楽天のkobo、のっけからいろいろ躓いて、三木谷社長の駄目なインタビューとか、「それはヒドイ」という書籍数水増しカウントとか色々あったわけですけど、これも極めつけ。
「楽天の電子書籍サービス「Raboo」が終了へ」 from ITmedia
サービススタートしたのが2011年8月にスタートして、2013年3月31日で終了。つまり、サービス開始後13ヶ月で中止を決断。サービス寿命は20ヶ月というわけですか。...2011年11月に楽天がkoboを買収して、2012年7月にkoboのサービス提供時には統合する予定とか行っておいてそれか。と、自分は乾いた笑いしか出てこないんですけどね。
「「Koboを通じて読書革命を」――楽天の電子書籍事業第2幕の幕開け」 from ITmedia
Koboサービス開始時の華々しい言葉とは裏腹に、二ヶ月間に起こった迷走は中々のものです。
リンク張るのも面倒なので、もうあれですけどね。
電子書籍サービスは色々とあちこちで出ていますし、これからは淘汰が始まるとは思います。
そのときに淘汰される側のサービスがどう上手く店仕舞いをしてくれるのか。
楽天のケースはおよそ考えられないケースで、「いままで買った人には悪いけどサービス終了。じゃっ!」みたいなケースです。自分は「DRMフリー化はありえないだろう。返金もありえないだろうから、Koboで同一書籍をリリース、あわせて無料移行かなぁ」と思っていただけにちょっとこの切捨てはしゃれにならない。koboもいつか同じことがあるかもね。と思わせるに十分なわけです。
自分は正直なこといえばDRM(デジタル著作権保護)が付与されたファイルを取り込むことは嫌ではありますが、今のこのご時勢ある程度はやむなし派でもあります。
特定の媒体でしか見えないと貸し借りできないじゃないか。と色々突っ込む方もいますし、自分もその気持ちもありますが、ゲームが特定デバイスでないとプレイできないことを考えれば、電子書籍に格納されたデータが囲い込まれていると文句をいうのも、いささかなぁ。というのが本音です。
(例えいうなら、楽天のRabooで電子書籍を購入したヒトは、3DOやpipin@を買ったようなもんですね。同情はするけど、楽天だしねぇ。というのが正直なところ。なら、Amazonを待つか、あるいは、国内大手出版社系列、あるいは書店系列のほうから購入するのが妥当でしょう。
本が売れない? 売ったからって、著作権者の利益にはならないし、新古書店とかの問題とかもありますからそれはどうかなぁと思いますね。
あと電子書籍について色々な人がDRMフリーじゃなきゃだめだとか、永続性が担保されないかぎり駄目だという意見があります。自分もそうは思っていたのですが、実際に電子書籍で本を読むようになって、「ああ、これは楽かも」と思ってもいます。
マルチデバイス対応の電子書籍で、しおりもクラウドで管理してくれるのであれば、使い勝手は一気に増します。通勤途中でスマホで読む、自宅で戻ってタブレットで読む。という使い方もアリでしょう。
ラノベとコミック数冊だけですが、手軽に読めました。それで場所は問わない。Kinoppyとかだったら、PC、スマホ、タブレットにそれぞれ入れておけるのでデータの保全もある程度はOK。
「でも本だったらいつでも読めるし」
いやいや、ゲームと同じでハードと対だと思えばいいんじゃないかな。あと買っているのは「本」ではなく、「本の中に記述された情報である」ということをもっとお気楽に考えるべきかもしれません。
ただ、そうはいっても永続性が必要な書籍データもあります。検索が容易であることも重要かも。
そうなってくると、自炊するなりしたほうがいいでしょう。DRMもないし、自分がヘマしないかぎりストレージされつづけますから。
結局のところ何が言いたいかというと、使い方、読み方、保存の仕方を考えて電子書籍と付き合えば、問題ありありの現状でも十分やっていけるんじゃないかなぁと思います。
もっともこれは使うほうの問題でもなく、出版社側にももっと善処を望みたいところではありますので、ほんと、新刊本とか早いリリースお願いしますよ。
というわけで徒然で、今の気持ちをちょっと記録として書いてみました。
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