2009年10月26日月曜日

20091026の記録

ブートのアフガニスタン増派論 from 地政学を英国で学ぶ
●彼が指揮する海兵隊の部隊はこの町に1000人以上駐留しており、今年の六月に来たときはタリバンと戦闘を行い、二週間戦って2人の犠牲者と70人の負傷者を出しているが、結局はタリバンを追い出した。
●それ以降は400人のアフガン兵士と100人のアフガン警察を使ってナワの町の周辺に「安全バブル」を確立することに成功した。
(中略)
●いままでのような少ない数の兵士では、イラクやマレー半島で成功した、地元住民を中心においたCOINを行うことは不可能だったのだ。
●たとえばいままでのNATO軍はこれを行うことができず、彼らが去るとすぐにタリバンがやってきて「芝刈り」をしてしまうという状態が続いていた。
●ところが現在は(場所は少ないが)clear, hold, and build 戦略という戦略が行える。
●アフガニスタンに駐留している兵士の総数(連合軍10万2千/アフガン人17万5千)はイラクのそれ(連合軍17万4千/イラク軍43万)に比べて遥かに少ない。


...そりゃ人がいれば解決するだろうさねぇ(棒読み)
でも単純にその状態は単純的な力の影響であって、きっと海兵隊がいなくなったら元の木阿弥じゃないの。人心を掌握していない状態で統治者がタリバンからアフガン派遣軍になっただけの話でねぇ...。地元の人達は統治者に擦り寄るだけでしょう。
兵力を投入してコロニーを作ったところで、コロニーとコロニーを連結していくようなことをしないかぎり状態は上手くいかないんじゃないのかなぁ。

間島特設隊とか旧日本軍の対ゲリラ戦訓とかを見れば、もう少しやりようがあると思うんだけどね...。
あるいはそれすらも適用できないほど状況がややこしいのか。

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