2009年7月25日土曜日

最近のニュース(ミリネタ分多し)

#どうしてこう炎上するのかね。
「軍事研究」で、F-35を開発中のロッキード・マーティン社がGAO(会計検査院)に突っ込まれたらしく、その弁明分を読む。2chの軍事板でうまくまとまっているのでこちらをどうぞ。

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528 名無し三等兵 sage New! 2009/07/12(日) 18:16:40 ID:???
軍事研究の今月号を見てきたよ。
要約
・LM社がF-35の空戦性能に関して弁明
・競合4/4.5世代機より、WVRで僅かに優れているだけであることを認める
・空戦性能は台風、疾風、グリ、スパホ、Su-30MKIと同等(!!!)
・機内に全部収まるから、ミサイル8発搭載したSu-30MKIより僅かに優速
・Mach0.9~1.2への加速は増層付きの競合よりも優れている
・空戦で一番大事なMach0.6~0.9への加速は競合機と同等
・行動半径は疾風以上、スパホ以下
(加速、行動半径のところはちょっと記憶があいまい)
・シミュレーションでは、空戦の71%がBVR、WVRが7%、その中間が34%

※競合は「これから」AESAレーダーを装備する予定
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...つ、使えねー。っていうか、まだ空戦関係のシステムにバグあったけどそれはどうなったのさ。ってか問題ありまくりだろーよ。
で、アメリカ議会筋は日本のF-X問題について「F-22なんて売れねーから、F-35の開発に加われよ」とか言うんですが、無理無理、こんなプランに乗っかる意味がない。
あとは日本の次期政権次第なのか。うーむ...。

#あ、やっぱり中止ですか。
井上@Kojii.netさんのところから。アメリカ軍が開発していたFCS-MGV計画が危惧していたようにやっぱり中止とのこと。最近動向が聞こえないとおもったら案の定...。
まぁ、総重量24トン。ハイブリッドエンジン。120mm砲とか、常識的に考えて無理だろ。と思っていたらねぇ。どうしたもんか。
で、結局これでアメリカ陸軍車輌は現行車輌のまま続くというわけで。ほんと、戦争は金食い虫だね。アフガンとイラクの問題がケリつかないかぎり、この手の計画の炎上フラグ(無理目なお題目をあげて議会から予算ゲット→やっぱり無理で大炎上)は止まらないなぁ。


2009年7月14日火曜日

20090713最近の購入本とか。

全然感想とか書く余力がないのですが、(あ、ニコマス20選のまとめもまだだ)、書かないと忘れてしまうのでエントリしてみます。

〈蒼橋〉義勇軍、出撃! (銀河乞食軍団 黎明篇1) (ハヤカワ文庫JA)
〈蒼橋〉義勇軍、出撃! (銀河乞食軍団 黎明篇1) (ハヤカワ文庫JA)鷲尾直広

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starとにかく、おもしろいですよ!
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本屋で見かけて驚いた。マジか、今頃銀河乞食軍団の話が出るとは。野田大元帥の替わりに鷹見一幸氏が書く、乞食軍団創設までの物語とか。まだ読んでないのだが、楽しみではある。
ついでに本伝の銀河乞食軍団が合本されて単行本化とのこと。うーむ、文庫版持っているけど持ってない方は是非。3千円以下で6巻分を纏めるとか。そりゃお得かも、あと早川書房の新しい文庫サイズが微妙に嫌...。


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定番本の続きとして。いや、そういう展開?と正直驚いた。結局は道を違えた戦友の問いかけだということか。


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JIN(仁) 第15巻 (ジャンプコミックスデラックス)村上 もとか

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ドラマ化も決まったようで。ドラマにしやすい素材ではあるがなぁ。どうなるだろう。昔も似たようなドラマがあって佐久間象山を助けるために四苦八苦ってドラマがあったような...。で、話としてはちょっとお休みの回かな。多分、あれがあーなってそして現代で...という流れになるんだろうな。



