「アニメ製作者が、アニメの違法アップロード&ニワンゴに問題提起」 from 痛いニュース
ふむ。ある意味正論だ。
「ぶっちゃけ地上波で放送された物に対しては目くじら立てない。削除しきれないってのもあるけど。」
これは現実を認めて、譲歩しているし、妥協案ともいえる。その削除の如何はTV局に委ねるのは・・・まぁ、言わんとしているところはわかる。
「アニメは映画と違って劇場で回収なんか出来ない。むしろTV局に金を払わなきゃいけない。
TVでは回収できない。」
「DVDを買って頂いて初めて成立する。」
ここのビジネスモデルを変えていかんと、どうにもならんぞ。基本的によほど面白いものでないとDVD買わないもの・・・。
個人的にはいままで買ったDVDを指折り数えたら、そんなにないな。TVで見て面白いなと思っても、レンタルDVDで満足してしまうライトなユーザーだもの。
基本的に、ニコニコ動画のプレミアム制度をもう少し有効活用すればこの問題はある程度は解決するかもしれない、とは思う。基本的には収益のサラミ化だろうと思う。iTunesの1曲200円から300円は妥当か否か。そういうのを発展させればいいのにな、とは思う。じゃどうして、既存のネットテレビが成立しないのか、というとやはりコメントのせいか。
ま、この話は経済問題に詳しい人が論じてくれ、とはおもう。
2007年10月26日金曜日
2007年10月24日水曜日
20071024の記録帖
「ユーザー拡大のラストチャンスか? XBOX360は、11月1日にニコニコする!」 form かさぶた
はーい、ニコニコされそうなバカがここにいますよ。XBOX360バリューパック+アイマス+エースコンバット6を買おうと企む愚民いや、おろか者がここに。
いや、だって、Forza2とアイマスとAC6あれば、ほかにいらないんじゃね(w いや、あとバーチャ5もちょっとぐらっときたけど。
あと、アンプも買わねばならないのか。ちょっとAV関係に詳しい友人に話を聞いて、自分のPCだけの環境でどうアジャストする方法をきかねばなー。
はーい、ニコニコされそうなバカがここにいますよ。XBOX360バリューパック+アイマス+エースコンバット6を買おうと企む
いや、だって、Forza2とアイマスとAC6あれば、ほかにいらないんじゃね(w いや、あとバーチャ5もちょっとぐらっときたけど。
あと、アンプも買わねばならないのか。ちょっとAV関係に詳しい友人に話を聞いて、自分のPCだけの環境でどうアジャストする方法をきかねばなー。
2007年10月22日月曜日
"文学少女"シリーズ一気読み。
”文学少女”と飢え渇く幽霊 (ファミ通文庫) | |
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“文学少女”と繋がれた愚者 (ファミ通文庫) | |
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“文学少女”と穢名の天使 (ファミ通文庫 の 2-6-4) | |
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“文学少女”と慟哭の巡礼者 (ファミ通文庫 の 2-6-5) | |
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聖条学園文芸部は奇妙な部だった。部の構成は二人から成り立っていて、どうして同好会に格下げにならないのが疑問ではある。また、部員もそれぞれ一癖ある人物たちだった。
部長の天野遠子は自称"文学少女"。事もあろうに文学小説の頁を文字通り食べてしまうことで物語を味わうのだ。
一方、もう一人の部員である男子学生、井上心葉もまた複雑な人物であり、中学時代には「美少女作家」井上ミウとしてデビューしたが、幼馴染の美羽を失ってから引きこもり、ようやく日常生活に復帰する。今では「おやつ」と称して奇妙な題材の三題噺を求める遠子のために物語を書く日々を過ごしていた。
と、いうわけで「文学少女」シリーズ。あれよあれよという間に全巻読みました。
1巻から5巻まで続く物語は概ねビターテイスト溢れる物語なのですが、そのどれもがかすかな希望と変化を促す物語となっていて非常に良い。
この物語は基本的には心葉の心を癒す物語でもある。
彼は心にある大きな痛手と喪失感を開放することができない。それが彼を消極的な生活を送らせていたのだが遠子の願いを聞き入れて物語を書き続けていくうちに彼は失う前の自分を、それ以上のものを得ていく。
彼の周りにはこれほどベタなツンデレっぷりはいないという琴吹ななせもいる。誠実ではあるがゆえに世渡りが上手くない芥川がいる。ある意味壊れたこと受け止める流人もいる。危うい立場で仮面をつけたままの竹田千愛がいる。
