2006年7月27日木曜日

スカンクワークスに見る未来の無人航空機の姿

スカンクワークス Polecat:プリンタで印刷できる無人飛行機 - Engadget Japanese
スカンクワークス Polecat:プリンタで印刷できる無人飛行機 - Engadget Japanese

スカンクワークスというと、ロッキード(現ロッキード・マーチン)社の先進開発チームなんですが、そこがまた妙なシロモノを作ったとのこと。

詳しくは読んでいただければわかるけれど、「へっ?」と思ったのは以下のところ。
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(この機体の特徴は)はほぼ90%がいわゆる3Dプリンタで出力された部品で構成されていること。
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はっ、なんですか、それ? というわけで早速ぐぐってみました。

3次元プリンタ って言ってもPC用のプリンタを想像するのではない。CAD/CAM用のNC旋盤の発展のようなもの・・らしい、くわしくは、Enagadgtの別の記事を参照のこと。→ また、あれこれとぐぐったところ、この手の積層造形法というらしいが、簡単な説明サイトを発見

なるほど、自分が以前みたNC旋盤や模型雑誌で見たような、すでにあるブロックを削りだすのではなくて、樹脂などで作り出すのか・・・いやはやSFだぜ!
大体上のサイトではリングケースをリングと同時に作るため(つまり完全密封)、外側を壊さないとリングに触れないというシロモノまで紹介されている。

ただ、以前どなたかのWebページで読んだが、UAVはおろか有人戦闘機についても耐用年数の問題やステルス素材の耐用などを逆手にとって、「必要なときだけ作ってしまえ」(それだけコストを軽減できるんじゃね?)という意見を読んだとき、流石にそれは無理だろう、とは思っていたが、F-22からトレーニング用の複座機までつくられず、シミュレーターで大丈夫とかいう始末を見ていると、あながち、それも遠からずできてしまうそうな気もする。
つまり、UAVを必要時に必要なだけ作って、あとは破棄するスタンスということも可能になるのかもしれない。
(高性能なものを要求しなければ、の但し書きつきだが) 可能性はどこにでも転がっていそうではある。
※上記サイトは昔の記憶なので、探してみたところ見つからなかったので間違っている可能性もあります。ちょっとこれについては後ほど調べてみるつもり。

あと、スカンクワークスネタでは、

Cormorant:水中発進するロボット偵察機 - Engadget Japanese
Cormorant:水中発進するロボット偵察機 - Engadget Japanese

ちなみにこちらは水中発射型UAVとか・・・いやー、なんでもありだな、ここ。

スカンクワークスは、ステルス戦闘機F-117で有名になったけれど、天才設計家ケリー・ジョンソン以下チームの様子を描いた本がある。
ステルス戦闘機―スカンク・ワークスの秘密
ステルス戦闘機―スカンク・ワークスの秘密ベン・R. リッチ Ben R. Rich 増田 興司

おすすめ平均
stars技術屋なら読むべし!
starsロッキードの先進航空機開発

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エンジニアな人なら読んでみてソンはない。F-117開発のくだりなどなかなか面白いのだから。


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