2006年11月13日月曜日

ういういdays 4 / 犬上 すくね

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犬上 すくね

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購入メモとして。いや、いつもながら初々しいお話だこと・・・(w


2006年11月10日金曜日

アート・オブ・プロジェクトマネジメント (そのニ) / Scott Berkun

前回のエントリから、二回目です。
「アート・オブ・プロジェクトマネジメント」(以後、TAoPMと書きますか・・・)を読んで、章単位に感想とかを書いていこう。という企画なわけですが、早速続きを。

第四章「優れたビジョンを記述する」
プロジェクトにはゴールがあって、それは何らかの結果です。しかし、ソフトウェアの場合ですと「××というアプリケーションの完成」というのはゴールであってゴールではありません。何かを目標とした結果の形。でしかありません。この章では、そういうプロジェクトについての様々なドキュメントについて触れられています。
ビジョンが明確なドキュメントを作ると、必然と目標が定まり、スケジュールも決まると筆者は書いていきます。これは当然で、例えば期日があって、それまでにビジョンが明らかなソフトを作ることが決まっていれば、逆算してこれはここまでに・・・と続いていきます。大体、炎上しかけるプロジェクトは、(自分の経験でも、他所の様子をみても)ビジョンが曖昧なまま進んで、目標と期日を守れなくてしわ寄せがあちこちにいく・・・というケースなわけですから。
この章でも筆者が列記しているリストは大変示唆に富むものばかりです。P81のどのスキームというかレベルのビジョンか必要なというリスト、P88のビジョンが網羅すべきチェックリスト。そして実際のビジョンの例(P95)。どれもがいままでの自分が携わってきたものでどうだったろうか。を考えてしまいました。無意識的にクリアにしている項目もあれば、アウトなものもあります。無論、自分の置かれた立場で考えてないものもありましたが・・・。これについては実際、自分は近日中にプロジェクトを立ち上げするときにもう一度再読することになるかと思います。

第五章「アイデアの源」
ビジョンにより目標が定まると、必要要求が決まり、それをクリアするためのプランが必要です。それがアイデアです。チームでやっているところが羨ましいな、というのはブレインストーミングという機会があることです。自分の場合、マインドマップなどを使って片っ端からリストアップしてイメージを連結していくことが必要なのですが。まぁ、それはともかく、この章ではそのアイデアについて語られています。
アイデアを生み出す一因に質問があるのは言うまでもないことです。例えば部外者の方から「・・・・・・ってどうすれば上手く行きますか?」と聞かれて答えているうちに、まったく違う解決方法のアイデアを思い浮かべたことがある自分としては、自分と異なる立場の真摯な(ここ重要w)な質問はありがたいものだと感じています。
※P107の脚注はちょっとメモって、あとで見てみようと思いました。

P112を引用しましょう。
「創造的に振舞うということはしばしば、何らかの制約がある、あるいはリソースや時間が限られている状況下で作業を行い、考えられていた以上によい結果を出すための巧妙な、または上手いやり方を見つけ出すということを意味します」というわけでアポロ13の映画は鑑賞に値すると書いています。

B00005GSQ2アポロ13号
ジェームス・ホーナー ニール・アームストロング ウォルター・クロンカイト
ユニバーサルインターナショナル 1997-11-21

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「アポロ13」はアポロ13号を襲った大トラブルを扱った映画ですが、携わったエンジニア達の活躍が見られるシーンが数度あります。一つは、爆発事故直後、スタッフが一同に会して善後策を協議するシーン。もう一つは、船内電圧の低下に伴って二酸化炭素を吸着するユニットを作るため、スタッフが船内にあるシロモノ、つまりマニュアルからビニールテープなどを机の上にぶちまけて、「これで作るんだ!」というシーンですね(まぁ、その前に二酸化炭素ろ過フィルターの口ぐらい規格化しておけよ・・・とか思いましたけどね。致し方ないところはあるのですが)。

話が飛びましたが、良いアイデアを促すのはよい質問だ。とも書いています。クスリと笑ったのはこの言葉です「解決しようとしているのは、どのような問題なんですか」(P115)ですね。実は今日、本当にこの言葉を使うハメになったのですからね!


