2008年11月28日金曜日

Landreaall 13 / おがき ちか

Landreaall 13 (13) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)
Landreaall 13 (13) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)おがき ちか

一迅社 2008-11-25
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もう、アチコチの書評系で大絶賛なのも頷けます。それぐらい物語として面白い。

主人公がリドを救うために、リドの故郷ウルファネァに向かった直後のアカデミーを襲う怪物(モンスター)。アカデミーは怪物の網に閉じ込められ、残っていたのは生徒達ばかり。

年少組と負傷した女生徒を網の向こう側に待つ大人たちの下へと送り届けなければならない。

彼らは即席で騎士団を結成。家柄として最上位であり能力もあるティティをトップに、騎士候補生のカイル以下階級制度を無視して能力優先で騎士団を組織する。建物に残った女生徒達も負傷者の看護に当たることになる。そして、囮役の部隊と脱出組に分かれての戦いが始まる・・・。


あちこちで触れられていますけど、この物語世界の舞台であるアトルニア王国は現在国王不在で貴族たちによる集団指導体制。
どうやら身分制度に変化が起こりつつあり、商人たちも貴族や騎士の位を手に入れることができるようになり、それは民衆にまで及び始めているような時代ですね。
貴族の子息向けが通うアカデミーにも、奨学制度で庶民出の生徒が幾らか入ってきているようです。フィルみたいなフリンジと呼ばれる下級階層出はなかなかいないようですけど。

とはいえ、彼らの間には公言はしないものの、身分制度が色濃くあるんですよね。貴族の子息でなければ騎士(候補生)にはなれず、フィルにしても護衛兵志望から抜擢という形をとって従騎士の立場になれる程度。
無論、フィルと末位とはいえ王位継承候補であるティティのような友誼はありますが、ある意味珍しいわけで(なのでティティとフィルは今もわかりやすい貴族息子の下についた庶民という格好を装っている)わけです。
そういうモロモロの社会の縮図もあるアカデミーの生徒達は目の前の危機に一致団結するわけです。そして、様々な形でDXのことを口にするわけです。

王位継承権でもトップに近い位置。火竜の事件を収めた経験も能力もある。フィルなど身分で人を差別する人物でもない。まさくしパーフェクトな役回りですけど、

主人公であるDXとその妹であるイオンは、辺境開拓領出。しかも放棄したとはいえ王位継承権付きで高名な将軍を父に持ち、母もこれまた伝説の傭兵。田舎でしかも領民達はみな傭兵か兵士上がりなので非常に立場に対して自由でいられた。彼らは「坊ちゃん」とDXを慕っていた。

その立ち振る舞いはアカデミーにきても変わることなく、拗ねていたフィルの心を解きほぐし夢を見ることができるまでになった。まさしく周囲が語るように立場は貴族でも、行動原理は傭兵のように自由。
ただ、貴族、王族として振舞うことがどのようなことなのかを知っているDXはあれやこれやと理由をつけてその面倒な話から逃げ回っていたのですが、どうしてかをこのエピソードでイオンは思い知るわけです。

��Xがリドへ発した言葉の意味を思い知って彼の故郷へ向かったように、イオンは自らの言葉によって「命も惜しくない」と戦う騎士候補生たちの姿を見て、自分の発言や行為がどれだけ周囲に影響を及ぼすか恐れを抱くわけです。そして兄であるDXと、今、指揮を執るティティの苦悩を知るわけです。

いや、ほんと面白いわけですよ。
大体、メインのストーリーが動き出している一報、ウルファネァの一件に片を付けるため、学長と寮長のR.ケリーがアレコレと動いていた(結果は、前の巻で述べられるとおりというのが上手い)というサイドストーリーもあるわけです。
レイ・サークを経由して届けられたあの書類が、ウルファネァでのDXの願いをすべて叶えさせる魔法の杖となるわけですから...。なんともはや、上手いつくりだとしかいいようがありません。


物語は色々な事情があって、急速に畳むのですが致し方ない。本当は作者も続けたかったのでしょうが、連載自体が続かないとなぁ...。なぁに、またの機会があるんじゃないかと。
��Xがいないとつまらないと思う人もいるでしょうし、それは否定できないもんですからね。

今しばらくはDXを中心とした物語を堪能することにしましょう。
イオンとメイアンディアの城でのエピソードの全容、それとメイアンディアとの恋愛は始まるのか。大体、物語の発端である彼の父親に纏わる事件の全貌は? 細かい話だけど、"レッセ・フェール"は元に戻るんだろうか、とか。物語はまだまだ続くわけですから・・・。


