2005年8月16日火曜日

9.11総選挙

はあ・・・片山さつき女史が出馬されるのですか→ソース

正直、今回の選挙については思うところ大だし、スタンスは決めていることもある。が以下はヨタ話。

今回は衆議院選挙という形をとった国民投票であり、それは改革について是が否か。つまるところ「改革を続けるのか否か」という点でもある。
小泉首相の独裁云々のヨタ話は無視する。どっちにしろリーダーシップをとれば独裁的だと罵られ、交渉、譲歩すれば玉虫色だの妥協だのいわれるわけだ。どっちに転んでも文句を言われるならば好きにやるしかあるまい。かの人の政治的スタンス、思惑には相容れないところも多々あるが、この情け容赦なく行動に移す点は評価に値すると思うこ
政治評論家の森田実(この世で評論家なるものの言葉が正しかったことはないが、彼は特筆すべき正しさをもつ。つまり、言っていることはすべて逆になるという法則だ)が行った「歴代首相でもっとも器の小さい男」だが、自分に言わせれば「歴代首相でもトップクラスの腹のくくり具合=大人物」であると思う。計算ずくならもっと手堅くいくだろう。自棄になっているとも思えないところがこの人の読めなささ加減としてある。

いままでの政治家であればきっと今以上の妥協を重ね、解散をちらつかせながらも結局は元鞘に納まるだろう。それがまともなスタンスだと思う。結果は今の大混乱になっているわけだが。

不謹慎にも面白いのは小泉首相の先制攻撃により、論点が明確化&包囲殲滅を受けて窮地に追い込まれた郵政自由化反対派とそれ以上に返す刀で同じポジションに位置づけられてしまった民主党の対応だったりする。あまりにも不甲斐なさ過ぎではある。いいのか、民主党。その不甲斐なさ(ヘタレさ)はどうしたものか、と思う。

結局、小泉首相の先制攻撃により今回の選挙の争点が「改革を続けるか否か」一点に絞られ、「誰が行うのがいいか」というレベルに達していないのだ。これは一体前進なのか後退なのか判断に苦しむところではある。状況挽回は、8/15に小泉首相がどのような行動に出るか、だったが、極めて穏当な方法を選んだ。靖国参拝はなし。首相談話で戦争責任に言及。中韓には友好のシグナルを送る(どこまで本気かは知らないが)。失点はなし。加点もないというところ。さて、残り1ヶ月でどう民主党が挽回するか、注意深く見させていただくとしようか。

それはそうと、話はもどって冒頭へ。防衛費抑制について軍オタからその非常識っぷりを叩かれた片山さつき女史が選挙に出るとのことだが、正直、自分のいる選挙区でなくて良かった。非常に難しい判断に追い込まれてしまうところだったからね(笑)
ちなみに片山さつき女史の防衛費抑制での問題点については以下の通り。
中央公論2005年1月号の片山さつき論文に対する反論(ミリ屋哲の酷いインターネットより)

まったくの電波ちゃんでお花畑があるに違いないと思わせてくれたが、正直女史が財務省から離れてくれれば違う意味でありがたいと思う自分も結構屈折しているな、と思う。

1 件のコメント:

  1. せいさく0319と申します。
    掲載されている日記を興味深く拝見させていただきました。事後の御連絡となりましたが、当方の記事にリンクをはらせていただき、日記を紹介させていただきました。
    リンクをはらせていただいた件について、何か差しさわりがございましたら、その旨、御連絡ください。何分、ブログ初心者なもので、ご容赦ください。
    また、よろしければ、今後とも、そちらのサイトを拝見させていただくつもりです。よろしくお願いいたします。
    せいさく0319 
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