前編も面白かったのですが、後編も面白い。是非ネット界隈に興味がある人は見て欲しい。
(ただ時間がかかるので、ゆっくりできる時間を作ってからね)
ねとすたシリアス(Youtube公式チャンネル)で公開されていますが、ニコ動でも有志がUpしていますね。こちらはコメントつきなので、突っ込み入れつつみるという非同期サービスの醍醐味を堪能できるかもしれませんね。まぁ、公式チャンネルのビュー数も今後の話につながる話ですから、ここは是非ともYoutube版でどうぞ。
http://www.youtube.com/user/netstarannex
ネット☆スターの良心というかバランサーといってもいい立川談笑さん、白田先生、いいだしっぺのあずまんが不参加の中で、代理?出席として濱野智史氏が参戦。あと黒瀬陽平氏も参加してのガチンコネットトークというか、日本のインターネットの流れなどを説明しつつ、日本のネットサービスの特異性について着目しつつ、話はいろいろと深みへ入っていったのが前編。
前編も前編ですごい興味深いかな。本当におどろくけど、ねとすたシリアスという番組内でさらりと「わかむらP」とか「ニコマス(アイマス)」とかが飛び交うんですよ。「彼らならいつかアニメを自前で作ってしまいそうだ」とか...いや、もうそれ、ダムPが入口に立っていると思うんだけどねぇとか苦笑しながら見ていましたが。
前編でも面白いけど、多分濱野氏の著作を読むともっと理解度が深まるはず。
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上の本はもう一度再読してからReviewする予定です。さて、ねとすたシリアス後編の話に戻って...
で、後編は、お笑い番組を題材に、日本における場の占有がどんどん短くスライスされてきている(例えばお笑い番組とかネタが極力短くなってきている、とか、芸人よりもひれを司会する芸能人の力量が求められるとか、そういう話です)とか、話はつきません。
結論として、もっとネットサービスを表現する言語などが必要だ...的な形に行き着くのですけど、ネットサービスは基本的にブラックボックスというか、表面のサービスと背後にある技術が目に見えないんですよね。
バックボーンにTCP/IP技術がある。そこまではPC技術者とか好き者の卵であれば判る話ですが、そのあと、ネット配信(ストリーミング)とか色々な技術がどうして行われているのか、というとネット関係の業務に携わっていないPC技術者でも首をかしげるときがありますよね。ましてや一般人の人には何がなんだかわからない。国などではさかんに著作権権利者団体などと集まりが行われ、ネット界隈の言説はこれらの団体がやらずぼったくりの権利者ゴロ的な扱いだったり、色々とややこしい問題がある。
というわけで、ネット(を取り巻く周囲の状況を含めた)界隈は、非常に混沌として表現しずらく、そして動きが早い。そういう中で、いかに普遍的な言葉でネットサービスを表現して、評価していくか。ねとすたシリアスで語られた問題はわりと深い話で興味深い点満載です。
面白いので是非に見てみることをオススメします。
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