2006年1月6日金曜日

今日の買い物

ソフトウェアの達人たち―認知科学からのアプローチソフトウェアの達人たち―認知科学からのアプローチ
テリー ウィノグラード Terry Winograd 瀧口 範子

ピアソンエデュケーション 2002-11
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ハリウッド・リライティング・バイブルハリウッド・リライティング・バイブル
リンダ シガー Linda Seger フィルム メディア研究所

フィルムアンドメディア研究所 2000-02
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両方ともAmazonから。新年一発目の購入品。同時に買ったブツと合わせて購入。「ソフトウェアの達人たち」は、ちょっと自分が手がけているシステムの勉強になるかと思って前からカートにいれてたもの。「ハリウッド・・・」は、Annexのアレの関係でちょっと(苦笑)煮詰まったため。

NYPD No.1ネゴシエーター最強の交渉術NYPD No.1ネゴシエーター最強の交渉術
ドミニク・J. ミシーノ ジム デフェリス Dominick J. Misino

フォレスト出版 2005-01
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上達の法則―効率のよい努力を科学する上達の法則―効率のよい努力を科学する
岡本 浩一

PHP研究所 2002-05
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上の二つは紀伊国屋書店札幌店より。「情報考学 Passion For The Future」の書評で興味があったので、新年に手をとってみました。ネゴシエーターのほうは違う件で興味があっため。上達の法則は、この春に挑戦しようと思っているある事のために。

2006年1月4日水曜日

「ロード・オブ・ウォー 史上最強の武器商人と呼ばれた男」

1000645_01

工場で作られた7.62mmの弾丸が木箱に詰められ、港から海を渡り、アフリカの某国へたどり着き、これまた現地のゲリラとおぼしき連中の手に渡り、マガジンにこめられ、そして少年の頭へとたどり着く・・・というオープニングで幕が上がる映画。

主人公はロシア系移民としてアメリカの底辺にいるが、ある日マフィアの抗争に出くわし、武器取引の道を切り開いていく。最初はイスラエル製サブマシンガンを売りさばくだけで、武器商人からも相手にされない。だが、彼の才覚は目覚しく、アフリカ、アフガンと武器密売で財を成していく・・・が、その途中で共に商売を始めた弟は麻薬に逃避し、厚生施設送りとなってしまうが。
初恋の女性にアレコレと手を回して結婚まで漕ぎ付け(当然自分の商売は明かさない)、冷戦終結によるマーケット拡大にいち早く乗り、 "事業"を拡張していく・・・主人公。彼を狙うインターポールの捜査官もいるのだが、あくまで合法的に処理を進めていく主人公を捕まえきれない。というのがストーリーの前半部分。



半ば自嘲的に軍オタとか書いている自分としては観る前から果てしもなく陰惨かつ陰鬱かつどうしようもない結末になるだろうと思っていたが案の定そうだった。
しかし、観なきゃなるまいし、観ておいて損はないと思ったし、事実観ても納得している。これがドキュメンタリーなら目も当てられないが、映画という一線があることでまだ観れる形となっているというべきか。観てみるべきの映画です。観終わったあと、どっと疲れるとは思いますが。

作中で出てくるカラシニコフAK47はコピーも多い。アフリカでは作中でも言われているように恐ろしいほど安い金額で手に入る。日本円で500円とかいう話も読んだことがある。中国産のものなら66ドルらしい。まぁ、これでも高いほうだろう。フィリピンあたりなら米軍のM-16で3万円程度という話も聞いたことがある。(ちなみに日本の陸自で使われている89式小銃で33万円。べらぼうに高いと思われるが、日本国内のみだから生産数によるコスト軽減が発生しないため)

では武器商人は悪徳な奴なのか。いや、そうではあるまい。結局のところ、その影響は微々たるもので、どっちにしたってアフリカや中東、中央アジア、ヘタすれば東南アジアでも虐殺や民族浄化や宗教紛争は発生するし、しているのが実情だ。小火器が圧制者の手にわたるのか、抵抗者の手に渡るのか、もしくはテロリストの手にわたるのかの違いだけだ。

武器商人の商談が成立するということは政治的、経済的対立が発生し、なおかつ武器を購入するだけの財力が発生するということで、その裏には作中でも語られるように国連常任理事国の国々の思惑があったりする(だって、利益がないなら金が生まれないし、武器も購入できないでしょう?)。

たとえば、あまり日本のマスコミでは報じられることが小さい、一昨年から続く過去にないジェノサイド、その犠牲者数30万人!?とかも言われるスーダン・ダルフール問題の裏ではどうも石油利権があって中国がくらいつき、中国市場をマーケットにしたいフランス(TGVやら軍需産業やら色々と売りたいものがあるので)はこれの尻馬に乗っており、イラク問題でそれどころではないアメリカはダンマリというか及び腰であり、日本はこともあろうに当事者であり虐殺を行っているスーダン政府に対する凍結していたODAの解除を行うことを考えていたようだ。気になって外務省のスーダン概況を見る限り行われてはいないようでホッとしたが。