2009年7月12日日曜日

2009年上半期ニコマス20選

と、いうわけで今回も挑戦します。
もう前置きなし...というわけにもいかないか。


温泉卓球場 2009年上半期ニコマス20選ポータルより
―――――――――――ここから――――――――――――――
基本レギュレーション
・対象は2009年上半期(1月1日~6月30日)に公開されたニコマス作品
・自身のセレクトを20作品以内でブログ及びマイリストにて公開
・1Pにつき1作品
―――――――――――ここまで――――――――――――――

今回は最後にも書こうと思うけれど、色々ありまして、
・「個人的に良かった、気持ちよかった」なニコマス動画
・「メドレー」系はちょっとハードル高めだけど単品出品はありだよなニコマス動画
・PV系メインかもしれないけど、ノベマス系も入れるよなニコマス動画。

主体で行きます。コメントはその場合によるかな。

では長いけどお付き合いください。一応up順です。

1. アジャP

七夕革命以後、独自背景、ステージという流れになってきてそれが定着したのが今年初頭の流れかな。そういう中でアジャPのこの作品の空気感はチョイスした楽曲と共に自分のお気に入りです。

2. ぴっかりP
 
こちらも上の作品とUp時はほぼ同時期なんだけど、こういうことも出来るんだよ。という一つの答え。アイドルたちを一つのステージで縦横無尽にミュージカルテイストのごとく一段高い舞台で躍らせたり、階段から××たりしたり。初めて見たときは楽曲も好きだったので「こりゃすごい」と思ったものでした。

3. オクラ山ため蔵P

アイマスの楽曲という点ではSPからMSにいたるまでえらくアイドル歌謡な曲から外れてきた曲が増えてきたけど、「KisS」はまたこれまた一段とエロいw じゃそのエロさをどう表現するか。「描いてみた」系の作品ではお気に入りの作品です。

4. itachiP

ヤスタカ系楽曲とアイマスの親和性は異常でニコマスでは鉄板的な組み合わせなんだけど、それをどう料理するかはそれぞれのPの腕の見せ所。なにもBBで抜いてAEのプラグインをかませて、ちょっと画質よければそれでアクセス数が稼げる...という時代は過ぎ去って、そこにどうそれぞれのPの色を見せるかが勝負になるわけで。itachiPは以前の「メリー」でもおなじみのとことん考えた"シンクロ"+アルファをそこに見せてくれたのでこれを選択。

5. 七夕P

で、七夕革命の一番の被害者wだった七夕Pは今どのあたりにいるか。というわけで個人的にここまで化けるというか"深化"して驚いたPはこのPかなぁ。
この作品、チョイスした楽曲の変化に合わせて、うまく物語化しているところがすごい。いや、本当いい作品ですよ。

6. にぎりがくさいP

見たときに思い切り吹いた作品。いや、冒頭から芸が細かすぎて30代以上じゃないとわからんだろ、そのネタとか、そのあとのドット絵の凝りっぷりがなんというかもう(w
色々すごい作品です。

7. りんごP

うわ、この作品を選択していいのかな。でもスキなんだからしょうがない。
りんごPがテストとしてあげた数本のシリーズの一番最後の作品です。通してみるのがお勧めなんだけど、クライマックスのこのtest5をチョイス。なんていうか、独特の空間感覚と疾走感が自分の好みなんですよ。BB素材で独立させて独自ステージを作って、という流れの中にこういう手法もあるんだよ。ということを見せてくれたのもあるし。演出と効果で疾走感を作って空間の広がりとテーマの奥行きを出しているというか。ぶっちぎりのセンスのよさはさすがりんごP。
大体、サムネが真っ黒でタイトルもtest5なのにどうしてアクセス数が4万8千ってどうかしてるぞ、おいな作品です。ちなみに楽曲も好きになってiTunesStoreで購入もしたw