2008年11月27日木曜日

最近の出来事とか。

いやー、仕事が忙しくて最近すっかりインプットもなくて、そうするとアウトプットもないというていたらく。意識してあげてくことにしました。

ビッグ3は真珠湾」 from 債券・株・為替 中年金融マン ぐっちーさんの金持ちまっしぐら

えっとわりと興味深く読んでみたり。まぁ、アメリカという国はなんであれ、自分が負けたと思ったらドラスティックに自己改革だけではなく世界のルールすら改変させてしまうところですよ。
ただ、車。という観点で考えると、アメリカ車産業が一朝一夕にトヨタクラスに追いつくことはできないまでも、違う視点(たとえばバイオエタノールなど代替燃料)でパラダイムシフトさせてしまうこともアリでしょう。同じルールで戦うと不利であればルールそのものをひっくり返すまでです。そこがあの国のとんでもなさであり、日本が不得手な部分でもありますし。

...とはいえ、何度も書きますが世界で自国内で車産業が完結できる国はいまやアメリカ、日本、ドイツぐらいです(もう危ない、という話もありますが)。世界車企業のグループ構成で傘下に入っていたスズキなどが独立してしまう流れもあり、これから日本の車産業はちょっと正念場を迎えると思います。「湾岸ミッドナイト」ではないですが、もうそろそろ日本の車産業のステージを変える車が出てくるような気もしますしね。いつまでもガソリン使うようなご時世ではないだろうと思ってます。

ガソリンと言えば、最近すごい勢いで価格下落中ですね。いままでの騒ぎはなんだったんだ。というノリです。週に一度はWTI原油先物市場や、TOCOM(東京工業品取引所)を見ていると、かなり下がったな。というのが印象です。もうそろそろ灯油を買う時期ですので、どんな按配かな、と思ってみてますけど、例年並みかそれ以下に落ちるかもしれませんね。

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※本当はDVD付のを買いましたけどね(苦笑)


2008年11月18日火曜日

最近のニコマス的何か。

実は一週間前にエントリしてたんですけど下書きのままに今更気が付きました(汗;)
時事的ではあるので今更...とは思いますが、Upしてみることにしてみました。


最近、おひさしぶりだったので。集中してニコマスネタを上げようかな、と。
どうして最近ニコニコ動画のリンクを張らないの。と言われると正直、アカウントもってないと観れない動画リンクはどうなのよ。とか、はてなでこの手の話題を集中的に振ったほうが色々とつながりが出来るのかも、とか考えてしまうため。でもまぁ、しばらくは本家であるここでやろうかと。

まずは、最近楽しみにしているものと言えば、週末の敷居の先住民さんのネットラジオ。

先週、ゲストに嘘字幕動画やら、ニコマスイベント系CMなどで有名な木曜洋画劇場Pと京都クラスタでどうも怪しげな仲wの「はじC」さんを招いた回は、もう屈指の面白さと深さで2時間あまりがあっという間。

もう、のっけからハイテンションの木曜洋画劇場Pが語りまくり、その内容の深さは、ニコマスだけではなくネットでの創作系ムーヴメントやら、2ch、ニコマス暗部のギロカクまで波及するし、ニューニコマスパラダイスで実は語らなかった話というのは、本当にネットとそのムーヴメントを見続けて人だからこそ理解しているが語らなかった話でもあって、懐の深さをカンジさせるに十分。いや、楽しめた!

勢い余ってまた「ニューニコマスパラダイス」を三作一気観したぐらい。






で、次回は一回お休みしたあと、現在決勝まで行ったMSC3の主催者、江頭Pことcx0101P。これまた楽しみ。


でもちょっと面白い現象なのは、週末になるとニコマスP達、あるいはその周辺で必ずネットラジオ企画が進行していること。
非同期型コメント動画であるニコニコ動画をキーにして、アイマスつながりのメンバーが、ICQだけではなくtwitterでもなくリニアなネットラジオ&掲示板でアレコレと語らうっていうのは、結局のところ、「時間を共有している」ことをさらに求めているからなのだろうか、とか思ってみたり。

結局、人はネットを介在したとしてもつながりが必要であるのだろうか? それはいいことなのかもしれないけれど、日本の北に住む自分としてはうらやましいよーと七転八倒したくもなります。

