色々と思うところがあるのだけれど・・・犠牲者の方々には哀悼のほかにない。
運行システムがどれだけ発達しても、システムの見過ごされてきた問題点にヒューマン・エラーが重なると時折信じられない問題が起きる。
国内で、航空機事故ならいざしらず、地上の輸送システムで100人を超える犠牲者が発生するとは夢にも思わなかった。
システム(ハードウェアやソフトウェアや、ウェットウェア=人によって構成されるすべてのモノ)の安全性を高めれば高めるほど、
どこかでコストが首をもたげてくる。リスク、コスト、ベネフィットは常に危ういバランスの上に成り立っていて、
そこを見極めるのがエンジニアや、社会インフラを担う企業の責務ではあるのだが・・・。
だがしかし。
JR西日本の、ある意味わかりやすい精神論的な「再教育」=日勤教育を見て、まぁ、
あれが教育なのかと思う人は身の回りを振り返ると同じ光景に出くわしてやいないだろうか。
上司のあまりに見当ハズレな指摘と物言いに口だけは「はい」と答えて、内実は対応をとっていない。上司を先生に置き換えたっていい。
正直自分も身近にあって、考えさせられてしまったのだけれど、どうしてこういう中途半端な問題が生じるのだろうか。管理職は
「目に見える成果」であることを望むが、それは時折「実体のある成果」ではなく、部下もそれに甘んじてしまう。
これは組織の問題なんだろうか。
これについて、トラックバックさせてもらったサイトに回答があると思う。
「"http://blog.so-net.ne.jp/metro/2005-04-30">福知山線事故から我々が学ばなければならないこと」
秀逸です。この事故報道を見て、「ルールを守らないからだ」と思う人は一読してほしい。正直、考え込まされました。
全文引用したいぐらいの考えさせられるコンテンツだと思う。
ご紹介いただきありがとうございます。恐縮です。
返信削除