2014年3月14日金曜日

兵器と戦術の世界史 (中公文庫) / 金子 常規

兵器と戦術の世界史 (中公文庫)
兵器と戦術の世界史 (中公文庫)金子 常規

中央公論新社 2013-10-23
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20140317 色々誤字脱字が多いので修正しています。申し訳ありません。

"経験が正しい未来を約束するわけではない"

筆者は元l日本陸軍、自衛隊幹部(特科...砲兵出身)として長年勤めており、この本は彼が幹部学校向けにまとめた内容を書籍化したものです。
古代から近代にいたるまでの兵器と、そして戦術の変遷をまとめていますが、ローマ時代とかナポレオン戦争とかそこらへんはより詳しい書籍がありますので、そちらをあたったほうがいいかもしれませんね。
この本で一番興味深いのは、筆者が日本人であるため明治維新から日本が太平洋戦争に敗北するまで、世界の趨勢が砲火力と戦車に傾倒していったのに、一方の日本陸軍はどうして精神主義、白兵主義にとらわれていったのか、世界と対比して説明していることですか。

実のところ言うとこの本を読むまで、日本陸軍の白兵主義や度を超した精神主義はどこから来たのだろう。戊辰戦争では曲がりなりにも火力を重視していたのに。やはり日露戦争で戊辰戦争をかいくぐった重鎮たちが一線を去り、その後は延々と中国大陸で軍閥や国民党、あるいは共産党としか戦っておらず、火力戦のなんたるかを理解していなかったんだな。という程度の認識でしたが、この本読んでアゴが外れかけるほどの事実の指摘ががが。まぁ、著者が砲兵科出身ということもありますので視点はそれ相応に砲兵視点ですので、念のため。

戊辰戦争が始まる前夜、日本では至るところで近代化へのキャッチアップがスタートしており、それは軍事面でも変わらなかった。とはいえ幕府、各藩によって違いがあり、いち早く大砲火力と洋式軍隊への舵とりを始めた薩摩藩ば戊辰戦争において中核をなす形となる。
幕府の洋式部隊や長州、薩摩など各々の兵制に関してはレベルの違いがあれど散兵戦術などを取り入れ始めており、違いは装備品、つまり従来の小銃と旋条銃、砲との違い、あるいは指揮官の才能の優劣などごくごくわずかな面により勝敗が決することとなる。
(しかし、戊辰戦争全般を通してみると)衝突した軍勢は小規模であり、双方構築された陣地を突破するための砲火力に乏しいことは変わらなかった。
数少ない砲火力が有効だったとしても上野の彰義隊のように稚拙な戦いぶり故か、あるいは函館の戦いのように海上からの艦砲射撃など有効だった場合にかぎるという始末で、大砲の効果が低かったうえ、構築された陣地を抜くためには犠牲を問わず抜刀突撃しかないのは変わらなかった。互いに小銃を撃つだけで陣を抜くことは敵わなかったのである、という形となる。
(そりゃ火力が足りない軍勢が旺盛な戦闘意思を持続していたら抜刀突撃するわな、そりゃ。)

その後、創設間もない日本陸軍初の大規模戦闘である西南戦争は、先の戊辰戦争の繰り返しとなった。西郷側は兵力、火力ともに劣勢であり、戊辰戦争より大砲火力は減じていたし、小銃にしても旧式銃しか手に入らなかった。薩摩藩時代よりトータルの火力では劣っていた。
一方、日本陸軍側も事情はさほど変わらない。旧薩摩領から工場施設を奪い取ったものの生産は軌道にのっておらず、おまけに小銃、弾薬が混在している。編成直後で兵は弱兵ときていた。
西郷軍は結局砲火力が足りない状況で熊本城を抜けるわけがなく、結果的に熊本城を残置して日本陸軍との対決を繰り返すこととなった。双方火力に問題を抱え、その中で犠牲を顧みない抜刀突撃により攻撃を行い、その矢面にたった日本陸軍は火力でそれを防ぎきることは敵わず、結果的に旧会津藩士らによる警視抜刀隊を編成し対抗する形へ。
戦いそのものは田原坂の戦いなどで日露戦争の1/3の弾薬消費量を費やしたというものの、その弾薬は小銃によるものが大半で、日本陸軍側の山縣が指揮する作戦指導にしても運動戦ではなく何のひねりもない平押しによる消耗戦に持ち込み、日本陸軍が勝利するのだが、このことは結局のところ日本軍の悪癖、白兵主義へのより顕著な傾倒を示す最初の一歩となる。
この戦場においてもよく整えられた陣地に対してそれを粉砕する火力ないまま歩兵を突撃させるしかないことには戊辰戦争から変わりなく、その一方で日本陸軍は薩摩の抜刀突撃にしてやられたのが一因となった。
この経験はあとあとまで尾を引き、日清戦争では砲火力の支援があったものの、清国軍側にそれほど砲火力が充実していたわけでもなく、その有効性などを体感することはあれど身をもって知ることはなく、隠して30年余後、当時、西南戦争の戦闘に衝撃を受けた現場士官らが将官になった日露戦争が決定打となる。

西南戦争、そして日清戦争の経験で火力が重要だと踏まえたまでは良かった日本軍だが、その火力とはあくまで小銃、あるいは機銃レベルにとどまった。砲火力については軽量・小口径砲、弾は榴散弾(細かい弾をバラまくタイプ)を重視していた。砲火力で陣地を抜いた経験も少ない日本陸軍では砲火力の重要性はわかっていたが、あくまで野戦で敵歩兵陣を粉砕することを目的としてたのだった。

と、こ、ろ、が、このことは初の装備が充実したロシア軍相手に戦った日露戦争全般を通して砲火力が対して有効にならないことを意味していた。散兵戦術を踏まえた相手では榴散弾の効果は低く、軽量・小口径ではなお一層その効果は乏しくなった。
 ついでにいえば良く構築された陣地では榴弾(火薬のつまったタイプの砲弾)が有効だったが、もっぱら作ったり輸入していたのは榴散弾が多く、榴弾にしたって不発が多かった。さらにいえば準備している砲弾も足りなかった。
 戦い方も稚拙極まりなく、数度の戦いのあとロシア側は砲兵陣地を構築、間接照準でかつ発射速度も速かったのに対して、日本側は何もない場所に暴露展開・直接照準で砲撃していたため、砲兵同士の対砲砲撃戦で圧倒される羽目になる(大石橋の戦闘)。

