2007年9月18日火曜日

20070918の記録

#バカすぎる・・・。



…色々な意味でバカすぎる。エースコンバットがどんどん違う方向へ…。
っていうか、これはコメント無しでは見れません。それよりなにより作者P含めてみんなエリア88大好きだな。
冒頭から「まわせー」とか「ひねりこんでの精密撮影」とかバカですか、君たち。いや、俺も大好きだけどな!


#ち、ちょっと・・・。



うは、こりゃネタとしては一番キタw 物悲しい曲が初音にあってますw



20070717の記録。

#皇国の守護者、連載終了。

UJで好評連載中の皇国の守護者、いきなり最終回。マヂかと。mixiコミュで見てあわてて2chスレをチェックしてみるとやはり確定らしい。画像データもあがってる・・・OTZ.
理由がふるっているのだか・・・・
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391 名無しんぼ@お腹いっぱい [sage] Date:2007/09/17(月) 15:36:35 ID:8Y1FiLj20 Be:
某所にあった。真偽はしらん

> ちょっと違う、実際はこう
> 実は漫画化の企画が始まって直ぐは大ちゃんと伊藤たんと編集者との打ち合わせが何度か持たれたんだけど
> 連載開始からかなりの間大ちゃんにはネームのチェックとか行かなかった
> 正確には大ちゃんのネームチェックと了承待ちしてると
> 月刊連載が立ち行かないくらい遅かったので
> 編集者側が敢えてすっ飛ばした
> 暫くしてそれに気づいた大ちゃん大激怒
> 伊藤悠やる気ゲージ大減少で連載休止
> 結局話し合いの結果キリの良い所(新城本土帰還)でうちきる事に
> これが大まかな今回の顛末
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うわ、事の真偽について確定なんてできないけど、ほんとなら、最悪なのは編集者と佐藤大輔サイドだ・・・。
ちゃんと詰めておけよ、そんぐらい。

色々な意味でガックリです。

2007/09/18追記。
一夜明けて考え直すが、この点に関して最悪なのは編集者(彼はネームチェックのスケジュールに関してちゃんと佐藤大輔サイドと打合せしとくことが必要だった。もし、した上で、それすらオーバーして遅かったのであれば)、次に佐藤大輔氏サイドのほうの問題になる。いくら作品を途中で放り投げること幾何度、そんなことわかっていたからだろ?というのはあるけれど。

無論、2chスレの書き込みが正しいとは思わない。

が、もし事実だとすればこの件について編集者については言いたいことは山ほどある。段取り不足、リスクマネージメントの無さ、作者のモチベーション維持管理能力の無さなどなど。連載中、結構プッシュしていたから、結構編集部も押していると思ったし、それ相応の人材が担当していると思うのだけど、これって対人調整能力が問われるよ?(まぁ、佐藤大輔氏の取り扱いの難しさはそれ相応あるとしても)。



#the pillows Wake up!Tour ZeppSapporo 9.16

いやね、もうネ申。ネ申すぐるってなカンジで。
9.16はthe pillowsの結成日。そして、地元札幌ということもあって、さわおさんいわく「スペシャル」な2時間半でした。トリプルアンコールなんて、ねぇ。
ロストマン、巴里マリといった第三期初頭のあたりからハイブリ、リトルバスターズ、アナモニとか。あと個人的にライブでMY FOOTを聴けてよかった、と。ちなみ携帯のストラップ、ようやくバスター君に変えましたw

2007年9月15日土曜日

魔法使いとランデヴー / 野尻 抱介

魔法使いとランデヴー (富士見ファンタジア文庫 38-24 ロケットガール 4)
魔法使いとランデヴー (富士見ファンタジア文庫 38-24 ロケットガール 4)野尻 抱介

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star『熱さ』が足らない
star今後新作はあるか?