最近のお好み動画。

ダムPwwww アンタはやっぱりどこかおかしいwwww その類稀なるスキルとネタ度は大好きです。


ひょうげものでどうだ。というわけで、はにゃとした味わいがいいんじゃないかと。





2008年11月17日月曜日

軍事とロジスティクス / 江畑 謙介

日本語で兵站、あるいは後方補給とも呼ばれるロジスティクス(logistic)の語源は、
ギリシア語で「計算を基礎にした活動」を意味する「logistikos」、またはラテン語で古代ローマ軍の管理者を意味する「logisticus」である。 from 「兵站」wikipedia

というもので、日本語でよく対訳として出されるlogistic=「物流」ではPhysical Distributionとなりますので、本質と意味からすればとは一風ことなるものです。

英語から日本語への翻訳は素晴らしいものもあるのですが、漢字が本質を誤らせてしまうときもあります。「兵站」と言われると軍事用語にピンときた方でも「補給」の意味ぐらいしか捉えてしまわないときがありますが、本来はもっと広範囲のものをさします。ここらへんは小学館(Bookshelf)の辞書がよく言い表していますね。
軍隊の戦闘力を維持し、作戦を支援するための、国家から末端の兵士にいたるまでの補給、整備、回収、交通、衛生、建設、労務などのいっさいの機能の総称。

となるわけです。しかし、これらを総称するの使う「兵站」と呼ばれると、「補給」あるいは「物流」としか考えなくなるきらいがあるようです。

抽象化するのに長けた日本語(漢字)ですが、なまじ漢字を当てはめると矮小化されるきらいも確かにありますよね。疑問に思ったら語源を探るといいかもしれません。ローマ時代の「管理者」といわれれば、塩野七生さんの「ローマ人の物語」とか読んでいるとイメージがわきやすいかもしれません。

...話がズレました。というわけで、この本は湾岸戦争以後、主に米軍、NATO諸国を中心にイラク戦争、アフガンでの戦いでどのようにこのロジスティクスが様変わりし、どう今後は変わっていくのか。ということについて纏められている本です。

要点は以下の通りだと思います。
・物資補給についてコンテナ単位にRFIDタグをつけることで、コンビニなどである「ジャスト・イン・タイム=カンバン方式)が可能になった。
・イラクで知った砂漠地帯、アフガン地域での山岳地帯での補給路維持のための様々な装備導入。
・従来まで軍組織が中心となって行われていた補給、根拠地設立、整備などの後方支援業務の数々を民間企業にアウトソーシングする。


あまりこの本には書かれていませんが、基本的に米軍は陸上戦闘においては欧州大陸でワルシャワ条約機構(WTO)軍とのガチンコ対決を考えていたので、主戦闘地域は欧州同盟国内部だったので、ロジに纏わる大抵のことは同盟国のインフラが使えたんですよね。環境も大きく様変わりすることはありませんし。これは極東でも似たような話です。

ところが湾岸戦争はその前提を根底から覆してしまいました。
確かに緊急展開部隊をはじめ、米軍にしてみれば規模の小さい(それでも結構な組織ではあるのですが)外征部隊はありましたが、よもや複数師団による軍団レベルの派遣まではあまり考慮になかったのだと思います。いや、考えていたのでしょうけど、さすがにそう簡単に出来るレベルではなかったわけですからね。


湾岸戦争の兵站に纏わるゴタゴタ騒ぎは、パゴニス将軍の「山、動く」でも書かれているので、興味のある方はこちらをどうぞ。

山・動く―湾岸戦争に学ぶ経営戦略山・動く―湾岸戦争に学ぶ経営戦略
William G. Pagonis

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結果的にアメリカ軍は半年をかけてWW3でWTO軍とガチンコ対決するために作り上げた師団をサウジに動かすわけですが、補給もとんでもないことに。コンテナで荷物は送り届けられるが、荷揚げした途端にそのコンテナの中身を見て、そこからさらにもう一度パッキングする羽目に。
前線補給担当は、何が届くかわからない不安から余剰物資を溜め込むはめに。
必然と、前線のすぐ背後の物資集積所にはうず高く詰まれたコンテナと補給物資の山が...。

あとあまり描かれてませんが、湾岸戦争後物資引き上げも結構大変だったという話も「山、動く」では描かれています。

イラク戦争では、コンテナ単位にRFIDタグをつけることで、港から荷揚げしたまま軍用トレーラーに積み込んでスムーズな物資搬入が行えた。というわけですが・・・。よくぞ10年程度でそこまで大進化したと見るべきでしょう。

��T関係でもRFIDタグのもたらす恩恵について色々と書かれている文章もあるし、RFIDタグによる物流改革は、ちょっとした社会人の人なら経営雑誌などを目にする方であれば何度か目にしたはずです。
なので、この話を読むと「今更かよ、米軍大丈夫か?」と思われる向きもありますが、実際アメリカ軍とも成れば組織が大きいので変化するのも大変ですしね。

