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マコト編の終了とチューナー山本とその腹違いの弟の新シリーズスタートの巻。
どちらかというと、マコト編がベストチョイスではないクルマとわかっていながら使うチューナー山下の話ではあるんですが、ブラックバード(ポルシェ911)だって正しくはないんだ。というオチもあったり。
大体、新しい新シリーズはポルシェをメッサーシュミットBf109にたとえ、日本車を零戦に例えています。まぁ、軍オタ気質の自分からすると、陸軍機はスルーかよ! とか、地上発着の航続距離の短い戦術戦闘機と、空母に乗せる艦載機とではオーダーが違うからなぁ、とか(方や航続距離670km!と零戦の2470kmじゃ・・・ね)、いや、確かに栄エンジンの非力さがすべての原因なんだよなぁ(陸軍機の疾風も誉エンジンのせいで稼働率に泣かされ、五式戦は三式戦の液冷エンジンのあまりの稼働率の低さに空冷エンジンに挿げ替えたシロモノだし)。
あるいは、P-51マスタングだってアリスン・エンジンじゃ目も当てられず、マーリン・エンジン積んで傑作戦闘機になったし、改良という観点でいえばスピットファイアだって中々のものだぜ?ってのもあるんですが、それはともかく!
この作品、<悪魔のZ>アキオより、<ブラックバード>と他のチューナー達みたいなやりとりになってきましたな(笑)それはそれでいいんですが、読むたびに体面的な速さではない、内面的葛藤がテーマであることを思い知らされます。それはそうと、今回の新シリーズ、やっぱりGT-Rをもってくるのかな?
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