...。扶桑だと島田豊子とか?w

あと、長谷川武光氏が描くスオムス時代のイッルことエイラと、ニパのエピソードはいい話だねぇ、こういう戦闘逸話は好みです。(学童疎開の編隊から落伍した輸送機をニパがエイラの協力で援護。そこへネウロイが...という話)
また、松田未来氏の話もいい。普通のスピットファイア乗りが、501のウィッチと遭遇する話とかね。これ、本当に遭遇したらウィッチにマジ惚れ決定だと思うね。
とまぁ、ストライクウィッチーズの物語世界が好きな人なら気に入ると思いますね。ほかのウィッチの日常を描いたくみちょう氏の話も好きですよ。ああいうダメな501の面々とかww

アニメ第2期も終わって、おそらく501の扱いはどうかと思うけれどストライクウィッチーズの物語世界はまだ広いし、次は案外「ストライクウィッチーズ・ブレイブ!」とかいって502が出てきそうな気もするし。
(まぁ、宮藤がどうなるかという扱いもあるんだけど、502の面子だと501と関係性があるメンバーが多いから、ゲストで登場もありだと思うんだよね...)
「扶桑海の電光」もちらほら聞くけど、これって話を巻き戻して初期のころに戻るのかな。

とまぁ、ストライクウィッチーズは面白かったので、感謝をこめてBDをポチリとしました。はい。


2010年9月13日月曜日

ストライクウィッチーズ2 第10話 500 overs

・え、マルタ島がいつの間にネウロイ支配下になったの?。っていうか、8話での大和以下連合艦隊のルートはどうなってる?、インド洋~喜望峰~ジブラルタルまではいいけど、あれって実はイタリア西岸での話しだったのか。てっきりアドリア海手前、イオニア海でタラント入港間際の話だと思っていたけど...。

・多分史実のマルタ島をめぐる戦いをフューチャーしたんだと思うけど、実際はクレタ島あたりが妥当かなぁ(苦笑)

・確かにそれなら「アフリカの魔女」ことマルセイユだって、なんのかんの言っても出張ってくる理由にはなります。
半公式同人誌「アフリカの魔女」の記述が何年かははっきりしないけど、エジプト=スエズ運河奪還を目指す北アフリカに展開する連合軍にとって死活問題になるからね(海上補給ルートがなくなるからねぇ)。でもよくすんなりイタリアへ渡ってこれたな。という疑問もあるのですがw
(ちなみに同人誌版「アフリカの魔女」によると、アフリカに展開しているウイッチたちは総勢30名足らずと少数。そのうち航空ウイッチは片手で数えるほど。残りは陸戦ウイッチ。つまり、マルセイユ達第31統合戦闘飛行隊のメンバー数名で北アフリカ戦線を支えているという形)

・アニメ版だけだとマルセイユが単なるウザったいというか困ったちゃん気質全開だし、同人誌版から知っていると「ええ?」みたいな演出だけど、まぁ、なんていうか、まだお嬢様だしねぇ(苦笑)。501のメンバーに突っかかってくる相手として描かれた、としてみるのがいいでしょう、はい。

・やってきました。アイオワ級を除いて戦艦が集結。え、リシュリュー級? まぁ、あれは置いといて...。
フレッチャー級、秋月型駆逐艦もいた模様。まぁ、多分、あの秋月型、おそらく扶桑からカールスラントへ提供された駆逐艦じゃないの、っていう気がしてます。
(ゲーム『白銀の翼』などでちらりと言及されているけど、どうも『赤城』型空母は四隻が建造され、うち二隻がカールスラントへ提供された?とのこと。そのうち一隻は『グラーフ・ツェッペリン』でダイナモ作戦以前のカールスラント撤退戦で戦没。のちにネウロイにのっとられる...というのが『白銀の翼』でのお話。一応、公式ドラマCDでも触れられたらしいから、公式扱いらしい)

・あの連合軍艦隊は、まぁ、クライマックスへ向けての艦隊終結だと思いねぇぐらいかなぁ。

・実弾で大騒ぎしてますが、6話でリーネがペリーヌに向かって実弾撃ってたしねぇ(苦笑)。

・さて残り2話。なにやら宇宙へ行くとかいう話も飛び交っている模様。3期(あるいはOVA、映画はあるのか)、期待しておきます。

あと、半公式同人誌「アフリカの魔女」の動画版がUpされて、作者の野上先生の了承も得られたみたいなのでリンクはっておきます。






2010年9月6日月曜日

ストライクウイッチーズ2 第9話「明日にかける橋」

・ネウロイさんの活躍は冒頭数分でした。新型ストライカー、「震電」はハンパない上昇能力だなぁ。
・宮藤さん、淫獣の呼び名にふさわしい振る舞いでしたw ガン見、顔をうずめるなど容赦がない。
・エイラーニャの空間には誰も入り込めません。
・501の年長組wあるいは保護者組(PTA)は、ミーナ隊長、坂本少佐、トゥルーデ、エーリカ、シャーリーのようです。ま、だよねーという人選ではあるけれど、シャーリーが一番バランスが取れているような気がしないでもないw
・坂本少佐、酒乱ですね...。っていうかあのシーンはヒドイ。
・ミーナ隊長、2期はマジ不憫w オチ要員ですか。

