2008年4月4日金曜日

20080404の記録

��歴史を紐解けば。
日本国民に告げる」 from finalventの日記(はてな)

---------------
日本国民よ!
 刻下の祖国日本を直視せよ、政治、外交、経済、教育、思想、軍事、何処に日本本来の姿ありや。
 政権党利に盲ひたる政党と之に結托して民衆の膏血を搾る財界と更に之を擁護して圧政日に長ずる官僚と軟弱外交と堕落せる教育と腐敗せる司法と悪化せる思想と塗炭に苦しむ庶民、貧困階級と而して群拠する口舌の徒と…
 日本は今や斯くの如き錯騒せる堕落の淵に死なんとしてゐる。革新の時機!今にして立たずんば日本は滅亡せんのみ。
 国民よ!武器を執つて立て、今や邦家救済の道は唯一つ「直接行動」以外に何者もない、国民諸君よ!
 正義の名に於て体制の奸を屠れ!
 国民の敵たる既成政党と財界を殺せ!
 横暴極まる司法を膺懲せよ!
 奸賊、特権階級を抹殺せよ!
 庶民よ、貧困労働者よ、全国民よ祖国日本を守れ!
---------------

本当は「【ベタなギャグ】」というのがタイトルのヘッダについているけど、あえてはずしてます。

この文章見て、ニヤリと笑った人は中々の歴史通w 元ネタは五・一五事件の決起文。
いや、本当、歴史は繰り返す。とここ最近の世の中を見て考えてみたり。しかし、だがまて、これも民主主義のリスクであり、デメリットであり、しょうもないところではあるんだけど。

あと、その絡み身でここ最近、図書館から借りてパラパラと中身をのぞいていたのは下の本のことも思い出す。

戦争の論理―日露戦争から太平洋戦争まで戦争の論理―日露戦争から太平洋戦争まで
加藤 陽子

勁草書房 2005-06
売り上げランキング : 25278
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


面白い視点があって、在郷軍人会の影響力などは目から鱗だった。また、実際問題として陸軍という組織は擬似的な民主的組織(つまり出自などに囚われない実力本意の、という意味で)であり、国民軍という観点から陸軍は国民に対して結構気を使っていた。というのは、「えええ!?」と思ってもみたり。
また軍隊が外国の地に派兵されていることの意味などもちょっと今の現状からは中々考えも付かない点だったので示唆に富んでいた。(今では情報のタイムロスは少なくなっているので、外征軍に対する過度の権限付与は行われていないけれど、この問題は中々に難しいよね)

生憎と身辺が忙しくて最後まで読みきれないまま返却日になってしまい返却してしまったが、また改めて読んでみたいな…。


0 件のコメント:

コメントを投稿