2005年9月28日水曜日

ザ・ホワイトハウスS-4 第1話「アメリカの挑戦(前編)」20 HOURS IN AMERICA

初っ端からしおしお感が漂う展開となってます。

S-1のクリフハンガーを受けて怒涛の展開でスタートしたS-2、軍事侵攻のドタバタ騒ぎだったS-3に比べて、トビー、ジョッシュ、
ドナの珍道中(wと大統領のハードスケジュールを対比させたような展開ですね。



途中、吹き替えとメモをロクにとってませんでしたが、アメリカ海軍で演説をしたあたり、F-14が出ててほへーと思って見ていたんですが、
映画「ファイナル・カウントダウン」「トップガン」で有名なF-14も、最終タイプF-14Dが2008年で退役決定しています。
あの機体を見られるのもあと数年というわけですね。


シチュエーション・ルームではいつものメンバー、
フイッツウォレス統合参謀本部議長と首席補佐官のレオのあれこれとしたやり取りのあと、
S-3ラストで大統領に苦渋の決断を迫った中東の国家クマー(一応架空国家)の不穏な動きが伝えられて、
これはしばらく引っ張るかもしれませんね。



さて、作中、「オランダの裁判所に」というくだりもありますが、オランダのハーグには国際司法裁判所があります。

国連(国際連合)加盟国には参加することとなっており国家間の紛争を収めるために存在してますが・・・、まず双方の国の了解が必要なこと、
次に司法強制力がないことから、あまり効果を発揮しているとは言いがたいですね。
日本も実は韓国との竹島(独島)を巡る領土問題についてこの国際司法裁判所で結論を出そうと韓国に持ちかけてますが、
韓国はスルーだったりするという事もあるのです。

一応、特定範囲?を巡る問題では一方の当事国のみの請求で他方当事国の応訴義務っていうものが存在すると調べてみてわかりましたが、と・こ・
ろ・が、1980年代にアメリカ(レーガン大統領時代)が、そして中国、フランス、ドイツ、
イタリアがこの選択条項受諾宣言を撤回することになってしまったため、事実上あまり機能しているとは言いがたいですね。

国際連合は旧敵国条項を含めて基本的には第二次世界大戦終結後の世界の枠組みを定めたようなものですが、
あまり日本国内ではニュースにはなりませんが、国連内部の腐敗(「"http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2005/09/post_4eda.html">
国連改革ってアナンの辞任のことでもなさげ
」by"http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/">極東ブログなどを参照していただければ)が結構目だっていて、
この中でも司法裁判所も改革が必要なのかもしれません。どうも日本では国連というと「錦の御旗」と思いがちのところもあるんですが、
結局のところはパワーゲームの場所ですからね。



さて、S-4はまだまだはじまったばかり、これからどうなることやら・・・・。


 



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