ところが、事はそうそう簡単ではないことも明らかになってきます。イラク戦争はアメリカ軍も想定しないほどの猛進撃のために陸上補給路が薄く延びてしまい、各所で断絶。整備も弾薬も滞りはじめ、一時進軍がストップする羽目に。理由は簡単で、あまりの進撃スピードで前線の部隊がどこにいるのか後方部隊が把握しきれなくなったということで。

ともかく、イラク戦争では湾岸戦争の失策を元に、様々な兵站革命が行われますが、まだまだ道は途中。
一方通行だった補給手順のために前線では決して安くはない空コンテナがうず高く積まれるわ、そもそも部隊に届いた補給物資だが、それをどうやって個々の兵士まで手渡すのか。結局は足で歩いてコンテナ内部の物資を探さないいけない羽目に。
その一方で、決して陸上とは言え砂漠の過酷な環境で、ルートが限られる道路を狙ってIED攻撃も頻発。IED対策に重装甲の車輌によるコンボイを組むと今度はコストがかかるわ、時間がかかるわという始末。
米軍はその一方でトランスフォーメーションなどで、正面配備の兵士率を上げようと後方支援業務の数々を民間企業にアウトソーシングしますが、今度は民間企業がその過酷な情勢でどれだけ信が置けるのか・・・。命がけで任務にあたることを民間企業に要求など出来ませんからね。

とまぁ、色々な最新装備と現状の問題がいろいろ浮き彫りになるいい本でした。

米軍、それも陸上兵力の話だけですが、本の中では海軍、海兵隊、意外と問題だらけで大変なNATO諸国、特にイギリスなど(自衛隊と同じかそれ未満の海上兵力で外征やるんだから大変だ・・・)の苦労はハンパではないようです。

翻るに自衛隊もどうすりゃいいのよ?と頭を抱えているんじゃないかと思うんですよね。
いままでのPKO任務は特段小規模でしたし、その延長線上でサマワもなんとかなりましたけれど、本質的には外征軍ではありませんし、極々小規模ならイザ知らず、例えば連隊規模の陸上兵力を外地に送り込みも日常補給すら面倒を見る羽目になったら・・・。何年にもわたる海自のペルシャ湾派遣だけでも海自が疲弊している現状を考えると、待ち受ける苦労たるやサマワ以上なのはわかるというものです。

そんなわけでいい本でした。実例というよりカタログ的なノリでもありますが、今、米軍を中心としたロジスティクスの変革と問題点を考えるにはいい本じゃないかと思います。



2008年11月5日水曜日

20081105の記事

#FLASHのアイマスガールズ記事を読む。
たかだか3Pの企画だとわかっていても買うところが搾取愚民たる責務。
それはともかく、みんなミンゴスの写真にある意味釘付けだなwwwと書いて見る。
でも、笑わせてもらったのはいまだにオンナノコに「智秋クン」とか「クン付け」なんだ、。という点。
あれ?と思ったら、声優板で面白い比較表を見せてもらう。

http://news.ameba.jp/imgs/27kun.jpg


を見てはげしく笑う。そっかー、30代で「クン」付けなのはほしのあきだけか。
はて、アイマスガールズは...おっと、誰かが来たようだ(ry

#んな事かいてもね。
森公美子に見るムラ社会とガラパゴスケータイ」 from 狐の王国 via はてブ
正直、そんなシャカリキになって否定せんでも。という気がするが。
iPhoneが素晴らしいガジェットかもしれないが、それを操作できない人がいた。じゃどうするか。で、「使い手の頭が悪いせいだ」っていうのは、そりゃIT系マインドの持ち主だけだって。
はてブじゃないけど、多分任天堂なら、本当の直感的インターフェイスを持ち出してくるんじゃないかと自分も思う。任天堂はどちらかというと商売は好きになれないが、ああいう「万民に対して考えた」スタンスはさすがだと思うんだよね。
他iPhone関係の意見は以前も書いたのでスルーで。何度も書いているけど、「信頼しても信用しても信仰だけはするな」ってことで、それはブランドだけじゃなくて、自分の立ち位置にも同じことがいえる。

#もう、これで一国の空軍トップなんだからどうしてくれよう。
KY空幕長の国益空爆」 from NBOnline.
色々な意味で稚拙すぎて突っ込みどころが多すぎる論文でしたね。更迭に近い形で職をはずされたのにも理由があります。指揮官の任にいる以上は国のスタンスに従うのが軍人の責務です。内心色々思うなら退職後に発言すればよろしい。元陸自の北部方面隊総監だった志方さんのような形もあるわけです。