というわけで今日は第四章から第五章まで。第六章は週末にでも・・・。


2006年11月8日水曜日

アート・オブ・プロジェクトマネジメント (その一) / Scott Berkun

アート・オブ・プロジェクトマネジメント ―マイクロソフトで培われた実践手法アート・オブ・プロジェクトマネジメント ―マイクロソフトで培われた実践手法
Scott Berkun 村上 雅章

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というわけで、「アート・オブ・プロジェクトマネジメント」。マイクロソフトでInternet Explorerの開発に携わった筆者が、プロジェクトマネジメントはどのようにあるべきかを書き記した本なんですけど、本当に色々と示唆に富んでいるので、ザッと読んだ自分としてはこのまま紹介するのももったいない。

ところがですよ、この本については「わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる」さんのところで詳細なレビュー(なんと10回にわたって!)がされているじゃないですか。もう自分が何を書けというのやら。

しかし、そんなことに臆していたらちっとも始まらない。というわけで「Babylon C@fe」始まって以来の新チャレンジ、一冊の本を何回かに渡って紹介していこう。というわけで、蛮勇を奮って自分もこの大変示唆に富む本について、自分の立場から見て感じたことを書いていこうかと。

ちなみに、自分が携わるプロジェクトとは基本的に極々小規模、もしくはこの本でいうところのスーパーマン(一人)で行う規模ぐらいですが、場合によってはシステムを作る一方、非プログラマたちを使って必要なものを作り上げるといったことも行う何でも屋でもあります。まぁ、そういった観点で言えばPM(プロジェクト・マネージャー)じみたものもやってると言えなくもないかもしれません。

しかし、そういう立場の自分からして見てもこの本は宝の山です。どうしてか、それは第一章「プロジェクトマネジメントの簡単な歴史」にある図の脚注として書かれている言葉を引用してみればおのずと見えてきます。

「多くの分野(図は、映画、ソフトウェア開発、ウェブ開発、緊急治療室、厨房の各作業プロセス)におけるプロセスは、概念的に似通っています。つまり、すべて時間軸に沿って、計画、実践、洗練となっているのです」(P9)

何であれ、ある種の創造的(クリエィティブ)な作業を行うものについては、すべて「計画、実践、洗練」といったプロセスを経ているわけです。

その中で、わけてもPMに必要なリーダーシップとマネージメントには、エゴ/非エゴ、独裁/移譲、勇気/恐れ、曖昧さの許容/完全性の追及という相反する要素に対する理解と洞察が必要だと筆者は書いています。

これは自分にもわかることで、仕様を確定するときにある程度、曖昧なものがあると知りながらスタートする場合もあるし、作業後半ではその仕様ルールの徹底が必要なときがあります。それに当てはまるなぁと深く納得してしまいました。あと「独裁/移譲」に関してはここ最近、かなり頭を悩ませている問題なのですが、これはおって・・・。

第二章「スケジュールの真実」では、スケジュールの組み立てに関して述べられていますが、ここも正直自分にとって納得というか、非常に頭の痛い指摘がありました。まぁ、具体的に書くと色々差し障りがあるのですが、「スケジュールに関する1/3の法則」(P31)は自分のような素人には示唆に富んでいました、と書かせてください(汗。
また、ソフトウェア開発に対してウォーターフォールやエクストリームプログラミング(XP)などの方法論は方法論にすぎないのだ、というくだりは、確かにまったくもって。という感想です。時々技術者はその方法やソフトや言語などについて信仰に近いものを得て唱えてしまう側面があるかと思います(大体にして、そういう方法論の先駆者をグルと呼称するあたりが、それをカンジさせますね)。自分の心情は「信頼してもいい、信用してもいいが、信仰はするな」ですが、筆者のこのへんのくだりはまったく納得してしまいました。

