実は注目していたニュースの続報があって、数日前にようやくその結果が流れた。
アメリカ国防総省の国防高等研究計画庁(DARPA)が主催するロボットカー・ラリーの結果で、前回は全車リタイアが、
今回はなんと全長210kmを自立駆動で走りきった車が5台あったという。
このレース、無茶苦茶な企画で、210kmを完全自立制御のロボットカーが走りぬける、といったもので、
前回はスタート直後にリタイア続出という体たらくで、二回目も危ないだろうな。と思っていたら、あっさりとクリアしてしまったらしい。
技術の進歩はすさまじい勢いでハードルをクリアしてしまうのだろう。
CNNの "http://edition.cnn.com/2005/TECH/science/10/08/robot.race.ap/index.html">
ニュース(日本国内版は過去のものがチェックできないので、本国のもの)を見ると、
1位のスタンフォード大学のクルマ(VWのRV)が出ているが、
どうやら屋根の上にパノラマタイプのカメラかもしくはセンサーを載せているようだ。おそらくこれにGPSとジャイロをつけて、
なおかつクルマの電子制御を行って走っているようだ(下の写真参照)。
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"http://i.a.cnn.net/cnn/2005/TECH/science/10/08/robot.race.ap/story.stanley.ap.jpg"
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詳しいことは、また前回と同様「軍事研究」誌に掲載されると思われるので、期待しておくとしても、
日本も技術的なチャレンジを要求するようなコンテストを政府や研究機関でやってもいいとは思う。
こういうときにアメリカの技術力の裾野の広さを感じてしまうのだ。まぁ、このロボットカー・ラリー、
元々は無人戦闘車両の技術コンテストの一面もあって、DARPAが絡んでいるのだが、最終的な行き先がどこであれ、
それによって生まれるスピンアウトのような技術も発生するだろう。いずれは自動運転システムだって一般車両につくかもしれない。
それを考えれば、この手のコンテスト的な手法だって悪くはないと思う。
どうしても、日本の技術者は「神は細部に宿る」と考えているフシがあるような気もする。
ロボットで格闘技だ!というROBO-ONEも嫌いではないが(プラレス三四郎だしね!)、いい加減ロボットの多重・
同期制御を可能にするOSだってオープンなものを作る人が現れてもいいだろうかと思う(いるとは思うのだが・・・)。そして、
その次にロボットで何をしたいのか、させたいのか、いい加減はっきりさせたほうがいいのではないかと思う。
二足歩行で喜んでいたホンダP2の衝撃からいい加減冷めて、次にロボットで何をするのか。していくべきなのか。
それをコンテストで探してもいいだろう。ビルの一階から屋上までを完全自立駆動で駆け上がっていく大会も面白いかもしれないねぇ。
と、いうようなことをニュースを読みながら思ったものです、はい。
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