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スプライトシュピーゲル4で語られた事件の反対側の話。あとで纏めようと思ったけど、一言。スプライトの神がかり的物語に対してこちらは個人にフォーカスがかかる分ちょっと物語の駆動(ドライブ)がまごついたような感じ。とはいえ、スプライトのクライマックス、そういう背後だったのか。ということでは面白い。
(やはり思ったとおり、あのヘリを操っていたのはあの人か。という納得もあったし)
CAT SHIT ONE'80 Vol.1 | |
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おなじみ、「キャット・シット・ワン」が80'sとなって、あのウサギたちが戻ってきたというかなんというか。
あとがきにも触れられているように、70年代のベトナム戦争における特殊部隊任務(つまり後方撹乱や長距離侵攻偵察など)を描いたとすれば、80年代は特殊部隊の任務にカウンター・テロが色濃く導入されていく話だといえるだろう。
語られる話も、アメリカのデルタが大失敗したイラン米国大使館救出作戦、西ドイツGSG9によるモガディシオ、イスラエルの特殊部隊によるエンテベのハイジャック鎮圧、そして今もってSASが特殊部隊のベースとして語られることになるイラン大使館突入作戦とその舵取りが大きく変わっていることがわかる。
その一方、アメリカに続いてソ連がアフガン侵攻をはじめ、西側諸国がこれ幸いとあの手この手で泥沼に引きずりこむくだりも描いている。アフガンといればバンシジールの獅子こと、シャー・マスードも現れているしね…。
しかし、あとがきを読んでしみじみと思ったのは80年代の冷戦時代についてここまで懇切丁寧な話を書かねばならないような時代になったのか。という点。
自分だって小学生~中学生~高校のあたりのころだったのだが、あの当時の終末に片足かけた世界観っていうのは、どうも今の時代とは違うノリだったんだと思うのだけれど。
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こちらは定番買い。それにしても江戸時代で粉末ペニシリンやら、輸血器具やら、もうなんていうかチートっぷりが激しいなw
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