2006年7月4日火曜日

中田英寿引退によせて。

彼をはじめてみたのは何時だろうか。たしかU-17でFW登録されていて、財前と一緒に組んでいたときだと思う。正直、あのときの少年が日本代表の中核になるとは思えなかった。

ベルマーレ平塚に入団して、注目の新人として頭角を現し、飛び級のような形でアトランタ大会U-23に参加。あのときは、U-23世代が自分と同世代だけあって、一世代飛び越えて呼ばれたのもびっくりしたが。そのあと期待されていた前園が不振に陥る一方で加茂監督率いる日本代表に抜擢され、名波、山口と中盤を形成していって、あの過酷なジェットコースターのような展開の連続だったフランスW杯予選を戦いぬけていった。そしてジョホールバルの夜となるわけだ。
フランスW杯後は、ペルージャへ移籍。正直成功したといえるのはペルージャ時代と、パルマからマッツオーネ老のボローニャにレンタル移籍したていたころとしか言い難い。彼が輝いていたのは否応なくカウンター・サッカーを志向せざるをえなかったペルージャ、そして彼の特性を彼以外にもっとも知るマッツオーネ老でしかなかったと思う。
正直、それ以外のローマ、パルマなどのチーム時代はカップ戦要員だったりしたわけで成功とはいいづらい。

日本代表としては押しも押されぬ中盤の要ではあったが、どことなく超然としていたのは言うまでもない。
トルシェの頃は訳のわからないキャプテン騒動に巻き込まれていたせいか、中田がついぞキャプテンマークをはめることになく、今大会に挑んでしまった。精神的な支柱とプレイイングの支柱が二つあることで成功するケースもあるし、失敗するケースもある。精神的な支柱であった宮本、プレイの中での支柱である中田という今回のケースは成功しているとは言い難ったのではないだろうか。
彼がチーム内で人望がなかったか、もしくは寄り付けない孤高の扱いを受けていたかはあまり興味がないが、たとえばオーストラリア戦で1-1となった時点で、どんなプレイを選択するべきかを意識統一できなかった点、そしてチームを鼓舞すべきところであまり上手くは出来ていなかったと思われる点、最後に試合前に彼が言っていたRUN! RUN! RUN! というテーマを彼以外は誰も実践できていなかった点を考えると、どうもチームの中核として成立していなかったのではないかと思う。

彼がチームの中核足り得えなかったのは、自らを強くあらんとするためにパーソナリティを強固にするほかなく、その強固さが正しい方向へあまり向いていなかったんではないだろうか。
彼は基本的には精神的な意味でのアウトサイダーではないかと思う。もう少し、回りの"大人"たちが彼がまだ自己を確立する前にちゃんと正しく導けたのなら・・・あるいは代表チームに中田を理解して、チーム内の大半に人望があるかリードできる兄貴分(たとえば2002年の中山、1998年の名波、山口、あるいはカズのような)がいれば違っていたかもしれない。

無論、中田が自らの本能や欲望を押さえ込んで、自らキャプテンシーがあるかのように振舞うことも彼ならば出来たかもしれない。これが個人的美学や規範と、周囲の求めみたいなものとの兼ね合いの単純な二元論になるとは思えないが、いささかなりとて相反しており、彼は彼であるがために彼であることを演じなければいけなかったとしたら、これはなんと悲しいことだろうか。イチローはWBCの苦闘の中で孤高の人物というイメージを覆し、「チームの有り難味を知った」状況を味わい、周囲に溶け込んでいったと見えるが、中田にはついぞそれが訪れることはなかった。彼を心底理解してくれるパーソナリティをもつ人物が(ドイツ大会代表チームに)いなかったせいだろうか?

