2009年12月11日金曜日

ソードアート・オンライン フェアリィ・ダンス

ソードアート・オンライン〈3〉フェアリィ・ダンス (電撃文庫)
ソードアート・オンライン〈3〉フェアリィ・ダンス (電撃文庫)
アスキーメディアワークス 2009-12
売り上げランキング : 3

おすすめ平均 star
star欲にまみれる
star主人公がハーレム
starううう、あ-、え-とどうしたものか

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おっと、そうきたか。というのが読みながら思った話。
だって、ソードアート第1巻で物語としては一度終わっているんだよね。じゃあ、その続きたる3巻はどうなるの、ときたら、「舞台を変える」「キャラを増やす」...まぁ、ようするに状況を変えることに出たわけで。

ただ、現実世界に戻ったあとではどうしてもやりづらい話があるだろうから、舞台は新たなVRMMO空間へというわけで。さて、あとは元々のソードアート世界での仲間達がどう加わるかがミソかなぁ。

しかし新たな登場人物が全員あざとすぎやしないかと本当に思うんですがどうでしょうか。

ちょっと楽しみなんだけど、なんというかここ最近の定番すぎてちょっとどうかなぁと思うのが正直なところなんですけどね...。

ガンパレード・マーチ逆襲の刻

ガンパレード・マーチ逆襲の刻 (電撃文庫)
ガンパレード・マーチ逆襲の刻 (電撃文庫)
アスキーメディアワークス 2009-12
売り上げランキング : 220

おすすめ平均 star
starえがった・・・続きがあった
star榊ガンパレ、待望の新シリーズ!

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「九州奪還」のあとファン・ブックが出て、心のどこかで「ああ、これで榊ガンパレも終わりか」と思っていたら、こんな話が続くとはね! しかも帯を信じるなら四ヶ月連続刊行って、あれか、ライトノベル界もいつからこんなノリになっちゃったわけさ!?

九州奪還戦で辛くもカーミラ率いる幻獣穏健派との和平が成立して、とかく平和の世がくるのだが50年以上もつづいた戦時体制がそうそう簡単に新体制に切り替わるわけでもなく、政変の季節に。双方にとっても予期しない不確定要因が発生したために泥縄的クーデターが始まったのだか...。

と思ったけど、あれだよね、市街地戦闘で正直人型戦車は使いづらいよね(苦笑)
おまけにいままでの幻獣相手とは一変して、人対人だとどうしても戦いが陰惨なものになりがちだしねぇ。いや、あの魔人茜の説得術は笑いましたけどね。

 5121小隊のチート化したパイロット達たちが操る人型戦車全機そうがかりでも苦戦という珍しい状況もあったけどねぇ。あれ、総理官邸に派遣されていた機体、誰が整備してたんだろう?とか疑問があるんだけど、きっと森とかが派遣されていたんだろうなぁ。

今回は基本的に5121小隊の物語ではなく、榊ガンパレ世界での幕間劇な歴史ものだと思ってもらったほうがいいかも。東京での陰惨な戦いの結果を受けた、今度は東方かー。
榊ガンパレ世界でも謎に包まれている北海道の第7師団(何しろ、東京にいる士官ですらわからないとか言われる始末。どう戦っているのやら)が出るときはあるのだろうか。


2009年12月7日月曜日

疾走する最後の物語

テスタメントシュピーゲル 1 (角川スニーカー文庫)
テスタメントシュピーゲル 1 (角川スニーカー文庫)島田 フミカネ

角川書店(角川グループパブリッシング) 2009-11-28
売り上げランキング : 259

おすすめ平均 star
starただ知りたかった/試したかった/選びたかった―仕方なくそうするんじゃなくて自分の意志でここにいるということ。
star欠片の繋ぎ手たち

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同一世界設定で、異なる組織の視点から描かれていたシュピーゲルシリーズも最終章。
物語は一本にまとまって、より一層疾走感と猥雑さが極限まで達したような展開っぷり。

どちらかというと視点は「オイレン」側、MPBに立っているので、反対側で何が起きているかはこの後の続きがどう出るかでかわってくるはず。涼月、陽炎、夕霧の三人に訪れた変化と対峙。現在、過去、未来とそれぞれ対峙する三人とミネアポリスを舞台に繰り広げられる大事件というわけで、いままでの物語で語られた伏線やらなにやらが一気に噴出してきましたが...さーて続きはどうなる?

