2005年4月28日木曜日

列車事故については。

色々と思うところがあるのだけれど・・・犠牲者の方々には哀悼のほかにない。


運行システムがどれだけ発達しても、システムの見過ごされてきた問題点にヒューマン・エラーが重なると時折信じられない問題が起きる。
国内で、航空機事故ならいざしらず、地上の輸送システムで100人を超える犠牲者が発生するとは夢にも思わなかった。


システム(ハードウェアやソフトウェアや、ウェットウェア=人によって構成されるすべてのモノ)の安全性を高めれば高めるほど、
どこかでコストが首をもたげてくる。リスク、コスト、ベネフィットは常に危ういバランスの上に成り立っていて、
そこを見極めるのがエンジニアや、社会インフラを担う企業の責務ではあるのだが・・・。


だがしかし。


JR西日本の、ある意味わかりやすい精神論的な「再教育」=日勤教育を見て、まぁ、
あれが教育なのかと思う人は身の回りを振り返ると同じ光景に出くわしてやいないだろうか。
上司のあまりに見当ハズレな指摘と物言いに口だけは「はい」と答えて、内実は対応をとっていない。上司を先生に置き換えたっていい。


正直自分も身近にあって、考えさせられてしまったのだけれど、どうしてこういう中途半端な問題が生じるのだろうか。管理職は
「目に見える成果」であることを望むが、それは時折「実体のある成果」ではなく、部下もそれに甘んじてしまう。
これは組織の問題なんだろうか。


これについて、トラックバックさせてもらったサイトに回答があると思う。

"http://blog.so-net.ne.jp/metro/2005-04-30">福知山線事故から我々が学ばなければならないこと


秀逸です。この事故報道を見て、「ルールを守らないからだ」と思う人は一読してほしい。正直、考え込まされました。
全文引用したいぐらいの考えさせられるコンテンツだと思う。



2005年4月25日月曜日

金持ち父さん貧乏父さん/ロバート キヨサキ

金持ち父さん貧乏父さん
ロバート キヨサキ 白根 美保子
筑摩書房 (2000/11/09)
売り上げランキング: 641
通常24時間以内に発送
おすすめ度の平均: 4.03
5 こんな考え方もあるのか?
4 2回続けて読みました
4 お金に関して考えることは大切


今更かよ!?といわれる向きもあるだろうが、マサトクさんの「gekka blog」のところで何度か取り上げられていたのと、自分でもこの手のフィナンシャル関係が真っ暗なみに知識がないので読んでみた。




いささか、どころではなく衝撃を受けた。




多分に自分も「貧乏父さん」のようなルールに従って生きていたことは否めない。
耳が痛いくだりもあれば、「そうか!?」と言いたいこともある。まぁ、感情的な反発なのかもしれないが。
どちらにしても、お金について考えることが、おそらくアメリカ以上に下品なこととして捉えられていたりするこの国の、特にエンジニア系の人達は読んでみてどういう気になるのだろうか、ちょっと考えてみた。

例えば、20代でプログラマとなり20代後半、30代前半でちょっとしたプロジェクトをまかなえるようなSEとなったとして・・・その後、どのような道をたどるのだろうか。そういうことを考えると、自分があとどれだけのスキル、どれだけの猶予、どれだけの時間があるのか、真剣に考えてしまう。昔は35歳定年説がまことしやかに言われていたが、どうも最近はそうでもないらしい。といわれつつある。しかし技術はどんどん進歩する。自分がリタイアするとき、しないとき、その時にどれだけ身体的、精神的自由をある程度約束してくれるもの――お金――をプールすることができるのだろうか。

と、まぁ心にちょっとでも疑問がわいた向きは読むべきだ、と思う。
作品中で「ラット・レース」と呼ばれる不毛な浪費をしていないだろうか。

自分にとって衝撃だったのは、本の後半、実践編の冒頭だったりする。この本では、「五つの障害」として以下のことを取り上げている。

・失うことに対する恐怖心
・悪いことばかり考えてしまう臆病さ
・忙しいことを理由に怠ける
・自分への支払い(投資)を後回しにする習慣
・無知を隠すため傲慢になる


・・・確かにね。当たり前かもしれないけれど、それは当然のごとくたちはだかっていたと思う。(そのためにフランクリン・プランナーとかを導入してマインド・セットを変えようとしているのだけれど)