8. まんまP

ニコマスのPV系は、どこまでいっても公開されたダンスパートの動きを切り張りするしかない。背景をBBで抜けるようになったけれど、そこらへんの呪縛があって、当然作品数も増えてくれば、「ん、あの振り付けから持ってきたな」「逆転させたな」とかいうことも出来てくる。MA楽曲が追加されつつある今の状況ならかなり素材も増えてきたけど、この作品がupされたときはそんな閉塞感にも似たよう状況があって、じゃあそれをどう突破するか。という答えの一つでもあった。いや、ほんとよく頑張った! まんまPの苦労はちゃんと結実していると思う。

9. ekaoP

いや、もう初めてカクサバ2009でこれを見たとき、「うわ、こういう切り口もあるのか」という驚いた作品。だって、素材としてみたときアイマス成分ゼロですよ。独自背景、キャラだってそう。でも、それでもニコマス作品として成立する。無論、絶対不可避の「お約束」があって、それを忠実に守っているからというのもあるんだけど、だとしても高いレベルでこういうものを見せられるekaoPはすごいといわざるを得ない。確かこのままCMとしても通用するレベル。

10. シラカワP

もうね、シラカワPの作品はそのネタも感覚もダイスキ。今期はこの作品をチョイスしました。色々と何がすごいとか語りたいけど、どうもうまくまとめられない。自分の中では鉄板チョイスなPの一人なのです。

11. ごまP

ごまPはそれまでのup作品見てもthe pillows好きだし、自分も大好きだから。というわけではなくて、今年上半期は色々とニコマスを見てて自分の中の「伊織像」を再構築していたころで、そんな中で自分の中にある「伊織」の姿とシンクロしたこの作品をチョイス。楽曲の歌詞と伊織がシンクロしてるんだよねぇ。それだけでチョイスするに足りる作品だと思います。

12. マロニエP

「描いてみた」系と「ノベマス」系の融合系かな。ストーリー系?の作品かもしれません。前の作品も好きだったし、この作品も好きです。マロニエPはこの作風を貫いてほしいな。とか書くのは傲慢だとは思いつつもチョイスしてみました。

13. koetakaP

初めてみたときの吃驚感はなんと表現したものか。いや、もうよく頑張ってすごいよこれは...。AceCombat6の痛機の動画シーンをよくここまでとりためたな、というのが。
作品中盤、千早をセンターにすえて、F-15Eが駆け上がるシーンが一番のお気に入り。実は今でもちょくちょく見てますw

14. ゆうめいP

今はお休みしているPなんだけど、その画風がすきなんだよなぁ。「描いてみた」系+PV系の融合かな。そういう形もわりと多いんだけど、その中でもお気に入りの作品の一つがこれです。

15. メイP

もともとの作品が削除されたとき、頭を抱えたんだけど、本当にこういう解決方法でもどってくるとは驚きだった。それも若干の修正付きで!
メイPの楽曲+作品の中でのアイマスキャラの昇華という点は本当にすごいものがあると思う。ストーリー系といってもいいかな。好きな作品です。

16. G様P

8. まんまPでも描いたけど、ニコマスが七夕革命で突破したあとに残ったもう一つの呪縛が、ダンスシーン素材の枯渇なんだと思っていたけれど、G様Pがそれに対する解決というか突破口を示してくれたメルクマール的作品。
(この作品の前にも削除されちゃったけど、Complexの楽曲を使った作品でも春香にギターを持たせたんだよね)
G様Pの選択はニコマス外のムーヴメントとしてあるMikuMikuDance(MMD)を組み合わせればいいんじゃね? というものでした。無論、もともとの素材であるL4Uなどのダンスポリゴンに比べるとまだまだの面もあるし、混在させると違和感が生じる。だからそれを演出で違和感がないように組み合わせてもいる。その後、MA楽曲のダンスパートが増えたのもあってMMDとの融合の流れはちょっとまだ見えてこないけれど、G様Pは七夕革命といい、エッジを走ってるPの一人だと思う。

17. fftq氏 & orgoneP

Rimix系とのコラボとしては秀逸な作品の一つです。本当に大好き。トランス状態に陥りそうになりますね...色々な意味で。お二人とも好きなPなので合作のとしてハードルあげているけど選んで見ました。


