風光る 22 (22) | |
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女子であることを偽って新撰組にいるセイ。沖田との関係も行きつ戻りつ確かに確実なものへとなりつつあった・・・ですむはずがないのは周囲の人々。
副長土方以上に動揺の連続なのは斉藤一。もはや衆道趣味などというレベルではなく恋心を自覚するものの、沖田の朴念仁ぶりに自爆するやら動転するやらセイの女らしさにやられるわ。夢の中でも煩悩が爆発する始末。
ところが、夢の中で友人でもあったセイの兄とのやり取りのなかで重要なやりとりを思い出す・・・。
というわけで、今回はですね。
斉 藤 必 死 だ なっ!wwww
につきるわけですけどね。
しかし、最後のページを読んで、ドキリとしました。慶応元年(1866年)。
新撰組をめぐる物語が一気に悲劇へと向かっていく年まであと少し。少女マンガというカテゴリーをべつにしても、新撰組モノの中でフィクションとノンフィクションの部分を上手くコントロールしているこの作品が、どのようにあの最後の数年間を描いていくのでしょうか。今はそれに期待しています。いや、ほんと、上手くノンフィクション(というより、ここ最近の新撰組研究とか)を、フィクションに絡めている稀有な作品なのですよ。新撰組好きにはたまりませんよ。
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