2005年3月9日水曜日

TWW 第二十話「大いなるジレンマ」 “WE KILLED YAMAMOTO”

前回、諜報ネタで書こうと思いましたけれど、冗長すぎたのでオフにしてしまいました(w

今回はちらりとさわりだけでも書きたいものですが・・・。


タイトルを見て、おや?と思いましたが、案の定クマーの国防大臣にてテロリストの親玉、
シャリーフの暗殺がフィッツウォレス統合参謀本部議長から仄めかされることになりましたが、WW2以降、この手の指揮官殺しは"ヤマモト・
オプション"と呼ばれています。だからこそ、「We Killed YAMAMOTO」となったのでしょう。

太平洋戦争中期、山本五十六連合艦隊司令長官の前線視察を察知した米軍による作戦からはんを取られていますが(いや、
ことこの手の件については日本軍があまりにも無防備すぎたのですが)、この手のテロリスト支援者に対する暗殺のようなダーティ・
ワークは実際、アメリカの特殊作戦軍(USSOCOM)の主任務の一つでもあったりします。もっとも、
特殊部隊(SOF)といっても常日ごろ要人暗殺や敵地進入などを繰り返しているわけではなく、
現地の軍などを指揮したりする任務があるわけですが。


さて、今回、シャリーフと宗教関係者との会話が赤外線レーザーで傍受して・・・としてというくだりがありましたが、
諜報にも色々と種類があって、

・HUMINT(ヒューミント)人的諜報(今回のような工作員による情報聴取がこれにあたります)

・COMINT(コミント)通信諜報(前回の携帯電話からの傍受などはこれにあたります)

・ELINT(エリント)電子諜報(一昔前に話に上がったエシュロンとかもそうですね)

・SIGINT(シギント)信号諜報(実はWW2の昔から日本は定評あったりします。大韓航空機撃墜事件でも動きがあったとかなかったとか。
日本は別の問題があって正しく使えていないのですが)

・PHOTINT(フォティント)写真諜報(別にIMAGINTとも言う場合があるようですが、偵察機/偵察衛星による諜報です。トム・
クランシーの一連の著作や佐藤大輔氏の「静かなる朝のために」(日本のトホホな偵察衛星運用とかが笑えます。
って笑いどころはそこじゃないか^^;)。

とかを行って、ソースを集めます。ソースは様々な形に分解され、組み合わされ、
インフォメーションではなくインテリジェンスとして扱われるわけですが、これがまた情報の9割は、オープンソース、つまり、
政府告示や新聞などの情報を組み合わせて拾い読み、構築したりするようです。


さてさて、話も残りラストワン。大統領は暗殺計画にGOサインを出すのか。そして、C.J.の恋の行方、そしてジョッシュ(やっぱり、
その、なんだ、仕事で敵対するような相手を彼女にしちゃ拙かろうよ・・・)の恋の行方はいかに。楽しみに待つとします。ああ、
早いところ4thシーズンを!



1 件のコメント:

  1. こんにちは。
    > WW2以降、この手の指揮官殺しは"ヤマモト・オプション"と呼ばれています。
    そうなんですか~ そういう背景がちゃんとあったんですね。
    いつもいつも、ありがとうございます。

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