2005年7月22日金曜日

ワイルダネス 4/伊藤 明弘

4091570747ワイルダネス 4 (4)
伊藤 明弘

小学館 2005-07-19
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冒頭の作者らしい銃弾の大盤振る舞いから一転、中盤の焦燥し、磨耗していく恵那の精神の様子、そして終盤のある老警官とのやり取りと、長距離狙撃の恐怖・・・。上手いなぁ。日本一の銃撃マンガ家は、大量投入(バラマキ)だけではなく一発の弾丸のやり取りの重さすら知っている。というべきか。

それはそうと、本の体裁が冒険小説チックなのはとても好感が持てますな、いや本当に。良質なハードボイルド・アクションだと思います、はい。

2 件のコメント:

  1. ウイングバック2005年7月24日 1:32

    こんにちは。
    ワイルダネス、ハードボイルドでいいですねえ。
    この作者が、撃たれる者の恐怖や殺人の苦悩を真正面から描いたのは、初めてではないですかね?これからもガンアクションだけではないところを見せてほしいものです。

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  2. どうも~。
    そうですね。ジオブリの最新刊でもそうでしたが、「撃たれること」に関してかなりウェイトをおいているような気がしました。
    いままでは弾丸大量消費量日本一マンガ家でしたが、「ワイルダネス」ではその路線を守ったかと思えば、今回の話のように静かなダークサイド的な面を見させてくれて驚いています。これからもこの作品には期待していいかと。

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