...えっと、ペリーヌさんの主役回のはずでしたね、そういえば...(失礼な書き方)。
脚本は3話、7話担当の浦畑達彦さんらしい、これはヒドイ...も、もとい、肩の力を抜けたようなお話でした。

まぁ、(設定上)ガリア最強のウイッチで、ガリア本国に戻ればパリ防衛を担う統合戦闘航空団の戦闘隊長?のようなポジションについてもおかしくないはずの能力と実績と家筋をもつペリーヌなんですが(裏設定でガリア復興のために尽力したいという理由で固辞、パリ防衛はブリタニアから派遣された統合航空団が行っている)、齢まだまだ10代ですので、自分の役目について色々と背負い込むくだりもあってしかるべきですし、そういう意味ではいい着眼点だなとは思います。まぁ、橋の架け替え→金→財宝ってのがえらく直線的ですが。
確かにSWの物語はスケールが大きいわりに物語としては小さく、宮藤、あるいは501のメンバー中心視点からしか語られてません。今頃、ガリア(フランス)ではWW2直後のようにあちこちに乱立した亡命ガリア政府の統合ですったもんだしているのは明らかで、そういう権力闘争から逃れるためにペリーヌはがリア復興に身を投じることを選択した...という話でも一本書けそうだなw とは思うのですが、ドゴールあたりががんばっているのでしょうか...>新ガリア政府

話的には酔っ払い坂本さんがいい〆を見せてくれたので何もいうことはありません...が、あと3話で本当に終わるのか。っていうか、次回は評価の高い話が多い偶数回でもエーリカ・ハルトマンがメインのお話のようで、どうなるのやら...。


2010年8月20日金曜日

ストライクウッチーズ2 6話「空より高く」

アニメです。mixiにもちらりとかいてますけど、ニコニコ動画でストライクウイッチーズ2(ストパン2)が放送されていて、地味に楽しみにしている自分を発見して驚愕(wしつつも楽しんでます(あとHOTDもね)。

で、パンツじゃないから恥ずかしくないとかあの世界ではズボンだから大丈夫ですとか、まぁそういう「言い訳なんて明後日の方向へ投げ捨てて」物語を楽しんでます。いいじゃん、面白ければ(頭悪い言い訳)。大丈夫、二、三回見てれば「ああそんなもんか」とスルーできます。いや、経験者は語りますが、どうでもよくなります、ほんと。

ストライクウィッチーズも軍オタの琴線に触れる小ネタ満載で、ウイッチたちのほとんどにモデルとなるWW2のエースたちが存在したりとかするわけですが、今回の第2期では加速度をつけてます。
何しろ舞台がイタリア・アドリア海周辺ですから! 本邦、いや世界発のイタリア海軍艦艇がアニメ化されているわけですよ! ヴィットリア・ヴェネト級戦艦が! ザラ級重巡洋艦が! ナヴィガトリ級駆逐艦が!  アニメ作品の中で動くなんてイタリア本国でもありえねーよ!www イタリア軍オタは涙流して喜ぶ価値があると心から思う(毎度毎度扱い悪いけどさ)

今回第6話ではアブロ・ランカスターが、アップキープ爆弾(反跳爆弾)でダム・バスターばりの攻撃を仕掛けるシーンまで。あとはあれだ、デ・ハビランド・モスキートで633爆撃隊ネタを・・・い、いや、それはともかく。

でもまぁ、物語としては非常にシンプルですよ。第1期が主人公の宮藤芳佳の成長譚でもあったのですが、第2期は彼女が属する第501統合戦闘航空団に集うウイッチ達に焦点が当たっているわけです。
演出的には第1期のパターンをなぞりながら、微妙に話を変化させて物語を描いている。

評判の高い話数は今のところ、2話、4話、6話ですが、確かに6話の「空より高く」は、エイラとサーニャ、二人の人間関係(ま、百合?っぽい関係ともいいますが)に焦点を当てたいい話だと思います。今ならぎりぎりニコニコ動画で土曜日の昼まで無料で見れますから是非見てほしいですね。

