2005年2月21日月曜日

雲のむこう、約束の場所

雲のむこう、約束の場所
ビデオメーカー (2005/02/17)
売り上げランキング: 3
通常24時間以内に発送
おすすめ度の平均: 4.31
5 星5つ
5 いいもの見つけた気分になれます☆
4 かなりの良作です


DVDが届いたので、早速見る。
いやぁ、本当に背景美術だけは日本アニメ界の極北まで突っ走っている(無駄に美しすぎる)作品だけれど、そう感じるのは、これが作品としては微妙な評価だと思うので。

話としては非常に纏まっていない。ある種の私小説であり、90分の尺として捕らえればその作品の緩急はある程度考えられているものの、冗長の嫌いがあり、素材とその具単位の料理はいいのだから、もっと全体としてのコーディネイトを考えればいいのに。と考えると非常にもったいない。

「ほしのこえ」では30分だから粗が目立たなかったが、この作品では長いことに足をすくわれてしまっているような気もする。

それでも。

この作品に描かれた地方の学校、列車通学、凍てつく冬、初夏の草原、暮れることなど無いような赤い夕暮れ。それはすべて自分の心にもある。そして、ラストシーンの空は、流石とかいいようがない。その結末がどのような形で向かえたのか、明示的な形で明かされていないのも気がかりではあるのだが。

ともかく、何回か見ないとなぁ。

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