結局、前回の「Self Manegemant」エントリで書いたように、マインドマップ・ソフトについてJUDEを試したのですが、結局はFreemindに戻ってきました。Freemindにも結構困ったところがあって、不意にPDFに書き出せなくなってしまって、こりゃこまった。というときがあるのですが(再起動すれば書き出せるようにもなるのですが)。
マインドマップはイロイロと使い勝手がいい記述方法です。先日もちょっと自分の仕事の途中で打ち合わせ事項があり、トラブル対応で作業メンバが話しをしていたのですが、どうもハタで聞いていると話がループしているようだったので、A3の紙を書いて、ブランチやノード(枝)を書いていきながら問題点、疑問点をリストアップしながら整理していきます。
「それとそれって共通でしょ? なんてそこだけ処理が違うんだろう。どうすれば解決できると思う?」
「うーん、そこは○○しようと思って」
とかヒアリングしたりしてマップを書いていきます。で、それを見ながらメンバ全員に一つずつ確認していくと、結果は・・・。
「ああ、○○と××ってのは△△っていう問題から派生しているのか!! でも□□が最終の結果だから、◎◎でよくない?」
に落ち着くわけです(ま、ここまでにかなり紆余曲折あるのですが)。
さて、マインドマップは手軽なんですが、その書き方はあくまでも思考を妨げない&視覚的な把握とか関連付けを意図しているだけあって、第三者に見せるときなどはソフトで清書しておく場合も必要です。そんなときには、Freemindを使うのがいいのですが。
このソフトについては「Freemind活用クラブ」さんのところで詳しく説明があります。ただしダウンロードはもう最新版の0.8があるので、これについては、本家サイトからのリンクがいいでしょう。ただしJREも必要なのであしからず。
これでFreemindを使うのはいいんですが、ちょっと不便に思っていたのはExcelからFreemindに飛び込ませるのはわりと簡単なのですが、その逆が難しいこと。
ちなみにExcelからFreemindにノードを登録するのはいたって簡単で、Excelでコピーして張り付ければ簡単なリストであれば取り込めるのですが、その逆になるとノード構成がないまま飛び込んでしまうので不便でしたが、たまたま読んだ本がベストな解決方法を書いてくれていた。
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今回はその記録と実際にやってみた感想(長い前ふりだこと・・・)。
「Freemind to MS-Office XSLT Library」 form N2 ToolBox
で紹介されているXSLを使えば、Excelでセルをわけでノード構成を表現してくれる。XSLに詳しい人ならカスタマイズできるだろう・・・自分は無理そうだけどw
このサイトから必要なXSLファイルをダウンロード。Excel用のほかにWord、MS-Project用のXSLがあるので好きなのをダウンロードするといいかも。
で、一度作成したマインドマップを保存。「ファイル」→「書き出し」→「XSLTとして…」を選択。ダイアログが表示されて二つのファイルを指定するように指示されるので、上の「Choose XSL File」には、ダウンロードしたXSLファイルのパスを指定。続いて「Choose Export File」のパスも指定します。
これで最後に「Export」ボタンを押すとExcelファイルが出力されます(出力時のファイル名は、拡張子「.XLS」もつけておこう・・・)。
上の本で紹介されているだけではなくて、たとえばマインドマップで必要な作業をリストアップしたりするのにもいい。Excelからならチェックリストを作成するのもわりと簡単に出来るはずだ。
たとえば自分がよくやるのは、成果物を第1ノード(ブランチ)にして、そのあとでそれを構築するために必要なステップ、疑問点などをブランチで連結していくと、何を解決しなければならないのかなどがわりとアッサリ目にわかるので、これをExcelに流し込めれば、わりと簡単にチェックリストが作成できるだろう。
そのためにも、本に記述されている通り、ある程度フォーマットに即して書かねばならないのだけれど、ここは、最初に疑問点も含めてすべてをふくめたマップを作成し、その上で修正していけばいいのだと思う。それがコンピュータでマインドマップを描く最大のメリットだろうしね。
というわけで、簡単な作業メモ代わりとして。たまにはこんなエントリもいいんではないかと。
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