スケジュール同様頭を悩ませる「見積もり」についても、この章ではページを割かれています。個人的に感銘を受けたのは、見積もりに対して消極的なプログラマに対する問いかけ、「君が自信をもって見積もりを出せるようになるには、私はどのような質問に答えたらいいんだ?」(P40)ですね。確かにこう聞かれたら、能動的に問題に大してアプローチしないといけなくなりますね。

第三章「やるべきことを洗い出す」はソフトウェア・プロジェクトの様々なタイプを説明したあとに、どのような視点、立場から、プロジェクトに対する洞察を行わなければならないか、についての説明です。ここはもう説明しようがないぐらい示唆に富んでいます。独立系の一人、あるいは数人によるWebデザインに携わっている方も、是非ここは読んで見てもいいんじゃないかと思いますね。
筆者の書く、「ビジネス」「技術」「顧客」という視点から、やるべきことを洗い出す、という詳細は、興味をもたれた方が実際に読んでいただくとして、自分の立場で言えば、どうしても少人数で作っていると偏りが出てしまいます。「どうあるべきか」が「こうあるべきだ」と考えてしまう場合もありました。それはインターフェイス周りのところもあれば、システムの"内部"での振舞いもそうかもしれません。酷いときにはシステムの成り立ちからしてそうなってしまう場合もあります。それが哲学(フィロソフィ)から来ているのならまだしも、水が低きに流れるように、作り手側にとって楽なほうへ流れていることを自己欺瞞してしまうケースも少なからずあるわけです。無論、逆のケースもあります。顧客の要望ばかりを聞き入れたはいいが、それは特定の顧客に対してのみ有効なものであったためにビジネスとして効果的ではなかった(つまり、他の顧客に対して優位を発揮することができなかった)というのもありがちなケースです。
筆者はこういう三者の視点を重ねて、さらに超越した視点をもつように書いています。また「正しい疑問」(P66)を持てとも書きます。このリストは、自分も付箋をはって考えようと思いましたね。

余談ですが、P58のくだりとその脚注は筆者のユニークさが出ていてクスリと笑ってしまいましたよ(w


というわけで、長い長い読書感想文でした。また続きますよ、ええもう。先は長いですがね(w





MT3.3へのアップグレードについてのメモ

このblogはMTで行っていましたけれど、3.2から3.3へようやくアップデートしました。

アップデートにあたってはこちらを参考に更新させていただきました。
MovableType3.2から3.3へのアップグレード手順」 from Milano::Monolog

で、やはり注意点を書くと以下の通りですね。

・すべてのcgiのパーミッションを755へ。
 当然といえば当然ですけど、迂闊にもプラグインのcgiも755にするのを忘れて自分もあたふたしてました。

・自らのPC側のブラウザキャッシュをクリアにすること。
 これ、重要(w 実はアップデートしたあとにエントリー画面が乱れてお話にならない状態に。
 悩むこと一日(w ああ、多分キャッシュのせいだ。ということで、FireFox、IE7ともキャッシュをクリアにしてみてようやくまともな形に。ああ、吃驚した。

で、このあとはこのブログのデザインを大幅に変更(カラーパターンも心機一転)しようかと考えてます。まぁ、これは暇が出来たらまたやろうかと・・・。


白団(パイダン)―台湾軍をつくった日本軍将校たち / 中村 祐悦

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終戦直後、日本の降伏によって国共合作も霧散し、中国大陸では国民党が共産党の手によって大陸から追い出されかけようとしていたころ。
蒋介石は以前、自らと対峙していた岡村寧次大将に打診して、満足な教育も受けておらず、士気も低下していた国民党軍の再建のために旧日本軍士官達を招きたい旨を申し入れた。
一方の岡村大将は、終戦後の引き上げなどについて蒋介石ら国民党が便宜を図ったこと、中国大陸の赤化を防ぐ必要があると考えていたことからこれを承諾。GHQの占領下にありながら、苦労して数人の士官を密航という形で台湾へ渡らせる。
(後々、GHQも日本政府も事の真相を知るが、ほぼ黙認という形で彼らを渡航させていた)
これが二十年間の長きに渡って続いた白団(団長である富田直亮が使っていた中国語での偽名「白鴻亮」からとったもの。パイダン)と呼ばれる元日本軍将校による台湾軍教育団の始まりだった。なんと、台湾軍が米軍の教育を受けてもなお、陰日なたに台湾軍若手将校の育成にあたっていた。