18. iM@SSideStory製作委員会

新年会イベントの作品として。合作系の作品は取り上げるのはハードルを高く上げているきらいがあって(どうしてかはまたこんど)、でもその中でもニコマスの新しい可能性というか演出方法を見せてくれたこの作品を選んでみた。
ミュージカル系の演出というのを突き詰めるとこういうことも出来るのだ。という一つの回答でもある。見てない人は見てみるといい。深いニコマスの一つを垣間見れると思う。

19. 介党鱈P

今年上半期にスタートしたノベマス系列の作品の中からこれをチョイス。いや、物語としてもよく出来ているし、ぷよぷよを題材によくそこまで...というのが正直なところ。
大体見ている本人もぷよぷよについては詳しくないのにぐいぐい引き込まれるんだよね。もうこれはPの手腕が大きい。

20. わかむらP

もう、どの作品を選ぼうか、そっちのほうが大変だよ...。
わかむらPはニコマス界のイチローwとか書いているか。なんていうかすべての基礎体力(画像編集能力とかそういうのが)としてのアベレージが高いので、見続けていると「またわかむらPか」と正直思うんだけど、大体その中でも必ず何か新しいチャレンジにトライしてくるんだよね。本当に、もぅ、ねぇ。そういう観点から最後に選択してみました。
じゃどの作品か。と選ぶのがまたなやんだけれど、これを選択。タイポグラフィーとかも取り込み始めた作品と最後まで悩みました。 

というわけで、マイリストは整理してあとで公開の予定。







2009年6月30日火曜日

エヴァ劇場版「破」を見て。


ついにこの地平に、この場所にたどり着けたのか。

クライマックスのシーンを見ながらココロの片隅でそう思っていたり。

TV版本放送をリアルタイムで見つづけていた自分には、あのTV版最終話もその後の劇場版も肯定はしているけれど、正直、その後のエヴァのブームにはついてはいけなかった。
極端なことをいえば二次創作の願望充足的シロモノだったり、時間に追いまくられてて端折った演出や描写をさも有り難く、「はてなの茶碗」がごとく最上のものとしているにしてるだけなんじゃないだろうかと思っていた。

で、庵野監督が劇場版を作り直すときいて、最初は「またリメイクしてどうするってのさ」と思っていた自分の決めつけと蒙昧さは「序」をみて覆された。
圧倒的な"説得力"のあるボリュームで再構築された物語と、あれから数年を経て、劇場版という長さのためかそれとも心境の変化のためか、すこしだけ軌道修正された人物描写によって、「エヴァ」はまたあのTV版の「エヴァ」と同様の力を得たと感じた。スタッフロールが流れて予告編を見たとき、新しい新キャラを出すというのでさらにポカーンとなって、では「破」にも付き合おうではないかと決意するに十分だったわけで。

いや、良かった。それしかいえない。圧倒的なテンポとシンジ達の(僅かな、確かな)変化がこれほど劇的な物語になってくるとは予想もしなかった。

ストーリーがどう変化するかわからないけれど、基本的にはTV版序盤のリメイク、リライトだった前作から大きく物語は逸脱して、序盤からアクションシーン、日常生活、アクションシーン、とテンポ良くシークエンスが動く、止まる、動く、を繰り返して飽きさせることなく、またエヴァ特有の置いてけぼり物語内タームの連続で見ている側をくるくる舞いさせつつ、怒涛のクライマックスへと持ち込む。

出てくる登場人物、それも主要のキャラたちはそれぞれ微妙に内面描写や感情表現が変わっていて、ちゃんと物語にハマってくる。シンジの願望が裏切られたときも、TV版の他者からの言葉からではなく、自分の心の命ずるままに、新たな気持ちのために走り出す。レイは他者との関係性を確立し、空虚さから一歩を踏み出す。アスカは病的なまでの自信だけではなく他者との関係性にも目覚める。それはミサト達周囲の登場人物たちにもいえることで。
(物語中盤、あのくだりをどうするんだろうと思ったら、ええーっという展開で驚いた。アスカの名前が変わった理由の一つがあれなのかと思うのかかんぐりすぎか)