 なんですか、それ?という方に説明すると、大砲から直接照準して砲撃するのが直接照準。攻撃範囲は見通し距離以内なので、高台に設置するとかしていればまだ距離は稼げるが、それにしても限界がある。そうではなくて、目標の照準、修正を大砲位置でなく、それよりも前進した部隊が行って、電信など通信で知らせて砲撃するのが、間接照準。この方法なら、見通し距離以上、たとえば間に遮蔽物(森とか丘陵とか地形その他もろもろ)があっても、砲弾が届く範囲でなら攻撃できるということ。
 これに地面を盛り土したりして、近距離に砲撃を受けても被害を軽減するのが砲兵陣地の役目。ここらへん日本はすっかり抜けていたため、ロシア軍にしてやられる始末になったというわけ。

 また遼陽会戦ではロシア側のよく構築された陣地を砲火力で潰すこともかなわない始末だった。つまるところ、一門あたりの攻撃力が足りないから砲弾を多く撃ち込まざるをえず、ついでに不発弾も多く、なんとかするために多くを撃ち込むはめになるから砲弾が不足し、不足するために砲火力が限定して使用されない羽目なる...という四重の苦しみが生じていた(もっとも戦争後半、口径の大きい砲を導入するのだが焼け石に水)。
 戦争前の段階で、9センチとか12センチなどのお話にならない砲を15センチに統一して装備していればまだしも貧乏国故かはたまた砲が巨大化することで部隊の運動性が落ちるのを嫌ったのか、小口径砲ばかりが併用され、それが弾薬の製造、供給に負担をかけるという始末。
 筆者は15センチ榴弾砲に統一していれば...と嘆くのだけれど、まぁ、そこは...ねぇ。「坂の上の雲」で司馬遼太郎氏が指摘したようなことは、何も乃木さんにかぶされる問題ではなく、クリミア戦争なりを見ていれば要塞だろうが野戦だろうがナンだろうが防御陣地を突破するためには砲火力が必要、という観点が日本陸軍全体に欠けていたような気がするねー。
 このことは旅順攻防戦でより一層明らかになる。日本側が持ち込んだ砲火力は、山砲186門、攻城砲194門という話だったがその中で最大のものは15センチ榴弾砲16門、12センチ榴弾砲28門とまぁお寒いかぎりで、他12センチカノン砲、15センチ・9センチ臼砲という...まぁ、正直言えば攻城戦やるには心もとない始末だった。ベトン(コンクリート)で構築された陣地に対して効果がまだあったのは15センチ榴弾砲で、足りない上に威力も少ないのでは旅順攻防戦であれだけ屍山血河つくるのも無理はない。ここでも問題だったのは日本の手にあった砲が信頼ならず、ついでに数も少なかったのだ。持ち込んだ二十八糎砲(28センチ榴弾砲)にしたって、6門(4門)とも言われており数が少ない。ついでに言えばもともと要塞砲として装備されていたので、砲弾は艦船向けであり地上目標に適していたものは少なかった。これまた不発弾も多く、撃ちこんだ不発榴弾がロシア軍兵士によって綺麗に並べられていた、というぐらいだからなんというか...。
 旅順をめぐる戦いは本来なら火力で粉砕しつつ進めばよかったのだが、203高地をめぐる戦いでも軽量砲では役に立たず結果的に28センチ榴弾砲を投入して決着をつけている。前に陸自の中の人がいみじくも語っていたように、「乃木将軍だろうが誰だろうが、あの日本陸軍の編成では旅順は大損害を覚悟しないと突破できないんだよ」という意味が合点がいく話でもある。
 その後も砲兵火力は門数不足と砲弾不足と威力不足と粗製乱造による不発弾とまぁ四重苦に苦しみ、黒溝台の戦い・奉天会戦とロシア兵の白兵戦・コサック騎兵に苦しみつつも、歩兵の運動戦と防御においては機関銃の有効性によって局面を打開していくことになった。砲兵も現場改良を重ね、対砲砲撃のために防循などを付けるなどしていたが、歩兵にしてみれば怯懦の現れとしかとらえられなかった。何しろ日本側の砲火力に決して屈せずロシア兵が突入してくるのだから、砲火力に頼らずとも精強な兵力があれば行けるのではないか?と思っても無理はない(観戦武官たちは決してそんなことは思っていなかったのだが)。

 日露戦争後、日本陸軍はアテにならない砲火力に見切りをつけ白兵戦に傾倒する羽目になる。多額の金を注ぎこんだ砲火力よりも白兵を主体とする歩兵であれば訓練次第で精強になる。安価でかつ能力が高い...と考えたのも無理はなかった。経験が正しい結果を導くわけではないという証でもある。

 日露戦争の大規模な再現となった第一次大戦については語るまでもなく、(司馬遼太郎氏はクリミア戦争などで乃木将軍が学ばなかったせいだ、というが、その一方でWW1の各国軍の将軍たちも日露戦争から学んでないとも特筆してもいいかもしれない。極東の戦闘経験は誰も真剣に読まなかったかもしれないのだが)、
1)よく構築された陣地に設置された機関銃などの弾幕射撃に歩兵による大規模攻撃は対抗しきれない。
2) 突破するためには砲火力が必要。だが、構築された陣地の突破を確実にするには周辺も含めた準備砲撃が不可欠。
3) ただし準備砲撃をすればするほど防御側に突破(予定)箇所への部隊終結の時間をを与えてしまう。
3) 少数の歩兵による浸透突破戦術は有効的だが、歩兵単独では突破しても展開する能力に欠ける。
4) よって装甲に守られ不整地を突破し機動力もある戦車が有効
5)とはいえ、戦車単独では機械的信頼性に欠け対砲兵、対戦車壕を突破できない。
というジレンマはどの国も抱えて解決の手段を見出せないまま(これは日露戦争も同様)、苛烈な総力戦と莫大な人的損耗の果てに収束したという欧州戦の衝撃は結果的に国内まではとどかず、相も変わらず火力に対する不信感は根強かった。

