2004年9月24日金曜日

世界の果ての出来事でも。

初代babylon c@fe.の時から避けようとしていたことがいろいろある。
そのうちひとつが経済とか政治、国際問題のネタで、基本的に政治信条を述べることはあまり是としてはいない。
(パソコン通信時代からこの手の問題は揉める種だというのが経験的にわかってしまったため)
とはいえ9.11の前後、イラク戦争の前後あたりはちょっとした文章をさすがに書くことにはなったけれど。

しかし、せっかくのblog。時折、自分がよく覗くニュース系サイトやblogから注目するネタを扱ってみようと思う。

ダルフール問題というのをご存知だろうか。
スーダンで現在発展しつつある民族浄化(虐殺)問題で、詳しくは「スーダン・ダルフール問題Wiki」(極東ブログさん経由。いつもここのニュースネタは参考になります)を見ていただければわかるが、問題は簡単そうに見えて結構厄介だ。

大抵の虐殺問題がそうであるように、諸外国の牽制や情勢によって事態だけは悪化していく。
今回の場合は、メインはスーダンで有望視されている原油であり、スーパーパワーであるはずのアメリカでの大統領選挙が絡んでいる。世界の果ての出来事でも人命は失われてる。

M.マクルーハンはメディアが進歩すれば、地球の反対側の戦争を食い止めることができると言っていたが、正直、パソコン通信時代からネットに十五年以上接続したとして者としては、無邪気に信じることはできないところがある。
(blog、もしくは2chのような大規模掲示板による大量の意思発生/相互干渉がもたらす新たな地平については、あまり自分の中でもまとまっていないのだけれど、これが理想郷(アヴァロン)かと言われると疑問だ)

ともかく、以前にも書いたが、イラク問題だけではなく、この世の中、あちこちで問題はある。
たとえばこの間ニュース・サイトで見てビックリしたが、安定したはずの東ティモールがどうもきな臭くなっているらしい。従来とは異なって背後には新たに資源問題でゴリ押ししているオーストラリアの影がちらつくし、ネパールの問題だってややこしい。アフガニスタン問題も同様。マスコミが報じるほどイラク問題はややこしくないにしても留意しなければならない。
80年代、冷戦が華やかなりし頃、世界は明日にも終わってしまうかもしれない。という危機はあった。
その後の90年代は混沌の時代になり、一層混乱はひどくなっていく。せめてネットにつなぐ環境であるならば、ちょっとの努力でニュースサイトを渡り歩くことができる。そういう輪が広がれば・・・どんな時代が訪れるのだろうか?

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