とうとうイビツァ・オシムという優秀な監督まで「祭」=「消費」の憂き目に合っているのでヒヤヒヤしています。
ちょっとクールダウンしましょうよ。
まずは総括。その上で足りないものを確認して、次へ進むべきです。総括もジーコが成しえたことと成しえなかったことをちゃんとクールに論じるべきです。誰ですか、「トルシェの頃はよかった」って。
自分は忘れていませんよ。2002年W杯で得点した選手がトルシェに抱きつかなかったから、選手に信望が無かったとか、トルシェが型にはめる采配ばかりだったとか書いていた電波ライター諸兄!(「六月の勝利の詩を忘れない」や、それまでにTVで公開されたトルシェ時代の日本代表の裏舞台では、フランスのサンドニでちんちんにやられたあと、トルシェが当時のDFリーダーであった森岡を呼び出して、「お前がDFラインを再構築しろ」って指示だして、森岡、中田コ達がアレコレと相談しているシーンが頻繁にあるんですがね・・・。まぁいいでしょう、自分はトルシェ監督については面白い人だったけど、二度目はいいよ、ってクチなんですが(w (あの御仁がユースのみならず高校サッカー、ご近所の少年サッカー大会まで顔を出していた愛すべきサッカー馬鹿であることを知ってていうのですが)。
さて、サッカーなんて詳しくねーよ。しらねーよ。勝手にすれば? という方に今の日本サッカー協会と日本代表を取り巻く問題について、一般の企業の状況に照らしてご説明しているサイトがありますので、そこの引用から。
「オシム監督就任」は、JFAのカウンター攻撃 (ワールドカップSideB):NBonline(日経ビジネス オンライン)
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トップダウンが信条のCEOが、収益の大半を占める主要部門の事業部長をヘッドハンティングで任命。周囲の反対や批判をかわしながらも、新しい事業部長は第3四半期までの目標(この場合はW杯出場)を達成しました。
この時点で、CEOはこの事業部長の資質を見極めることが出来ましたが、彼は数字の上では十分な実績を上げていたため、人事の刷新を行うことは難しい状況でした。しかし、この部門の最終損益は大幅な赤字へ転落。その上、決算発表を前にして事業部長は自らの退任と、黒字決算を公言していたのです。
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頭の痛い話ですね。まったく。日本代表はJFA(日本サッカー協会)にとって、最大のコンテンツ収益源です。この莫大な収益金により、オリンピック協会よりも多い予算(と経理上の健全性)を誇るJFAは下部組織に対して潤沢な資金提供を行い、さらなる代表の強化を目指す、まさしく好循環を果たしていたわけです。
ところが、上のサイトの調子で語れば、ここで最大の収益減であった部門の損益が悪化。CEOは批判の目をかわすためか株主総会でついうっかりを装って違う部門のセクションを担う人物をテコ入れのために異動させるつもりだ。と正式決定でもないのに言ったからさぁ大変。根回しも何もしていないし、違う部門の課だってその彼の力量におっているのです(あげくに課は独立採算制ですので、今期に収益が上がらなければ縮小される可能性があるのですから!)。
無論、社員や株主達は彼であればおそらく今回の赤字を清算し、収支を改善できるのではないかと思っています。しかし、だからといってトップダウンで前任者を任命したCEOが何も今回の結果に対して責任を負わずに雲隠れのように休暇をとっているのは、発言のミスも含めて二重の責任逃れであるように思われるのです。
無論、このCEOを退任させてもいいかもしれませんが、そうなると外部執行役員のルートからロクでもない能力をもつCEOがやってくるかもしれません。しかし、嘆くべきか、当座、この部門はおろか他の部門の予算を獲得するためには、いささか弊害の目立つトップダウン好みのCEOをいましばらく矢面に立たせる必要があるのです。さぁ、社員達と株主達はいかなる方法をとるべきなのでしようか。
と、まぁ、こんなカンジですか。今のJFAの問題は川淵以後の人員が育っていないことです。以前Jリーグの立ち上げに奔走した人物は健康上の理由で×ですし。サッカーを知っていて、政治力を行使できて、ビジョンを描ける人物は哀しいかな、今、川淵カピタンしかいないわけです。
