2006年2月1日水曜日

第17話 「救出の代償」RED HAVEN’S ON FIRE

サムの選挙戦、クンドゥーでの人質奪還作戦、ジョシュと大統領夫人との対立、というのを軸に交錯した今回、サム・シーボーン役のロヴ・
ロウのラスト・エピソードというわけで、ラストシーンは敬愛する上司であるとビーと抱き合い、大敗必至の選挙戦に挑む・・・。
という形でしたね。


重箱の隅ネタ。今回は人質奪還作戦で思いついたことをつらつらと。


・特殊任務暁・・・って、原文はどうなっている? というわけで本国の"http://communicationsoffice.tripod.com/4-17.txt">スクリプト・
サイト
で確認。

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BARTLET

I had to ask. What's it called?



FITZWALLACE

Task Force Dawn Sky.


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・・・Task Forceというのは、特殊部隊などにつけられる名前で、任務部隊ということをさします。
軍事用語としては特定の任務のために集結した部隊や艦艇の集合だと思ってください。この場合、捉えられた人質奪還のために部隊をデルタ・
フォース(アメリカ陸軍の対テロを主とする第1特殊作戦部隊分遣隊)などで構成しているので、
TaskForceという呼称になっているのだと思いますね。ここらへんいろいろややこしいのですけど、「暁(DawnSky)任務部隊」
ってのは、訳してみるとかっこ悪いですよね。ここは特殊作戦「暁」と読んだほうがいいのかな?



で、ひとつ笑ってしまったのは、フィッツの作戦計画で出てきた"http://www.f5.dion.ne.jp/~mirage/hypams01/rah66.html">RAH-66コマンチ(武装偵察ヘリ)ですが、
これ、計画中止になってしまいまして、実は配備されずじまいだったんですね(苦笑) 本国での放送日が2003年あたりですので、
2004年に計画中止になるとは思いもしなかったかもしれません。今なら"http://www.f5.dion.ne.jp/~mirage/hypams04/uav.html">UAV(無人偵察機)などで偵察するかもしれませんね。




さて、もうひとつ。救出の代償として3人を救出するために20名近い人命を失うシーンが出てきます。これは正しいことでしょうか? 正しい。
といわざるをえません。軍は決して敵地に取り残された味方の兵、一人たりとて見捨てない。
ということをモットーにしなければ高いモラル(士気)は維持できません。そのために犠牲を払っても、です。
話中とは意味合いが若干異なりますが、戦地で取り残されたパイロットを救出するためのSAR(Search And
Rescue)任務部隊もあるぐらいです。今、テレビアニメ化されている航空自衛隊のSAR部隊、航空救難隊を題材にした
よみがえる空 RESCUE WING
もありますので興味がある方はぜひ(笑)


さて、首席補佐官レオ・マクギャリーがベトナム戦争で空軍パイロットで爆撃も担当していた。
というエピソードは以前から明らかにされてましたが、乗っていた戦闘機も明らかにされてましたね。"http://www2.odn.ne.jp/flip-around/military-aircraft/f105.htm">リパブリックF-105サンダーチーフですか・
・・。戦闘爆撃機ですが撃墜された数も半端ではなく作られた機体の半分がベトナムで損耗したといういわくつきの機体です。
それは誰も文句は言えませんな・・・。


さて、クンドゥーの話、まだまだ続きそうです。とりあえずのところ、軍事ネタの重箱の隅ネタでした。



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