周辺色々と騒がしく、中々更新できませぬ・・・。10月になればちょっとは暇になるはずなのですが。
��潜水艦ネタ。
海自のホームページ更新ネタを取り扱った数日後に潜水艦ネタになって、アイタタと思ったのは自分です。
さてあの豊後水道に侵入された潜水艦話ですけど、どうにもこうにも釈然としない。
1) <あたご>は本当に潜望鏡を目視発見して初めて気がついたのか。
2) 潜水艦は本当にロストしたのか。
本当に豊後水道まで侵入されたなんて、WW2の末期じゃあるまいし無様にもほどがある。
日本の内海ですよ。200海里とかそういう問題じゃなくて、アメリカ人的に言えば「日本のバスタブ」。こんなことに侵入されて、潜望鏡上げられるまで気づきませんでした。じゃ、お前らそれで帝国海軍の末裔とか言ってんじゃないよ、ブラウンウォーター・ネービーの三流海軍だと笑われてもしょうがない。
��OSUSラインを潜り抜けられたのか?とかあるけれど、後の理由も含めてカバー・ストーリーであってほしいんだけどね。
しかし、<あたご>も色々な意味で不運艦名になったなぁ。<むつ>みたいなことにならなきゃいいんですけど・・・。
で、潜水艦はロストしたのか。
本当にロストしたのなら、もっと大々的に大騒ぎになっているでしょう。大石先生のblogでも、軍事系評論家、blogerの間でも、P-3Cや哨戒ヘリ数機であれば実はロストしてないな。という論調が強くなってます。さて?
で、一番自分が想像したもっとも楽観的な妄想展開は、
大陸側で潜水艦出港の情報をヒュミント等で入手→衛星画像で確認→SOSUSライン or 日本領海間際で察知。以後潜水艦 or 護衛艦で追跡→豊後水道に近づく→警告の意味もこめて<あたご>行動?(アクティヴ・ソナー?) or 潜望鏡を上げた段階で行動開始?→潜水艦脱去(w →P-3C 及び護衛艦の哨戒ヘリで追跡(つかず離れず)
外務省チャイナスクール系 or 首脳部から今回の案件について大騒ぎしないよう防衛省に指示→カバーストーリーでっちあげ
ってなカンジなんですけど、好意的に過ぎますね。最悪なのは、まんま新聞報道の通り、なんですが。
ただ、潜水艦の潜望鏡が上げられるまで気がつかなかったのか。っていう意見もあるのだけれど、どうなんでしょう。以前読んだ海自の潜水艦乗りの方の本でも、通常動力型であればソナーで探すよりも海面から出た潜望鏡を察知するほうが有効である旨あったような。
しかし、どうしてこの時期に? 色々と疑問は付きません。これも数年後とかに事実が漏れ出すたぐいの話なんでしょうか。
ただ海上自衛隊の中の人も厳しいのはわかる。モラルブレイク一歩手前じゃないかと思うぐらいです。
削られる予算、装備、増える任務。いつの間にやらインド洋派遣は定常任務。
いくら高速輸送艦を持っているのが、アメリカ以外数が知れているとはいえ、艦艇にも、人員にもダメージは積み重なっていく。人員をやりくりはしているのでしょうけど、新聞記事等でインド洋派遣が年数回とかいう隊員の話を読むかぎり厳しい状況が伺いしれます。
隊員間のコミュニケーションなど、組織面での崩壊が始まっていなければいいのですが。
一度崩壊しかけた組織を立て直すにはよほどの人材と時間、予算が必要ですよ。
無論、海自だけじゃない。空自のC-130派遣は終わる目処がつきましたけど、F-X問題は棚上げ、F-15の改造で場をつなぐ。C-130代替になるC-Xはこれに関連して予算がとれないため棚上げ。
陸自は比較的イラク派遣がまぁ無事で終わったけれど、装備の充実はあまり進まず。
80年代の夢のような予算額上昇、装備品充実の時代は過ぎ去ったとはいえ、今の状況は決して安穏とできる状態ではない。しかし国の財布は限られている。任務は増える。
どうすればいいんでしょうかね?
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