 一方、ドイツはフランスの戦車にしてやられた経験がぬぐえず、戦車を装備し、馬の代わりに車両を用意し歩兵を随伴させ、失われた砲火力を航空兵力による近接支援でどうにかしようと考える。また、塹壕に拘束される戦いを嫌い、運動戦を求めるようになる。一方のフランスは日本と同程度に明後日の方向、(人的損耗に耐えられなかったという面もあるけど)より強固な陣地の確立が必要不可欠と舵をとってしまい、WW2劈頭にドイツにまんまとしてやられしていまうわけだが。

 そのころの日本といえば、戦車に期待するとこ大だったようですが、1933年に編成した戦車連隊二個、34年には歩兵連隊1個・戦車大隊2個・砲兵大隊1個からなる(歩兵もトラックに乗って移動し、砲も車両で牽引する)機械化旅団(おおっ!)である「独立混成第一旅団」が編成されるものの、1937年の日中戦争劈頭に何もない平原においても歩兵を乗せたトラックに戦車が追随できなかったり、部隊は集中運用してこそがキモなのに分散して使って攻撃不足などガッカリ感ハンパなしで結果的に解隊。戦車は歩兵直協しか考えない羽目に。ああ、どうしてそこで...せっかく時代の先鞭つけて機械化したのににににに!(悶絶)
 (大体、戦車が壊れやすいもんだという認識が欠けていたとしかいいようがないですが) 

 ついでに言えばこの当時、もうひとつの大問題が生じていて日露戦争に使用した三八式野砲の後継開発に失敗していたりする。
 フランスのシュナイダー社が開発した九○式野砲が導入されるものの、過大な重量を疑問視した参謀本部が要らぬチャチャを要れ、蓋をあけてみれば弾道特性は三八式野砲と変わらない九五式野砲が開発されたというわけ。
 欧州列強では第二次世界大戦初期でも運用する低弾道・高初速など対戦車砲にも転用可能な砲を運用していたのだが...。日本においては砲の技術レベルがそれほど高くなかった(求められていなければ技術レベルも上がる道理がないのだが)のも一因ではある。
 蛇足で書けば現場は九○式野砲のほうを求めており、結果的に有効だたのはこちらのほうだった。というオマケつきで、その後、三式中戦車チヌにも搭載されるのは陸軍好きなら知っての通り。

 かくして迎えたノモンハンの戦いでは砲兵、戦車、歩兵、三者とも手痛い羽目になったが不思議と砲兵、戦車は頼りなし、という意見がまかり通り歩兵により注力していくこととなる。相変わらず歩兵も甚大な損害を受けたのだが、砲撃に耐え拠点を守り抜き、かつ白兵突撃を敢行してそれ相応の戦果を得た、という判断だった。ただし、実際は戦域正面を砲兵火力が攻撃し、側面を機動力に優れた戦車で突進。後方の砲兵を攻撃するというソ連側戦術にいいようにしてやられたのも事実で、日本陸軍はこれを防ぐ手立てをもちえることはかなわず(ドイツの戦車活用で戦車はまだしも)砲兵の斜陽化に歯止めはかからなかった。
 ここでも経験は正しく理解されることはなく、自分達のスタンスの裏付けと捉えられていたのがわかる。
...まぁ、日露戦争後、宇垣軍縮でコンパクトにまとまった砲火力も足りないまま、その後の大拡張でこれまたさらに力不足となったままで第二次世界大戦に突入するのですが...

結局、日本の白兵戦に対する異様な執着度は、それを打開するチャンスが数あれど、なぜかそれをスルーしてしまうというアイタタな展開が...もう。え、どうして? つまり簡単にいうと砲と弾薬が世界レベルに到達せず日本にそれだけの技術力が無かったからなんですよ(吐血)。
じゃなかったら小銃から大砲に至るまで日露戦争レベルでろくすっぼ進化しないなんてありえませんって...。なんていうかWW1~WW2まで、世界での趨勢とまったく乖離した日本陸軍のダメさ加減がこれでもかとわかるように...。

というわけで、「兵器と戦術の世界史」は日本陸上自衛隊幹部学校向けに書いた記事を編纂したものなので、日本陸軍がどうしてアれすぎたのか、世界の趨勢と対比できてよいです。ドイツ軍の砲兵軽視とかやっぱ防御には砲火力しかないのよ、とか痛いほどわかりました...。

まとめ。
・歴史的に、移動力・攻撃力(火力)・防御力のせめぎ合いの中で兵種が生まれ、そして消えていく。
・良く整備された陣地を突破するためには砲火力の支援と、歩兵・陣地の防御陣を突破しうる機動力が必要。すなわち戦車である。
・反対に防御側も良く整えられた陣地と砲火力があればしのぎ得る。ただし対戦車能力は必須だが。
 朝鮮戦争の中国参戦による白兵突撃に対して国連軍が戦争後半、VTヒューズ+防御側歩兵を陣地に収納させ鉄の梅を降らせて粉砕したことからも分かるように、火力で圧倒できないかぎり防御側を突破することは難しい。
・航空兵力は砲火力の代替えに一部はなるものの全面的に置き換わることはできない。ミサイルも同様。
・現在、今に至るまで装甲騎兵に対して歩兵による長槍方陣陣形のように歩兵が戦車を攻勢で打ち破れる能力は獲得されていない(防御としては対戦車ミサイルがあるが携行性にかける)

 さて、そういうことをひっくるめると元日本陸軍の堀栄三氏が語った言葉に集約されるのです。
「鉄量を破るものは突撃ではない。ただ一つ、敵の鉄量に勝る鉄量である」と。

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 さて、本そのものは非常に勉強になりました。ただ、この他にも色々ヨーロッパ、あるいは戦争全般の流れを踏まえておくといいかもしれません。