そうそう、新キャラもどうなることかと思ったけれど、あれはあれでいいんじゃないかと。どう纏めるつもりだ?という気は観た数日後の今でも思うのだけれど。

クライマックス、シンジのとった行動についてTV版の最初から見せられていたら「ふーん、そうくるかー。面白いかもね」と斜に構えておしまいだったかもしれない。

でも、自分は知っている。そういう行動にいたれなかったシンジの姿も、その後、ありていにいえばエヴァの亡霊に取り付かれてそこから逃れようとしていた(ように自分には見えた)庵野監督の姿も。

だからこそ、その十年あまりの「回り道」をへたことの重みが、あの行動を補完しているのだと思う。

「ようやくその地平に、この場所に立てたのか」 と。

他者からの言葉に耳を塞ぎ、一方的な願いだけを口にしていた少年はそこにはいない。
誰かからの行動(キック)でようやく動き出していた少年でもない。

彼は自分と世界と、他者への願いのために自分の両手両足を動かしていくのだから。
それこそが物語を駆動させるための必要不可欠なパワーなのだ。

さてさて、次の「Q」が楽しみだ。予告編を観たら、wktkが止まりませんよ。
さーて、また時間を作って劇場でこの物語を見ることにしよう。それだけの価値があります。


2009年6月20日土曜日

技術は途絶えることもあるということ。

防衛産業 中小企業の撤退相次ぐ 調達の減少が直撃 技術基盤の衰退に拍車」 from 朝雲新聞

あれま、というお話。調達減少してくれば当然こういうこともあり得ますね。
軍事技術なんて、日本じゃあまり必要とされないからニッチなもんですよね。おまけに調達数量とかお寒いかぎりですから。で、これがアメリカだったらどうなのよって、ここ最近の話を聞くと海の向うでもそんな感じらしく。
COTOS(民生品利用)といいつつ、内実はこんな有様だったりするわけです。
なもので、C-X/P-X計画でひーひー言ってる国内の航空機産業の規模から察するにATD-X(心神)の開発研究が限界で、国産F-Xなんて夢のまた夢なわけですよ。そんなものはもう少しまともなエンジンを作れるようになってからしろというわけで、IHIは頑張ってほしいですがね。
大石さんのblogのコメントで、いつも面白い話をしてくれる方がF-X問題についてコメントしてましたけど、うわ、それじゃもはやモンキー・ラプターしかないのか。というような話で、そうなったとしてもライセンス生産なんてできるわけもなくどちらにしても航空機産業としてはお先がないよというわけで、アイタタ、せめて戦闘機以外の航空機開発で道をつないでおくほうがいいのかしらん、みたいなノリに。
全部貧乏がわるいんやって、なんでWW2の日本みたいな話をもう一度せにゃならんのか。日本の国力は上がったはずなのに、また貧乏さが国を誤らせるのでしょうかねぇ。

ただ正直、皆がいうほどフランカーが脅威なのか、というとちょっと疑問なんですが...。いや、ベストの整備とそれなりの練度をもったパイロットが条件で、とかそういう架空の条件によるマンチェスター法則の適用なんて別にねぇ、というか。中国のパイロットの練度、飛行時間、稼働率のデータとかみないと、実戦力足りえるかってほんと思うんですよ...。ま、ほんとうにここまで来ると防秘でしょうけどね。

まぁ、少しだけイジの悪い書き方すると、軍事系サイトやミリオタの皆様が逆神とあがめているあの方には是非ともF-35をプッシュしていただければな、と思うわけですよ。ここ最近のジンクスを見ているとこの人が「日本の防空のためにはF-35が是非必要で、導入すべきです」とか書いていただけるとそれだけモンキー・ラプターの目があがりそうな(と、非常に失礼なことを書いてみる)。