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<かぐや>が無事地球を飛び立ったその日に。


今年の春先にアニメ化になったロケットガールの最新短編集。
本来春の予定で出るのが秋になったとのこと。 タイアップで出るときは中々タイミングが難しい。四作の中短編が入っているが、もっともボリュームのある中篇「魔法使いとランデブー」が難産だったかも。ただ、あとがきで描いているようにアニメ化のおかげで作者の中でのキャラ造形が確立する(変化する)場合もあるから一概にはいえないか。

数日前、ようやくロケットガールアニメ版を見て、勢いあまってそのまま購入。で、一気に読むことに。

初版が10年前のシリーズなのだけど、色々と先取りしたネタ(たとえば宇宙船のカプセル型回帰、スキンタイト宇宙服などなど)があって、あーあー、あったねー、その話とか思い出す。大体、一番最初の短編なんて初出1998年だよ。うはー、あの頃思い出すと懐かしいよ、色々と。

作者は理詰めで物語を作るから、ライトノベルの皮を被った中々にレベルの高い(ハードめの)SFではあるのだけれど、その分、物語に判りやすいダイナミックさ(熱さ)が見られないと感じられるのかもしれない。「魔法使いのランデブー」のネタは、ビジュアルにしたら、なんだ、それは!? 見たいな驚きが生じるんだと思うんだけど、ちょっと、ねぇ・・・。言葉で判るのか、色々と考えてしまいました。読み終わったあとに。

そういう意味では少しばかり、残念な話ではあります。とはいえ、貴重な宇宙SF。興味のある方でまだ読んでいない方は読んでみることをオススメします。

��ただ自分が目の黒い内に確かに日本独自の有人宇宙計画は見てみたいのは確かです…。


2007年9月10日月曜日

20070910の記録

#iTunes 7.4.1.アップデート
7.4.になったのか、と思ってダウンロードしていたけど、何時の間にか7.4.1.になっているし…。

あー、すっかり気が付かなかったけど 7.3.からWindows2000がサポート対象から外れたのか…。
自宅のOS環境が、Vista-Ultimate(母艦)、Xp-Pro(ノート)、で、旧母艦PCがWin2000なので影響は薄いんだけど、ちょっと性急すぎやしないか?
あと、基本的にアップデートはしてはいますが、本当は迂闊にアップデートしないほうがいいかもしれませんね>iTunes。

#早い、早いよ!
週末、NTTから電話がきていました。引越し先に光が無かったので、おいおいと思いつつ、ライトプランで電話線引いてADSLを引っ越した(この間2週間近くネットがない環境に)のですが、一ヶ月前、アンケートが届いて今の集合住宅に光を曳いたらフレッツ光に切替てもいいぜーhahahaどうせ、くるわけないんだしな(結構空き部屋が多いのと、他の住民がネットやってなさそーだし)。と思いつつ、答えて届けたら、電話が。
「光回線工事を行いますので、つきましてはプロバイダ切替を…」
な、なんだってー!?(AA略)
結果的に、NTTがプロバイダに対して諸手続きを代行してくれるとのことなので、やれやれ。あとはモデムの切替だけか。と思っている最中です。それはいいけど、ライトプランといえど電話回線引くのに使った費用は水の泡・・・トホホ。あと半年早く工事してくれれば・・・。

��週末購入本あれこれ。

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アイシールド21 26 (26) (ジャンプコミックス)稲垣 理一郎 村田 雄介

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star途中経過というところか
star王城戦は・・・
star精神論に走りすぎているきらいがある・・・。

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定番買いなので。

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JIN(仁) 第9巻 (9) (ジャンプコミックスデラックス)村上 もとか

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star江戸牢屋敷からの脱出

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こちらも定番。

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あんどーなつ 5 (5) (ビッグコミックス)西 ゆうじ テリー山本

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最近、茶や和菓子に興味が向いているのでこの作品も読んでます。まぁ、内容はありがち人情話+和菓子世界の薀蓄ネタなのですが。


