2010年6月15日火曜日

7年の旅路の果てに。

6/13日の夜はなんの予定も入れず、部屋でちょっと先行して祝杯を飲みつつ、<はやぶさ>の帰還シークエンスを追いかける。

・7時ぐらいに大気圏突入カプセルを切り離し。

・「な、泣かせるな!? 泣かせるなよ、そんなことで!」とつぶやきたくなる素敵な漫画をみてほろり。

・前々日あたりのインタビューで最後に地球の姿を写真に収めたい。と言っていたよね。擬人化するなんてキモいといわれそうだけど、みんなの思いがこもれば魂が宿るって日本じゃ付喪神(これすら変換できないIMEは爆発しろ)がいるんだし、まぁ、いいんじゃないの?

・実際、それはいいけどカメラのある下面をどうやって地球に向けるんだ? もう、姿勢制御用の化学ロケットはないし...と思っていたら、またもや<はやぶさ>スタッフの超絶技巧発揮でイオンエンジンのキセノン噴射による姿勢制御らしい。お見事。

・それはともかく、Ustは途切れ途切れ。ニコ生で見ようと思って待機してたら生放送直前からおかしくなって、何度クリックしてもはじかれてNice Boatの動画をみる羽目に。おおい、俺、もうニコニコプレミアムに入って2年たっているけどこの仕打ちはあんまりだ。Ust、ニコ生のクリック、管制室のライブ映像をタブでひっきりなしに切替ながら、その時間をまつ。

・途切れ途切れのUstの動画で、<はやぶさ>の最後の輝きをなんとか見れて、一安心。

・その後、YoutubeなどでHD画質の再突入シーンを見る。わずかに先行した突入カプセルを追いかけるように、鮮やかな光のひとつひとつとなって消えていく<はやぶさ>の姿は、なんていうか、その、はかなさを感じさせるよね。

・っていうか、生放送で中継しようよ。と思うけど、へんに地上波だとバラエティ番組ぽくなって若手芸人がひな壇に登って訳知り顔で語られても願い下げだし。失敗のリスクもあるからTV放送は難しいよね。

・とはいえその一方でニコ生で15万人に達した人たちに満足なサービスを提供できないネットインフラってのもまだまだリスクが高いよねと思うわけで。いや、尻Pこと野尻さんが瞬く間に<はやぶさ>のカプセルが発するビーコン信号をキャッチしてたのはさすがとうなりましたが。

・写真撮影に失敗した模様だ。というニュースのあと、どうやら最後の一枚だけ、それも途中で信号が途絶した画像データが公開される。4年近く動かしてなかったカメラがすんなり立ち上がって画像を撮影して信号を届けるなんてなんて律儀なやつめ。

・ともかく、7年間の旅が終わってよかったね。と心からそう言いたい。

おかえりなさい。そしてお疲れ様。<はやぶさ>。

そして<はやぶさ>計画の川口PM以下皆々様、本当にご苦労さまでした。。
貴方たちの不屈の意思と技術的アプローチの正しさがこの苦難の旅を成功に導いたのだと思います。

さて...はやぶさ2、はやぶさマーク2計画へと続くことを心から祈ります。はい。

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