以前、金門島などを調べていた矢先、旧日本軍将校らによる白団という組織が台湾軍を手助けしていた。ということは知識として知っていたのですが、この本を読むまでそれが二十年間の長きにわたって続いていたとは知らなかった。てっきり終戦後数年だと思っていたよ・・・。

で、蒋介石が何ゆえ岡村寧次大将に将校の派遣を頼んだかというと、開国後から大陸まで兵力を派遣するまでになった日本軍が精強であると堅く信じていたとか・・・当の元日本軍将校らは自分達が属していた軍に対していささか懐疑的だったのとは対照的ですね。

白団のメンバーは最大期数十人規模まで膨れ上がり、台湾軍士官の教育にあたる一方、その教育システムも確立(必要な教本などは日本にあった旧日本軍将校らによる白団後方支援団体が協力して資料の取りまとめなどを行っていたとか)。台湾軍の動員計画を確立させたとか。

まぁ、多かれ少なかれ日本軍に係わった者が建国直後の軍の設立にかかわったといわれれば韓国軍も同様ですから、台湾軍もおかしくはないかな、とは思いますね。

というわけで読了メモとして。

2006年11月3日金曜日

自分の小さな「箱」から脱出する方法 / アービンジャー インスティチュート

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アービンジャー インスティチュート 金森 重樹 冨永 星

大和書房 2006-10-19
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正直言うと、たまにこういう「自己啓発」系の本を買うときがあって、買っている。ということはこのblogに書いているときもあるのだけれど、細かい内容等については触れてないケースもある。正直、こういう分野の本で「心がキック」されるか否かは人によって差があったりするし、ましてやその影響が持続するか、というと非常に心もとない点もあったりして(w ちょっと読んだ直後に感想を書いたり推薦文書いたりするのはちょっと気が引けているのです。

ただ、この本に関して言えば非常に読みやすかった。すべてが会話で成り立っている小説風だからでしょう。多分、居心地のいい場所(カフェとか自宅とか)で、ゆっくり読むことをオススメします。自分は一度職場の休み時間に読んで、カフェで読み返して、これからもう一度読み返そうと思っているぐらいですから(w

キーワードは「箱」という名の「自己欺瞞」。これ以上の話は読んで見てください。

正直、読みながら非常に居心地悪くなったり、自分の過去を振り返って「ああっ」と嘆息もしましたが、どうすればいいのかとアレコレと考えるには十分な内容を持ち合わせていると思います。ただ、多分にこれだけでは足りないような気もしますが、例えば山田ズーニー氏の作品とか、根底に流れるものは一緒だったりするわけで。

そんなわけで、この本についてはオススメ、というよりは自分のファースト・インプレッションそのままを書いている形です。これから、二度、三度と読み返して、また続きを書くかもしれません。

まぁ、そんなのもたまにはいいでしょう?(苦笑)


デトロイト・メタル・シティ 2巻/若杉 公徳

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デトロイト・メタル・シティ 2 (2)若杉 公徳

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いつのまにやら、タワレコでイベントがあったり、50万部も売れたりしている凶悪なマンガも、第二巻。しかし、改めて読むと、あれだよ、ひ、ひどいマンガだ!(w

ストーリーの紹介はパス(w 個人的に、東京タワーをレ×プするシーンとか、シド・ヴィシャスネタで笑わせていただきました。いやはや、これ読むと言葉使いが悪くなるので要注意。

しかし、帯は「ハチクロ」の作者羽海野チカ・・・これほど似合わない推薦文もねーなーとwwww

そうそう、Amazonで検索したらこんなものまで販売しているのね。

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ひどい話だなー(w