2007年9月7日金曜日

ヱヴァンゲリオン劇場版:序

「ヱヴァンゲリオン劇場版:序」→公式サイト

正直、TV版のあの熱狂(Nifty・SGAINAXの深さは今振り返っても、中々のものだったと思う)、劇場版の乱痴気騒ぎと混沌、サブカルの寵児となったような展開から、パチンコなどまで展開して今でもスピンアウトというか、亜種作品を生み出していたモンスターではあるけれど、正直、心の中では「消費しつくされた」感が強くて、映画館、TVで予告編を見て、3Dで第三新東京市のビルがせり上がってくるシーンを見て「おっ?」とは思うけど、観る気は無かった。DVDで観ればいいかな。とは思ってもいた。

ところが、あちこちのblogで劇場版が良かったという評価じゃないか。どういうことだ。代表的なのは下のエントリかな。

まだ見ていないお前らのために『ヱヴァ』を解説するよ。」 from Something Orange.

…ほほう、そこまであの時代を味わった面々が絶賛するのなら見ておこうではないか!!




というわけで見てきました。




あ、確かにこれはすごい。

TV版に(それもマジリアルな本放送で)熱狂してしまった人なら見ていてソンはない。TV版本放送前に出来上がっていた1~5話近辺、つまりはGAINAXらのスタッフが渾身の力で作っていたあのエヴァのすべてのシーンが見直されて、作り変えられている。(本放送まで、アスカ襲来が出来ていたことは確認している…ちょっとしたことだけど)

見直されて、変化しているのは風景やガジェットではない。それは10年あまりの歳月が可能にした3DCGなどによって可能になっただけのことだ。ここで変化しているというのは人物描写とてそう。

ナイーヴで自分の殻に閉じこもるばかりだったシンジは幾らかは意思表示を示すようになった。綾波の声は幾分軽くなったような気がする。ミサトも幾分大人の女らしさといい人さを見せている(特にぐずるシンジをリリスの元へつれていくときのあの仕草はいいよね、あと司令に反論するシーンなど)。すべてが年月の歳月を経て、見直され、変化しているのだ。


この劇場版の中心は、TV版第5話近辺、つまりサキエルラミエルの襲来、一敗地にまみれたあとのヤシマ作戦による反撃であるのは言うまでもないけれど、あの描きっぷりはもう悶えてしまいそうなほどだ。

多数の無機物モノの描写、ビルや武装ビル、迎撃システム構築物の描写、重機の集結、突貫の大規模土木/建築工事。ネルフを筆頭としたオペレーター/スタッフ/エンジニア達の動き。物語冒頭にて、リリスの存在が明かされることによってネルフの存在意義と目標、そして目的意識は明確に描かれていることも一因しているだろう。名実ともにネルフ=第三新東京が人類最後の砦として描かれているのだ。
TV版とは違って尺が短いので、余計な部分をそぎ落としているのがよくわかる。

個人的に琴線に触れたのは、ヤシマ作戦の作戦会議シーンだ。ミサトの描写が才能ある現場指揮官というカンジで、他のスタッフ達も補佐に徹しつつ発言するあたりがいい。密室の中、テーブルを挟んで一つの目標に向かっての会議ってのはいいよね)

だが、まだ「序」なのだ。物語がそうそう簡単に終わらないであろうことはこの映画の最後と予告編でもう明らかにされている。
あの当時、ライブで疾走感と己をさらけ出すことでしか物語を終わらせることのできなかった庵野総監督が、あれから10年、何も変化しなかったという自戒と共にどんな物語を紡ぎだし、そして終わりを描くのか期待している。さぁ、お手並拝見というところだ。

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ここから先はヨタ話。エヴァ、そしてこのヱヴァ映画版は特にそうだけど、土木…大型建築物が特に魅力的に描かれている。ビルが地面から生えてくるシーンもそうだけど、ミサトとリツコが二人でリフトに乗りながら、施設の坑道内を降りていくシーンだって魅力的だ。あと、シンジと綾波が降りてくるエスカレーターもいいよね。というわけで関連ネタ。

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star大人の社会科見学
star深い深い内側の世界を見事表現!
starこれが先端技術!

