2007年2月2日金曜日

過酷な現実から目を逸らしたところで無くなりはしない。

長崎市 国民保護計画の「核攻撃対処」削除 非核自治体などに見解」 from 赤旗 to Web魚拓
NHKニュース 長崎市 核攻撃への対応を除外」 from はてブ
原爆アレルギーも大概に」 from 酔っ払いのうわごと

本当はNHKニュースから、と思ったんだけどもうリンク先がないよ! どういうこと?
それはともかく。
一読すると、ハァ!?ってな話しなのだが、

・国民保護法が定める保護計画の中に、核兵器攻撃に対する対処方法の記載があり、そこでは「核攻撃への対応としては、とっさに遮へい物の陰に身を隠すことや、上着を頭からかぶり、爆発地点からなるべく遠く離れることなどを記述しています。」ってなことが書かれているとのこと。
・被爆者団体などから「62年前の原爆の惨状とかけ離れた内容で、核兵器も大したことないという誤解を国民に与える」「核兵器から住民を保護する方策はない」と核攻撃を想定した保護計画を策定しないよう繰り返し長崎県にゴネる。
・長崎県は保護計画から核兵器攻撃に対する対応策をはずす。

…頭が痛いなぁ。

国が定めた対処方法についても非現実的な面もあるのだが、やらないよりはやったほうがマシだろう。確かアメリカ軍の対処マニュアルにも核兵器遭遇時の対処方法があり、似たような内容だったはず(手元にはないが)。つーか、それしか手はないわな。
運がよければ風上側に移動できればよし。そのあと、可能な限りくるであろう"黒い雨"から逃れるために屋根のあるところに移動。これぐらいかな。

例え直接的な保護方策がなかったとしても、被害を極限できる方法があればやるべきだし、できないからといって代替案を考えるわけでもなし、考えないとはどういう了見だろかなー。

たとえば、
「"直下型地震"への対応としては、とっさに"テーブルなど"遮へい物の"下"に身を隠すことや、上着を頭からかぶり、"火災発生"地点からなるべく遠く離れることなどを記述しています。」
としたらどうだろうか。

核攻撃を地震に置き変えても被害に対処する度合いの違いあるだけで避けられないシロモノだ。そうすれば今回のことがどれだけ脱力ものの対応なのかがわかるんじゃないかと。

言葉狩りのように、目の前から無くしたとしてもそれが現実から無くなるわけでもないのだがなー。

というわけで、メモとしては長くなったので、別エントリで独立。なむなむ。





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