公式サイト→■
もうね、AmazonのDVDレビューで散々なことを書かれていてもOKなわけですよ。旧作部分が入ってる? んなの、(ファースト)劇場版ガンダムだってそーだったんだから、ガタガタいっちゃいけません。まぁ、エイジングとはいってても時間の差はいかんともしがたい。というのはあるけれど、案の定、第二部の今回の後半あたりから新作シーンが増えてきた。この調子でいっちゃってくださいな。30過ぎの金を使うことに躊躇いがないガンオタがターゲット?いいでしょう。乗せられましょう。20年前、Zに魂を吸われた者達がなにを恐れることがあろうか。さぁ、そのドロドロ模様を見せてもらおうじゃないか!
とか、なんとか思ってシートに座って1時間とちょっと。
キリマンジャロは端折る気か!なるほど、それならフォウのあのショッキングなシーン(あいかわらずやってくれるな、富野監督とか呟いたのは自分だけだろうか)も納得がいく。しかし、演出とか話が上手いなぁ。旧作のシーンを上手く繋いで物語を再構成してみせる手際はさすが。大体ステレオタイプの敵も描かず(ウッダー大尉、いい指揮官じゃないか・・・)ティターンズの内部での蹉跌なども描いていたりしている。
話として、中盤で盛り上がる波、というのがあまりないところであって、ファーストでのオデッサ~黒い三連星のあたりみたいな敵がジェリドじゃ今いちパッとしない。ヤザンもいい味だしてんだけどなー。やっぱり思いのほか重点が置かれているのは女性陣で、パイロットスーツの胸をはだけたエマ、ファとか、前半のフォウや後半でのサラといった女性にフォーカスが当てられたのはサブタイトルの「恋人たち」っていうタイトルからして当然のことか。
新作画像はMS、艦船が対比するところは意識して新作がインサートされている。監督のインタビューも今読むと案の定、大きさの対比の為だというのだけれど、感じいってください(笑)>これから見る人。
さて、第三部のサブタイトル「星の鼓動は愛」というわけでSF小説ネタから離れたわけだけど、どうあの暗澹たるZのラストをハッピーエンドに変換してみせてくれるのか、新約を見せてもらうじゃないか。20年前、思春期真っ只中の自分のようなアニオタ予備軍にああも洒落にならないラストを見せてくれた監督の20年後の突破っぷりに期待しよう。自分としては、この状況下でも決して自閉しないで世界と対峙していくことを選び続けるカミーユの演出がすべての根幹だという監督のインタビューに大きく頷いてしまっているのだけれどね。
0 件のコメント:
コメントを投稿