今まで彼女たちが思っていた世界は、ほんの断片にしかすぎなかった。その背後にあるものを知った彼女らの対応、そして周囲を取り巻く大人たちの視線。予想外な展開が続いて目が回りそうですし、暴走が加速する一方の展開に乗るような形で楽しむのがいいんじゃないかな。

シュピーゲルシリーズ最終であり、あとがきで書いているように作者最後のライトノベルを堪能するいい作品だと思います。お勧めですね。ほんと。



2009年12月3日木曜日

最近購入物色々。

テスタメントシュピーゲル 1 (角川スニーカー文庫)
テスタメントシュピーゲル 1 (角川スニーカー文庫)島田 フミカネ

角川書店(角川グループパブリッシング) 2009-11-28
売り上げランキング : 85

おすすめ平均 star
star欠片の繋ぎ手たち

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きた、シュピーゲルシリーズの最新刊(で尚且つ作者最後のライトノベルシリーズとか)。
これが終わったら天地明察に行く予定です。

風光る 27 (フラワーコミックス)
風光る 27 (フラワーコミックス)
小学館 2009-11-26
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おすすめ平均 star
starメインは土方さん

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もう幕府最後まであとわずか。あれとかあのイベントをどう表現するのか・・・で、この物語がどこまで行くのかというのも期待。函館まで行く気なんだろうか。

キラー・エリート―極秘諜報部隊ISA (集英社文庫)
キラー・エリート―極秘諜報部隊ISA (集英社文庫)Michael Smith

集英社 2009-11
売り上げランキング : 8403


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本屋で見かけたあと、どうなんだろうと思っていたらアチコチの書評系blogでとりあげられているじゃないか。というわけで、購入してみました。

激戦! 蒼橋跳躍点 (銀河乞食軍団黎明篇3) (ハヤカワ文庫 JA タ 10-3 銀河乞食軍団 黎明編 3)激戦! 蒼橋跳躍点 (銀河乞食軍団黎明篇3) (ハヤカワ文庫 JA タ 10-3 銀河乞食軍団 黎明編 3)
鷲尾 直広

早川書房 2009-11-30
売り上げランキング : 471

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続きものなので購入。

ストレイト・ジャケット10 ニンゲンのオワリ THE DEATH BELL 1st.HALF (富士見ファンタジア文庫)
ストレイト・ジャケット10  ニンゲンのオワリ   THE DEATH BELL 1st.HALF (富士見ファンタジア文庫)藤城 陽

富士見書房 2009-11-20
売り上げランキング : 771


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こちらも継続で。

のだめカンタービレ #23 (講談社コミックスキス)
のだめカンタービレ #23 (講談社コミックスキス)
講談社 2009-11-27
売り上げランキング :

おすすめ平均 star
starやっつけ仕事
starやっぱり
star終わっちゃった。

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正直言うと、終わりが残念でした。けど、いままで楽しめたからなぁ。



CoD:MW2の嘆き。

いや、正直言うと、CoD4で初めてFPSプレイして激ハマリしたんですよ。
アーケードモードで全シナリオクリアするためにすごい時間を費やしたりね(バカ)。
今でもクリアランキング300位前後のはず...いや、確かにノーセーブで3時間近くプレイするバカは中々いませんよね。