この本を読んだからといって、すぐさま、株や不動産に手を出すのは愚かしいことだとは思う。ただ、この本では「考えろ、わからないことは調べろ、そして行動にうつせ」と言っているのだ。その方法の一つが株であり、不動産でしかすぎない。ひょっとしたら、ネット・オークションでかせいでもいいかもしれない(友人の一人はバイヤーじみたことをやっているが、さて、彼は結構計算強いからなぁ、収支はトントンだとは言っていたが)。

すこし前まで話題の本であるから、色々手に入るルートはあるはずだ。莫迦にせず読んでみることをオススメする。「お金持ち」になるのではなく「自由になる」と思えば、またお金に対する捕らえ方もかわるのではないかと思う。

2005年4月22日金曜日

A君(17)の戦争8 うしなうべきすべて/豪屋 大介

A君(17)の戦争8 うしなうべきすべて
豪屋 大介 玲衣
富士見書房 (2005/04/20)
売り上げランキング: 33
通常2~3日以内に発送


圧倒的兵力で攻め込むランバルト=人連合国軍に対して魔王領=魔族の軍勢はあまりにも劣勢だった。首都に迫るランバルト軍の前に、総帥剛士はどう立ち向かうのか。ってなわけで、イラストレイターが大人の事情で交代して、新装版の第八巻。

首都の防空システムとなるHAWK、NIKE、PATRIOTというネタにずっこけて(w、えらく軍事(システム)ネタに突っ走ったキライのある今回の話だけれど、まぁ、ファンタジア(抽象化、理想化)な世界の中での根本的な思想が違う軍事システムのぶつかり合い・・・たとえばランバルト軍ではどこまでいっても指揮官と軍師という中世軍事システムでの指揮体制であるのに、魔王軍は指揮官=幕僚によって形成される司令部を中核として、ネットワーク化された情報共有だけではなくて、任務部隊(任務内容によって兵力規模を自由に組み込み、活用する)によって対応する軍事革命・・RMA化を果たした最先端の軍事システム)を描いている。
また、そういう過酷な状況に指揮しなければならない剛士の、総帥=指揮官としての覚悟とかハーレム状態の中でのバランスのとり方(人付き合いの仕方)とかを苦悩しつつも成長していく、そして周囲の変化を描く・・・というのが今回の話だと思うが、これいかに。
まぁ、「ほのか」とそれにまつわる世界のなぞだってあるし、あからさまな伏線(あの意味不明なフレーズは、どうみてもノルマンディ上陸作戦のヴェルレーヌの詩のことをさしているのだから、多分作戦決行日を知らせるものなんだけれど、さてどういう作戦かな)。
そのほかにもマジック・ジャミング(ツンデレ)とか、笑っていいものやら笑って悪いものやらネタは数々だけど、お勧めですよ。はい。

どちらにしても続きですよ、続き! デビルよりもこちらを希望。激しく希望!

※既存の新装版については・・・まぁ、なんですね、既に購入された方については付録を読んで検討してみてはいかがでしょうか。

話はとぶが、作者も新装版の中でちらりと書いているが、「RMAっていってもイラクで今、てこずってるじゃねーか」という向きには、作者の言い分も理解できるが、ありゃ違う意味で問題で、「軍事研究」でもちらりと述べられているが、あれだけRMA化に邁進しているアメリカ軍でさえ、莫大な予算を必要としているためか遅々として進んでいないという状況もある。まぁ、主に国内の理由で占領政策がまともではない。というのも一因としてあるのだが。
「だから、RMAって何よ?」と思われた向きは、平成12年の資料ではあるが、防衛庁の「情報RMAについて」を参考にしてください(要AcrobatReader)。平成12年の段階で、米軍の進めるRMAについて的確にそこに至る経緯とメリット、そしてデメリット、日本での適用のメリット、デメリットにも触れられてます。単に情報インフラのネットワーク化だけじゃないんだよ、というわけですね。

とはいえ、おそらく今後十年間の間で非対称戦闘についてアメリカ軍はものすごい勢いで対応していくことになるんじゃないだろうか、と思う。あの国はそういう面ではエネルギーがあるからなぁ。