そしてなにより、彼ら彼女らを受け止めて導く遠子がいる。
最新作ではとうとう心葉最大の心のトラウマ、美羽の問題に対峙することになる。すべてに疑問符が付けられ、何を信じていいかわからない彼の前に突きつけられた真実。
張り巡らされた伏線は、とうとう最後、天野遠子に対して向けられているようですが、はてさて続きがどうなることやら。
いい作品でした。
#自分は小説に関する基礎教養の基本部分をかなりショートカットしていて、小学生のころ小説はあまり好きではなくジュヴナイル小説の「ああ無常」「マガーク少年探偵団」ものを読んだぐらいでした。
中学で大体文学に目覚める人はいるのでしょうが、自分の場合、ホームズとかディケンズに行きかけて…「妖精作戦」と「トレジャーハンター」のシリーズに転んだのが運のつき。
ハインラインに傾倒して、高校時代はサイバーパンクに没頭していたり。と、まぁあまり性根を据えて文学小説に対峙したことはありません(ま、短編などは読んではいましたが)。ですがこの話を読んでオペラ座の怪人、読んでみるかとも思っています。
2007年10月18日木曜日
あれこれとした記録のメモとか。
ニコニコ動画についてアレコレと話が出ているけど、なんだかなー。というのが正直なところ。どうしてそこで唐沢氏の盗作問題が出てくるのかがよく・・・極論でごまかされてもな。色々書いたけど、ボツ。
「タイ空軍、スウェーデン製戦闘機12機購入」 from newsclip.be
え!?、タイがグリペン買うの。う、うーむ…回りSu-30ですよ。いいのかな。
正直、BlockにもよるけどF-16じゃSu-30にはちょっと・・・かもしれないし、Su-30だとランニングコストが大変そう。ならいっそ、グリペンならいいんじゃないの。っていうのはタイの地勢ではいいチョイスかもしれん。
ま、ありていにいうと、手頃な機体がないのが理由なんだろうけどね。
あと、買い物メモ。
とりあえず買った。あともう一冊あるけど、あとでとりあげるかもかも。
「タイ空軍、スウェーデン製戦闘機12機購入」 from newsclip.be
え!?、タイがグリペン買うの。う、うーむ…回りSu-30ですよ。いいのかな。
正直、BlockにもよるけどF-16じゃSu-30にはちょっと・・・かもしれないし、Su-30だとランニングコストが大変そう。ならいっそ、グリペンならいいんじゃないの。っていうのはタイの地勢ではいいチョイスかもしれん。
ま、ありていにいうと、手頃な機体がないのが理由なんだろうけどね。
あと、買い物メモ。
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とりあえず買った。あともう一冊あるけど、あとでとりあげるかもかも。
おっさんホイホイの涙。
泣けた。80年代にPCにはまった30代には涙腺直撃だった。いやマジで。
歌詞が泣ける。昭和のVOCALOIDは一味違うぜ。ニコニコ動画のIDをもっていて30代で、タイニーゼビウス、ベーマガ、PC-6001シリーズ、8001シリーズ、X1、FM-8とかパピコンとか、ナイコンとかいうキーワードで心に響く人は見ていて損はない。
「PC-6601が歌うタイニーゼビウス」 from ニコニコ動画
「俺が輝いていた時代。
いつもいつもいつも一緒だった。
小さな宇宙の箱 4色の芸術とおしゃべりと 3音の音楽 フルに使い何でも出来るさ」
うは、泣ける。あの頃は驚きがすぐそばにあった。たった数行のプログラムを走らせて、画面に表示される色つきの文字だけで何でも出来ると思えた時代だった。
ベーマガに投稿されたゲームのソースを打ち込み、些細なエラーに悩んで、鮮やかなアルゴリズムの出来栄えに感嘆した。あの時代がよみがえってきたぜw
歌詞が泣ける。昭和のVOCALOIDは一味違うぜ。ニコニコ動画のIDをもっていて30代で、タイニーゼビウス、ベーマガ、PC-6001シリーズ、8001シリーズ、X1、FM-8とかパピコンとか、ナイコンとかいうキーワードで心に響く人は見ていて損はない。
「PC-6601が歌うタイニーゼビウス」 from ニコニコ動画
「俺が輝いていた時代。
いつもいつもいつも一緒だった。
小さな宇宙の箱 4色の芸術とおしゃべりと 3音の音楽 フルに使い何でも出来るさ」
うは、泣ける。あの頃は驚きがすぐそばにあった。たった数行のプログラムを走らせて、画面に表示される色つきの文字だけで何でも出来ると思えた時代だった。
ベーマガに投稿されたゲームのソースを打ち込み、些細なエラーに悩んで、鮮やかなアルゴリズムの出来栄えに感嘆した。あの時代がよみがえってきたぜw
2007年10月16日火曜日
書評サイトをやる理由(中途版)
いささか古いネタではあるが、決意表明の一つとして。
「書評サイトは作家の敵か?」 from Something Orange.