それでも中田という存在がここ十年間における日本サッカー界の傑物であったことは言うまでもなく、あとから観れば90年代前半を駆け抜けたカズ、その後を受けた中田という形になるのはいうまでもないんじゃないかと思う。

お疲れ様。中田英寿。
思い出すのは、ペルージャの真っ赤なユニに身をつつんで、相手DFのハードタックルをかいくぐり、あるいは蹴散らして、あの独特な背筋をピンと伸ばしたフォームでペトラッキ、ラパイッチらに鋭いパスを送り込み、自分はシュートの狙える位置まで突進していった姿だ。あのとき、まさしく希望であり、未来であり、栄光だったのだ。

最後に彼のピッチの盟友でもあった偉大なる10番、名波の言葉は自分の思いと一緒なので彼の言葉を引用して終わりにしたい(ブラジル戦後のコメント。彼はこの時点で中田のW杯後の引退を知っていたのではないかと思う)。
-------------------------------
「重荷をずっと背負ってくれたヒデ」

ヒデはずっと日本サッカーを引っ張って、戦ってきた。昨日、ああしてピッチに倒れる姿を見て、代表に初めて入った年齢(20歳)から、年齢以上の重荷をずっと背負ってここまで走ってきたんだとあらためて感じた。絶対に、人に弱味は見せなかったし、メディアに話をすることもなかった。けれども、彼がどれほどの功績を残したのか、近くで見た若い選手たちは忘れちゃいけない。センターサークルに一人で座っていたヒデのところに、俺は行きたかった。行って、ヒデ、もう一度W杯をやってくれよ、と声を掛けたかった。彼に失礼だと思うが、本当によくやった、と言いたい。
-------------------------------
http://sports.nifty.com/saposta/cs/japanreport/category/3/1.htm#1

名波の言葉は自分も一緒だ。そして時代は終わり、新たな選手たちの時代が始まる。

戦う民間船―知られざる勇気と忍耐の記録 / 大内 建二

戦う民間船―知られざる勇気と忍耐の記録戦う民間船―知られざる勇気と忍耐の記録
大内 建二

光人社 2006-06
売り上げランキング : 30078

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


前から幾度か取り上げていますが、第二次大戦中の日本海軍の商船や海上交通路防衛に関する考え方は非常にお寒いかぎりでした。幾人かは大変な労力をかけてアレコレと手を打っているのですが(有名どころでは海上護衛総隊の大井篤大佐とか)どうしても・・・という点はぬぐえません。

で、この本は大戦中に疲弊していった日本の民間船(商船は輸送につかわれ、マグロ漁船や捕鯨船は策敵哨戒として擂り潰されていきました)の本として著者が幾度か本にしているものの最新版です。前半は日本の話。後半はアメリカ、英国での商船の話となっています。

まー、なんですね、読むと落ち込みますよ。この本。

WW1のイギリス・ガリポリ上陸での戦訓、つまり上陸地点の沖合いに停泊する船からどうやって大量の人員と装備を即座に上陸させるべきか・・・を受けて日本陸軍(海軍はあまり上陸にご執心ではありませんでしたので、必然と陸軍がやる羽目になる時点でダメさというか)がアレコレと考えたのが、大発と呼ばれる上陸艇。この段階までは日本軍も目先が利いていたんですよ! アメリカ軍だって取り入れたぐらいですからね。

と・こ・ろ・が、日本軍に欠けていたのは、その後の問題。つまり、上陸させるためのスピードアップはいいけれど、上陸させてからの装備をどうやって即座に使えるようにするのか(つまり浜辺に降ろした装備をどうやって内陸部に持ち込むか)について、アメリカほどモータリゼーションが進んでいなかったせいか(作者はそう語っていますが、自分はそうではなくて、単純に物事の先を見据える能力が足りてなかった、というか極所の問題にスコープをあてて、それを生かすためにどうすればいいのか。という能力がなかったのだと思います。WW2の日本軍には全般によく言えることなのですが。日本の某メーカーを揶揄するわけではありませんが、「目の付け所"だけが"シャープですね」というべきか)。

