2009年2月3日火曜日

最近のやる夫で学ぶシリーズが面白い。

(20080202の記録 を改題して内容を一部修正と訂正)


最近、やる夫で学ぶシリーズで色々と妙なシロモノが増えて困ります(w
ニコニコ動画といい、どうしてこうリアルに時間を食い尽くしてくれる代物がおおいんだか。

「やる夫で学ぶ」シリーズはわりと色々なジャンルがあるんですが、最近は歴史上のエピソードをやる夫をはじめとする2ch系AAなどで入れ替えさせた物語も多いんですよね。

つまり、やる夫とやらない夫のボケッコミだけじゃなくて、AAキャラの組み合わせによるMADなノリになってきた感じですね。読み手は取り上げるエピソードの面白さ、作者が加味するAAキャラなどを使ったネタ(例えばAAキャラの組み合わせの妙だったり、端折ったり追加したりするエピソード)を楽しむと...まるで、ニコニコ動画のMADのような感じになっています。

これにまとめサイトの中の人が見せるピックアップで、読み手のコメントが挿入されることでナイスな突っ込みなどを読んでさらに面白くなるというわけです。

有名どころだと「やる夫が徳川家康になるようです」がありますね。こちら名作ですよね。
まぁ、大体どの本をネタ本にしたな?と感づくものから、どこからネタを拾ってきたんだ!?アンタ何者よ?みたいなすごいのもあるんですが。

というわけで最近読んだ、あるいは読んでるやる夫シリーズは以下の通り。
一応、わかりやすいまとめサイトのリンクを張るようにしてます。

やる夫で学ぶフェルマーの最終定理
途中で>1が明かしているようにネタはサイモン・シンの「フェルマーの最終定理」。
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starまるで小説のようにどんどん引き込まれ、没頭する。
star300年分の歴史小説のように

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しかし、AAがらみで読んでも数学者は奇人変人偏屈者の集まりかと...。エヴァリスト・ガロアなんてフェルマーの最終定理に噛んでないのにかなり割いて紹介されてますしね。
ウソ、すっかり見過ごしてました。最後の結論にガロアが導いたものが用いられてました。ここに修正。


やる夫が雪中の奇跡を起こすようです
やってきました、WW2の奇跡。北欧の小国フィンランドを襲うソ連赤軍。軍政畑でも、その政治眼でも、国内の政治家よりも先を見据えて戦う名将マンネルヘイム将軍率いるフィンランド軍の戦いを描いた作品。
冬戦争ともいわれる第1次ソ・芬(ソ連・フィンランド)戦争を描いた作品。AAの配置が面白すぎて笑えます。ヤンと後藤隊長とアシュラッドと神父化する5121小隊善行隊長とかにだけは襲われたくねーなーwww

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やる夫はあさま山荘を攻略するようです
40年近い昔、この国であったどうしようもない内ゲバ話。正直、当時の騒動を読むたびに自分の上の世代は一体全体何を考えてたのかと正気を疑う話の連続で気がめいること間違いなし。

世代をあげての高二病騒動というか。親の脛かじって大学通ったと思えば思春期の反抗期みたいなシロモノで燃え上がり、やってることはゲバ棒かついで爆弾テロとは片腹痛いにもほどがある。あげく最後には総括と名前をつけた集団ヒステリーによる内部での殺し合いですからね。
バカバカしくて、この団塊世代(あ、書いちゃった)の連中には一欠けらほどの同情すら沸きません。

で、話はあさま山荘での戦い。そうそう、あの人の話がベースですけど、まぁ、なんというか、暖かい飯って大事。そう思えますね。ただこの話に纏わるエピソードが脱力モノなのがなんというか・・・。


やる夫が光武帝になるようです
きたよ、また国内じゃあまり小説にもなっていない光武帝が。結構面白いエピソードが満載ですがメジャーじゃないんですよね...。まるで小説のようなエピソードが満載です。100万に対して1万で戦う羽目なる昆陽の戦いなど、面白いですよ。まだ物語は前半戦。光武帝の苦闘の旅は始まったばかりです。続きが楽しみなシリーズの一つです。




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