それは書評サイトをやる上で、人それぞれ。というのはもっともな話だけど、自分のスタンスはHTMLでしこしことホームページをUPしていたときからかわらない。
そこの書評に対するスタンスは今でもかわらない。改めて、ここに再掲しておく。なにより自分のために。
-----------------
・本の書評とは難しいものです。誰が誰に向けて書けばいいのでしょうか。つまらないということは簡単ですが、逆に自分が感じている面白さをわかり易く他者につたえることの難しさもあり、日々考えたりしてます。
・わざわざ本をとりあげるのであれば、面白いものにしたいと考えています。つまらない本を取り上げ、細かく分析するほど疲れることもありませんし、逆に面白いと思っている人もいるでしょうから、そういった人を不快にさせるのもどうかと思っています。
・点もつけるのもなぁ。というのもあります。結局、読んだ時点での点数というのは、ファーストインプレッション、読んだ直後の感想でしかありません。きっと、幾年か経てば、最初はつまらない本でも、面白く感じる場合もあると思います。事実そうあったときがあります。
自分は、そういう場合、追加して書き込んでいこうと考えています。そういった変化もコミで、自分の記録であると思いますから。というわけで、自分自身に対してヘンな先入観を持たせないためにも点数はつけなし、星もつけないでいこうと考えています。
・自分が好きだった作者の作品を「つまんない」とか「こんなくさいセリフばっかり」(一番気に入ってるシーンのセリフなのに!)とかいう評価があって、結構カチンときたこともあったりしたので^^;、難しいですけど、Reviewに取り上げている時点で「自分がオススメ」なのだと思っていただければ幸いです。
・願わくば、Reviewを読んで、誰かの幸せな時間を作り出すことができればいい。最近はそう思っています。
-----------------
自分もすくなからず創作物に手を出し、まるで魔女裁判もかくやというか、それこそ穴があったら入りたいほど恥ずかしく、情け容赦のない叱責をうけて血反吐吐きそうな思いもしたこともあります。
ある作品について匿名掲示板で辛辣な評価を受けたこともあります(当然のことではありましたが)。ショックで斃れそうにもなりました。一方で、これまた掲示板やメールで、励まされるメールを受けたこともあります。
自業自得でもあるし、望んだこそもありますが、自分が言えることは誰であってもそのコンテンツを見るも見ないも自由なのです。としか言いようがありません。作家の方が、孤独の中でモノを作り出したあと、評価を知りたいと思うことは当然のことでしょうけれど。
そのとき自分のサイトまできて、読むことがあったとしたら…。そう思うと、あまり辛辣なだけの意見は書きたくありません(こうして欲しかったな、という書き方をするときもありますが、それは好きな作家だから、と考えていただければ)。
忘れないでいようと思うときは、作家もそうであるように、書評を書き連ねる自分もまた、他者からの批判なども受け入れるべきだし、その覚悟無ければ書くことはできない。という意識です。
実際、少なからず本の著者からメールを受け取ったこともあります。こちらの誤りや傲慢を指摘しつつも、逆に丁寧な文章で逆に恐縮して平身低頭してしまったこともあります。
blogの書き手である以上、クリエイターなのです。クリエイターは他のクリエイターについてリスペクトすべきでしょう。無論、批判するな、とはいいません。ですが、一方ではその作品を評価している人もいるのだ。という意識をもって(つまり、逆に批判される覚悟をもって)書いていくことが必要なのだと思っています。
このblogや旧サイトで取り上げなかった作品の中には、一読して「ふざけんなー」と放り投げたのもあります。速攻で処分したのもあります。それども、それは自分にとっての話で、第三者には違うかもしれません。だから、自分は自分が薦められるもの、面白かったものだけしか書きません。
��ひょっとすると「そんなの面白くねーよ」っていう批判があるかもしれませんが、何を酔狂に自分が面白くないものを検索して追いかけるような人に言われたくはないな(笑)というのが正直な気持ち。
他のblogやサイトで紹介されて読み始めた作家の方もいます。逆のケースもあるかもしれません。
そういう形でありたいな、と今は思っています。
「書評サイトは作家の敵か?」 from Something Orange.