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 最後に日本の陸軍、もとい現在の陸上自衛隊が牽引砲とはいえ155mm(15.5センチ)榴弾砲を、開発元の英国、イタリア、ドイツの三カ国配備数と同じ422門という破格の配備を行っていたのは、確かに「防御側に砲火力があるかぎり...」の原則に則ってます。ただ機動力に欠けるので、火力戦闘車なんて開発していますがね...。
 2018年に開発終了ってカンジだから配備数と配備スピード考えるとねぇ(ため息)。
 いっそアメリカが配備してるM777 155mm榴弾砲(FH-70の重量7tオーバーに対してこちらその半分!の3tちょっと。UH-60で吊り上げ移動が可能というスバらしい軽量砲ですよ!)をライセンス生産してリプレースしたほうがいいんじゃね、とか思うんですがね...。どうも陸自って砲火力は今いちアメリカのアテにしてないななあ。空挺向けの120mm迫撃砲もフランス製だっけ...。
 
※Twitterでもつぶやいたのですが、その文章を元に加筆・修正しています。


2014年3月4日火曜日

20140304の記録

#友人と徒然会話。
自分よりさらに上手な模型を趣味にしている友人との会話。
「そーいや3Dプリンタ、あるじゃない? あれって模型に生かしているのかね」
「材質の問題があるからなぁ。ちょっと厳しいのよ」
「でも3Dスキャンとプリンタがこれだけ普及してきたら、プラモデルというか模型も変わりそうだよね。コスト度外視すれば、どんだけマイナーな機体とかでもモデル化可能じゃない。金型の痛みとか気にしないでもいいし」
「うーん、たとえば某キャラもの主体にしているメーカーのプラモデルの材質ってかなり悪いのよ。海外のメーカーも及ばず。田宮とかはさすがにいい材質使っているとは思うけどさ。今の3Dプリンタで立体化する材質がちょっと良くないかぎり、まだまだなー」
「ガレキとかは? キャストじゃなくても3Dプリンタで小物はアリだと思うけどね」
「まだまだ。精度がなぁ。これもプリンタと同じでいずれは解決すると思うけど」
「スケールモデルはまだまだムリかぁ。キャラものだったらイケそうだけどね」
「ああ、それは言える。バンダイもわりとニッチな層でも相手にすることはあるみたいだしね」
「まぁ、将来的には模型メーカーは3Dプリンタ用のモデリング販売とかになりそうだけどね」
「それはある。というより、ありそうなのは、今のキットのパーツ分解ごとスキャンデータが」
「なんたる二度手間汗;;」

二人して3Dプリンタの可能性をあれやこれやと論じておりました。印鑑とか楽じゃね?とかありましたが、まぁ、あんな印鑑の文字部分はさすがに無理かなぁという結論に。
いずれにしても時代が変われば趣味の形も変わる。木製のソリッドモデルがプラスチックのプラモデルに変わったように、いずれは違う形になるのでしょうかねー。

#ウクライナ情勢
語るほどの話ではありませんが、報道を見ていて、あまりアメリカが強い態度に出ない、あるいは抗議しても真に受けられない現象は日本にとっても芳しくないシグナルなわけです。

無論、ウクライナの問題は正直『EUも米もアレコレと厄介ごとばら撒いてもう...。ケツもつ気ないなら騒ぎの種をばら撒くな。あとが厄介になるだけだと、シリアとリビア、エジプト、アフリカ諸国で思い知らなかったのかなぁ』という気持ちが強いです。アメリカは前からいろんなことに及び腰なので、本当に今回が色々な蹉跌にならなきゃいいんだけど。

ロシアにとって裏庭であるウクライナの、しかも要衝であるクリミア半島を失うなんてことを目の前で許すわけないじゃないの...とは思います。EUにとってはウクライナがすべてEUに靡かず、親ロシア派がこれほど多いとは予想外だったのかもしれませんがね。
ちょっと状況は注視するべきレベルになりつつあるかな、という感じですが。




2014年3月1日土曜日

20140301の記録

#ちょっとしたボヤき。
職場で前々から申請していた新しい機材が届きました。富士通のArrows TAB QH55。まぁ、Windows8ベースのタブレットでGNSS(GPS)機能つきで...と調べたら、これぐらいしかないんですね。で、セッティングしてたんですが...Windowsタブレットで設定するなら、最初にキーボードとマウスは必須です、これ(涙)。しょうがないから、USBハブもってきてマウスとキーボードつなげました...これでExcelとかOfficeのシリアルコード入力しか何かの嫌がらせでしかありません。

あと富士通らしく、いらんアプリがこれでもかこれでもかと。Win95とかWin3.1時代を最後に富士通とか国内でありがちなPCとか結構触らなくなったんですが、いまだにこれか汗;;と、アンインストールを連続。好きなアプリぐらいブート時に選ばせてほしいな。
あとはWindows本体の問題ですか、ほんとWin8.1プリスントールの設定はマジめんどいです。Microsoftアカウントに紐付されるとロクなことないので、ローカルログオンが基本なのは言うまでもなし。あとこのタブレット、アップデート前にカメラ起動させるとフリーズします(おおっ)。

動作感覚は新型Atomとはいえそこそこ。でも個人としてはもう少し描画廻りのパワーがほしいなぁ。やっぱりそこらへんi3かi5を搭載しているほうがいいでしょう。テスト機材にはいいけど、本格運用はCore i5モデルまちかなぁ。

さすがに二台目の設定はサクサクと終わらせましたが、さてWindowsタブレットで何をしようかってのは...一応守秘義務げほんげほんで、艦これやるとかそんなことじゃないですよ、絶対に!