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star工場の夜景の美しさは見事!
starプラントですね
starまさに工場萌えでした。

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いやー、人間の力は偉大だよ。決して見えない場所にある大規模建築物もすごいしね。
大規模建築といえばやはりあとは工場か…。

あと、ヤシマ作戦のガジェットというかバイプレーヤーというか、いい小道具はやはりこれだと思う。

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star最高
star良い感じに仕上がってます、ドアもぴったり閉まります。
starとりあえず買っときなさい

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やべ、軽装甲機動車がこんなに格好よく描かれているなんて! スタッフの中にも軽装甲機動車好きがいるのか。ってなぐらいにヤシマ作戦では出てくる出てくる。リツコたちのシーンとかでもね。確かに軽装甲機動車、格好がいいからなっ! そこ、パナールのVBLとか言ってはダメだぞw


2007年9月6日木曜日

20070905のメモ

#マインドマップ用的な文房具のメモ。

とりあえずLifeHack系なBlogで散発的に取り上げられていたこともあって、街中の大手文房具屋に問い合わせたところ、あるとのことなので購入しました。



ステッドラーのトリプラス・ファインライナー。何がいいかといいますとですね、マインドマップを書くにあたって、色々な色を使って書いたほうがいいんですが、大体の水性ボールペンとかキャップを出しっぱなしにしたらすぐに出が悪くなるし、もう少し力強い線が書きたいときとか難渋するんですよね。

いままでは、そういうのを我慢して多色の水性油性のボールペン、あるいは4色ボールペンとか使ってきましたけど、色味が少なかったり、出が悪くなることを考えると…というのもあって気兼ねなく書ける筆記用具を探していたところだったのですが、わりといいものがありました。

ただステッドラーを扱っている文房具屋でもこのトリプラスシリーズ、あまりお目にかかったことはないので、実際に上のリンク(楽天ですが)から購入しないで、リアルな店で購入する場合はあらかじめ確認しておくことをオススメします、はい。


#こ、これは…。

ニコニコ動画でアイマス関係の動画を見ていると、自分の好みというのが明確に判ったりしてほんと、アレなんですが・・・。「おっさんホイホイ」タグもそろそろ固まってきたかもしれないのですが、ここんとこはオフィシャル曲などに傾倒してみたりして。

というわけで、アイマスキャラの中でもガチトリオ、ACMなど言われている、あずさ、千早、真の三人のCDについてもハッと気が付いたら手元にあったりして、もう戻れないのか・・・おれ。

B000B56OGSTHE IDOLM@STER MASTERPIECE 02 9:02pm~三浦あずさ・如月千早・菊地真~
イメージ・アルバム 三浦あずさ(たかはし智秋) 如月千早(今井麻美)

おすすめ平均 star
starユニットイメージはセレブ系?
star難曲そろってます

曲名リスト
1. 9:02pm(M@STER VERSION)(あずさ・千早・真)
2. THE IDOLM@STER(ACM VERSION)(あずさ・千早・真)
3. 9:02pm(三浦あずさ)
4. 蒼い鳥(如月千早)
5. エージェント夜を往く(菊地真)
6. 9:02pm(M@STER VERSION)(オリジナル・カラオケ)
7. THE IDOLM@STER(ACM VERSION)(オリジナル・カラオケ)
8. 9:02pm~あずさ・千早・真~

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ほんとは8/29の真誕生祭ネタで色々と画策していたのですが、そんな余力ありませんでした。
しかし、恐ろしくフトコロが深いのがニコ動のアイマスMAD。ここんとこ、衝撃を受けたのは下の作品。