結局、ガタルカナル、レイテと、相手の制空権下においてこの問題が露呈して、夜間に輸送船が上陸地点に到着。大発などで兵員を浜辺へ移動。次に輸送船内部に格納している積荷(装備、食料)を荷揚げしようとしているうちに朝日が昇り、アメリカ軍の攻撃機が発見、爆撃、沈没、残されたのは兵員のみ・・・という悪循環の繰り返し。最後はほとんど面子だけで輸送船を送り込んで犠牲を増やすだけですから何をどうすればいいのやら。

「補給戦」を引用するまでもなく、海上交通路を通ってやってきた船から荷物を降ろすためには港湾能力がモノをいいます。そんなものがない場所での上陸、補給のためには、迅速な機動力で送り込むぐらいしか手がないのですが、結局海軍が戦訓を取り入れたのは戦場の趨勢が明らかになった43年前後。どうしようもありませんでしたね。

他にも、策敵哨戒のために捨て駒となって擂り潰されたマグロ漁船の話なぞ、涙なくしては読めません。海軍の遺訓を受け継ぐという海上自衛隊と商船乗組員たちとはあまり折り合いがよくないとか聞いたことがありますが、戦後、戦争に巻き込まれ亡くなった乗組員の扱いがあまりにも泣けてきます。そーいや、靖国神社へ行ったときに戦没した海防艦などの石碑とか観ててもあまり扱いがいいとは思えないんだけど・・・。

そんなわけで、確かに興味深い本ではありますが(戦後、生き残った僅かな商船たちのその後など、中々読めませんからね)、読むとちょっと複雑な気分になります。というわけでメモとして。


2006年7月3日月曜日

王国の玉座〈1〉―氷と炎の歌(1) / ジョージ・R.R. マーティン

七王国の玉座〈1〉―氷と炎の歌(1)七王国の玉座〈1〉―氷と炎の歌(1)
ジョージ・R.R. マーティン George R.R. Martin 岡部 宏之

早川書房 2006-05
売り上げランキング : 5459

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


七王国と呼ばれる七つの貴族達が納める国に新たな戦乱が訪れようとしていた。北方のスターク家の主、エダードとその息子、娘たちはその争いの渦中に巻き込まれていくのだが・・・。

と、いうわけで、ファンタジー小説です。一巻を読んだだけで面白さがあるのは理解できましたが、如何せん五冊分冊ですよ!(毎月一冊・・・半年近く!?) すでに刊行されているハードカバーなら上下巻ですむってのに! 面白い小説が続きがあるのに読めないってのはいただけません。というわけで、一巻をよんで一度終了。全巻でそろった時点でもう一度読み始めて、そして、一気にハードカバーを攻めようと思います。

早川書房は商売誤っていると思うなぁ・・・こういうのはスピードが一番っすよ、いやほんと。
とはいえ物語は出だしだけでも十分に面白いですから、このあとも期待するに必要十分のものを備えていると思います。オススメです。


2006年7月1日土曜日

皆さん、こんなモノに注目しています。(第二四半期編)

ご自身のサイトをもっている方でAmazonのリンクをはっている方はアフィリエイト経由で、どれだけ自分のサイトを経由してAmazonの商品ページを参照したかがわかるのかはご存知かと思います。ってな事でどれだけのページを見に行ったか、上位のアレコレを見てみようかという四半期単位のネタを仕込んでみたりして。

このサイトでは一応零細サイトですし(苦笑)、流石にアフィリエイトでウハウハだぜーっていうのはありません。
紹介させていただいているものの大半がコミックや小説、それも新刊本というのもあって、都市部に住まわれている方ですと自分のとこ経由するぐらいなら、街へ出て本屋で買うほうがきっとスピードとしては早いので(w 多分それも理由の一つではないかと。興味があったら近所の本屋で買うのもいいことだと思いますので。