#艦これ
大石英司先生まで艦これ始めちゃって遠い目することしかりなんですけど汗;;
まぁそれはともかく、こちらは淡々とプレイ中です。うちの鎮守府、戦艦・空母チームがLv80前後で、ケッコンカッコカリしそうにも果て無き道だったので、2月にはいって自分の一押し艦娘である霧島姉さんの集中育成中ですが、Lv98までいったところでLv99までの経験値数を見ておののきました、こりゃ果てのない戦いだ...。
横須賀鎮守府のガチンコ古参提督と演習すると、Lv125の瑞鶴とか、Lv120の曙とか、キミたちどんだけやってんだよ!というのが多すぎてもう...。
さて、ついこの間のアップデートで、神通さんがあともう少しで改二ですか。あとドラム缶を開発するのに、毎日10回は回してますが出やしねぇ...。大型建造もあきつ丸の前に、まず矢矧だろう、そして大和とコンビだよ、あたりまえだ!といわんばかりに、資源がALL20000を超える度に回してますが、一向に出やしません。うううーむ。艦娘枠も増加したのに、ここのところの艦隊編成任務でそれまで育ててなかった艦娘を再度集めたらあっという間にキツキツの枠となって、どうしたもんかと...。
そうそう、5-4はヌルくてあっというまにクリアできました。自分の場合は重重軽軽駆駆、あるいは最後の駆逐艦を大鳳(Lv50超え)を育成のつもりでいれて、途中撤退3回程度でクリア。途中、翔鶴とかドロップしたけどもうスペアもいるしなぁ。しばらくは育成とドロップ場として5-4めぐりしそうです。

#購入記録あれこれ
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意外とありそうでなかった太平洋戦争通史として各海戦における航路、戦闘詳細図も乗っているし、参加艦艇も艦娘で紹介されているという、わりと至れり尽くせり本。艦これに興味は沸いたけど、戦争全体の流れをどう知ればいいの、っていう人にはうってつけ。開戦から最後の残存艦艇までちゃんと乗っているから、どれだけの勢いで艦を喪失していったのか、レイテの負けっぷりのすさまじさが目に見えてヤバすぎますなぁ。
萌え本って、正直...という人もいるでしょうけど2千円以下の金額で太平洋戦争における日本海軍の戦いっぷりをわりと公平・中立の目線で語る本ってのは貴重だと思います。これ以上はちゃんとしたハードカバーとかで戦いの詳細を追いかけたほうが面白いかもね。

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で、上の本も結構ライティングに参加した内田 弘樹さんの作品がこれ。うん、艦これ小説本として非常に楽しめました。というか最後の引き。最後の引きがーっ! 続き、続きを読ませてくださいよ。いや、ほんと。

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1300円程度の単行本サイズでイラスト大目ですが、わりと説明が本格的なので、USSOCOMの部隊編成とか、空軍系特殊部隊とかの説明を目的に購入したのですが目的は達せられました汗;; 空軍系特殊部隊となると有名どころは東日本大震災の被災直後、津波と泥濘に埋まった仙台空港に進入して、あっとう間に回復の道筋を作ってしまった 第353特殊作戦群がわりと有名ですが、この本でも取り上げられてますが、さらりとした説明の中に「ち、ちょっと汗;;」というとんでもない記述があるんですよ。
まず横田まで進んだ部隊のハンヴィーは被災後3日後になんとか滑走路だけはクリーンにした松島基地に悪天候の最中、支援無しで着陸。そこから陸自と共同でまだ泥濘に使った仙台空港に進出。そこでさらに1.5kmでMC-130が着陸できる最低幅(つまるところ、機体胴体分でしょ?)を3時間で確保。過酷な訓練を突破したものだけで編成される戦場での航空管制官、CCT(コンバットコントローラー)のチームも同行していて着陸できるかどうかを確認。当然飛行場の設備はアウトですから、単独侵入です。1.5kmの最低幅でありながら着陸し必要な機材と物資を下す、と。
"着陸に必要なポイントはGPSで確認した"というわけで、報道でいわれたような強行着陸でもなんでもない。彼らにとって可能な状態にしてから着陸した。それだけの話の凄さが見えてくるわけです。(その後、アメリカ海兵隊も参加して急ピッチで飛行場の回復作業が行われるわけですが、割愛)
そんなワケで、萌えとかイラストとか抜きにしてコンパクトに今のアメリカ特殊部隊がまとまったいい本だと思いますねー。

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2014年2月28日金曜日

20140222の記録

意外や意外、書いてるの改めてみたら軍ネタ満載でやんの汗;; 駄法螺と思ってください。

#DEX、LCS、海自の未来は?
Twitterとかそのスジのblogで、LCS(沿海域戦闘艦)、そしてそれを意識して日本が建造しようとしているDEX(DE...護衛艦、主に地方部隊向け、海外ですとフリゲート艦扱いの後継)について色々と取り上げられてましたが、まぁ、自分もそうなるだろうと思っていた、『はやぶさ型(ミサイル艇 1000t)より大きくて、あぶくま型(現行DE 2000t)より小さいぐらい?』と思っていた艦艇ですね。これ、400億でできるんでしょうか。装備はある程度現行護衛艦からのおさがりとかを覚悟するにしても、数隻程度はフル性能でほしいですよね。あげくモノハル(単一船体)で40ktはちょっと色々ハードルが高い。
ただ、アレもコレもと欲張るよりはいっそバッサリ割り切ったほうが自分もいいとは思います。
アレもコレもと欲張り、パッケージ装備なんてやらかして頓挫してるLCS見ていると、防空能力はESSMよりもっと短いレンジのシースパローでもいいかもしれない。CIWSは1基程度。レーダーは高いマストに設置できるわけではないですから限定的、センサーは単艦に頼るのではなく僚艦やAWACS/UASとかの上空センサーとのリンクでもいいかもしれない。ほしいのは、1に高速に進出する能力、2に同程度艦艇が脅威に思える程度の砲火力とSSMミサイル。エリア防空は、後方からおっとりがたなで進出するであろう海自のナンバーフリートにまかせる。
(でも、それなら海保と似たりよったりだよね、とか思うけどさ...)
今のはやぶさ型ミサイル艇だと、長距離進出とかが難しいですから、せめて乗員60から80名、佐世保なら沖縄まで一気に、とか、沖縄から係争地域まで、とかそういう小回りの利くコルヴェット的な代物が求められているんじゃないの、と思います。

軍事研究のLCSの記事は、記事執筆者でアレコレとTwitterで飛び交ってましたが、手厳しい内容の記事ではあります。大体、LCSの前にコンセプトにあがっていたストリート・ファイター・コンセプトからしてみるとかなりリッチなシステムになっちゃって、というのが正直な感想で、どうしてアレもコレも欲張ってあぶはち取らずになっちゃうのかなぁという感想が拭えません。