まぁ、あの発言内容じゃどうなのよ、っていう気もしますが。あれを論文とかリポートというのがおかしい。ぶっちゃけ、blogエントリレベルですよ。大体、戦争責任云々に関して国士様気取りの面々が言うような話でしかない。すべてが伝聞であり、自らの発言を補強する資料や論文を引用しているわけでもない。それが一国の空軍兵力を束ねる航空自衛隊のトップがいうレベルかと。

本当にこんな人がトップだったのかと思うと色々な意味でゲンナリです。





何度目の再読だろうか。

今月の新刊に向けて、予習として再度1巻から読み直して、「俺ってどれだけこの作品が好きよ」状態なのが、「Landreaall」。

Landreaall 12 (12) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)
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「ぱふ」のインタビューも興味深いので、おがきちかさんの物語が好きな人は要チェックです。

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「ぱふ」のインタビューも読んだけど、たしかに「猫はしか」のくだりから、リドの物語はスタートしたいたという作者の発言にうなづく。

インタビューを読んで吃驚したのは、作者はある程度の物語の筋を考えているものの、緻密に伏線までを張り巡らせているのか?というこちらの想像を裏切られたこと。とはいえある程度、物語のベースになるものは考えているようだが。でないとストーリー間の連携はとれないだろうなぁ。

確かにDXの見合いネタなどもはさんでいるが、逃れられない出自の定めについての一貫したテーマが続いていたのがわかる。

改めて読み直すとほんとうに「次はリドのターンだよ」というシグナルがもうその前から繰り返されている。(例えば女装の下り、五十六さんからのお説教のあたり、とリドのDXの対比が多くなっているのも確かだし)

アカデミー騎士団編のティティについても、DXがアカデミーを飛び出したあとフィルとの会話(将来と夢、そしてDXに対する視点)もちょっとした示唆になっていると思う。

この「ランドリオール」という物語で、上のような合間合間に挟み込んだエピソードがあとになってきいてくるのは、作者が、登場人物の端役にいたるまで、どんな人生を重ねてその場所にいるのか。という背景をちゃんと作りこんでいるからだろう。(インタビュー記事より)

だからこそできる物語がある。それは巻末にインサートされるショートストーリーで明らかにされる場合もあるけれど(R・ケリーの話はまさしくそれ)、物語に出てくるアカデミーの生徒達の成長譚にもなっているのもわかるだろう。

そういう、「書き割り」じゃない登場人物を作り出してくるあたり、本当に作者は「物語が好き」なんだろうなと思うわけで、だからこそ場面場面のやり取りが伏線となって生きてくるのだと思う。

海外ファンタジーとか好きな人はぜひとも読んでほしい一級品の物語ですよ。この話は。


2008年11月2日日曜日

20081101の記録

陸自第5旅団、全部隊地下に潜る...四半世紀ぶりの大規模防御訓練を公開」 from 産経
��0月末に矢臼別演習場で行われた陸自第5旅団の防御演習。今回は塹壕を作るほか第5旅団司令部なとがライナープレートで出来た司令部指揮所などを作る念の入れよう。まぁ、旅団全体での野戦築城ですね。「第5旅団の全部隊地下に潜る」がキャッチフレーズ?みたい。

まぁ、記事中にもあるように構築までに2週間をかけたというから、実際こういうシチュエーションは中々今の機動戦主体だとないかもしれないけれど、(せいぜいタコツボぐらいかなぁ)場合によっては野戦築城で塹壕を作って掩体(えんたい)作ってとあるから、決して無駄にはならないかも。

榊ガンパレでライナープレートで出来た落とし穴とか、塹壕線とかイメージわかない人にもうってつけですね。と思ったら、あれま、bk1で九州奪還5が12月に出るみたいなことが書かれているとか。マジですか?w

#エリア88のネタのようだな。
イラク駐留米軍の在庫の山が消えたワケ」 from 日経コンピュータ
コンテナや箱が溢れかえるクウェート近郊の米軍配送センターがいかにして効率化を行ったか、RFIDタグによるロジの一例。ちょっとツボにはまった下りがあったのでメモ

余分な155ミリ榴弾砲の砲弾の保管場所を見つけなければならない場合,イン・トランジット・ビジビリティ・システムに照会すれば,155ミリ砲弾を保管するパレットやコンテナのタグの現在位置を確認できるのだ。


155ミリ榴弾砲が余っているのか・・・それもそれで贅沢な話だな、と。