「ドラゴン・マガジン」で連載されている「フルメタル・パニック!」を読んで、うひゃーと心の中で呟く。
ある種、情け容赦のない鬱的な展開だと思う。
任務ではなく心から守ろうとしたかなめを失い、自らの相棒でもあり武器でもあった<アーバレスト>を失い、何時からか心の住処となりつつあった高校とその仲間たちから追われ、命を預ける仲間であった<ミスリル>も音信不通(生きてはいるが被害は甚大)。
どうも作者としては主人公のいままで生きていた世界を描き出そうとしているようだが、ある種予定調和な展開をどこかで求めているライトノベルの趣向と合うのかどうか。読んでいて、「青の騎士ベルゼルガ物語」の続編でヒロインの境遇に口をあんぐりとしてしまった中学生の頃を思い出してしまった(w あの頃は若かったなぁ。しみじみと思ってしまう。今の中学生とかもそんな気持ちに落ちいてっているのだろうか。
まぁ、もう少しこの物語を追いかけてみよう。作者がなにを描きたいのか、それを知りたいのだ。よもや鬱な展開を書けばそれで深みのある描写をしていると思いたがる凡百の作家とも思えないのだが・・・・。
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