日本には日本で求めれてるものがあるので、そこらへん予算との兼ね合いでちゃんと作っていただければいいのですが。妙なところで保守的な癖にトンチキなことやりたがる海自なんでヒヤヒヤですが。

#いままでのことで、これからのことを占うことのむずかしさ。

Twitterで書きそこねたことをちょっと備忘録的に書いておこうかと。

つらつらと中国が開発しているという空母キラーこと、対艦弾道弾ってどれだけ有効的なんだろう、そして対抗手段はあるのだろうか。ということを考えてみて、
1) どこを艦隊が航行しているのか索敵する能力はあるのだろうか。2) 目標位置を確認して発射したとして到達地点まで正しく、どれだけの弾頭ミサイルを投入すればいいのだろうか、またそれは数回行えるのだろうか。3) 対抗手段にどう対抗するのか?
がミソかなぁと考えていたのです。

たとえば衛星で察知すれば、と簡単に考えますが、衛星とて万能ではありません。常に見たいエリアの上空を通るわけじゃない。
まぁ、ここは理想的に考えて、ボトム警戒している中国側潜水艦がアメリカ空母打撃群を確認できたとして、浮上、通信ができた...としましょうか。位置を察知するのにステルスUAVという方法もありますか(どうやって位置を突き止めて、それが空母打撃群であるかを察知するのか、という点にはかなりハードルがあると思うんだけどね...)

次に中国本土の司令部がこれを受信、大陸にある弾道ミサイルを発射したとしましょう。
アメリカ軍のDSP衛星がこれを察知。大体30分もかからない猶予時間にどれだけアメリカ空母打撃群側が対応をとるでしょうか。とれるでしょうか。DF-21で2000km前後の射程だから、弾道弾のスピード考えると実際にとれるリアルクションタイムは察知から30分もないでしょうね。

大石先生の最新作「米中戦争」では、アメリカ軍の防衛手段が(おそらく想像こみで)描かれていましたが、1) イージス艦数隻によるジャマー展開(おそらく空中散布型?)、2) 航空機による迎撃ミサイルとかでしたね。実際はこれに近いような展開になるでしょう。あるいはイージス艦数隻を中心とした防空ピケットが空母打撃群より前方に進出してミッドコースフェイズで迎撃するかもしれませぬ。

で、ここから先は自分の想像なんですが、どうもこの手の艦艇向け弾道ミサイルってダイレクトヒットを想定しているようで、先の「米中戦争」ではMIRVばりに複数弾頭に展開、それぞれ速度差とかつけて突入攻撃をしかけてましたが、自分は別にダイレクトヒットで撃沈、みたいなのは狙う必要ないんじゃない、とここ数日考えてました。
MIRVみたいな多弾頭は必須といえど、誘導などさほど考えずある程度の高度まで高速に突入。その後架空戦記的鉄板ネタである昔の三式弾ではなくとも榴散弾的なもので、広範囲に破片、あるいは弾をばらまいて、空母甲板、あるいはイージス艦のセンサー、通信関係などを殺しにかかるのが妥当なんじゃないの? という気がするわけですよ。つまり目と耳を殺すだけです。
艦をダイレクトヒットで撃沈なんて目指すから話がややこしくなるし、超音速でどう誘導するつもりさ?というのが疑念になってましたが、誘導なんてせいぜいCEP(半数必中界)300~400mでしょうから、そこらへん割り切ってもいいんじゃないの、と思うのです。

ま、鉄の雨降らして、どれだけセンサー群を殺せるかは色々と思案のしどころでしょう。巡航ミサイルの飽和攻撃するならチャフとか欺瞞装置でもいいかもしれません。そこで巡航ミサイルの飽和攻撃が出来ればOKでしょう。それでなくとも接近拒否は可能になります。ただ、巡航ミサイル発射母機が安穏と空母打撃群まで近づけることができれば、ですが。(あと、その欺瞞にも関わらずターゲットを確定させることができれば、ですか)

一方、アメリカ軍はどうするでしょうか。

まず空母が最大速度で退避パターンをとったとしても最大30kt超ですから、発射されたあとの回避は難しい。やったほうがいいのは当然ですが。あとできるかぎり空母に襲来するミサイルを叩き落とすのが望ましい。MIRVで分裂される前、ミッドコースで撃破するのがいいのか。ちょっと難しいかもしれない。

とはいえ、アメリカ側も手がないのか、と言われるとそうでもない。何しろ日本じゃ10隻もないイージス艦があちらには大量にあるんですから。イージス艦数隻をコアにした前衛を空母打撃群前方に展開させておけばいい。前方スクリーンをはって中国の潜水艦、UAVの接近そのものを排除しつつ突入すればいい。また電子的なデコイも容易しとけばいいでしょう。中国軍側に目標海域の設定を指せなければDF-21であっても数発程度、損害は許容できるかと思います。
まぁ難しい話ではありますが。

とまぁ、ここまで考えて、大体空母がDF-21のレンジに突入することもあるまい、とは考えているんですけどね。接近拒否(A2D2)されたってストライクパッケージの侵入までは排除できまい、とは思うんですが...。

#戦闘機は不要なの? それとも?
最近、幾度目かの戦闘機不要論を目にしていたりしています。F-35の開発遅延とかグダグダが多分理由の一つじゃないかなぁとか思います。弾道弾防衛とか滑走路やられたらアウトじゃない、UAS(旧UAV)あるし、というのは理由としてはなるほどと頷けるのですが、それですべてが説明できるわけでもありません。

UASが活躍できたのは、ここ十年あまり米国の相手がそれほど濃密なセンサー、防空陣地ではなかったことでしかない。それにしたって、誤爆もあるし、ビン・ラディン追跡にあまりUASが有効ではなく(それ相応の対応策も依然ネットで報じられてましたね)、UAVだって万能じゃない。
大体、米軍側の通信網を阻害できるだけの相手ではないから、そういう事態に対してUASが有効かは実証されているわけでもない。

今の戦闘機が実現化したら、エースコンバットなんてゲームが成立しませんよ。何しろ相手の後ろに回ってロックオンする必要がない。オールレンジ、オールアタック。対地攻撃も同様で、機体各所のセンサー情報を統合して、自分の真下にあっても画像データとしてチェックして攻撃が可能ときている。

