2004年12月28日火曜日

あの島は一体どうなった?

スマトラ沖の地震による津波はインド洋沿岸諸国で被害をもたらしているが、ニュースを見ていて・・・
インドあたりまで被害が出ているってことは、はてディエゴ・ガルシアはどうなってんだろう?という疑問が生まれた。



ディエゴ・ガルシアはインド洋の小さな環礁の島なのだが(正確にはここは英国インド領)、結構あくどい手を使って(まぁ、
イギリス人らしいって言えばそうなのだが)島の島民を追い出したため、今、ここは米国と英国の軍施設しかない。
という形になっている(なにしろ、"http://www.dg.navy.mil/">米軍のホームページもあるぐらい)。ちなみに"http://members.tripod.com/~cartoonlife/diegoinfo.html">島の形はこんな感じだ。


イラン革命で中東の足場を失った米軍にとってみれば、このインド洋に浮かぶど辺鄙な島は恐ろしく戦略的な価値がある。
アメリカの恒久的な軍事施設は、インド洋ではここでしかなく、アメリカ本国・ハワイ・日本・フィリピンときて、
中東へと続くSLOC(海上交通路)の重要なポイントでもあり、航空機の燃料補給にも重要なポイントとなる。

事実、湾岸戦争、アフガン侵攻、イラク戦争と三度にわたる戦いではこの地からB-52などの爆撃機が飛んでいたりする。もっと言えば、
この場所は米軍の事前集積所ともなっていて、
師団規模の軍事車両を格納したままのAOE(高速輸送艦)が停泊しているとかしていないとか(この洒落にならない米軍の兵站能力については最近の軍事研究での連載が詳しい。
いつかまとまらないものかと待ち望んでいるのだが)。


2chの軍事板でもスレッドが立っているぐらいだが、あんな小島、大変だろうなぁとか思ってこのコンテンツを書いていたら、
極東ブログの作者の方が開いている"http://d.hatena.ne.jp/finalvent/">はてなダイアリーのほうで早速ニュースのピックアップがあった。


"http://www.abc.net.au/news/newsitems/200412/s1273118.htm">Deigo
Garcia military base unaffected by tsunamis
」(ABC)。まぁ、
タイトルだけ見ればおおよそわかるかと。



英語でもtsunamisって言うんだ。つーのは語源が日本からだから、らしい。台風もそうだっけか。

ともかく、今回の地震による津波だが、歴史上最大規模は520m(!)。
初めて読んだときは52mのタイプミスかと思ったがそうではないらしい。詳しくは、「ARTIFACT -人工事実-」さんのコンテンツ
"http://artifact-jp.com/mt/archives/200409/tsunami520.html">津波の世界記録は520m
」でどうぞ。



と、タマには珍しく時事ネタ+トリビア?ネタで終わったようでなにより。年末にかけて読書とか今年の総括をまとめている最中です。ではでは。



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