短時間の未来予知のために魔力によるシールドをはったことがないという自分の才能を誇るエイラ。彼女はサーニャに対して庇護者的役割を自認しているので、今回サーニャに任されたよる攻撃作戦にぜひとも護衛役として参加したい。しかしシールドによる護衛役がいる任務に適さない。そのため芳佳にサーニャを守る任務がまかされる。
ここらへんが無理なく話の演出とか丁寧に行われているので物語に無理がないわけですよ。

そして訓練するために(ちょっとした喧嘩仲間の)ペリーヌに助けを求めるけれど、上手くいかない。諦めかけてサーニャと話すけれど、サーニャは諦めてほしくない(というより、エイラに守ってほしいという心情)。お互いに気持ちがすれ違って喧嘩してしまい、避けられるはずのサーニャの投げた枕をかわすことも出来ずに(その直前にサーニャが泣いているの気がついて)受け止めてしまう。

作戦がスタートして、ウイッチ全員による多段打ち上げ方式でエイラと芳佳を高度3万メーター以上へ運ぶ作戦が始まる。最後に手を離したエイラはサーニャの表情を見て...というお話で、なんというか、まぁ、ベタなんだけど丁寧な話と演出が光るいい話でした。

ストライクウィッチーズは色々小ネタが満載で、アニメ本編やコミック版・小説版に出てるキャラだけでなく、その他にも数多くのウイッチがいるわけです。デザイン画があがっているウイッチもいて、そのウイッチのモデルとなったWW2の戦闘機エース達でニヤリとするのも楽しみの一つです。そこらへんを楽しみにしてもいいかもしれません。設定だけはあるウイッチだけでもかなりのものになります。その中には、そう来たかという組み合わせも多かったりします。
たとえば、(343空の菅野直がモデルである)管野 直枝と、(フィンランドの"ついてない"カタヤイネンがモデルの)ニッカ・カタヤイネン、(ドイツのヴァルター・クルピンスキーがモデルの)ヴァルトルート・クルピンスキーら三人がいる部隊は毎度毎度ストライカー・ユニットを壊すので、部隊名の"ブレイブ・ウイッチーズ"でなく"ブレイク・ウイッチーズ"と呼ばれるとかいう話を読むと、あはは、そりゃそうだろうと思うわけですよw
(まだデザイン画があがってないものの、扶桑(日本)最強エースとして若本徹子(当然モデルは岩本徹三)の名前が挙がっているわけでここらへんを参考にしていただけると良いかも。

勝手に作成 ストライクウィッチーズ相関図 FLASH/jpg

というわけで、2ch本スレなどで「最低で最高」とか「これはヒドイ」とかいう絶賛の声万歳のような第7話ニコニコアニメチャンネルの放送まえに滑り込みのエントリでした。さて、明日、どんな最低な話だか楽しみにしよう...w


2010年6月1日火曜日

映画「グリーンゾーン」 自己批判の道はまだまだ険しい

ま、なんですか。見終わってから「しまった、これなら「パリより愛をこめて」のほうがよかった」orzと思ったんですが、どうしよう、この映画。

・例によって例のごとく翻訳が戸田さんなので、英文聞いて自己変換が必要。
 「装甲車を持ってこい」...「ハンヴィをまわせ」でいいんじゃね。発音ちゃんとハンヴィって言ってるよ?

・冒頭30分で話の筋が読めたが、ななめ下の展開でズッこけたのは内緒(この話、のちほど)

・実はもっとバッドなエンディングだと思ってました(この話、のちほど)

・冒頭、狙撃兵の立てこもる塔への突入シーンがあるんだけど、うーん、それならヘリ呼んでフッ飛ばしたほうが?とか思う自分はCod:Mw厨です・・・。

・結局トホホなお話だが、アメリカにとってイラク戦争の大義を喪失していることの証左でもあるんだよなぁと思ってみていたり。ハート・ロッカーもそうだったけど、今は本当に内向き。ベトナム戦戦争直後とはまたありようが違うというか、なんというか、ねぇ。

・っていうか反省の矛先はマスコミにも向かっているんだけど、総じて弱い。事の深刻さがまるで他人事。これで反米云々とか言われるならかわいいもの。

・さらにいえば、イラクにおいてはスンニー派とシーア派の対立が主体でクルド人問題はアメリカにとっても触れたくない話だろうに、なに並列で扱ってんのよ。とか思ってもみたり。

・個人的にB級ボンクラ映画的ランクでもちょっとドンヨリ系な扱いです。
 マット・デイモン出るならもう少しこうなんていうの、ドンパチしようよ。
 (いや、ボーンシリーズじゃないんだけどさ)






(以下、完全ネタばれ時空かつ妄想全開)






