湾岸MIDNIGHT 38 (38) (ヤングマガジンコミックス) | |
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もう、今回の話はですねユウジ編の最後に集約されるわけですよ。楠人生訓といってもいい。一番ズキーンときたのはこのくだり。
「気遅れるな ほんの1センチでいい 大事な時はいつも右足を前に踏み出せ」
「人生にプレ(その前に)はない リハーサルはないんだよね」 (P36)
「たくさん考えろ いろんなコトを そして自分のことを
空はなぜ青いか なぜあのコが好きか なんでもいい・・・
人生は楽しい 考えるコトが たくさんある」 (P116~117)
ともかく! もう首都高速を舞台にしたイリーガルな公道バトル。っていう軸線からはハズれていますけど、この作品は本当に心にズキりとくる台詞回しが多くて大好きなのです。いや、本当。
スペックだけではない、強さ、弱さという観点ではない。
求めているのはそこに在る理由といってもいい。それを突き詰めていく作品なのだと思う。
何故、その車はその形を成していくのか。その背景には必ず作り手の存在がある。正解などない世界の中で、形を成していく者達の話といってもいい。
やっぱりね、この作品は最高なのだと思います。はい。
※とはいえ、一番ココロに響いたのは、ユウジ編の最後。ユウジに対して異母兄の山本が父親について語るシーンがずきりときました。いろいろな意味でね。
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