2004年11月30日火曜日

アイタタタ

結局札幌市内は一日にして積雪17cm。ギャース! 真っ白ですよ、雪下ろしセットとか、冬用ワイパー換えてないですよ。とか思って泣きながら予定を蹴っ飛ばして帰宅するが、問題は帰ってから。

「んっ?」

車を駐車スペースに入れようとしたら、背中に感じた違和感がいきなり傷みとなった。アイタタっ!
ひょっとしてアレですか、朝、不自然な体勢で信号見たときに感じた違和感が今頃になって現れましたか!

バンテリンを塗るがさほど効果なし。ベッドに寝るのも一苦労。寝返りなんてうてやしない。アイタタタ。
朝起きて痛みも引かないし、仕事も緊急性が高いのはないから、さっさと休むことに決定。
思えば有休なんてここんとこ消化してなかったし、まぁ、明日の出張は電話で打ち合わせしておこう。会社には顔を出すことにしてとか思いながら、今これを打っている。正座している分にはいいんだが、背中の筋肉を使うすべての動作に傷みが伴うのでは、おちおち身動きもとれん。椅子にも寄りかかれない。orz.

年末読書予定ということで。

万物理論
万物理論
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グレッグ・イーガン 山岸 真
東京創元社 (2004/10/28)
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5 現時点(2004/11/11)でイーガン作品で一番好きです


購入してみた。最近、とみにSF力(ちから)が減退ぎみだし! しかし、これを読むのにも体力がいるなぁ。
というわけで、年末まで積読です。はい。

真っ白。

新しく届いたKeiは、燃料計が1/4切ると警告灯がつく。それでも4リッター程度はゲージ上はあるので40kmぐらいは乗れるのだが、あんまり意味ないなぁ。早期に注意を促しているんだろうか。
そんなわけで、昨日、ガソリンを入れるが・・・うーん、まだ高いなぁ。この間、「泥酔論説委員の日経の読み方」で下り坂になっているのを見たんだが、WTIとかまだ高いのかな(11/20の記事参照のこと)。まぁ、この手の市場原則はまだよくわからない。今年の年末年始はちょっとこの点についての本を読もうかな、とメモしてみよう。ともかく、ガソリンを入れて洗車を頼んで綺麗さっぱりになった。ボディを黒にしたから汚れが目立つんだよなぁ。でも寒い中洗車なんかしてられないし。とか思うのは自分の軟弱さか。ともかく。

夜中にエビス/エビス黒を飲んでいい塩梅に酔った頭であれこれと考えつつベッドに入って寝たはずが、地震で起こされる羽目に。いやぁ、長かった。一応、家屋倒壊の場合を除いて助かるようベッド周りには自分の頭より高いものは一切置いてないし、対面もPCとTVがあるぐらいである程度距離をとっているので、大丈夫なんだが・・・と思いつつ酔った頭でふらふらとまた寝る。

起きて窓から外をのぞくと、雪がちらほら。路面も真っ白。なんてこったい。こんなことなら・・・とは思うがともかく、出社しますよ、ええ、もう。
一応、人気のない道路でKeiのABSとスタッドレスの磨耗具合(今年が3シーズン目でおおよそラストなので)をチェックしなきゃなぁ。

2004年11月29日月曜日

デブラ・ウィンガーを探して

デブラ・ウィンガーを探して
ポニーキャニオン (2004/02/18)
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3 それぞれのライフスタイル
5 女というもの。
4 男が観るべし!


ひょんなことから、DVDでレンタルした。何しろ100円だし。「僕はラジオ」などで映画に復帰したデヴラ・ウィンガーだが、この作品が公開された2001年当事はまだ隠遁中の頃で、彼女を探るといった中でロザンナ・アークエットがハリウッド女優達、それも40代の女優達に、ハリウッドで女優でいるということ、母親でいること、妻でいること、そして女性でいること、老いの問題、エイジング(整形)の問題。それぞれの意味を、自分の生き方を聞いて尋ねていく――という話。
正直、職業が違いすぎると、自分はまずもって男であって、そして30代であるため、ここで出てくる女優達の苦悩も何もかもがわからない。判りそうなこともあるが、それは自分での立場であって、彼女たちの立場ではない。
作中、40代になって面白くなってきた、今が最高の時だ。とメグ・ライアン達は言うが、そうかぁ?という疑問もある。

しかし、作中でハリウッドの問題に触れられているが、今ハリウッドがターゲットにしているの若年、それも10代であり、求める女性像が違うのだ。それこそ、アンジェリーナ・ジョリーのような――敵をなぎ倒すような相手が求められているのだ。と言っているが、今じゃハリウッドでは10代どころではなく、アンダー10+両親を狙ったアニメーション作品だって多くなってきているし、さらに拍車がかかっているだろう。
日本ではこれが10代+20代+30代の女性が映画のメインターゲットであるかのようなノリだ。ハウルだってどうもメイン・ターゲットがそっち方面のような気がしてならない――いや、未見なのでこれは論評をさけたいところだが、どうも広告の打ち方がそれを感じさせるのは自分だけだろうか?(宮崎監督はもう、ノーテンキに飛行機や戦車でドンパチやってればいいのだと自分は倣岸にも思うのだ。ロリ×ンだってもう周囲はわかってんだし)。
それが正しいのかどうかわからない。ただ、ちゃんと何回でも見たい映画はあるし、それに出てくる俳優たちはやっぱり素晴らしいのだと思う。それは年齢に関係はないのだとも思う。

最後に。一つ胸に響いた言葉がある。「大切なのは情熱なのだ」「情熱が無ければいい仕事はできない」「情熱をもって仕事を出来なければ家賃も払えない」と複数の女優達は言う。そして、タイトルにある、デヴラ・ウィンガーは言う。「情熱は心を溶かすもの。心をソフトにし、溶かすもの。それを追い続けなければいけない」という。ちょっとメモしておこう。


