2008年8月5日火曜日

ナポレオンの元帥たち / デルダフィード・乾野 実歩(訳)

ナポレオンの元帥たち―栄光を追い求めた二十六人
ナポレオンの元帥たち―栄光を追い求めた二十六人乾野 実歩

牧歌舎 2008-07
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ナポレオンと共にフランスだけではなく欧州を席巻した26人の元帥達が織り成す物語。

彼らは生まれも育ちも異なりながら、革命を迎えた国でそれぞれの立場から軍に入り、そしてナポレオンの配下について戦場を駆け抜けた。
卑怯者、強欲者、鉄の規律を持つ冷酷者、派手好き、彼らを批判する言葉は数あれど、その中には「臆病者」という言葉はない。

なぜなら、あの時代、元帥といえども指揮官は兵達と共に前線に立ち、兵士達を鼓舞し指揮しつづけたのだから。26人の元帥の中でも戦死したものも入れば数々の戦傷を負った者もいるのだ。彼ら元帥の中で戦場で戦わずして元帥になった者はいなかった。

彼らが生きた時代はまさしく、一兵卒から元帥になることが可能だった最後の時代なのだ。
マスケット銃と大砲が戦場を支配し、英雄が戦場から必要とされなくなりつつある晩夏の時代。その時代を駆け抜けた男たちの大半は平民出であり、士官学校を出ていなかった。

彼らは互いに反目しあい、ぶつかり合いながらナポレオンの指揮の下、戦い続ける――。

さぁ、ナポレオンと共に一代で帝国を築き、そして去っていった男たちの物語を楽しもう。
舞台はフランス革命前夜に遡る・・・。

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きたっ。初回刷数200冊という激戦を突破してようやく自分の手元に。
っていうか、日本にナポレオニックな人は200人程度しかいないのかと眩暈したけど、今回訳された方のblogだと600冊増刷が決まったとのこと。ちなみに自分の友人も買いました。狭い、狭いぞナポレオニックファンの世界は。

しかし手に入ってよかったなぁ・・・。ちなみに自分はkonozama喰らいかけて慌ててセブンアンドワイに切替えました。まったく、Amazonはこれだから予約購入するのは物騒すぎます。

購入する際は訳者のblog「大陸軍千一夜」のエントリにある在庫確認サイトからどうぞ。

ちなみに内容ですけど、デルダフィールドの訳本です。色々と内容の正確性については訳者の方も一言入れてますけど、今では若干疑問視されているエピソードもあるとか。
そこいらへんは、他のナポレオニックなサイト(例えば「祖国は危機にあり」など)で確認出来ますので、ここは数少ないナポレオニックな物語を堪能する、というのが正しい筋かもしれません。

長谷川先生の書く「ナポレオン 獅子の時代」が好きなら買って読むのが吉。ちなみに表紙にはまだ漫画には出てないあの人の顔がww。





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