では、上位のご紹介。取り上げたエントリにもリンクしていますので興味のある方は是非。

レンズのむこうレンズのむこう
日坂 水柯

白泉社 2006-04-28
売り上げランキング : 12077

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

http://ore.to/~babylon/blog/archives/2006/05/post_241.html

うははは、6月に紹介して、サイドバーにもお勧めとして載せたのでこの結果はある意味自分の思惑通りかと。
これからの一押しアイテムはサイドバーに常時リンクをはろうと決意しました。
作品としても、新人の作品ではありますが、二宮ひかるさんを彷彿とさせる男女間(女性同士もあるのですが)の心情のやり取りを描いた短編集ですので、お勧めですよ。


星界の戦旗 III volume01星界の戦旗 III volume01
森岡浩之 長岡康史 川澄綾子

バンダイビジュアル 2005-08-26
売り上げランキング : 2826
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

http://ore.to/~babylon/blog/archives/2005/09/post_152.html
一番よくわからないのがこの作品のリンクです。おそらく・・・あまりいい言葉ではありませんが、この作品に言及しているサイトがあまりにも少ないんじゃないかと思います。正直自分もSFマガジンもアニメ雑誌もチェックしていなくて、ショップで見かけて初めて出たのを知った口ですからね。
話としても、一話分の内容ですから濃密、というわけでもありませんし・・・。第一、かなり前に紹介したんですけどね、まだ定期的にAmazonへ飛ぶ方が多いんですよね。


補給戦―何が勝敗を決定するのか補給戦―何が勝敗を決定するのか
マーチン・ファン クレフェルト Martin van Creveld 佐藤 佐三郎

中央公論新社 2006-05
売り上げランキング : 46507
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

http://ore.to/~babylon/blog/archives/2006/06/post_244.html

いや、これも正直思惑通り。前々から叫んでいましたから、復刊して万々歳。文庫で1500円はボッタクリじゃね、とか思われる方も多いかもしれませんが、絶版時代は古本屋で結構高額な金額でやり取りされていたんですよ。それを思えば、1500円なんて、ねぇ。
兵站というのは中々イメージのわきにくい物語です。華々しくもありません。しかし人間の体内に血管と血液が張り巡らされているように、軍隊の活動には兵站というものは切っても切りまなせません。軍事や組織というものに興味がある方は必読です。


絶望に効くクスリ 3―ONE ON ONE (3)絶望に効くクスリ 3―ONE ON ONE (3)
山田 玲司

小学館 2004-12-27
売り上げランキング : 20138
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

http://ore.to/~babylon/blog/archives/2004/12/_3one_on_one_3.html

最新刊ではありませんが、こちらも息が長いなぁと思います。正直、作者に全肯定というわけではありません。
ただ、中々面白い人物にインタビューしているのも事実で、そのやり取りが面白いと思いますね。


デトロイト・メタル・シティ 1 (1)デトロイト・メタル・シティ 1 (1)
若杉 公徳

白泉社 2006-05-29
売り上げランキング : 18
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

http://ore.to/~babylon/blog/archives/2006/06/20060602by.html

キタキタ! マンガ読みの間で大評判、DMCことデトロイト・メタル・シティです。ハルヒでもコピーバンドは現れるは、その影響は計り知れません。実は自分の周囲でもハマっている率が高いです。皆、一様に「クラウザーさん」っていうのが笑えるのですが。さぁ、SATUGAIだっ!