・や、結局のところアメリカでの占領後プランがgdgdであることを自分たちでとどめさしちゃったような話なんですよ。国防総省とCIAの内ゲバでもあるし。
・びっくりしたのが諸悪の根源みたいなCIAがわりとマトモな扱い。でも大してストーリーに絡んでない。
・正直、あのストーリー展開で主人公が生きているのがおかしい。これでマット・デイモンが演じるMET部隊の隊長がラストシーンでIEDで爆破死亡だなとか思ってましたから。
・結論からいうとシナリオ、結構改変されたんじゃないかなぁと。ハリウッド映画シナリオにしてみるとどうも腰砕け感が大きいです。いくら史実を逸脱できないとはいえ、どうもシーンをばっさり削られた感が強い。何かあったのかな。

・もっとなんていうか、どんより系ならどんより系に突っ走れよ!とか見ていて思ったり。



つまりこんなカンジのストーリー(一部映画準拠で途中から妄想モード)でどうだろう。
(色は反転しています)


・イラクの将軍がアメリカ国防総省の高官とつながっている。→将軍はフセインの失脚を狙って、国防総省(政府筋)は9.11の矛先をイラクに向けるために結託。ありもしない大量破壊兵器をでっちあげて戦端を決意。そこである密約を交わす。
・将軍指揮下のイラク軍はアメリカ軍侵攻に対して主力をぶつけることなくイラク南部方面に展開。指揮ラインはそのままであちこちに潜伏することに。
・国防総省はありもしない大量破壊兵器の捜索を命じつつ、将軍を口封じするため行方を探る。国防総省のプランは将軍の身柄を生死を問わず覚悟したうえで大量破壊兵器を「発見」し、戦争の大義を確立するのが目的。
・将軍はアメリカの意図を読んでおり、国内の勢力を掌握。イラク暫定政府に自分、あるいは自分の配下を送り込み勢力を確保したい。将軍の手で事前に生物化学兵器工場とその兵器を隠匿したという情報を流す。焦りだす国防総省筋。CIAはその動きを察知する。
・主人公率いるMET捜索チームは空振りばかりで苛立ちが募る。どうも上層からの指示で空振りばかりだということを悟る。その途中、不審なイラク人を追跡することになる。元イラク軍軍人将官だったらしく彼の抵抗で射殺したとき、身元を確かめている最中あやしげな手帳を手に入れる。
・大量破壊兵器は本当はないはずなんだけど実はある...かもしれない。そのことを科書き残したのが冒頭に将軍が書き残した手帳。(ところが作中では単純に将軍の潜伏先リストでズッこけた)CIAはその有無を調べるため、国防総省は手帳の存在を帳消しにしたい。そこに国防総省との取引が書いてあるとディス・インフォメーションの証拠だから。
・手帳には、国防総省が最後にでっち上げる化学兵器工場のポイントが記されていることを、CIAから主人公はしらされる(ただし、本物だと信じているしCIAには渡していない)。
・CIAは主人公に国防総省のでっち上げの可能性を知らせ協力するように要請。イラクに対するスタンスは自治はその国の国民が行うべきというスタンス。すこしだけ共感する主人公。
・とはいえCIAはイラクの治安についてアメリカ兵士を使うのではなくイラク人主体の兵士を使うのが目的。"睨まれるのはイラク人のほうがいい"
・CIAに手帳を差し出す。しかしその手帳は控えで、ポイントが数箇所に分かれていた。
・将軍はグリーンゾーンに対してこの化学兵器を使わせると国防総省に通達。顔色を変える国防総省高官。ただしブラフでわが身と配下の兵士の身の安全を確保するためだった。
・イラク軍残党とアメリカ軍内部での大量破壊兵器をめぐって三つ巴の争奪戦が繰り広げられる。協力したイラク人はイラン・イラク戦争以後、化学兵器使用のため余命いくばくもない不遇をかこったイラク軍軍人、としておこう。
・CIAのバックアップもあり主人公が大量破壊兵器のケースを手に入れる。その過程で化学工場には何もないしケースもフェイクだということがわかる。将軍は混乱のさなかに協力した元イラク士官の手にかかり死亡。イラク士官も死亡。士官は死の間際主人公に「これでこの国は国民のものだ」という。
・将軍の懐から出てきた密約を示す資料は最後に国防総省が大統領令で取り上げられる。
・大規模な戦闘があったことが国防総省から発表される。その場所は工場の名前であり、現在大量破壊兵器の捜索中であると高官が告げる。
・その後国防総省高官はフセイン逮捕を発表。ただし高官は発表の直後更迭されるがその事実はフセイン逮捕のドタバタで報じられない。
・実はその手帳に書かれた工場の名前は符号であり、イラク軍残党がIED爆破攻撃を実行するためのシグナルだった。イラク戦争はより混迷を深めることに。
・CIAの忠告を無視して報告をマスコミと協力した記者に流す主人公だが、マスコミはこれを圧殺。記者は会社を辞め、独立ジャーナリストとして真実を告げようと主人公に告げようとするが、彼と一足違いですれ違うことに。
・CIAはあるところへ電話をかける。
・マスコミから黙殺されたことを知らず任務に出た主人公たちの向かったさきでIEDの爆発シーンでEND