…初めて観たとき、衝撃で顎がハズレかけました。いったいどんなセンスでこんなMADを…。
衝撃的センスといえば、下の作品もそう。



初投稿についてコメント貰ったら、いきなりこのマッシュアップ作品。誰だよ、コメントしたのはwwww



2007年9月3日月曜日

九月病 / シギサワ カヤ

九月病 上 (1) (ジェッツコミックス)
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九月病 下 (3) (ジェッツコミックス)
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子供の頃、兄を思うばかりにある事件を冒して、それ以来近所でも母親にも「悪い子」としてのレッテルを貼られた真鶴。母親を亡くした年、彼女は兄と肉体関係を結んだ。無論、彼女が望んだことだ。家計を助けるためもあってかバイトをしているが長続きしない。職を転々としているし、援助交際にだって手を出している。

兄の広志も同様。未来を嘱望される出来る銀行員という表の顔。人当たりよく、彼に思いを寄せる女性職員もいる。だが、彼はそれには答えられない。彼のもつ闇も深いからだ。彼は結婚式直前に信じていた相手に逃げられたという痛手を背負っている。なにより(おそらくその時に)自暴自棄に妹と関係したその負い目も背負っている。

そして何より、二人は今も関係を続けている・・・。

というわけで、えらーく救いのない展開から始まるこの物語。元々同人誌で発表されていたものを纏めて単行本二冊にするという豪気な展開で、本屋で見かけて購入。一気に読みましたけど、読んでいる間、確かに物語に引き込まれましたよ。

どんな風にこの物語を分類すればいいんだろう? いささかコメディ風味の恋愛物語。と見るべきか。
いや、この心の闇を覗くような兄妹の物語においては不釣合いな物語でもある。もう読んでて主人公というか兄妹に全然シンクロできない異物のような感覚を味わいながら、次にな何がくるかと構えつつ読んでいましたから。心情は理解できる。さもありなんとは思う。でもまったくもって二人には心を許せることはないだろうとは思いますね。

心がある意味壊れて、激務の仕事に身を任せることで何とかその身を保っている広志は、ある一定の線で、誰かの侵入を阻む。心を支配するのは、身を切り刻むような過去の痛み。
無論、彼を残して去っていた女性にも傷があり、まるで連鎖するように傷は誰かに広がっていく。その傷を受け止めてやるだけの相手もいないままに広志は妹を求め、妹も寄るすべがないまま兄を求めている。

そして、それぞれ二人にきっかけが訪れる。兄にはある電話が。妹にはある事実が。

しかし、この話、途中で登場する広志の同僚である海老沢さんがいなければ、もう救いの無さ大全開で、彼女の戸惑いと逡巡と覚悟と照れがこの物語を最悪の手前で救い上げているんじゃないかな。無論、海老沢さんもちょっと問題アリな人として描かれているけど、広志の心の闇を覗いたときから彼女の物語も急速に展開していくように思えますね。

いや、ああいう頭のいい人は好みですよ!(ここでの頭の良さ、というのは実務能力という意味ではなく…いや、作中、海老沢さんはキャリア志向バリバリかつパワフルな女性銀行員として書かれていますけど)


作者は、以前にも「箱舟の行方」で読んだことのある人なのだけど、こういう男女の絡みを主に女性サイドの視点から、尚且つほとんどの女性がある意味壊れていて、ついでにそれぞれ壊れていることを自覚している登場人物で繰り広げられるなんていう作品を読むのはいささか興味深いことでしたよ。
そうだなー。ジェンダーとして、まったく違う女性サイドから見た仄暗い情念の動きを知る楽しみ(あ、なんか屈折しているぞ)というべきか。男性作家がこの手の作品を書くと(まぁ18禁作品とかでイロイロありますからね)、作品が求められる風土からして、行為そのものとか、ある一面だけを描いているだけのときがありますけど、女性サイドから見るとそうなんだ、なるほどね。という感覚が沸くのです。

行為そのものではなく、行為の周辺(心情)を描くことでその行為を表している、というべきか。

自分が好きな二宮ひかるさんと方向性は似ているから好きなのだと思います。
ちょっと情念サイドが強い物語ではありますけど、嫌いではないです。

この本を読むなら、是非一気に読み上げることをオススメしますね。
というわけで読書記録として。