合掌・・・ロック岩崎氏死去。

ニュースを読んで驚いた。

小型機墜落:曲芸用1人乗り、操縦の男性死亡--兵庫」(毎日新聞)

----------------------------------------------------------------
操縦していた茨城県小川町、パイロット、岩崎貴弘さん(53)が全身打撲で死亡した。
---------------------------------------------------------------

「ロック岩崎」じゃないかよ!!!(涙) 
航空自衛隊でF-86、F-104、F-15と乗り継いで、米軍との共同訓練ではあのF-104でF-15を「撃墜」した逸話を持つ名パイロット。今はビッツ・スペシャルを駆って日本各地の航空ページェントを回っていたあのパイロットが・・・。

ちなみに著作はこれ。読んだことはあるが、パイロット気質のひとつが垣間見られて面白かった。

最強の戦闘機パイロット
岩崎 貴弘
講談社 (2001/11)
売り上げランキング: 239,002
通常3~4日以内に発送
おすすめ度の平均: 4.75
4 名パイロット"Rock"岩崎の戦闘機時代
5 男の夢
5 一度はあこがれたパイロット


去年、あの丘珠飛行場の鮮やかな青空をバックに華麗なテクニックを見せていたのが忘れられない。
あれが最初で最後のロック岩崎氏の体験になるのか・・・。

ただただ合掌。ご冥福を祈ります。

追記)2005/4/21 16:36 敬称がないなどの問題があったため、タイトルなど見直した。

2005年4月20日水曜日

武装解除 -紛争屋が見た世界/伊勢崎 賢治

武装解除  -紛争屋が見た世界
伊勢崎 賢治
講談社 (2004/12/18)
売り上げランキング: 1,659
通常24時間以内に発送
おすすめ度の平均: 5
5 驚くべき内容
5 秀逸-今こそ
5 現実的、刺激的な一冊


それまで積読でしたが、「第弐齋藤」さんで取り上げられて絶賛されていたのを機に読んでみました。いや、本当に面白い!。

筆者は大学時代、インドのスラムでNGOとして住民運動をオーガナイズして強制退去処分を受けたあと、アフリカのシェラレオネで10年あまりNGOの現地リーダーの一人として経済復興に携わり、その後東ティモールのPKOに参加する。そこから筆者本人曰く「紛争屋」と言う武装解除を専門として、内戦直後のシェラレオネ、そしてアフガニスタンの武装解除に携わっていくことなる。
武装解除といっても、その方法はおよそ一般の人々が思い描く方法ではない。PKOに参加する多国籍軍組織、警察組織、国連組織を使い、地域の軍閥達の間に立ち、ありとあらゆる手段(なだめ、脅し、信頼を積み、金を乗せ、強権を使う)でDDR(武装解除・動員解除・社会再統合)を行っていく――。

本当に面白く、そして考えさせられるお話でした。国際社会が民主化という薄汚れた錦の御旗のみを掲げ、人道主義すらなくなったこの時代で、NGOといっても変質し、紛争地域復興という名目の利権にあさる――。社会にある矛盾の中で頭を抱え、嘆息し、悪態をつきつつもタフなネゴシェーターぶりを発揮してDDRを貫く筆者の「泥まみれ(現実)での理想主義」がそこにはあります。

そして最終章、かかるこのような事態の中で日本の問題にも触れられていますが、イラク派遣については是としている自分も考えさせられましたね。紛争を食い止めるのは、結局のところ金と武力であり、そしてそれらを統括する文民が必要であり、決して軍に政治的判断を求めてはいけない。と筆者は断言していますが、自分もこれに同意します。そして最後の言葉はあまりにも重い。

国際社会のおいて、地域紛争はいかに発生し、いかに平和へのプロセスを歩んでおり、そして歩むべきか。について興味がある人は読んで見てソンはありません。いや、本当に!

2005年4月18日月曜日

近頃読んだ本、その一。

信長軍の司令官―部将たちの出世競争
谷口 克広
中央公論新社 (2005/01)
売り上げランキング: 3,190
通常24時間以内に発送
おすすめ度の平均: 4
4 きっかけが池上遼一だったりするわけですが



信長の親衛隊―戦国覇者の多彩な人材
谷口 克広
中央公論社 (1998/12)
売り上げランキング: 14,364
通常24時間以内に発送
おすすめ度の平均: 4.5
4 信長の天下統一を支えた無名の側近たち
5 信長周辺の若者の魅力満載!



