2006年7月17日月曜日

ハチミツとクローバー (9) / 羽海野 チカ

ハチミツとクローバー 9 (9)ハチミツとクローバー 9 (9)
羽海野 チカ

集英社 2006-07-14
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連載誌が変わるまでは追いかけていたので、この物語が急展開しつつあるところでお預け状態だったが、ここまで加速度をつけて終末へ向かうとは予想外。

無論、ハチクロらしさは残っている。真山はそれまでのストーカーっぷりから一転、毒電波状態になり(こっちは解決しちゃっているから、まぁいいかとw)、山田さんの凶悪な料理ネタも合いかわらず。
だが、いままで語られなかった森田の過去とその解決・・・どうしようもなく愚かだとわかっていても、そう知っているが故にしなければならない復讐を行う理由、そして、はぐへ襲い掛かる現実。

9巻が出るので、1巻から読み直していたが、物語の中盤からそのモノローグに終わりの気配がインサートされつつあるのにあらためて気がついた。仲間全員で探した四葉のクローバーのとき、そして最後に全員が集ったクリスマス・パーティ・・・この巻では決定的なモノローグが語られる。最後まで写真を撮ることなく、彼らの最後の願いは達成されることがなかったことを。

もう残りわずか、最後のシーンはどのように語られるのだろうか。そして、彼らの想いの果てには何が待ち受けるのだろうか。追いかけてみよう。・・・最後に贅沢なことを言わせてもらえば、もう少し早く出してね(w


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