無論、自分もUASの有効性は疑いがないとは思います。ただ、一つが有効だからもう一方がダメという論じ方は今いち正しくないだろうとは思っています。一つの兵種、兵器が無くなっていくのは、それ相応の理由があって、一つには代替えがきくこと、コストパフォーマンス的に著しく劣ること、が条件になります。正直、まだそこまでは至ってないだろう、というのが自分の感想です。、

かってな想像を繰り広げると、戦闘機はこれからリッチかつファットになって恐竜的進化を遂げるかもしれません。それでもMk.1アイボールセンサーを備えた、UAS運用のプラットフォームになるんじゃないの、と思ってます。高脅威目標に対しての突入を命じたり、あるいは対空ミサイル満載とかて継戦能力向上とか、プランは色々でてくるんじゃないのーと。
UASが使えとしたら、AIなどの自己判断能力が...とか、こんなところで戦闘妖精<雪風>みたいな話でてくるとは現実もすすんだな、という横道の感想もあるんですがね。

(とはいえ純然とした制空戦闘機はもうトドメさされて、いまやマルチロールという名で生き残っている状態であることも確かなんですがね)

2014年2月17日月曜日

20140214の記録

#さて、日本はどうして防空システムにそこまで本腰いれなかったの?

いつも読む日記の人が、日本でどうしてアトランタ級防空巡洋艦みたいなのが出来なかったのか、という話を書かれていて、あーあー、そうだよね。秋月型駆逐艦で満足しちゃったよね。

一応日本でもコケた建造計画として、815号型軽巡がありましてね。5800t、長10サンチ4基8門というシロモノだったんですけど...うん、これなら、秋月型で行くと思うなぁ(苦笑)

大体、日本側も戦艦建造競争をどこかであきらめて傾斜戦略というか、航空兵力と水雷部隊に重点置こうとかしているわりに、自国の艦隊の防空についてはさほど...というのがこの、なんというか、海軍の組織自ら右手のやってること左手はしりません、みたいなノリになるのかよくよくわかりませんが...。まぁ、砲術畑とかいろいろセクショナリズムがねぇ...そのぉ...(ごにょごにょ)

とはいえ、やっぱり自分もRSBCの防空巡洋艦<石狩>にはあくなきロマンを抱くわけです。
一体全体どんなの?と疑問に思われた方はある方が書いてくれた防空軽巡洋艦、<千歳>のパッケージイラストをどうぞw
大体こんな感じですね。長12.7インチ砲(一応、長10サンチ後継)積んでる設定だったかなぁ。

ただこの手の防空艦って、結局は電探とリンクできる射撃統制装置(FCS)が必要不可欠で、そうなると日本のお寒いシステム設計だとなんともはや...という諦めが先に来るんですよ。
長十サンチでも毎分15発が目標で実戦ではそれを下回ったというから、4~6秒に1発ぐらいですか...VTヒューズもないと防空能力としては...だろうなぁ(嘆息)。
アトランタ級に積んだMk30.Mod0 (MK15・5in砲連装型)でMk.37GFCS、レーダー連動の射撃統制装置付きだからなぁ、ここらへんがなんとかならんと...。

#最近の買い物
kindleセールで買い逃したの購入。
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2014年2月6日木曜日

20140206の記録

ちょっとしたつぶやき。

実は昨日エントリを上げたあとに、追加として「やる夫はスカヴェンジャーのようです」を取り上げたのですが、どうもblogのほうに反映されない。リロード繰り返してもダメなんで、再構築かけてもダメ。むむむ、と思っていたら今日の朝、改めて読みこんだら反映と...いやはや。

そういや先日は札幌の不審物騒ぎで結構てんやわんやだった模様。
まぁ、多分に旅行者がちょっと買い物行くんでスーツケースをケーブルでくくりつけたりした結果だとは思うんですが、大変だなぁ、こりゃ汗;;
でも札幌市警察にも爆発物処理車両があるのか...(ゴクリ)。

そうそう、女児行方不明問題も無事解決して何よりでした。札幌市在住の自分ですが、意外や意外、隣の区であんなに不審者問題が起きているとは...。(一応、地元出身者として、いろいろ地域にアレやソレやの話があって、治安が悪い場所というのはそれ相応にあるのですが、差しさわりがあるのでかなりボカしています)

#ちょっとした与太話(主にガンダム方面)
ちょっと脳内でイジくり回しているネタがあって、人口何万いれば工業も賄える国家が成立するのだろう。と考えていました。国には様々なレベルがあって、第一次産業主体のところもあれば小規模でも工業が盛んで、一国で兵器まで作れる国も存在します。
さて、とWikipediaで調べてみました。まぁ、モデル国家でイスラエルが頭にあったんですが、イスラエルで現在800万人か。フィンランドが536万人。大体300万以上でなんとか工業もある国ができるかなぁという感じですね。東京都が1300万人ってのがスゴイ話なんですけどね。

で、です。ふと、ガンダム世界でサイド3の人口ってどういう設定さ。と思って調べてみたら、人口一億五千万!? サイド3で? まぁ、地球全体に戦争ふっかけるから、1970年代ぐらいの日本の人口程度はいるだろう、みたいな計算だったんじゃないかな、と思うんだけど、一億五千万もあって、月の経済圏を直近にあるなら、別に独立なんてしなくても経済圏を固めて緩やかにサイド間連合を成立させていけば、植民地的扱いから脱却しえたんじゃねーの汗;;
っていうか、一年戦争後に地球圏の人口28億をロストしてるんだから、もうこうなったら地球圏そのものが宇宙経済圏なくして語れないんじゃないの...あれれ、こうなるとUCのフル・フロンタルと言い分変わらないぞ、俺汗;;
というのも、出張中、本屋で戦時国債の本をパラパラめくっていたら、戦中の日本がかなり無節操に発行した戦時国債は結局戦後チャラになってんですよね。...それが許されるなら、ジオンの一年戦争後における共和国への道がどうして...戦時国債の負担に耐えかねて連邦は吸収しなかった、というくだりを採用した作品もあるけど、別になんとかなるかもね、それなら。という気分が。
無論、当時の連邦が各サイドにソ連並の単一産業化構造を強いていれば話は別ですがね、そこらへん経済的アプローチからガンダム世界の辻褄合わせする作品とか出てきたら、多分面白いかもよーとどこか遠くを見て叫んでみたり。
モデルはソ連崩壊後あたりを見ていればいろいろと出てきそうですよね。

以前出た<アナハイム・ジャーナル>の中ではありませんが、アナハイムの会長が言うように、べつに地球にアクシズ落とさなくたって、地球圏と宇宙圏の経済格差は早晩逆転していく羽目になっていたでしょうし、それでよかったんじゃ...。
(まぁ、物語はそういうことでは動きませんけどね!)