溜息が出るが、これも世界の現実の一つだったりするのだ。

そして、こういう国々で武装解除を行うというのがどれだけ厄介かもわかるだろう。もう、有体に言えば理想論や建前ではなく現金ちらつかせ、頬を殴り飛ばしてでも取り上げる気構えとコミットメントする勇気が必要になる。とはいえ、そんなことをしたところで利益が出るわけでもないから、あまりやる気にならないのが常任理事国や先進国の本音ではあるのだが。
というわけで参考まで以前取り上げた本を。

武装解除 -紛争屋が見た世界
武装解除  -紛争屋が見た世界伊勢崎 賢治

講談社 2004-12-18
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おすすめ平均 star
star驚くべき内容
star秀逸-今こそ
star現実的、刺激的な一冊

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2006年1月3日火曜日

年の瀬の買い物

B000CPGYX0装甲騎兵ボトムズ アクティックギア ベルゼルガ AG-V06

タカラ
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というわけで、上のブツを買いました。めちゃくちゃ出来が良くて、コストパフォーマンス(ビックカメラで1400円程度)がいいフィギュアです、これに比べれば例のアレとかなんて比べるのもおこがましい。
買って速攻で組み立ててご満悦(年の瀬になにやってたんだか・・・)。



何より次はダイビングビートル!(吐血)。スコタコのバリシーションでマーシィドッグも出るだろうから、クメン編ですよ、もう!(何がなにやら)。

で、ついでに下のも購入しました。合わせて3kとちょっと。いい買い物でしたよ。
AG-V05 アクティックギア スコープドッグ レッドショルダーカスタムAG-V05 アクティックギア スコープドッグ レッドショルダーカスタム

タカラ
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湾岸MIDNIGHT 33/楠 みちはる

湾岸MIDNIGHT 33 (33)湾岸MIDNIGHT 33 (33)
楠 みちはる

講談社 2005-12-26
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マコト編の終了とチューナー山本とその腹違いの弟の新シリーズスタートの巻。
どちらかというと、マコト編がベストチョイスではないクルマとわかっていながら使うチューナー山下の話ではあるんですが、ブラックバード(ポルシェ911)だって正しくはないんだ。というオチもあったり。

大体、新しい新シリーズはポルシェをメッサーシュミットBf109にたとえ、日本車を零戦に例えています。まぁ、軍オタ気質の自分からすると、陸軍機はスルーかよ! とか、地上発着の航続距離の短い戦術戦闘機と、空母に乗せる艦載機とではオーダーが違うからなぁ、とか(方や航続距離670km!と零戦の2470kmじゃ・・・ね)、いや、確かに栄エンジンの非力さがすべての原因なんだよなぁ(陸軍機の疾風も誉エンジンのせいで稼働率に泣かされ、五式戦は三式戦の液冷エンジンのあまりの稼働率の低さに空冷エンジンに挿げ替えたシロモノだし)。
あるいは、P-51マスタングだってアリスン・エンジンじゃ目も当てられず、マーリン・エンジン積んで傑作戦闘機になったし、改良という観点でいえばスピットファイアだって中々のものだぜ?ってのもあるんですが、それはともかく!

この作品、<悪魔のZ>アキオより、<ブラックバード>と他のチューナー達みたいなやりとりになってきましたな(笑)それはそれでいいんですが、読むたびに体面的な速さではない、内面的葛藤がテーマであることを思い知らされます。それはそうと、今回の新シリーズ、やっぱりGT-Rをもってくるのかな?

2006年1月2日月曜日

Landreaall 7/おがき ちか

Landreaall 7 (7)Landreaall 7 (7)
おがき ちか

一迅社 2005-12-24
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4巻から始まった学園編での最初の山、DXの王位継承問題に待つわる事件が解決する。いや、お見事。としか言いようの無い伏線の後片付けっぷり。そして、次の問題への伏線張り。

この物語が正直どこへ向かうか判らないけれど、作品世界で1を語って10を想像させる手際はなんともはや、ファンタジーの王道というべきかと。

良質な作品。としか言い様がない。続きが楽しみな連載作品の一つです。ああ、これで刊行スピードが速ければ・・・。

2006年1月1日日曜日

「トスカのキス」/森雅裕

オペラ『トスカ』公演のために日本に戻ってきたオペラ歌手、草凪環。
彼女は欧州でコンクール荒らしを行うほどの技量をもった一級の歌手だが、
今回はダブルキャストのためのセコンダドンナ(プリマドンナの二人目)としての役割だった。
帰国するやいなや環の古くからの友人であった作曲家鍋島倫子がこの時世に餓死で亡くなったことを知る。環が調べると、彼女が『トスカ』
の演出を行う神尾新市に対して抗議を行う為の覚悟の上の自殺であったという。
そのためにわざわざ餓死という緩慢な自殺を選んだことに対して疑問を抱く環。そしてその裏では『ウィザード』
なる組織があることを彼女は知る。