信長について、主に人材面の活用からアプローチしているのが面白い。

「信長の司令官」では、本能寺直前までの信長勢力拡大に伴う指揮官レベルの人材適用の巧みさが描かれており、初期の頃では活用されていた人物が次第に等閑されていく様や、丹羽長秀が信長に使われていたわりには決して柴田や羽柴のようにある特定のエリアを担う方面軍指揮官ではなかった(つまり、彼はその器ではないと信長は判断していた・・・ただし、信長直轄の作戦や政策、安土城の普請などをおこなったが)こと、そして、信長の思い描く政治と軍事システムにおいては、織田家すらそのシステムの一部・・・つまり、嫡男の信忠が織田家直系および地元の豪族集団を纏めていた・・・ことが描かれている。
「信長の親衛隊」はこれよりよりミニマムな、本能寺の変で全滅した信長の小姓達が描かれている。小姓という呼び名に誤解を受けるが実態は信長の政策運営スタッフ集団であり、ここで抜擢を受けた者達が戦国大名やひとかどの武将となっていくのだ。こちらもまた信長の勢力拡大に伴うシステムの変更などを取り上げている。

戦国時代に興味のある人はオススメです。

まぁ、だからどうしたというわけでもないが、これを読むにつれ、佐藤大輔氏で三州公(家康)が永遠の突撃を行っていると2chのスレで嘆かれる「信長」シリーズ(もう三度も出版社をかえているのでタイトル言うのも面倒。つまり、本能寺の変に生き残った信長が巻き起こす凶悪(wな近代化、例えば火力の大規模運用、小西行長率いる参謀本部の萌芽、帆船技術の獲得等の果てにイスパニアなどの欧州連合軍と矛を交える・・・予定で、最後の国内内乱、対家康との戦いのクライマックスで筆が止まったきり続きが一向にでない・・・)を読みたい気持ちにさせられるのだが・・・はてさて、いい加減続きを書いてくれませんかねぇ>信長もの。

2005年4月17日日曜日

愛がなくても喰ってゆけます。/よしなが ふみ

愛がなくても喰ってゆけます。
よしなが ふみ
太田出版 (2005/04/16)
売り上げランキング: 161
通常24時間以内に発送




やべーっ、この話読むとダイエットして5kgは落とさないととか思っていつつも無性に何かを喰ってしまいそうになる。そんな料理エッセイ+漫画です。

作者本人(wを思わせる人物(としておこう)と周辺の人物たちによって繰り広げられる様々な食べ物食い歩きツアーのエッセイ集。合コンありの、ゲイだとカミングアウトした友人とのスシ屋でのやり取りとか、もう笑ってしまうエピソードです。そーだよなー、美味しい食事と美味しい酒と語らう友人たちがいれば何の不幸がありますまいか。

つーか、普通の料理(の食べ歩き)エッセイでこんなに笑えていいんだろうか、ってぐらいに赤裸々なネタがちりばめられていたりして笑ってしまいました。落としも上手ければ、小ネタも最高です。シリアスな場面もちゃんとインサートされていたりしてね。男気溢れるシーンがあれば、笑うに笑えないネタもあるにはあるんですが(w

よし、決めた。今週も飲みにいったけど、また友人誘って上手い料理を食いに行こう。そんな気にさせる作品です。

2005年4月12日火曜日

ナン・センス!

no image
ナン・センス!
posted with amazlet at 05.04.11
ナンデ シューゴ
日本文学館 (2005/03)
通常4日間以内に発送





※4/11日現在、Amazonの画像イメージはないので、ケータイで恐縮ですが画像ファイルを貼り付けます。


050318_20030001




友人が本を出版しました(拍手!!!!!)。

著者献本は以前から頂いていたのですが、amazonに取り上げられたので、紹介を兼ねて取り上げてます。
内容は・・・なんとも形容しがたいですが、ジョーク本です。かなーりウィットが効いてます。本人も愉快な人物ですが、本も中々に愉快です。読むとクスリと笑わしてくれる、そんな素敵なショート・ショートな物語の数々が納められてます。とてもじゃないですが、卓球やってる仲とは言えませんが(w そんなことはどうでもいいか。

