2006年2月12日日曜日

ベル-エポックには早すぎるとしても。

サッカー日本代表の試合を見ながら(あまりの前半のヘタレっぷりに溜息をつきながら)、思い返すのは日本代表の試合にあまり情熱がもてなくなったな、ということを感じていたりする。

自分にとってのピークは多分94から2002の間、だったかもしれない。当時の選手の年代と自分の年齢が同一だということもあって、USA大会予選、そしてアトランタ五輪予選でマジに心を震わせてくれた日本代表チームの紆余曲折は本当に濃縮した人生の縮図だった。

だが、正直、2002以降あまり日本代表の描くサッカーが好きになれないこともあって(局所局所ではいいところもあるのだが、グダグダっぷりが多すぎる)、複雑な面持ちでみていたりして。

しかし、2006年W杯は日本がおそらく今後十年は見込めないキラ星のような選手たちによって結成される、今後10年は望めないかもしれないほど輝きに満ちたチームなのだ。折角の素材はぞんざいな扱いしやがって・・・というイメージが強い。

そんなわけで、つい最近、下の本を再読していたりして。

日本サッカー史 代表篇―日本代表の85年日本サッカー史 代表篇―日本代表の85年
後藤 健生

双葉社 2002-11
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これを読むと日本サッカー・スタイルというのはもう確立しているんだな、と思う。
その形の一つが高校サッカー選手権で見せた、野洲高校の鮮やかなセクシー・フットボール(wだ。ハードコンタクト、ジャンプ力に秀でていない日本人は、スモール・フィールドでボールを回し、展開して、チャンスをうかがう。
今の日本代表が昨年のコンフェデレーション・カップで見せたサッカーだってそのスタイルに準じている。
出来ればそんなサッカーを見せてほしいんだが・・・。

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