札幌は台風一過、雲も晴れて快晴です。Bravo!
というわけで、丘珠空港の航空ページェント、午後に予定されている噂に名高いOH-1"ニンジャ"の空中機動(エア・マニューバ)のデモ展示があることを祈ってこれから出撃します。
・・・という訳で帰ってきました。
丘珠(おかだま)空港は戦前、今の北区24条(北大の北側です)にあった第一飛行場が手狭になったために第二飛行場の必要性から作られたのが、その始まり。今は陸上自衛隊のヘリ部隊がいるほか、民間航空機の離着陸に使われる空港となっています。十年近く前、YS-11の引退に伴う機種更新とそのための滑走路延長で一部の人達が反対したものですが、地元の人からは「俺が生まれる前からあった飛行場だ。うるさいのが判っても住んでいる。元々(飛行場が)あるとわかっていて引越してきて、ウルサイたぁ、バカ言うな」とか聞いたことがありますが(w
愛車、ブラックサンダー号(wでぶらりと丘珠まで。自転車で行けるってのはいいです。見上げれば、米空軍のF-16のデモフライトがやっている。おお、結構激しいぞ。そのまま駐屯地の駐輪場に止めて、簡単なボディ・チェックのあと午後の部から参加。
エアロックで有名なロック岩崎氏のアクロを堪能。
そーいや、金曜日から丘珠入りして会社の上空でペア・フライトしてたっけ。
お目当てのOH-1"ニンジャ"を見る。以下、独断と偏見によるちょっとした話つき。

OH-6Dの後をついでスカウト(観測)ヘリとして国産開発されたやつです。,目的はAH-1などの攻撃ヘリの指揮統制とか前線偵察など。一応、高い応答性を発揮するヒンジレスのローターハブ(ヘリのプロペラ基部)など、従来のヘリからしてみればビックリものの空中機動がウリです。一応スカウトヘリなので自衛として対空ミサイルのみ装備です・・・理由はですね、当時売り込みされていたRAH-66コマンチ(結局アメリカ本国でもキャンセルされちまいましたが)との比較を避けるためでした。なんだかな。
ともかく、今回コイツの凶悪極まりないとされる空中機動のデモを見るために来たわけで堪能しましたよ。
離陸して、観客席正面でお辞儀したあと、ぐるんぐるんと。それまで見たことのあるAH-1の空中機動よりも激しい。ついで言うと自動操縦にしてパイロット二人が両手で手を振る恒例のパフォーマンスも間近で見られた。
あとは着陸したあと、フロントのタイヤを接地させたままお辞儀(テール部分を上げて)してみせたこと。もうちょっとで機首のライトがぶつかりそうなぐらい。お見事の一言。
あと見たのはAH-1・・・写真は逆光だったのでパス。見たかったIRジャマーは乗せてない(そりゃそうだ)のでちと残念。攻撃ヘリとしては日本国内でも定番だったが、寄る年波にもは勝てず退役することに。
後継機はなんとAH-64Dのアパッチとロングボゥ・アパッチになってしまったが、一機50億、一年間10機の配備じゃ定数?の現存80機体制になるのに何年かかることやら。
アップデートによってアメリカ海兵隊の使っているAH-1Z仕様になるのか、それともOH-1の武装化(96式MPMS"マルチ"を乗せるとか)で乗り切るかは不明。多分後者のほうがいいと思うんだけどね、まるでマングスタだよな)

C-1。結構マイナーだが、こっちも好き。開発当時は斬新な双発ジェット輸送機でSTOL(短距離離着陸)能力を備えていた。惜しむらくは開発当時の国内状況(当時は沖縄返還もまだで、近隣諸国に影響を与えるなどの理由から航続距離は日本国内で、と限定されてしまった)から、使い勝手が非常に微妙な機体となってしまい、計画の半分の機体のみ導入された(べつにFS-2が初めてではないと最近知ったよ)。結局、主力戦術輸送機とはなりきれずにアメリカからC-130を導入することになる。ただ、ジェットによるスピードと輸送量はアメリカのSOF(特殊部隊)も注目していたとかなんとか・・・知らないけれど。
こちらもただいま後継機開発がスタート。P-3Cの後継機として開発される次期対潜哨戒機と部品共用化をはかりコストダウンをはかる模様・・・なんだけど、ゲル長官・・・もとい、石破防衛庁長官が妙な横槍入れてるって噂が・・・本当かよ。まぁ、でも10年以内にはC-17グローブマスター3も購入する羽目になるんじゃないかと思うんですけど、微妙ではあります。
で、今は陸自の共済会テナントで手に入れたやつでうひひと考えている最中です。