...うわ、救いのねぇ展開だなと自分でも思いますね。


2009年4月27日月曜日

ねとすたシリアスが面白い。

NHKBSでやっているネット☆スター(ねとすた)って、ネット...っていうか東浩紀(ってあずまんって書いたほうがいい?)いうようなニコニコ動画、2ch界隈ネタを引っ張ってくる番組があるのですが、そこで何度か番組をこなすうちに、ゲストの東浩紀氏や白田先生こと白田秀彰教授がもっとガチンコトークがしたいなぁ。なんて呟いていて、あまりにニッチすぎるからそりゃ聞きたいけど受けないだろうねぇと思っていたら、さすがねとすた、というかYoutebe&ニコニコ動画時代ですから、一気に割り切ってネット配信番組ということでやってくれました。
前編も面白かったのですが、後編も面白い。是非ネット界隈に興味がある人は見て欲しい。
(ただ時間がかかるので、ゆっくりできる時間を作ってからね)

ねとすたシリアス(Youtube公式チャンネル)で公開されていますが、ニコ動でも有志がUpしていますね。こちらはコメントつきなので、突っ込み入れつつみるという非同期サービスの醍醐味を堪能できるかもしれませんね。まぁ、公式チャンネルのビュー数も今後の話につながる話ですから、ここは是非ともYoutube版でどうぞ。

http://www.youtube.com/user/netstarannex


ネット☆スターの良心というかバランサーといってもいい立川談笑さん、白田先生、いいだしっぺのあずまんが不参加の中で、代理?出席として濱野智史氏が参戦。あと黒瀬陽平氏も参加してのガチンコネットトークというか、日本のインターネットの流れなどを説明しつつ、日本のネットサービスの特異性について着目しつつ、話はいろいろと深みへ入っていったのが前編。

前編も前編ですごい興味深いかな。本当におどろくけど、ねとすたシリアスという番組内でさらりと「わかむらP」とか「ニコマス(アイマス)」とかが飛び交うんですよ。「彼らならいつかアニメを自前で作ってしまいそうだ」とか...いや、もうそれ、ダムPが入口に立っていると思うんだけどねぇとか苦笑しながら見ていましたが。

前編でも面白いけど、多分濱野氏の著作を読むともっと理解度が深まるはず。

アーキテクチャの生態系――情報環境はいかに設計されてきたか
アーキテクチャの生態系――情報環境はいかに設計されてきたか濱野 智史

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上の本はもう一度再読してからReviewする予定です。さて、ねとすたシリアス後編の話に戻って...




で、後編は、お笑い番組を題材に、日本における場の占有がどんどん短くスライスされてきている(例えばお笑い番組とかネタが極力短くなってきている、とか、芸人よりもひれを司会する芸能人の力量が求められるとか、そういう話です)とか、話はつきません。

結論として、もっとネットサービスを表現する言語などが必要だ...的な形に行き着くのですけど、ネットサービスは基本的にブラックボックスというか、表面のサービスと背後にある技術が目に見えないんですよね。
バックボーンにTCP/IP技術がある。そこまではPC技術者とか好き者の卵であれば判る話ですが、そのあと、ネット配信(ストリーミング)とか色々な技術がどうして行われているのか、というとネット関係の業務に携わっていないPC技術者でも首をかしげるときがありますよね。ましてや一般人の人には何がなんだかわからない。国などではさかんに著作権権利者団体などと集まりが行われ、ネット界隈の言説はこれらの団体がやらずぼったくりの権利者ゴロ的な扱いだったり、色々とややこしい問題がある。

というわけで、ネット(を取り巻く周囲の状況を含めた)界隈は、非常に混沌として表現しずらく、そして動きが早い。そういう中で、いかに普遍的な言葉でネットサービスを表現して、評価していくか。ねとすたシリアスで語られた問題はわりと深い話で興味深い点満載です。

面白いので是非に見てみることをオススメします。

2009年4月22日水曜日

ジェイミーのグレートイタリアンエスケープ

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身も心も消耗した男の旅路の果てにある幸せ。

最近行われたイギリスのG20会議に出席した国家指導者たちの晩餐会を取り仕切ったことでも有名な、ジェイミー・オリバー。食の不毛地帯、イギリスのシェフでも飛びきり有名な彼ですが、彼の経歴も面白いんですよね。