それは書評サイトをやる上で、人それぞれ。というのはもっともな話だけど、自分のスタンスはHTMLでしこしことホームページをUPしていたときからかわらない。
そこの書評に対するスタンスは今でもかわらない。改めて、ここに再掲しておく。なにより自分のために。
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・本の書評とは難しいものです。誰が誰に向けて書けばいいのでしょうか。つまらないということは簡単ですが、逆に自分が感じている面白さをわかり易く他者につたえることの難しさもあり、日々考えたりしてます。
・わざわざ本をとりあげるのであれば、面白いものにしたいと考えています。つまらない本を取り上げ、細かく分析するほど疲れることもありませんし、逆に面白いと思っている人もいるでしょうから、そういった人を不快にさせるのもどうかと思っています。
・点もつけるのもなぁ。というのもあります。結局、読んだ時点での点数というのは、ファーストインプレッション、読んだ直後の感想でしかありません。きっと、幾年か経てば、最初はつまらない本でも、面白く感じる場合もあると思います。事実そうあったときがあります。
自分は、そういう場合、追加して書き込んでいこうと考えています。そういった変化もコミで、自分の記録であると思いますから。というわけで、自分自身に対してヘンな先入観を持たせないためにも点数はつけなし、星もつけないでいこうと考えています。
・自分が好きだった作者の作品を「つまんない」とか「こんなくさいセリフばっかり」(一番気に入ってるシーンのセリフなのに!)とかいう評価があって、結構カチンときたこともあったりしたので^^;、難しいですけど、Reviewに取り上げている時点で「自分がオススメ」なのだと思っていただければ幸いです。
・願わくば、Reviewを読んで、誰かの幸せな時間を作り出すことができればいい。最近はそう思っています。
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自分もすくなからず創作物に手を出し、まるで魔女裁判もかくやというか、それこそ穴があったら入りたいほど恥ずかしく、情け容赦のない叱責をうけて血反吐吐きそうな思いもしたこともあります。
ある作品について匿名掲示板で辛辣な評価を受けたこともあります(当然のことではありましたが)。ショックで斃れそうにもなりました。一方で、これまた掲示板やメールで、励まされるメールを受けたこともあります。
自業自得でもあるし、望んだこそもありますが、自分が言えることは誰であってもそのコンテンツを見るも見ないも自由なのです。としか言いようがありません。作家の方が、孤独の中でモノを作り出したあと、評価を知りたいと思うことは当然のことでしょうけれど。
そのとき自分のサイトまできて、読むことがあったとしたら…。そう思うと、あまり辛辣なだけの意見は書きたくありません(こうして欲しかったな、という書き方をするときもありますが、それは好きな作家だから、と考えていただければ)。
忘れないでいようと思うときは、作家もそうであるように、書評を書き連ねる自分もまた、他者からの批判なども受け入れるべきだし、その覚悟無ければ書くことはできない。という意識です。
実際、少なからず本の著者からメールを受け取ったこともあります。こちらの誤りや傲慢を指摘しつつも、逆に丁寧な文章で逆に恐縮して平身低頭してしまったこともあります。
blogの書き手である以上、クリエイターなのです。クリエイターは他のクリエイターについてリスペクトすべきでしょう。無論、批判するな、とはいいません。ですが、一方ではその作品を評価している人もいるのだ。という意識をもって(つまり、逆に批判される覚悟をもって)書いていくことが必要なのだと思っています。
このblogや旧サイトで取り上げなかった作品の中には、一読して「ふざけんなー」と放り投げたのもあります。速攻で処分したのもあります。それども、それは自分にとっての話で、第三者には違うかもしれません。だから、自分は自分が薦められるもの、面白かったものだけしか書きません。
