■ネギま! の考察について
2006-10-23(月) ■[漫画][赤松健] from Something Orange
前の16巻に対するエントリでも扱いましたけれど、16巻の底流を流れる重要なストーリー要因には、「超(チャオ)が、数多くの不幸な人々がいる彼女にとっての現在を変えるためにネギ達にとっての現在=今である過去を改変する行為(魔法の存在を全世界に公開する)は是か非か」という問題があるのです。
"魔法の存在が周知されれば、より一層の人々が助けられるかもしれない"
学園祭後のタカミチは、そのチャオの「誘惑」に心を乱されて陰謀を阻止できなかった、とネギに語ります。ネギはチャオの行為が正しいのか問いかけますが、タカミチはその判断は留保してネギに預けます。ネギは悩みながらも自らを助けにきた明日菜たちパーティ達と共に学園祭最終日の時間に戻るのですが・・・。
というわけで非常に興味深いエントリです。このあとも続くとのことなので注目して読もうかと。
自分もこの話についてはアレコレと考えてはいるのですが、まとまりませんでしたので・・・。
でも、海燕さんが書くように
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しかし、こんなに深い問題提起を孕んだ萌え漫画ってありなんだろうか。ぼくは連載前、この作品になんの期待もしていませんでした。本当に漫画というものは、読んでみるまでわからないものです。
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にはまったくもって同意です。
「ネギま!」読んでます、といわれるとつい周囲から「えぇぇー」とか言われるんですが、計算づくな作者(とスタッフ)なせいか、あちこちに深淵な問題や罠、リンクがちりばめられてます。だまされたと思って未読の方は読んでみてはいかがかと。
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