#購入記録追記
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B☆Wにて取り急ぎ積読。まぁ、今週あたり読むんじゃないかなぁ。



2014年2月5日水曜日

20140205の記録

Twitterでアレコレつぶやくとblogには購入記録がもっぱらになる予感も多々ありまして。

■面白ネタ
やる夫はスカヴェンジャーのようです
やる夫創作系の作品ですが、面白くてここ最近読みふけってました。こりゃ二次創作までできるのも頷けます。設定がなかなか凝っているのと、IAIの浪漫にしてやられますね。続き、読みたいんだけど、まだ先かなあ。

あと実は紹介しようと思っていた「シンジが瀕死の祖国を救おうと必死なようです」が先月末で連載中断となってしまい、残念でしたが作者にはお疲れ様でしたとしか言いようがありません。あれだけ無茶苦茶な情報を裁いて(安価でHoI+国家運営なんて、狂気の沙汰としか...)いたのので、多分いろいろ煮詰まってしまったんじゃないかなぁ。スレからも引退とのことでTwitterのアカも消されたご様子...疲れが癒えて、また物語を語りたくなったら、別アカでも構わないので、書きこんでみてほしいなぁ。

柴ドッグ提督は犬。」 from pixiv
艦これネタの漫画はpixivでも結構あるんですが、個人的に好きなシリーズの一つがこの柴ドック提督シリーズ。癒されます。未読の方は是非是非。

艦娘歳を取らない説」 from pixiv
ビリーさんの作品、いろいろあるんですけど是非最後まで読んで、こ、この、俺のこの気持ちをどこへもっていけばいいのだ!?と震えるのもいいかもしれません。

グラビアアイドル新時代の夜明けと10人の救世主たち」 from インサイター
tumblrとかワッチしてると、ここ数か月、吉木りさ率がへってきて、ここで登場している新時代のグラドルがちろちろ出てきましたね。ここらへん語ってしまうと自分のアレやコレがナニしそうなので、ちょっとリンク張るだけにしときますです、はい。

そうそう、吉木りささんと言えば、アイドルマスターに檄ハマリで、もはや吉木りさPと界隈で呼ばれているとか汗;; こんなところにまで...。

■政治ネタは禁忌。
ときどき呟いて、ああ、しまったと思って終息させてしまうんですがね。
こちらでため息交じりにつぶやくと、いくら国が違えど人と人との関係ですから、たとえそれが中国、韓国の人でも親しく話せることはありますし、そうであるべきだと思うんですよ。でも、それでOKなのかと言われるとそうでもないというか、隣人同士であっても憎しみにとらわれるととんでもないこが起きるということがままありまして、ユーゴとかの出来事を見ていると、民族間の憎しみ、対立というのは個人の関係性とはまた違う側面があるのかな、というのがあります。何事も簡単には行きません。
韓国が日本に求める「真情性」とは何か ?」 from HUFF POST
無論、そういう側面はあるだろうなぁとは思うわけです。ただ、それだけで今の韓国籍のある人達、あるいは海外で起きていることを説明できるのだろうか、ちがうんじゃないの。というのがあって、難しいもんです。
韓国の一部の人達が求めていることと日本の大多数が感じていることにギャップが生じているような気がしてなりませんが、どうしたもんか。
ただ、リアル本屋で最近、対中国、対韓国に対する厳しい論調の本とか雑誌の棚に並んでいるのを見ていると、こう、なんていうか、もにょるというかなにがしか夢見すぎのような気がしていますよねぇ。夢見すぎだから、キミ達!と言いたいときもありますが。
(靖国話とか、戦後レジュームっていったい何を問題にしているのさ、とか、いろいろダメな側面とか何かとか、外交のシグナルとか読み違えてない、大丈夫?とかいう話は割愛してます汗;;)

あと、中国のように軍部は威勢よく装備をいろいろ更新していて、民間は抑圧してくる海外勢力は除外すべきと威勢のいい言葉ばかりで体制に対する疑問は抑制されている、政治家は威勢のいい軍部をコントロールできているように見えておらず、度々どうも内ゲバじみた政争だったり、海外から見て「そりゃ無理目だろう」みたいな論理をひけらかすような相手、どっかで見たことありません...1930年代の日本とは口がさけてもげふんげふんでしょうか。
ああ、あの頃、諸外国はこんな感じで日本を見ていたか。と思うと、そりゃ、国連だとかで言うこと聞けよ、キミ達。みたいなこと言いだしますわな...。マイルール優先なんだもの。

Twitterでも自分の主義信条とは若干相容れないなぁと思う人でもフォローしてTLで眺めています。時々イラっとくることもありますが、どうしてイラっとくるかを自分に問いかけてみると(まぁ、余裕があるときにかぎりますが)、いろいろと視点の問題とか察することがありますね


#購入記録
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今までリアル本でしたが、今回から電子書籍へとスイッチ。
買い逃しても、その場で購入してベッドの中で読めるのは楽ちんです。

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安定の作品です。またCDは聞いてませんががが。

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自炊するときに整理していたら、あれ、続き購入してないのね。と、地方出張時に見つけて購入しました。

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映画の感動がよみがえりますが、今週でるOSTのほうがいいんじゃないの汗;;という気がしないでもなし。衝撃だったのは、同梱されているBDが聴けなかったこと(PS3はOK)。
慌ててPC版のBDドライブのパッチあてましたけど、PowerDVD9じゃ聞けないのよね汗;;