でもCoD4が面白かったのはあくまで現代戦だったので、他のCoDシリーズにはまったく目も行かず。だって、日本軍相手には戦いたくないしねぇ...。

で、CoD4の続編ともいえるCoD:MW2が出るときいて狂喜乱舞。あれ、日本販売元は撤退したからドコから出るのと聞いたらスクエニで、まぁ、Xbox360版のげっそりくる訳はちょっとは改善されているだろうと思いきや、「吹き替え」ありとのこと。

まー、AceCombatだって吹き替えあるし、自分もファーストプレイはともかく、そのあとは日本語で音声聞いたりするからねぇ。字幕とか音源コントロールできるんでしょ。
と思っていたらこの始末!

『モダン・ウォーフェア2』の日本版が吹き替えのみだと知り 激怒したユーザーが作ったコラ画像

な、ん、だ、とー! 
ふざけんな。こういう海外ものを吹き替えするのはわかるが、普通は切り替え対応だろ。バンナム見習えよ。まったく、スクエニはロクなことしねぇなぁ、もう。

...まぁ、いいですよ。あとはAmazonから届くのを...ってあれ、konozamaにならないよね...。

2009年11月30日月曜日

Landreaall 15 / おがきちか

Landreaall 15 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)
Landreaall 15 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)
一迅社 2009-11-25
売り上げランキング :

おすすめ平均 star
starもう15巻も出たのか
star微笑ましい夏休みと、動き出す物語

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相変わらず内容が深すぎて一読ぐらいじゃわからないぜ。というわけで購入してから何回か読み直していますが、本当に読むことしかできないということがもったいないというか、DXやリド、ライナス、ルーディーの会話なんて、その場に居合わせたとしたら、ぞくぞくするぐらいのやり取りだと思いますよ。

一言一言が表層的な意味と深層的な意味をもつ。DXがこの台詞を言ったとき、表情は作中の表現でわかりますが、どんな仕草で、声で言っているのだろうかと想像するわけです。

この15巻をとりあげる書評blogがだいたいは言及するであろう、DXのあの台詞。

「君は報われない幸せを知らない」

ぞくぞくきますよ。こんなの前後のやり取りだけじゃなくて、「Landreaall」を読んだ人ならああ、あの物語から続くからDXはそういうことを言うのか。というのが納得できるし、DXはまさしく...本人にとってはいささか不幸というか迷惑だろうけれど...王に必要な何かを持ち合わせていることも伺いしれる。

さて、どちらかという前巻、今巻と物語として充電期間というか、いままで触れられてないことをちゃんと(現時点で)語りつつ、次なる物語をどう進めて行くのだろうか。革命の真相は先月号の連載で知ったけれど、その後の動きが楽しみでもあります。

こういう良質な物語が読めるということは幸せなことです。未読の方は是非にご一読を。

��

今回のおまけページは読みながら吹いてしまいました。えーっとなんですか、その秘密結社的よそおいは? と思ったあと繰り広げられる密会での会話。(どちらかというと褒め称えるべき、明朗な)莫迦さ加減だなー、キミたち。だからライナスが騎士団候補生の生徒に対してああいう言い方するんだよ、というべきか。


大本営参謀の情報戦記 / 堀栄三

大本営参謀の情報戦記―情報なき国家の悲劇 (文春文庫)
大本営参謀の情報戦記―情報なき国家の悲劇 (文春文庫)
文藝春秋 1996-05
売り上げランキング : 4139

おすすめ平均 star
star何度も読み返す本
star情報に対する考え方を変えた本
star10倍の価値:これは読むべし

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堀栄三氏。太平洋戦争中、大本営情報部に勤務。卓越した情報分析能力で、米軍の上陸パターン分析を行い「敵軍戦法早わかり」をまとめる一方、フィリピンの山下第14軍に派遣され、米軍上陸計画を参加兵力・規模・時期まで的中させ「マッカーサー参謀」の異名をとる。大本営にもどった後も米軍の日本上陸作戦についても正確な予測を立てた。
「鉄量に勝るのは鉄量だけ」という名言を残したことでも有名(皇国の守護者のアレはここから引用)。
また台湾沖航空戦の過剰評価(戦果)を伝えた彼の電報は、参謀本部の一部(瀬島龍三氏であると伝えられているが真偽は不明)に握りつぶされ、陸海軍を巻き込んだレイテの戦いを混迷させる一因ともなったという。

