「Landreaall」のおがちちかさんのところから。ちょっとガツンとやられたくだり。
よく読者さんに「伏線が」って言われるけどあんまりそんなつもりで描いてることがないので、よくわかりません、マンガなんだから描かなくてもいいのに、描いてるんだから、そこにある理由のないものなんかなくない?? なんかみんな実は、生活してて、伏線とか張ってるのだろうか?出掛けに捨てるのを忘れないように、玄関のドアのところにゴミ袋を置いておくとか??
まったくもってその通りなんだけど、そうさらりといえるおがきちかさんはやっぱスゲーよ、としか思えない。
自分もLandreaallを語る上で「なんたる伏線(仕込み)か。」と書いたこともあるんですけど、おがきちかさんはもっと広い視点があるのね。と。まぁ、伏線っていうのは推理小説的な言い回しだから、あまりいいわけではないかなぁというか。仕込み、種まきみたいなものですよね。いつかどこかで花がさいて、実をつけて、刈り取りされる。となりのものと触媒のような化学反応をみせるときがある。猫はしかなんて、最初は萌え要素?だと思っていた自分がいましたサーセンみたいな。
どうも脊髄反射的な物語展開とかわかりやすいこと(というより、作り手にとって楽なやり方はいくらでもあるわけで)に読み手も慣らされたままとか、捻ってくるのがあたり前という形で身構えていると、良質な、すっかりと作者が書くべきことと書かないことを理解して...つまりまだまだ作者の中には豊富なバックグラウンドがあって、思いの丈、考え付いたこと"だけ"を書いていないのだからそこにへん踏まえて...読めばもっと物語を堪能できるんだな、と改めて思った次第。
いや、以前も書かれたように多分、色々触れた、読んだ物語のエッセンスが昇華して、神が舞い降りるがごとく物語のシーンを振り分けているんじゃないかなぁ。とか以前のエントリを読んで思うんですよ。
ここからは自分の話ですけど、いや、本当、自分もシステムを作っているときに、体とか精神とか、状況とか色々な状況が上手くかみ合わさったときというか、"神が舞い降りる"としかいいようがないケースがあったんですよ。それぞれの関連性が脳内でイメージとなって広がるんですよね。わっかりやすくベタにいうと攻殻の電脳空間みたいな? そう、単なるロジックではなくて色つきで!(w ココロを支配する全能感っていうのかな、「よしキター! なんでもこいや!」みたいな。
だからおがきちかさんの以前のエントリを読んで、あーあー来たんだな、これはもっと面白くなるんだな、ってシグナルというかすごく読んでみたいという願いがわくわけです。
何が言いたいのかわからなくなってきたw
そうだなぁ。
Landreaallは本当に良質な物語です。堪能する喜びがあります。
さぁ、最新刊が来月に出ます。もう買ってある人は読み直して、そうでない人は速攻で購入しましょうってことでw
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ここから先はアカデミー騎士団編を読んだことがある人向けの取りまとめのないメモ。
(えーっ、あのキャラつてあの二人の息子だったの!? って新鮮な驚きがwwあったので読み返していたのですが)
あの"アカデミー騎士団"編のあたりで、アカデミーの生徒の構成ってどうなんだろうって疑問(考察?)です。
12巻139Pのくだりで、あのとき立てこもった生徒のうち、男子で騎士候補生31人、従騎士候補生12人、それ以外で剣が扱えるもの14人。技能士候補生は9人。というくだりがありますよね(女子は省きます)。ルーディみたいな天啓持ちとか、それ以外のスキルをもった生徒、あるいはノンスキルの生徒もいるでしょうから一概にはいえませんが、貴族→基本的に騎士と考えてもいいのかな。ティティもハルも一度は騎士団に在籍してのち、議会などに転出するのでしょうか。
そして技能士候補生は恐らく貴族の従僕で出来がよい子息が送り込まれたみたいな形なのかな(フィルみたいな護衛志望→従騎士へのクラスチェンジ?みたいなのはレアケースなんでしょう)。
なので、"それ以外で剣が扱えるもの"14人が、一般平民あるいは商人で新たな富属階級なのかな。リドやマグナルみたいな留学生もわりと多そうですね。そうなると大雑把に2/3が貴族階級(と出来のよい従僕?)。残り1/3が非貴族階級とみるべきなのかなぁ。騎士団編ではイベントがあったり、何人かと閉じ込められる前に脱出に成功していた。というくだりがあったから、アカデミー生徒の構成についてはまだまだ突っ込みどころがありそうですけどね。
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