1975年5月27日、イギリス・エセックス州のClaveringで、パブ・レストラン"The Cricketers"を経営する両親の下に生まれる。8歳の頃より両親の手伝いを通じて、料理に親しむようになる。16歳の頃、料理人になることを志し、Westminster Catering Collegeに入学。その後、フランスで修業。ロンドンに戻りいくつかのレストラン等でシェフを務めた。シェフとしての活躍がドキュメンタリー番組としてテレビで紹介され、注目を浴びるようになる。

From Wikipediaからの引用

ただ、ここにも書かれていないことを書くと、彼は難読症をもっていて、学校が嫌いだったといいます。だからこそ、子供ながら父親の料理の手伝いをしていたのかもしれません。



彼はイギリスのTV番組に出ることで一躍イギリスで有名なシェフの座につきます。普通だったらそこで終わりなのですが、彼の活躍はそこだけではとどまりません。

ニート的な立場に甘んずる若者たちを、一流のシェフに成長させるために悪戦苦闘したり(一方新しいレストランを作るのに七転八倒)、結婚し、子供が生まれたことを契機に学校給食に着目、サッチャー政権下で一食80円まで削られた結果、とてもじゃないが子供が食べるようなシロモノではないものに成り果てた学校給食をマシなものにするため苦労を重ね、ブレア首相にも直談判、なんとか予算を獲得したり(その後のエピソードも泣けるんですが)と面白い話が番組化されています。

シェフ本来の仕事、若者たちの教育、学校給食の再建、そして家に戻れば二人の女の子の父親、良き旦那として振る舞うジェイミーですが、ただ、そういう中ですっかり身も心も消耗してしまい、彼は自ら選んだシェフとしての行き方、情熱を取り戻すために一人旅を決意。
豊な食材とそれを食する人達がいるイタリア各地を、VWワゴンで巡る旅へと出ます。イタリアの様々な自然と、そこで暮らす人々と豊な食事。彼はその生活に触れることで、もう一度再生を果たすための日々を過ごします。

youtubeなどの動画でジェイミーの生き方に色々興味が沸いたので、DVD「グレート・イタリアン・エスケープ」を購入。ざっと見てしまいました。
いや、基本的にジェイミーって階級社会の英国の中でも特異な立場だと思うんですよね。パブの料理人の息子、ということは上流階級出でもありません。育ちが如実に出るのは口から出るたびに覆い隠される激しい放送禁止音(w)、きっとFで始まる四文字言葉とか言ってんだろうな、っていうのはすぐにわかります。 そんな彼でも口汚くアレコレ愚痴っていたりしながら、作り上げる料理は一級品(なのかなぁ?)なわけです。
とはいえ、正直、日本人の目から見ても食の不毛地帯であるイギリスから来たシェフに、イタリア人は手厳しいんですよね。ここらへんジェイミーも後々愚痴ってますけど、イタリア人にとって食のベースはあくまで「マンマの味」、つまり母親が作った郷土料理にあって、それ以外の新奇なものはあまり好まれないんですよね。口で美味いとはいうのはまだマシなほうで、「この味付けはこの地方の料理じゃない」なんていう始末。
ジェイミーも最初はイギリス風の料理にわりと固執していたんですけど、この話の中盤から郷に入りては郷に従えというわけで、イタリアン風の料理なども振る舞いはじめます。

彼の最終目的地は新婚旅行を共に過ごした場所。そこで彼がイタリア旅行で世話になった人々を呼び、誕生日パーティとして料理を振る舞います。そこには料理人として再生した姿が見えるわけです。

まぁ、料理として美味いのかどうなのか、とかはわかりませんが、結構「へぇっ」っていう作り方とかありますよね。オーブンがない野外パーティでどうオーブンを必要とする料理を作り上げるのか、とか面白いくだりがありますよ。

というわけで、視聴記録として。


2008年4月27日日曜日

キングダム/見えざる敵

キングダム/見えざる敵
キングダム/見えざる敵ジェイミー・フォックス.ジェニファー・ガーナー.ジェイソン・ベイトマン.クリス・クーパー.アシュラフ・バルフム.ジェレミー・ピヴェン ピーター・バーグ

おすすめ平均
stars銃撃戦好きの方は是非。
starsラスト三十分そこは戦場となる
stars軍事・警察映画マニアには
stars良質のアクション作品
starsラスト10分

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あいにくと映画館では見れなかったのでDVDで視聴。

サウジの外国人居住区でのテロ事件が起きるがアメリカとサウジの微妙な関係のせいでFBIは派遣できない。FBI捜査官のフルーリーはマスコミを通じてサウジに圧力をかけ、5日間の捜査を勝ち取る。
フルーリーはスペシャリストたち三人を連れてサウジに赴くが、そこは異文化が交錯する場所だった。
彼らを監視するサウジ警察のチームとともに、事件現場へ行くのだが・・・。

