まぁ、なんというか。ネット空間は誰にも否定できないような原理原則論を掲げられていることは多い。
それはまぁ、ネットというか雑多な人々が集まる上で、増幅器的側面(つまり大声で叫べば場の方向性を形付けられる)と、その事象について表面だけ、あるいは脊髄反射的なコメント...つまりは「悪いことしちゃだめですよ」みたいな原理原則面でしか無かったり...なものが多かったりするから起きるんだけど。
でもねぇ、正論原理主義は何もネット空間だけのシロモノじゃないでしょ? その昔連合赤軍の山岳ベース事件とかを見ていると正論原理主義が横行してたじゃない? くしくも村上氏自身が語っているように。
ベトナム反戦運動や学生運動は、もともと強い理想主義から発したものでした。それが世界的な規模で広まり、盛り上がった。それはほんの短い間だけど、世界を大きく変えてしまいそうに見えました。でも僕らの世代の大多数は、運動に挫折したとたんわりにあっさり理想を捨て、生き方を転換して企業戦士として働き、日本経済の発展に力強く貢献した。そしてその結果、バブルをつくって弾けさせ、喪われた十年をもたらしました。そういう意味では日本の戦後史に対して、我々はいわば集合的な責任を負っているとも言える。
正直、理想を捨てたんじゃなくて、はなっから祭りだったんだろ?っていう気分なんですけどね。>ベトナム反戦運動や学生運動。通過儀礼的な思春期の反抗期みたいなもんですよ。アメリカ憎し、資本主義反対、共産主義マンセーってね。まぁ、今でも似たようにものは形を変えて色々なところでありますけど。
ここから先語りだすと、世代間怨嗟みたいなもんが始まると自覚してますのであまり書きはしませんよ。団塊の世代に対しての恨み言っていうか、罵倒が続きますからして。
まぁネット空間が...というより、社会を構成する人、あるいはある世代においては、世の中すべての物事、黒か白か、あるいははっきりと何かの事象に分別できると思いたがっている人は一定数いるわけですよ。タチの悪いオタの原理主義みたいなもんでね。
まぁ、ネットという匿名空間が身分とか色々なものの鎧がない分、そういうのが表に出やすいだけと考えます。
つまるところ何が言いたいかって、ネットだからどうこうじゃなくて、この世のすべて、ネット空間こみで現実なんだって、どうして皆考えないのかな、っとことでもあるんですが。
自分にとってのリアルは、ネットだろうがなんだろうが、目にするもの、聞くもの、触れるものすべてリアルですよ。ネットだから仮の姿があるわけじゃない。ハンドルつけたからって別人格になるわけじゃない。昔から書いてますが、ネット空間だって現実世界なんですよ。そこで感じること、すべては自分にとってリアル(ホンモノ)の感覚であり反応なわけですから。それがリアルだろうがネットだろうがなんだってかわるわけじゃないですよ。ただ感じ方に違いはあるのは確かですが。
話を元に戻して、原理原則ではなくて世の中の難しさを知るっていうのも善し悪しで、世の中単純には行かないことを悟って相対主義に陥ってしまうわけですよ。そうなってくると結論なんか出せないとか、出しづらくなって自縄自縛に陥るわけですよ。Aの立場もわかる。Bの立場もわかる。でもどうしたらいいかわからない...。とはいえ、そうは言っても世の中、覚悟を決めて一歩を踏み出す気構えも必要になるときもあるし。やはりそうなると必要なのは、自分の中での情報分析の力とか判断する力を身につけないといけなくなる...結局は日々勉強なのかもしれませんね。
さて、色々書いたけど興味が沸いたので村上氏のインタビュー全文を読んでみようかな。
マクドナルドを陰で支える一流シェフの存在を知っていますか - COURRIERJAPON - X BRAND
マクドナルドのメニューを作るシェフ。食材を一つ入れただけで世界の食料事情を左右させてしまう、ある意味重責なコックともいえるかも。自宅の近くにマックが出来たんですけど、たまーに不健康にポテトが食べたいときに買いに行くぐらいかなぁ。あと紙袋の件は改善を求めます>日本マクドナルド
0 件のコメント:
コメントを投稿