2009年6月16日火曜日

最近のアレコレ

なんだか、Twitterで呟いているとかmixiでアレコレ書いているとそれだけでアウトプットした気になってしまう今日この頃。い、いかんのよね。というわけで、このblogにも最近のアレコレとか。最近買った本は別エントリで。

あ、twitterですが、http://twitter.com/BARSERGA です。お気軽にフォローしていただければ。うだうだ妙なこともたまには書いてます。

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mixiでちょっと書いたんですけど、動画サイトである米軍艦艇のドキュメンタリーがあったんで見たんですが、いや、そのなんだ、アメリカ海軍とか海兵隊って、社会でドロップアウトしそうな若者のセーフティーネットみたいな一面があるんだな、と思って複雑な気持ちになってもみたり。インタビューに答えた兵士達は大体家庭が不遇な境遇で、そこから逃れるために軍に入ったりもしているわけです。
無論その中でもドロップアウトするバカはいますが、本人に自覚とやる気、それに能力があれば軍の中でも一定のポジションにつけるわけです。
無論、デメリットもあります。空母乗組員だとこれまた長いミッション・クルーズに回るわけですから、人生のイベント、例えば彼女が出来たとか、妊娠しちゃったとか、そういうイベントにパートナーのそばについてあげられないというのもあるわけですが。
自衛隊とてそういう一面はあるでしょう。しかし、だからといってニートとか失業者を自衛隊に回せとはいいません。海軍や海兵隊に行くことを選んだ時点で「一歩」を選択したわけです。「一歩」も選択しないやつを組織は必要もしないと自分は思います。志願制軍隊が徴兵制軍隊に優越できる点でもありますが。

※ただ、自衛隊はパートタイムの非戦闘隊員のような...例えば輸送組織・事務部門などを作ってみたら?と思わないわけでもありません。地域雇用+自衛隊の負担軽減+主戦闘能力の維持というのは必要かもしれませんし。ただ、これもデメリットあるので一概にはねぇ。

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なんだか妙なことになっているF-X問題。F-22のダウングレードでもアリだよと思っていたら、到底承服できないような時間とコストが必要と足元見られたボッタクリ価格。
アメリカ政府高官はじゃF-35にしたらというけれど、満足に飛びもしない、実戦任務がいつつくか目処も立たない戦闘機を売りつけるんじゃねぇよ!と軍オタの怨嗟の声も出てきそうな昨今。大石先生の話じゃないが、さては予算が足りないから日本を巻き込もうって腹かと思わないわけでもない。
自分はもはやF-15SEかユーロファイターを限定数買う意見に傾いてます。いいじゃないですか、F-4EJ改の代替だから限定数だと割り切れば...。
日本の航空機事業のためを思えばライセンス生産させてくれる機種でちょっとつないで、国産戦闘機の道を残しておくのも手だと思います。ああ、その他にも戦力増強要素である装備品とかその他色々は改善するのは当然のこととして。

ただ、マジなところ書くと、結局ヨーロッパで軍縮になったからといって日本も防衛費を削減していったとしてもアジアは追随することはなかった。韓国はイージスを購入し、中国は相変わらず。オーストラリアも戦力を増強しようとしている。軍拡競争ですよ。あまり報じられてはいませんが。
結局どこかで舵を戻さねばならないし、最近自民党あたりでそんな意見が飛び交うのもそれ相応の理由があってのことでしょう。 やれやれといった感はありますね。

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最近見た映画のメモ。
ホリデイ (ユニバーサル・ザ・ベスト2008年第2弾) [DVD]
ホリデイ (ユニバーサル・ザ・ベスト2008年第2弾) [DVD]キャメロン・ディアス.ケイト・ウィンスレット.ジュード・ロウ.ジャック・ブラック, ナンシー・メイヤーズ

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肩の力を抜いてみた恋愛映画。面白いね。でもあれば、やはりイケメンにかぎると書いていいのか微妙ではある(?)