図解・仕事術 最強の時間力―タイムマネジメントの法則60図解・仕事術 最強の時間力―タイムマネジメントの法則60
行本 明説 日本タイムマネジメント普及協会

エクスナレッジ 2003-10
売り上げランキング : 135946
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

http://ore.to/~babylon/blog/archives/2005/09/post_153.html
http://ore.to/~babylon/blog/archives/2005/09/post_155.html

これも息が長い。最近新刊を出されたようなので、その影響でしょうか。
タイムマネジメントがブームですが、GTD(Life Hack)やフランクリン・プランナーが時としてその影響範囲が個人に集約されて過ぎているキライがあるのですが、こちらは仕事に注目して、個人だけではないチームとしての仕事の場合どうすればいいのか、にも言及している、結構珍しいタイムマネジメント本です。
一匹狼な仕事をしているのではない方でタイムマネジメントってどうすればいいのか、という方はとっかかりにしてもいいのではないかと。


というわけで、過去のエントリ利活用ネタで恐縮なのですが、こういうのもありましたよ。ということでご紹介までに。また、四半期が終わる10月にこのネタをやろうかと。

BLOOD ALONE 3 / 高野 真之

BLOOD ALONE 3 (3)BLOOD ALONE 3 (3)
高野 真之

メディアワークス 2006-06-27
売り上げランキング : 40
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


「吸血鬼版」papa told me. みたいな、お話も三巻に到達。小説家クロエと吸血鬼の少女ミサキ、二人の闇夜の物語。というわけですが、今回は珍しく昼間の物語もインサートされています。

なんか感想の書きづらい作品なんですよ。面白いんだけど、じんわりと染み込む物語なので、どこがどう面白いとか、言葉には出来なくて、言語外の面白さがある(それを言語化するのが一種の楽しみ、ではあるのですが)。

んー、そうですね。

夜の闇という限られた時間の中にある「たゆたう」物語、なのでしょう。吸血鬼という永遠と、闇夜という限られた時間、ただの人間であるクロエ(能力はいささか伏線が張られていますが)の時間も、すべては瞬きに近い短い時間なのかもしれません。その中で描かれる物語の面白さ、というべきでしょうか。

と、いうわけで、一風変わった物語を読みたい方は是非。

ちなみに冒頭で書いた物語についても少しだけ。

Papa told me (1)Papa told me (1)
榛野 なな恵

Papa told me (3) Papa told me (2) Papa told me (4) Papa told me (5) Papa told me (8)

by G-Tools


好きな物語の一つです。給食の栄養士さんの話が特に好みかな。なぜかわかりませんが(w

頭の痛い出来事ばかりが。

いい加減、純然たるサッカーのガチンコ勝負としてのW杯を見ようかと思っているのですが、どうも次期日本代表監督問題でマスコミはヒートアップ。危惧してましたが、ジェフのサポーターもこれに煽られてか(いや、心情はわかるのだが)ヒートアップ。
とうとうイビツァ・オシムという優秀な監督まで「祭」=「消費」の憂き目に合っているのでヒヤヒヤしています。
ちょっとクールダウンしましょうよ。

まずは総括。その上で足りないものを確認して、次へ進むべきです。総括もジーコが成しえたことと成しえなかったことをちゃんとクールに論じるべきです。誰ですか、「トルシェの頃はよかった」って。

自分は忘れていませんよ。2002年W杯で得点した選手がトルシェに抱きつかなかったから、選手に信望が無かったとか、トルシェが型にはめる采配ばかりだったとか書いていた電波ライター諸兄!(「六月の勝利の詩を忘れない」や、それまでにTVで公開されたトルシェ時代の日本代表の裏舞台では、フランスのサンドニでちんちんにやられたあと、トルシェが当時のDFリーダーであった森岡を呼び出して、「お前がDFラインを再構築しろ」って指示だして、森岡、中田コ達がアレコレと相談しているシーンが頻繁にあるんですがね・・・。まぁいいでしょう、自分はトルシェ監督については面白い人だったけど、二度目はいいよ、ってクチなんですが(w (あの御仁がユースのみならず高校サッカー、ご近所の少年サッカー大会まで顔を出していた愛すべきサッカー馬鹿であることを知ってていうのですが)。