��ひょっとすると「そんなの面白くねーよ」っていう批判があるかもしれませんが、何を酔狂に自分が面白くないものを検索して追いかけるような人に言われたくはないな(笑)というのが正直な気持ち。
他のblogやサイトで紹介されて読み始めた作家の方もいます。逆のケースもあるかもしれません。
そういう形でありたいな、と今は思っています。
2007年10月15日月曜日
幻のスーパーカー / 福野 礼一郎
幻のスーパーカー (双葉文庫) | |
福野 礼一郎 双葉社 2004-03 売り上げランキング : 72083 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
もうあまり買うことはなくなったけど、10年ほど前まで結構車雑誌を購入していた。
車雑誌の中にあるインプレッション関係の記事で数多のライターがいたのですが、その中で自分が興味深く読んでいたのは、この福野 礼一郎氏ですね。
この本は、その作者が書いたスーパーカーの物語です。フェラーリ、カウンタック、ランチャ、ポルシェ。数多ある「スーパーカー」を排出したメーカーの製作者たちのドラマをインサートしながら語られる車達の遍歴です。一応、本屋で見かけて好きな車、知っている車があったら読んでみてもいいかもしれません。
(湾岸ミッドナイト読みの方は、ポルシェ911の物語(数編が収められていますが)を読むだけでも興味深いかと)
自分としては、ランチャ・ストラトスの物語がいいですね。ルールブックを熟読した上での打開策と、ラリーに勝つためだけに要求された性能とデザイン。
ドライバーたちの意見を取り入れた旋回性能追及のための極端なボディレイアウト(全長を切り詰め、今の軽自動車よりも短く、全幅は1300ccクラス。その中に、フェラーリのV6エンジン(2400cc)をミッドシップレイアウトで詰め込んだ)の姿は、驚異的なシロモノとなりました。ドライバーの肘が干渉しないようにドアも傾かせ、良好な視界をえるための大胆なフロントガラス。
順調に見えたストラトスの開発。だが、開発者達の足を引っ張ったのは・・・という話。
いやぁ、色々と面白い話の連続でしたね。フェラーリの創始者、エンツォ・フェラーリが実は公道を走る
フェラーリに興味は無かったとか(ええええ)、カウンタックの創設者はフェラーリに対抗したがったが、その実、エンツォ・フェラーリとは逆にレースにこれっぽっちも興味もなかったとか、面白い逸話の連続です。
というわけで車好き、メカ系(それもスペック好きではなく、コンセプト好き?)な方にはオススメの本です。
(あと、福野さん、やっぱり絵が上手いなーと関心することしきり)
“文学少女”と死にたがりの道化 / 野村 美月
“文学少女”と死にたがりの道化 (ファミ通文庫) | |
野村 美月 竹岡 美穂 エンターブレイン 2006-04-28 売り上げランキング : 2070 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
週末に読んだ本、その一。
ちょっと定点観測しているサイトで取り上げられたので興味をもって購入。
天才美少女作家の過去をもつ主人公の高校生(でも男)。
ある事件の一件で筆を折って数年、今は高校の文学部で、奇妙な先輩(本を読むのではなく、ページを千切っては食べるし! 書き手の作風によって味わいが変わるとか)のために三段噺を書く日々を送っていた。極々平凡を望む主人公。とはいえ、それでは物語が進まない。そこへ現れる奇妙な依頼者。
太宰治の「人間失格」をベースに繰り広げられる壊れた少年少女たちの物語、というべきかな。
とりあえず、面白そうなのでチェックしていきます。問題はファミ通文庫なので中々手に入らないことかなー・・・。
2007年10月12日金曜日
20071012の記録
色々と書きたいエントリとかありますが、中途半端で眠らせています。
週末とか色々始末をつけたいなー。
とりあえず購入記録&短評。取り上げた本はあとでちゃんと書く、予定。
4巻に続けて描かれた山口防衛線。で、この後ガンパレード・オーケストラに続いて、そして、この話の最後、示唆されたように失われた何かを取り返しにいくのか。5121小隊のメンバーだけではなく魅力的なサブキャラも増えてきた(敵も味方も)。ちゃんとこの話についてはまとめたいなー。