さて、どうすればいいのでしょうかね。と、この話はちょいと週末まで続けるかもしれません。ご了承を。
なお、サッカーに纏わるニュースのアレコレについては、
サポティスタ
が詳しいので、興味をもたれた方はチェックしていただければ、と思います。
最後にちょっとした心情を吐露させてください。
たかがサッカーだと言う人が要るのは十分に存じ上げています。
W杯で騒ぎ立てるのは迷惑きわまりない、と怒り出す人がいるのも十分に存じています。
見る人が見れば、このJFAと日本代表監督問題とサポーターの熱さや、サッカー好きなblogライター達の熱の入れようはおかしいと思われるかもしれません。
その人達の何人かは自分と同様に、あの広島も希望も、ドーハの悪夢も、シャーアラームの勇気も、アトランタの奇跡も、1998予選のジェットコースターぶりも、ジョホールバルの歓喜も、フランスのまだ道は遠いという思いも、アジア・カップでの覇者っぷりも、2002宮城の涙も、リアルタイムで実感してしまったいわば「戦友」達なのです。
こんな体験、他の国ではそうそう味わえません。その熱気を感じてしまった者は多分中毒患者になってしまうんです。
そして、ゆるしてください。それでも自分はサッカーが、サッカーをプレイする選手達がどうしても好きなのです。
小学生の頃、「キャプ翼」にハマってボールを追いかけてプレイをした自分。その自分と同じような同志がピッチにたってプレイをしている姿を見るのは、果たせなかった夢や何かを形にしてみせた者達に対する憧れなのかもしれません。
何しろ、「キャプ翼」にハマってプレイをした同志は、日本国内にとどまらず世界各国に散らばってますからね(w
フランス代表のジダン、イタリア代表のトッティ(タイガーショットを真似して骨折したとか、実はウィレレ厨で、実戦でほんとにPKを浮き球でやらかして主将のマルディーニに怒られたという曰くつきのオバカさん)もそうですか。同じくジラルディーノも、キャプ翼のTシャツ身に着けているところ写真に撮られたりと、面白い連中です。
まぁ、なんというか・・・アズーリ(イタリア代表)のアニメ&ゲーム馬鹿っぷりは中々に愉快で、
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618 名前: 2006年まで名無しさん 投稿日:06/06/18
トッティ→ウイイレ厨、キャプ翼の技を試合で試してマルディーニに怒られる
カンナバーロ→ルパン三世とキャプ翼好き。日テレで不二子フィギュアもらって狂喜
デルピエロ→風雲たけし城と新日プロレス好き。来日時、藤波に技かけてもらい
嬉しそう&帰りの成田で貰ったタイガーマスク装着
ttp://blog.so-net.ne.jp/_images/blog/ryuji_47/453514.jpg
フレイ→聖闘士星矢のフィギュアでイッちゃってる表情で遊ぶ
中田に鳥山明のサインをねだる
ttp://ameblo.jp/user_images/77/fa/10001496534_s.jpg
619 名前: 2006年まで名無しさん 投稿日: 06/06/18 04:20
インザーギ→幼少の頃にザンボット3の最終回を見て精神的トラウマになる。
自宅にキャプ翼の単行本があるのをお宅訪問した武田に発見される。
一番好きなモビルスーツはリックディアス
弟シモーネ(元イタリア代表)とザクの取り合いで喧嘩。
ネスタ→プレステのやり過ぎで親指を痛め試合を欠場。
ジラルディーノ→パルマからの移籍で深刻に揉めていた昨夏、胸に翼君のプリント
されたTシャツを着て報道陣の前に登場。
ttp://www.gazzetta.it/Foto%20Hermes/2005/07/12/gilap--310x210.jpg
イタリア代表バカスw
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from茶坊
ほら、一気に愛すべきイケ面オタク集団ですよ!(w > イタリア代表&セリエA選手一同
と、いうわけで(何が?) 今後ともサッカーに纏わる戯言が続くかもしれませんがご容赦を。
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