疑惑と義憤をはらんだままオペラ『トスカ』の公演初日を環らスタッフが迎えようとしていたその日、
舞台となるオペラタワーのが武装集団により占拠されてしまう――。そして、そのリーダーは予想外の人物だった。要求の中には『トスカ』の公演も含まれていた。そう、実際に人が殺められる、惨劇が。血と硝煙にまみれ、鮮血の舞台の幕が上がる――。そして環はその中にいた――。


 


と、いう訳で森雅裕氏の未発表作品「トスカのキス」。"http://from1985.pekori.to/morimasahiro/">有志の皆様によってようやく発刊の運びとなり(限定150部だそうですから、
手に入った方はラッキーでした!)、新年の元旦に読みましたよ。いや、面白い! 「椿姫を見ませんか」
で登場した鮎村尋深とはまた一風違って深みを増したオペラ歌手草凪環の予想外の経歴(確かに伏線はあったのだが・・・
)に筆頭されるキャラ造詣。事件に応対する危機管理のスタッフ達や、自衛隊員たちのやり取りなど、
森雅裕氏の作品である証拠といえるでしょうね。
今回は謎解き+テロリストによる劇場乗っ取り+官僚主義が横行する中でのSATなどのカウンター・アタック、そして自衛隊の描写など、
まぁ大盤振る舞いです。習志野の空挺が『第一狂ッテル団』と呼ばれるとか、軍オタネタもあることはあるのですが、
平成十四年当時の自衛隊の状況を旨く描いています(最後の文章にあるように、
あれから三年で自衛隊の対テロ装備や法整備はすごい勢いで進んでいます。軍オタも吃驚ですよ。
二十年単位で動くようなことがわずか三年あまり。次の通常国会で防衛庁が防衛省になるかもしれないという勢いですからね)。また、
ちゃんと考えられているなと思いますね。確かにあの立地条件ならHAHO(高高度降下高高度開傘)だな。と読んでお見事!と思いましたから。


どうしてオペラと犯罪とSATや自衛隊が絡んでどういう結末を迎えるのか――それはちょっと秘しておいておくとして、
森雅裕氏の作品はやっぱり面白いと認識したわけですよ。
作中の鍋島倫子氏の死に絡んでネットのファンたちの言動にちょっと心が痛かったのですが(自分にもそういう対応していた部分もあったので)、
いい作品はもっと多数の人に知ってもらいたい。



こうしてネットの有志の方々の力もあれば、こういう本という形で手に入ることも出来る――哀しいかな、
手に入るのは同じようにネットに接続できる人達だけなのですが。今はまだネットに繋がる人達だけかもしれませんが、こうやって、
商業主義をバイパスできる仕組みも出来上がりつつあります。つまり、
緩やかなパトロン=クリエイター達のつながりが形成されていくんではないかと数年前から自分は思っていますが(まぁ、
今の同人誌即売みたいなイメージですが)、そうであってほしい。
グーテンベルクの印刷技術によってあまねく人々に知識が行き渡るようになりましたが、より深く、細分化しても届けられてほしいものです。
ああ、日本の出版業界のお寒い話はおいといて、ですが。


リボンをつけたいほどにいい作品とはあるものです。そして、今年一年の最初にそのような、この作品が読めたことにたいして、
まず作者に感謝を。そして有志の方々に感謝を。最後に、自分と同様に森雅裕氏を好きでいてくれる人に感謝を。そう呟くにたる作品でした。


あとはですね、未発表作品「雙」、鮎村尋深・守泉音彦コンビの続編「愛の妙薬もう少し…」「雪の炎」。を読んでみたい。
あとは絶版になってしまった名作「歩くと星がこわれる」の復刊などなど・・・まだまだ欲はあるのですが(笑)



あけましておめでとうございます。

遅まきながら、ご挨拶を。


かような零細なblogですが、
どうもアクセスログを見ていると定期的に見に来てらっしゃる方(はてなアンテナやRSSもあればなかなかの数かな?)がいらっしゃるようでして管理人としては感謝の言葉もありません。
なんか有名どころのサイトにリンクがあったりして冷や汗をかいたのが二度三度あるんですが、まぁ、それはそれとして?


昨年は本や映像作品の紹介以外にらしくなく?あれこれと時勢ネタも書いていたりもしていましたが、今年はどうなることやら。
別館のほうのアレも手付かずで実は冷や汗が出ているのですが、放り投げたわけではありませんので今しばらくお待ちしていただければ幸いです。


本当は昨年を振り返ってベスト本のチョイスをしてやろうかとか色々考えていたのですが、ちょっと見送りです。随時、
リターンして取り上げさせてください。


誰かにとって、違う発見がこのサイトでもたらすことが出来ればされが最上の結果です。新しい出会いと発見。それこそがイノベーション、
革新の兆しだと思いますし、どこかの誰かの手伝いが出来れば、と思います。


では今年も皆様、よろしく。