まぁ、そういったわけで、たまにはこういう作品も見るぞ、ということで書いておきました。

このライトノベルがすごい!2005

このライトノベルがすごい!2005
「このミステリーがすごい!」編集部
宝島社 (2004/11/26)
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読んでてあちゃあと思ったのは、結構読んでない作品が多くなってきたこと。流石に手広くアレコレと読んでいた時代は無理なので、これは!と思う作品をピックアップしてきたのだけれど、バッカーノ!の成田良吾を最後に新しい作者にあまり手を伸ばしていないなぁ。
あれこれと読むなかで興味がわいた作者がいたので、まぁ、来週あたりから手を出していこうかと。そういう使い方をするなら、この本はラクです。

まぁ、ちょっとした時間と労力を惜しまなければネット書評サイトを探していけばいいのですが、自分もその端くれとしてこれでいいのかという冷や汗もないわけではないなぁ(;

2004年11月25日木曜日

昨日の買い物あれこれ。

短評なので、紹介+コメントだけです。はい。

げんしけん 5 (5)
げんしけん 5 (5)
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木尾 士目
講談社 (2004/11/22)
売り上げランキング: 5
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おすすめ度の平均: 4
4 荻上、お前もか!?


笑わせていただきました。特に荻上サン、貴方のその勘違いっぷりがいいかと(w。
でも、班目の服購入に関するくだりはよくわかるなぁ。だって、初めて行ったブランドショップでも、同人ショップでも(ヲイ 同じ気持ちに陥りましたからね。
あと一部で話にあがった「究極超人あーる」の光画部と、この「げんしけん」、似ているようで全然違うと思うのですよ。だって、光画部は"写真"というファクターがなくても成立しかねないけど、げんしけんは"オタ"ないと成立しないからねぇ。まぁ、鳥坂先輩がいないとかそういう細かいところはあるのだろうけど。確かに中学の頃、光画部は憧れの部活動でしたわな(w げんしけんが実際の部活動だったとは思いますけどネ。


鋼の錬金術師 (9)
鋼の錬金術師 (9)
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荒川 弘
スクウェア・エニックス (2004/11/22)
売り上げランキング: 4
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おすすめ度の平均: 4.92
5 ずっと、ドキドキです
5 待ちに待った九巻!
5 物語は佳境に・・・


非常に安定している。高値キープ作品。物語のピースはまだ提示されるだけ。どのような嵌めこまれるかは期待しておきます。

自由なれど孤独に。

@Title@は自分の好きな小説家、森雅裕氏の著作のタイトルから。

ネタとしては、23日の話の続きなので、まず興味がある方はそちらを読んでいただくとして。

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あなたの本当の愛情度

●●●あなたの愛情度は、やや低め。自分では真剣な愛情を欲していると思っていますが、本当に求めているのは、束縛されない自由な愛情。たとえ恋人でも自分の自由な時間を奪われるのはとても苦痛。自分の時間や友人との時間を妨げない愛情が理想だと考えています。
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これを読んで、ははぁ。と思ったんだけど自由な愛情かぁ。そういうものがあるものか。と思ってしまったのは本当のところ。自分の時間、友人の時間を妨げないような、言わば理想的な相手がいたとして、じゃあ彼女との時間も同様にあったとするだろう。彼女との時間が必要だということは、相手にとってもそういうことはありえるわけで、じゃあそれって結局は「自分が必要としてほしいときは相手にいてほしいけど、相手が必要としていても自分を拘束しないでほしい」ってことなのかな。じゃあ単なる我侭だよなぁ。と思うことが実際にあったんだけど。

以前、あるサイトで30代独身女性の結婚しない理由の一つとして「(今まで築いたキャリアなどの)生活レベルを崩したくない」というのがあるという話があったんだけど、えーと出典が明らかにならないなぁ。まぁ、恋愛まではするけれど結婚はしない。という一つの理由が前述のものだったりした。でもそれって、オタクの基本原則である「好きなモノに対するプライオリティ>他者との恋愛についてのプライオリティ」と似てるよなぁ。と思ってみたり。無論、これって局所的な比較だから、あまりアテにはしないでください。実際、恋愛もそうだし、結婚についても女性が失うものは男性が考えるよりもずっと大きい、と思うので、「失いたくない」と思うのは至極当然のことなのだとは思う。

自由な愛情とはなんだろう。結局は奪う、奪われると考えてしまうからそんなありもしない我侭なものを求めるのだろうか、と以前考えたことがある。結局は相手の時間も必要とするのが愛情であり、時間や何かを共有していることには違いがないのだ。ただ、何かの経済行動とは違って、そこにフローを求めてはいけないんじゃないかと最近は思う。フローがあるのだとすれば、それは個人的充足感であり、結局のところ物理的な面で充足感を得ようとすることはできない、のではないかと思いはじめている。ああ、そうだ、無償の愛だ、アガペーだよ、やっぱり山田玲司は偉大だ。と行き着くのだが、それはそれ(w 結局は捧げなければ始まらないのかなぁと最近は思うところ大だったりするのだ。
何かの代償を求めたりすると途端に歯車は狂いだす。自分としても、自分自身のそういう面、相手のそういう面を見たりすると途端に覚めてしまうことがあるし。多分これが自分の中にある「自由な愛情」の形なんだろうか、とは思う。

(まとまってないし、やっぱり我侭じゃん、それって)
(まぁ、そういいなさんな。本人もまだ考えあぐねてるんだからサ。つーか、やっぱり山田玲司最高、マンセー!だと言いたかったらしいよ)




ちょっと終わりは上遠野風にアレンジしてみました(苦笑)