バッカーノは相変わらず。最初、読みづらいなーとは思うのだけど、この作者の味はすぐそのあとに出てくる。今回はエニスとフィーロが久々に表に出てくるし、あのキャラ達の子孫が出てくる出てくる・・・読んでて、「ええー!?」っか思うけどね。
指定買い。ちょっとした出来事で、脈々と続く家族(一族)の絆に思いをはせたり、りんが小学校に上がったあとのちょっとした生活。30代のダイキチも、職場をりんのために時間のとれる場所にうつったら、そりゃ収入も減るし、妙な女に言い寄られるし。それでもダイキチは全力でりんのことを育てていく。
いい話だなー。とりあえず未読の人は読んでおけ、と思います。
しかし、どうしてこの作者は、マイナーな世界を描くのが上手いのだろうと思います。熱血系ではない柔道ものだった「帯ギュ」、競艇モノの「モンキーターン」(ま、終盤の恋愛話はちょっと・・・だけど)、読みきりのRCモノときて、今度は書道。大体文科系クラブでそんなドラマなんてないだろ、げんしけんみたくゆるーく行くのか。とか思っていたら、この作者の手にかかると、妙に味のある登場人物たちを使ってうまへーく戦いの場へと駆り立てるのだから。絵柄も話も大好きです。
週末とか色々始末をつけたいなー。
とりあえず購入記録&短評。取り上げた本はあとでちゃんと書く、予定。
ガンパレード・マーチ山口防衛戦 4 (4) (電撃文庫 J 17-18) | |
榊 涼介 メディアワークス 2007-10 売り上げランキング : 64 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
4巻に続けて描かれた山口防衛線。で、この後ガンパレード・オーケストラに続いて、そして、この話の最後、示唆されたように失われた何かを取り返しにいくのか。5121小隊のメンバーだけではなく魅力的なサブキャラも増えてきた(敵も味方も)。ちゃんとこの話についてはまとめたいなー。
バッカーノ!2002 A side (1) (電撃文庫 な 9-24) | |
成田 良悟 メディアワークス 2007-10 売り上げランキング : 111 おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
バッカーノは相変わらず。最初、読みづらいなーとは思うのだけど、この作者の味はすぐそのあとに出てくる。今回はエニスとフィーロが久々に表に出てくるし、あのキャラ達の子孫が出てくる出てくる・・・読んでて、「ええー!?」っか思うけどね。
うさぎドロップ 3 (3) (Feelコミックス) | |
宇仁田 ゆみ 祥伝社 2007-10-06 売り上げランキング : おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
指定買い。ちょっとした出来事で、脈々と続く家族(一族)の絆に思いをはせたり、りんが小学校に上がったあとのちょっとした生活。30代のダイキチも、職場をりんのために時間のとれる場所にうつったら、そりゃ収入も減るし、妙な女に言い寄られるし。それでもダイキチは全力でりんのことを育てていく。
いい話だなー。とりあえず未読の人は読んでおけ、と思います。
とめはねっ! 鈴里高校書道部 2 (2) (ヤングサンデーコミックス) | |
河合 克敏 小学館 2007-10-05 売り上げランキング : おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
しかし、どうしてこの作者は、マイナーな世界を描くのが上手いのだろうと思います。熱血系ではない柔道ものだった「帯ギュ」、競艇モノの「モンキーターン」(ま、終盤の恋愛話はちょっと・・・だけど)、読みきりのRCモノときて、今度は書道。大体文科系クラブでそんなドラマなんてないだろ、げんしけんみたくゆるーく行くのか。とか思っていたら、この作者の手にかかると、妙に味のある登場人物たちを使ってうまへーく戦いの場へと駆り立てるのだから。絵柄も話も大好きです。
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