CMで見たときは、なにそれ何でFBIでブラックホーク・ダウンばりの銃撃戦が?と思っていたけど、話を最後まで読むとああなるほど。という展開。銃撃戦映画なんてゆめゆめ思わず、バディ・ムービーであり、警察ものであり、そしてアメリカ映画がときとしてやっくれる暗喩な政治的アプローチを見せてくれる映画だと思ったほうがいいかも。

以前、「ザ・ホワイトハウス(westwing)」のTV放送にあわせて色々とエントリしていたときからも感じていたけれど、時にドラマなどアメリカのメディア作品の中でもサウジに対する屈折した付き合い方が垣間見えているが、この作品ではより直接的にそれが描かれていた。
冒頭数分で鮮やかにアメリカとサウジの関係について集約しているけれど、確かにサウジの今の体制はゆがんでいるが、アメリカとしてはその歪んだ政治体制であることが望ましい。

つまりはサウジ国内でも絶対王政下においてさまざまな富の偏在、貧困、宗教と政治の乖離による衝突が生じているが、それを今の王政が制御しきれているかぎり、アメリカにとってはリターンが生じる。
しかし、それによってビン・ラディンのような(資金の豊富な)テロリスト達を生み出している側面もある。
多数いる王族の中にテロリストへの資金提供があるかぎり、ボディブローのようにアメリカの今の体制を脅かしているのが現実なのだし。

対テロ戦略においてもっとも有効なのは協力組織がもたらす資金と後方策源地の遮断であるが、アメリカはアメリカ国内の事情においてこれを行えず、末端をつぶすしかない。という厄介な状態を描いている。

この作品、最後までみるとお気楽極楽映画なんて思えない皮肉たっぷりの展開で、残りの数分で一気にそれまでの感情を裏切ってくれるような結末も見せてくれるけれど、そういうビター・テイストを好みの人にはオススメだと思う。自分は好きでしたね。


※しかしサウジは金持ちだよなー。と英語版Wikipediaでサウジアラビア軍組織の項目を見て思う。
劇中にも、M1(A2?)、AH-64アパッチなどが出てくるけれど(アパッチに至っては、捜査チームの護衛のみというゴージャスな展開…)、小火器関係もまた玉石混合っていうか…。



2007年9月7日金曜日

ヱヴァンゲリオン劇場版:序

「ヱヴァンゲリオン劇場版:序」→公式サイト

正直、TV版のあの熱狂(Nifty・SGAINAXの深さは今振り返っても、中々のものだったと思う)、劇場版の乱痴気騒ぎと混沌、サブカルの寵児となったような展開から、パチンコなどまで展開して今でもスピンアウトというか、亜種作品を生み出していたモンスターではあるけれど、正直、心の中では「消費しつくされた」感が強くて、映画館、TVで予告編を見て、3Dで第三新東京市のビルがせり上がってくるシーンを見て「おっ?」とは思うけど、観る気は無かった。DVDで観ればいいかな。とは思ってもいた。

ところが、あちこちのblogで劇場版が良かったという評価じゃないか。どういうことだ。代表的なのは下のエントリかな。

まだ見ていないお前らのために『ヱヴァ』を解説するよ。」 from Something Orange.

…ほほう、そこまであの時代を味わった面々が絶賛するのなら見ておこうではないか!!




というわけで見てきました。




あ、確かにこれはすごい。

TV版に(それもマジリアルな本放送で)熱狂してしまった人なら見ていてソンはない。TV版本放送前に出来上がっていた1~5話近辺、つまりはGAINAXらのスタッフが渾身の力で作っていたあのエヴァのすべてのシーンが見直されて、作り変えられている。(本放送まで、アスカ襲来が出来ていたことは確認している…ちょっとしたことだけど)

見直されて、変化しているのは風景やガジェットではない。それは10年あまりの歳月が可能にした3DCGなどによって可能になっただけのことだ。ここで変化しているというのは人物描写とてそう。

ナイーヴで自分の殻に閉じこもるばかりだったシンジは幾らかは意思表示を示すようになった。綾波の声は幾分軽くなったような気がする。ミサトも幾分大人の女らしさといい人さを見せている(特にぐずるシンジをリリスの元へつれていくときのあの仕草はいいよね、あと司令に反論するシーンなど)。すべてが年月の歳月を経て、見直され、変化しているのだ。


この劇場版の中心は、TV版第5話近辺、つまりサキエルラミエルの襲来、一敗地にまみれたあとのヤシマ作戦による反撃であるのは言うまでもないけれど、あの描きっぷりはもう悶えてしまいそうなほどだ。