...とまぁ、ここまでは知っていて(何で知ったのか、多分書評系サイトとか読んだ気になっていたのか) あれぇ、読んだ記憶がないわけじゃないけど、細かいエピソードが覚えてないなぁ。と思って、本屋で見かけていい機会だからと購入。

ところが上の知っていた記憶は事実だけど、すべてではなく余計に深く、なおかつ本人が当時の状況を実直に書き残しているため、日本陸軍、大本営の情報分析能力の稚拙さや、戦争しているくせに開戦後二年後になってようやく本腰入れて米軍の戦い方の分析に取り掛かるなど、なんというか泥縄以上の無定見や無策ぶりに頭を抱える一方、それでも個々の分析組織(諜報機関)や、堀氏を筆頭にした参謀...というより分析官の奮闘振りなども丁寧に書いており、情報分析とはどうあるか。というのを判りやすく書いている。
なにより、戦史などでよく過去を振り返ったあと、「ここにこういう電文が」とか「報告が上がっていたのに」などという後知恵についても一言述べたあと、筆者が本当に遭遇した「戦場の霧」の中での判断やそれにいたるまでの葛藤をへて、分析を通した上での「勘」を信じるあたりなどはビジネスである程度経験積んだ人には大なり小なり似たような経験はあるだろうと思う。

ただ、堀氏がそんな卓越した分析能力があったのか。とかいうとそうではなくて、この本の中でも書かれているように、数字として挙げられる情報(ソース)を集めてパターンを分析。その中から情報(インフォメーション)を見抜いていくような地道な作業の連続だったりするわけです。
欧州などを経由して手に入るラジオの株価情報を追いかけ、カンヅメ工場の経営する企業の株価の変動で補給物資の供給を知る、米軍地上兵力の再編制サイクルを読み取って来襲時期を判断する、無線情報を積み重ねてB-29の部隊配置と損害状況を知る、などといったこまごまとした積み重ねだったりするわけです。

そういう戦争中、日本陸軍の情報(諜報)に関する捉え方はどうだったのか、などのエピソードを知るにはいい本です。戦記、あるいは日本の近代史に興味のある人には必読といってもいいぐらい。

まぁ、他にも筆者の養父が陸軍航空隊の要職についており、予備役後も空軍発足に尽力。結局は海軍の山本提督に反対?されたあとで流れたくだりや、山下将軍との交流のエピソード、彼らが編纂した「敵軍戦法はやわかり」をいち早く伝え聞いた部隊が、あのペリリューで死闘を繰り広げたあの部隊だったのかとか、フィリピンでの某参謀(ま、辻ですよ、辻!)がやらかした間抜けな行為に後までたたられる話、制空権が取られた状況で参謀を一人送り込むための堀氏らが検討した方法など、終戦間際の国内、国外での某諜報機関の顛末、そして戦後、陸自に再入隊したあとの西ドイツでの武官活動(ある諜報活動などにも触れられて、氏の緻密な数に対するアプローチが面白い)などなど...。

(結局、陸自の内情に幻滅して陸将補まで進んだあと退役してしまうのですが。...でも、陸自の成り立ちを見ていると幻滅する理由もわかるけれど、致し方のない話ではあるのでしょう)

色々「へぇ」と頷くような話も入っていたりと、文庫一冊でよくまとまっていると思います。
願わくば、彼が終戦後纏めたものの、父の一喝の元お蔵入りしてしまった「比島の悲劇」という未発表原稿もいつか読んでみたいのですが...。