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starいや、単純に面白いっすよ
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これまた肩のry ネタは大体途中で読めたが、オチはちょっとハッピーエンドすぎるか。でも好きな話ではありました。



2009年6月3日水曜日

その数字は何のためのもの?「統計はこうしてウソをつく」

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詐欺師の手引書、あるいは自衛のために「統計はこうしてウソをつく」」 from わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる

たまたま上のサイトの書評を読んだあと図書館で見かけたので借りてきた本。
面白かったですよ。さくさく読めました。

えーっとなんですか、よくマスコミとか団体とか統計をだすじゃないですか。内閣支持率もそうですけど、OECD(経済協力開発機構)の学力とかかなぁ、そういう統計に出てくる数字の信憑性について人はあまり考えないで受け取っていないか、って話ですね。

作り手も、受け手も、その数字を自分たちの都合のいいように(それでいておおハズレしないように)受け取ってしまうんですよね。

北海道の全国交通事故死ワースト1という北海道警察のポスターとかキャンペーンを見て、
「あれ、でも、北海道の人口とか車の所有者率とか、運転時間とか鑑みないとかならずしも交通事故が多いとはかぎらないんじゃない?」って疑問が浮かんだのは自分だけでしょうか?
死亡した。というのは数字の確たる事実ですが、その背景にあるものを考えないと、その数字が一人歩きしてしまうケースもあります。
(現実には、ここ数年1、2の交通事故死亡者数の愛知県の700万人、北海道の500万人と考えると、人口では確かに愛知のほうがおおいですが、車の所有者台数と1台の平均運転時間などがわからないとはっきりとしたことはいえないわけですよね)

あと最近の内閣支持率の調査ですね。例えばマスコミが報じる内閣支持率とニコニコ動画で行われる調査では数値に若干の差があるケースもありますが、一方で以前「ネトスタシリアス」だったかな、マスコミが調査対象とする世代構成は若年層が少ない偏りだが、選挙結果はこのアンケート結果になるとかいう話もあり、こうなってくると、作り手がどういう定義のもとどういう集計をしたのかはっきりしない数値は使えない。とかいう話になってくるわけで、そうなってくると統計そのものが信用できなくて、そのうち、「自分に都合のいい数値しか信じなくなる」という羽目になっていくわけで、こりゃまた厄介な話になるわけです。

こういう話は他にもいろいろと転がっているわけで、そういう実例をこの本では明かしています。

ただ現実社会は複雑で、ある程度抽象化してイメージを構築しないといけない場合もあります。そのイメージは他者でも理解できるもの、すなわち数字であることが望ましく、それが統計なのですが。
でも数字は嘘をつきませんが、その数字を作る場合も見る場合も意識的、無意識にバイアスがかかる場合もありますよね。

この本の中でもアメリカで行われた性生活に冠するキンゼイ報告(昔、「愛についてのキンゼイレポート」という映画を見る羽目になったので覚えていましたが)の偏りのある数値報告と、それを都合よく歪曲した同性愛者グループの報告もありました。

よく2chの軍事板とかでソースを出せとか、最近はソースばやりですけど、そういうソースの中にも引用される数字が果たして恣意的な作られ方をしたのか、あるいは引用されているのか、どうやって見抜くのか、となると、結局、それを提供した相手がこれを見た人に何を望むのか。というのを考えていくしかないのです。ああ、ポジショントークですか、というわけで...。

...結局、こういう数値やメディアだけなく、全体として自分自身の中に外部情報(インフォメーション)に対するリテラシーを作る必要があるってことですよね。どう自分の中にインテリジェンス(付加価値のある情報)に取り入れるか、というのも求められている能力の一つなのでしょう。

(ただ、こうやってマスコミの報道に?となって、首相官邸など公式議事録をいちいちチェックするのってすごい負担なんですよ。統計数値の元を探りにいくのも労多くして結局自己満足に落ち着いてしまいますからね...インターネットは情報のウラもとれるけど偏りもあるし、そういうことを考えると、忙しい現実社会でやれることは限られてくるのも事実なんですよね)

...おっと、本の紹介でしたね。そういう統計ってどんな嘘がそこに内在させることが出来るのか、ということを知るにはうってつけの本でしたね。