多数の無機物モノの描写、ビルや武装ビル、迎撃システム構築物の描写、重機の集結、突貫の大規模土木/建築工事。ネルフを筆頭としたオペレーター/スタッフ/エンジニア達の動き。物語冒頭にて、リリスの存在が明かされることによってネルフの存在意義と目標、そして目的意識は明確に描かれていることも一因しているだろう。名実ともにネルフ=第三新東京が人類最後の砦として描かれているのだ。
TV版とは違って尺が短いので、余計な部分をそぎ落としているのがよくわかる。

個人的に琴線に触れたのは、ヤシマ作戦の作戦会議シーンだ。ミサトの描写が才能ある現場指揮官というカンジで、他のスタッフ達も補佐に徹しつつ発言するあたりがいい。密室の中、テーブルを挟んで一つの目標に向かっての会議ってのはいいよね)

だが、まだ「序」なのだ。物語がそうそう簡単に終わらないであろうことはこの映画の最後と予告編でもう明らかにされている。
あの当時、ライブで疾走感と己をさらけ出すことでしか物語を終わらせることのできなかった庵野総監督が、あれから10年、何も変化しなかったという自戒と共にどんな物語を紡ぎだし、そして終わりを描くのか期待している。さぁ、お手並拝見というところだ。

---------------

ここから先はヨタ話。エヴァ、そしてこのヱヴァ映画版は特にそうだけど、土木…大型建築物が特に魅力的に描かれている。ビルが地面から生えてくるシーンもそうだけど、ミサトとリツコが二人でリフトに乗りながら、施設の坑道内を降りていくシーンだって魅力的だ。あと、シンジと綾波が降りてくるエスカレーターもいいよね。というわけで関連ネタ。

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いやー、人間の力は偉大だよ。決して見えない場所にある大規模建築物もすごいしね。
大規模建築といえばやはりあとは工場か…。

あと、ヤシマ作戦のガジェットというかバイプレーヤーというか、いい小道具はやはりこれだと思う。

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starとりあえず買っときなさい

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やべ、軽装甲機動車がこんなに格好よく描かれているなんて! スタッフの中にも軽装甲機動車好きがいるのか。ってなぐらいにヤシマ作戦では出てくる出てくる。リツコたちのシーンとかでもね。確かに軽装甲機動車、格好がいいからなっ! そこ、パナールのVBLとか言ってはダメだぞw


2007年6月15日金曜日

思い出の新たな形

休日にレンタルDVDで借りてきた作品を、平日ポッカリと空いた時間に見ていました。

いや、なんですね、見ていたのは…、

映画ドラえもん のび太の恐竜 2006
映画ドラえもん のび太の恐竜 2006藤子・F・不二雄 渡辺歩 水田わさび

ポニーキャニオン 2006-12-20
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おすすめ平均 star
starホントに見てよかった
star一言だけ
starドラえもんのいる国に生まれてよかった

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だったんですけど!www

27年ぶりのリメイク作品(エターナル化って言うんですかね)。正直、声優陣が変わってから全然見ていないけれど、評判は良かったのは聞いていましたから、一度は見てみないと。という気持ちが強かったです。

大体、これ、コロコロコミックに連載されていたときも、映画化されたときもリアルタイムで小学生だったからなぁ(追憶の目)。あらすじは大体覚えているものの、細かい細部はとんと・・・。
ただ子供心に、ドラえもんら一行が白亜紀の地球を旅しながら宵闇の中、ピン?型のテントハウス(っていうか居住モジュール?)で夜を過ごす、というシチュエーションにワクワクしたのを覚えています。ああいう旅はいいよな、という刷り込みなのかもしれません。

2006年の今、アニメーション技術は進歩して極々さりげなくCGは使われ、キャラクター達はまるで手書きのような太い描線をもって描かれている。当時の作品と今の作品の話の筋はほぼ同じのはずなのだけれど、改めて新鮮な記憶で見ることが出来ました。よく出来た話だなと関心しながら見ていました。ちゃんとのび太や周囲の面子の変化も描かれている。

無論、映画はスピンオフというかパラレルワールド的なので、のび太達の成長は映画の中でリセットされます。子供の頃はそれが不満だったのも覚えていましたが。たとえどんなにのび太達が心理的に成長しても、それは映画だけの話。
まぁ永久ループのようなドラえもん世界に長い目でみた成長というキーワードはないのですけど(たとえば原作であった、ドラえもんが一度未来へ戻ってしまう・・・というエピソードは、短期的な成長フレームですから)、そういうものは望んではいけないのですが、そうだとしても、いい話ではあるのです。

あの時の自分と、今の自分。とりまく環境は全然変わって、あの頃夢見ていた世界なんてこれっぽっちも実現なんてしてはいませんけど(いや、笑われるけど、マジ、自分が20代か30代になったら月面都市が出来ているって信じてましたよww)、すくなくともこの映画を見ていたときは、ドキドキワクワク感を取り戻していました。はい。というわけで機会がありましたら是非。