WORLD WAR Z | |
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中国奥地で謎の伝染病が広がる。亡くなった人間が再び蘇るというのだ。リヴィング・デッド、すなわちゾンビの誕生である。まだエピデミック(地域拡散)の段階ではあるもののひた隠しにする中国政府ではあったが、その余波は世界各地に現れる。そして南アフリカから唐突にアウトブレイクする。それは世界各地に広がり、世界はZ(ゾンビ)大戦を戦い始めることになった。それは過酷で陰惨で、そして大きな傷跡を人類に残すことになる。
終戦後、筆者は世界各地に残る戦争体験者に当時のことをインタビューして聞いて回ることになった。これは「Z大戦」のルポルタージュである...。
というわけで、ゾンビモノです。いやー、正直自分こういうホラー系テイストの作品はちょっと苦手なので回避していたのですが、この物語、多数の話に成り立つ物語、というわけでいろいろ面白いエピソードがあちこちにあるんですよね。っていうか、日本がいきなり小松左京の「復活の日」、あるいは「日本沈没」を彷彿とさせる民族大移動をかましていたり、一方で「盾の会」(そう市ヶ谷の駐屯地で演説ぶったあの人の組織です)なるミリシア?的組織が設立されたりとまぁ、いろいろ「おおっ?」というネタがてんこ盛りでした。
まぁ、ハリウッドで映画化するようなのでそれを楽しみしてもいいのかなー。
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