さて、サッカーなんて詳しくねーよ。しらねーよ。勝手にすれば? という方に今の日本サッカー協会と日本代表を取り巻く問題について、一般の企業の状況に照らしてご説明しているサイトがありますので、そこの引用から。
「オシム監督就任」は、JFAのカウンター攻撃 (ワールドカップSideB):NBonline(日経ビジネス オンライン)
「オシム監督就任」は、JFAのカウンター攻撃 (ワールドカップSideB):NBonline(日経ビジネス オンライン)
---------------------------
トップダウンが信条のCEOが、収益の大半を占める主要部門の事業部長をヘッドハンティングで任命。周囲の反対や批判をかわしながらも、新しい事業部長は第3四半期までの目標(この場合はW杯出場)を達成しました。

 この時点で、CEOはこの事業部長の資質を見極めることが出来ましたが、彼は数字の上では十分な実績を上げていたため、人事の刷新を行うことは難しい状況でした。しかし、この部門の最終損益は大幅な赤字へ転落。その上、決算発表を前にして事業部長は自らの退任と、黒字決算を公言していたのです。
---------------------------

頭の痛い話ですね。まったく。日本代表はJFA(日本サッカー協会)にとって、最大のコンテンツ収益源です。この莫大な収益金により、オリンピック協会よりも多い予算(と経理上の健全性)を誇るJFAは下部組織に対して潤沢な資金提供を行い、さらなる代表の強化を目指す、まさしく好循環を果たしていたわけです。

ところが、上のサイトの調子で語れば、ここで最大の収益減であった部門の損益が悪化。CEOは批判の目をかわすためか株主総会でついうっかりを装って違う部門のセクションを担う人物をテコ入れのために異動させるつもりだ。と正式決定でもないのに言ったからさぁ大変。根回しも何もしていないし、違う部門の課だってその彼の力量におっているのです(あげくに課は独立採算制ですので、今期に収益が上がらなければ縮小される可能性があるのですから!)。
無論、社員や株主達は彼であればおそらく今回の赤字を清算し、収支を改善できるのではないかと思っています。しかし、だからといってトップダウンで前任者を任命したCEOが何も今回の結果に対して責任を負わずに雲隠れのように休暇をとっているのは、発言のミスも含めて二重の責任逃れであるように思われるのです。
無論、このCEOを退任させてもいいかもしれませんが、そうなると外部執行役員のルートからロクでもない能力をもつCEOがやってくるかもしれません。しかし、嘆くべきか、当座、この部門はおろか他の部門の予算を獲得するためには、いささか弊害の目立つトップダウン好みのCEOをいましばらく矢面に立たせる必要があるのです。さぁ、社員達と株主達はいかなる方法をとるべきなのでしようか。

と、まぁ、こんなカンジですか。今のJFAの問題は川淵以後の人員が育っていないことです。以前Jリーグの立ち上げに奔走した人物は健康上の理由で×ですし。サッカーを知っていて、政治力を行使できて、ビジョンを描ける人物は哀しいかな、今、川淵カピタンしかいないわけです。

さて、どうすればいいのでしょうかね。と、この話はちょいと週末まで続けるかもしれません。ご了承を。

なお、サッカーに纏わるニュースのアレコレについては、
サポティスタ
サポティスタ
が詳しいので、興味をもたれた方はチェックしていただければ、と思います。


最後にちょっとした心情を吐露させてください。

たかがサッカーだと言う人が要るのは十分に存じ上げています。
W杯で騒ぎ立てるのは迷惑きわまりない、と怒り出す人がいるのも十分に存じています。
見る人が見れば、このJFAと日本代表監督問題とサポーターの熱さや、サッカー好きなblogライター達の熱の入れようはおかしいと思われるかもしれません。

その人達の何人かは自分と同様に、あの広島も希望も、ドーハの悪夢も、シャーアラームの勇気も、アトランタの奇跡も、1998予選のジェットコースターぶりも、ジョホールバルの歓喜も、フランスのまだ道は遠いという思いも、アジア・カップでの覇者っぷりも、2002宮城の涙も、リアルタイムで実感してしまったいわば「戦友」達なのです。
こんな体験、他の国ではそうそう味わえません。その熱気を感じてしまった者は多分中毒患者になってしまうんです。