一年近くかけて色々と話別にフォントとかいじり倒していたので、きっと印刷担当の人、泣きそうだったんじゃないかと思うんですが(w、労作の一品、是非に是非にクリックして購入なんてしていただけると嬉しいです。はい。

2005年4月10日日曜日

紀伊国屋書店 札幌本店に行って来た。

北海道新聞の記事はこちらから→"http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20050408&j=0025&k=200504081157">


非札幌在住の方に手っ取り早く言うと、札幌ではヨドバシカメラの進出以降、駅の巨大テナントビル、
ステラプレイスや大丸の進出もあって人の流れがそれまでの大通り=狸小路から、4条ほど北のJR札幌駅近辺にかわっている。そして、
ステラプレイスの旭屋書店は札幌最大規模、駅のビルということもあって結構な売り上げで有名だった。
一方の大丸には三省堂がカフェと併設して入っており、まぁ穏やかに本を探す向きにはこちらもいいらしい。正直なところ、
自分が読む専門書(PCや歴史書)については三省堂の品揃えが満足いくものではなく、もっぱら旭屋ばかりなのだが。


ともかく、札幌市内中心で言えば、旭屋書店の一人勝ち状態だったのだ。元々古くからある紀伊国屋書店がそれを座視しているわけもなく、
郊外の支店を整理し、旭屋書店の反対側、ちょうど大丸、ヨドバシのある西口に出店してきたので、この連休中ぶらりと言って来た。


約四千三百平方メートルの売り場に約八十万冊という売れこみどおり、凄い本の量。コンビニテイストな本の配置で、
平台と呼ばれる置き方ではなく、棚に表紙を立てているスタイルなので、見やすいと言えば見やすいだろう。


だがしかし、書籍数を増やすためなのか、書籍と書籍の棚の幅が狭く、
一人が片方で本をじっくりと探そうとしたりしてしゃがみこんだり本をめくっていたりすると片側の書籍を見ることが難しかったりして、
非常に難儀してしまった。コンベックスとかで計ったわけではないが、旭屋書店よりも狭いんではないだろうか、
それとも混んでいるだけの錯覚なんだろうか。

今は混んでいるので、もう少し客足が落ち着いたらもう一度確認しようかと思っている。
それまではちょっと遠出でもコーチャンフォーがゆっくり本を探せたり内容を確認することができるのでそちらを使うか、旭屋を使うだろう。


余談だが、西武loftの紀伊国屋書店、札幌本店とあれだけ近いのなら統合してもいいんではないかと思う。
本音を言えば空いたフロアに無印を拡充して、願わくばMujiCafeなんて来てくれるとありがたいのだが(w。


 



2005年4月4日月曜日

ナショナル・トレジャーを見る。

ナショナル・
トレジャー


世界の様々なかき集めた巨万の宝物は一様に独立戦争の激化するアメリカで忽然と姿を消した。それは、
秘密結社フリーメーソンの手によるもので、宝の在り処は、アメリカ合衆国独立宣言書の裏に刻まれているという――。

その秘密を知ったトレジャー・ハンターのゲイツはそれまでの相棒、イアンとの意見の対立からアメリカ合衆国独立宣言書、
そして巨万の富を巡っての争奪戦を繰り広げることになる――。



まー、お宝探しとなると菊池秀行の「トレジャー・ハンター」シリーズが懐かしいのだけれど(w あ、今じゃ「ダディ・フェイス」か。
ともかく、肩の力抜いて見ていたなぁというのが正直なところ。

アメリカでヒットになったのも無理はない話で、アメリカ独立にまつわる史跡がこれでもかと出てくるわ、
根性ひねくれているに違いない手がかりの数々でテンションを落とさずラストシーンまで突っ走るのでオキラクに見れるでしょう――まぁ、
アクションモノなので、それはそれで一つの正解なのですが――。日本で言えば、
三種の神器を巡って出雲大社や皇居を駆けずり回るようなものだと思ってもらえればいいかと。


ただ、ニコラス・ケイジの中年ぶとりした体型を見て、ああ、「ロック」の頃はまだ若かったのに。と思った自分も結構歳をとったかな、
と思うのでした・・・。