そして、ゆるしてください。それでも自分はサッカーが、サッカーをプレイする選手達がどうしても好きなのです。

小学生の頃、「キャプ翼」にハマってボールを追いかけてプレイをした自分。その自分と同じような同志がピッチにたってプレイをしている姿を見るのは、果たせなかった夢や何かを形にしてみせた者達に対する憧れなのかもしれません。

何しろ、「キャプ翼」にハマってプレイをした同志は、日本国内にとどまらず世界各国に散らばってますからね(w

フランス代表のジダン、イタリア代表のトッティ(タイガーショットを真似して骨折したとか、実はウィレレ厨で、実戦でほんとにPKを浮き球でやらかして主将のマルディーニに怒られたという曰くつきのオバカさん)もそうですか。同じくジラルディーノも、キャプ翼のTシャツ身に着けているところ写真に撮られたりと、面白い連中です。

まぁ、なんというか・・・アズーリ(イタリア代表)のアニメ&ゲーム馬鹿っぷりは中々に愉快で、
------------------------------------
618 名前: 2006年まで名無しさん 投稿日:06/06/18

トッティ→ウイイレ厨、キャプ翼の技を試合で試してマルディーニに怒られる
カンナバーロ→ルパン三世とキャプ翼好き。日テレで不二子フィギュアもらって狂喜
デルピエロ→風雲たけし城と新日プロレス好き。来日時、藤波に技かけてもらい
      嬉しそう&帰りの成田で貰ったタイガーマスク装着
ttp://blog.so-net.ne.jp/_images/blog/ryuji_47/453514.jpg
フレイ→聖闘士星矢のフィギュアでイッちゃってる表情で遊ぶ
    中田に鳥山明のサインをねだる
ttp://ameblo.jp/user_images/77/fa/10001496534_s.jpg


619 名前: 2006年まで名無しさん 投稿日: 06/06/18 04:20
インザーギ→幼少の頃にザンボット3の最終回を見て精神的トラウマになる。
      自宅にキャプ翼の単行本があるのをお宅訪問した武田に発見される。
      一番好きなモビルスーツはリックディアス
      弟シモーネ(元イタリア代表)とザクの取り合いで喧嘩。
ネスタ→プレステのやり過ぎで親指を痛め試合を欠場。
ジラルディーノ→パルマからの移籍で深刻に揉めていた昨夏、胸に翼君のプリント
        されたTシャツを着て報道陣の前に登場。
ttp://www.gazzetta.it/Foto%20Hermes/2005/07/12/gilap--310x210.jpg

イタリア代表バカスw
------------------------------------------
from茶坊
ほら、一気に愛すべきイケ面オタク集団ですよ!(w > イタリア代表&セリエA選手一同

と、いうわけで(何が?) 今後ともサッカーに纏わる戯言が続くかもしれませんがご容赦を。



風光る 20 / 渡辺 多恵子

風光る 20 (20)風光る 20 (20)
渡辺 多恵子

小学館 2006-06-26
売り上げランキング : 89

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


とうとう20巻かぁ。しかし、巻が進むたびに新撰組の物語としては、その終末へ向かうのでさびしいかぎりではあるのだけれど。とうとうこの巻では幕末モノと言えばあの人、という人物がメインとなる。さてはて、どういう描かれ方をするのやら、と楽しみながら読んでいたのは自分だけ?

また、セイと総司、そして斉藤のビミョーな関係、そして土方の発見など、様々な伏線が回転し始めている模様。

さて、時期的には第二期新撰組クライマックスが始まるのだが・・・。あの悲劇がいかように描かれるのか。また、もう一つの悲劇もあったよな、と思うと暗澹としてきましたよ・・・でも続きが出たら買っちゃうんだろうな、きっと。